陰の実力者になりたくて ゴースト   作:首都防衛戦闘機

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第10話 増援

ミドガル王都、孤児院

 

此処はミドガル王都の街外れにある孤児院。

 

ウル「お~いお前ら!・・・飯だぞ!」

 

ウルとリーゼが食料の入った荷物を持って孤児院を訪れていた。

 

孤児の少年「うお~ぃウルお兄ちゃんだ!」

 

孤児の少女「リーゼお姉ちゃんもいる!」

 

孤児の子供達が集まってくる。

 

リーゼ「元気してった?」

 

孤児院の少女「うん!」

 

子供達はリーゼにじゃれあい。

 

寮母「あらあら・・・態々いつもすみませんね!」

 

ウル「店の残り物なんで気にしないでください・・・それにこいつらには美味い物をたらふく食わせてやらないとな・・・」

 

ウルは孤児院の寮母に感謝される。

 

此処孤児院はミドガルや無法都市で行き場を失った子供達を保護している施設。

 

ウル達は、バイトの時間外にはいつも子供達の為に食料などを運んでいる。

 

ミドガル王都、酒場アオイ

 

リュドミラ「はい特性カレーライスとラムネです。」

 

ウエイターの仕事をするリュドミラ。

 

そんな時

 

カラン!

 

フードを被った2人組の客が入ってきた。

 

リュドミラ「いらしゃ、あっ!?」

 

リュドミラが2人を見て、驚きながらも、1人が銀色のアクセサリーを密かに見せる。

 

それは、マキの認識票だった。

 

それを見たリュドミラは、何も言わずに2人を奥へと通す。

 

ミドガル王都、酒場アオイ、台所

 

アオメ「・・・・」

 

奥の台所では、アオメが1人で切り盛りしていた。

 

すると

 

「アオメ!」

 

アオメ「!?」

 

先の2人が入ってきて、アオメの前でフードを取る。

 

アオメ「来たか!」

 

シオン「久しぶり!」

 

彼女の名はシオン

 

マキの構成員である。

 

そして、もう1人は

 

ルナ「お、お久しぶりです。」

 

彼女の名はルナ

 

彼女もマキの構成員であり、衛生兵でもある。

 

アオメ「報告は来ている・・・だが今ボスは外出している。」

 

シオン「残念だったなルナ!」

 

ルナ「はぁ・・・」

 

ウルがいない事に落ち込むルナだが

 

ウル「戻たぞアオメ!・・・おっ!?」

 

リーゼ「ただいま、あっ!?」

 

直ぐにウル達が戻ってきて

 

シオン「久しぶりボスにリーゼ!」

 

ルナ「お、お久しぶりですボス・・・リーゼ姉様。」

 

ウル「おお、来たかシオン、ルナ!」

 

リーゼ「シオン!・・・久しぶり!!・・・ルナちゃんも!」

 

シオン「ちょっど帝国での任務を終えたばかりだから!」

 

ルナ「わ、私は志願してきました・・・ぼ、ぼ・・・」

 

 

シオン「ボスに会いたかったんだて!」

 

ルナ「ち、違います・・・私はリーゼ姉様に会いたいと言ったのでありまして・・・け、決してボスに会いたいというんじゃないんですよ!」

 

ウル「全然言い訳に成ってないが・・・俺も会いたかったぜルナ!」

 

ルナ「はっ!?・・・きょ、恐縮です。」

 

5人は再会を祝うのだった。

 

 

しばらくして、辺りは夜に成り、ウル達はアジトに集う。

 

酒場アオイ、地下ゴースト本拠地

 

ウル「よーし!・・・これでようやく頭数が揃ったな!」

 

5人居たゴーストも、シオン、ルナを入れて7人に増強した。

 

リュドミラ「ところでボス!」

 

ウル「何だ?」

 

リュドミラ「シオンは兎も角・・・衛生関係のルナが何で増援に寄こしたの?」

 

リュドミラは、衛生兵であるルナを増援に寄こしたのか問う。

 

ウル「それはだな・・・彼女の魔術知識が如何しても必要だからだ・・・ユーリ!」

 

ウルはリュドミラにルナを呼んだ理由を言うと直ぐにユーリを呼ぶ。

 

ユーリ「はい・・・先日の事件で騎士団が教団のアジトからあるアーティファクトを回収したと言う情報を掴んだ。」

 

リュドミラ「アーティファクト?」

 

ユーリ「残念ながら騎士団には詳細が分からないらしい。」

 

ユーリは、騎士団がフェンリル派のアジトからアーティファクトを回収した事と騎士団には詳細が分からなかった事の情報を手に入れていた。

 

リュドミラ「其処でルナの魔術知識の出番手わけね!・・・でもウルなら分かるでしょ・・・何だって全ての魔術を極めてるんだから・・・」

 

ルナは医療の知識を持っているが魔術知識も豊富である。

 

だが、ウルも全ての魔術を極めているから回収されたアーティファクトぐらい分る筈だが

 

ウル「まあ、大体見れば分かるんだが・・・万一って事もあるからな!」

 

ウルも見れば分かるのだが、不測の事態の事を考え、一応ルナを呼んだ。

 

ルナ「そ、そんな・・・私の知識なんて・・・」

 

ウル「何言ってんだ・・・お前のお陰で、これまで解明された魔術は結構役に立ってるんだから!」

 

確かにルナのお陰で、転送法陣や防御魔法は、マキではかなり役に役に立っている。

 

リュドミラ「で、そのアーティファクトは今何所に有るの?」

 

リュドミラはアーティファクトが保管されている場所を問う。

 

ユーリ「今は魔剣士学園に保管されている。」

 

それに対して、ユーリはアーティファクトがミドガル魔剣士学園に保管されていると告げる。

 

リーゼ「う、嘘でしょ!?・・・よりにもよって何で学園なのよ?」

 

リーゼは何でミドガル魔剣士学園に保管されているのか問う。

 

ウル「それはな!・・・副学園長の娘であるシェリー・バーネットの存在が有るからだ!」

 

それに対して、シェリーの存在が有ると告げる。

 

リーゼ「彼女の事なら聞いた事が有る・・・確か王国随一の頭脳だとか・・・」

 

シェリーの噂はリーゼも知っていた。

 

ウル「おそらくアーティファクトを解読する気だろう・・・なるべく此方の手でだが・・・例のシャドウガーデンの動きも気になる・・・」

 

ウルは、なるべくならルナに解読して欲しいのだが、例のシャドウガーデンの動きも気になり、そう簡単には行かなかった。

 

ウル「まあ、それは後で考えるとしてだ・・・そろそろ時間だ!・・・此方も仕事に入ろう。」

 

それについては後で考えがる事にし、ウル達は人斬りを捕まえるべく、夜の街へと消える。

 

 

 

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