陰の実力者になりたくて ゴースト   作:首都防衛戦闘機

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第05話 拷問と解放後

ディアボロス教団、フェンリル派アジト、地下牢

 

その頃、アレクシアは、ディアボロス教団のフェンリル派のアジトの地下牢に監禁されていた。

 

アレクシア「はっ!?」

 

暗い牢の中で目覚めたアレクシアは、直ぐに自分がおかれた状況を見る。

 

アレクシア(魔力封じ・・・)

 

自分の手足は魔力封じの鎖に拘束され、更にベットに寝かされた状態。

 

そして、辺りを見回す。

 

付近には何もなく、唯何かの研究室だという事だけしか分からない。

 

そんな中

 

アレクシア(あいつは・・・)

 

堆、シドの事を思い出す。

 

その時

 

カチャ!

 

アレクシア「はっ!?」

 

隣で物音がし

 

アレクシア「誰か居るの?」

 

アレクシアは隣の牢を見る。

 

すると、隣の牢には、人間の姿を少し保った謎の生き物が居た。

 

アレクシア「はっ!?」

 

謎の生き物を見て、驚愕するが

 

謎の生き物は何もせず、反対側を向く。

 

アレクシア「はぁ・・・」

 

それを見て、アレクシアは安心する。

 

だが、安心も束の間、誰かが牢に入って来た。

 

謎の男「王族の血・・・王族の血・・・ようやく、ようやく手に入れた・・・」

 

男は、研究員の様な格好をし、ただ王族の血と独り言言いながらアレクシアに近づく。

 

アレクシア「ご機嫌よう・・・貴方が誘拐犯?」

 

そんな男にアレクシアは挨拶で返し、自分を誘拐した犯人か問う。

 

謎の男「王族の血・・・王族の血・・・」

 

だが、男は何も言わず、唯王族の血と独り言だけ繰り返し、注射器を持ち、アレクシアの腕に刺し、血を抜く。

 

アレクシア「聞いても良いかしら・・・私の血を何に使うの?」

 

血を抜かれる中、アレクシアは自分の血を何に使うのか問う。

 

謎の男「き、きき・・君の血は魔臣のち、ちち・・・魔臣を原点に蘇させる・・・は、ハハ・・・」

 

男は、アレクシアの血は魔臣の血だと言い、更に魔臣を蘇させるとまで言って、不気味に笑う。

 

アレクシア「成程・・・素敵ね・・・意味が分からないけど・・・」

 

アレクシアは、男が言う言葉に意味が分からず、唯血を抜かれる。

 

ミドガル魔剣士学園、騎士団本部、尋問室

 

一方、騎士団に連行されたウルとシドは

 

騎士A「ほら吐け!!」

 

ウル「うぇ!」

 

騎士B「お前らしかいないんだよ・・・犯人は!」

 

シド「うぇ!」

 

騎士の2人から酷い拷問を受けていた。

 

ウル「もう終わりか?・・・こんなんじゃ肩こりも治らないんだけどな・・・」

 

だが、ウルは拷問に耐え、逆に挑発する。

 

騎士A「貴様!舐めんな!!」

 

ウル「うぇ!!」

 

ウルに挑発され、ウルの拷問は激しくなる。

 

一方のシドは

 

騎士B「苦痛にもバリェーションを付けてやらないとな・・・」

 

そう言って、懐から銀針を出す。

 

シド「えっ!?・・・知らないんです!!・・・本当に何も知らないんです!!・・・もう許して・・・!!」

 

それを見たシドは、急に怖がり

 

シド「うわぁぁぁ・・・・!!うわぁぁぁ・・・!!如何か命だけは・・・お助けを・・・!!」

 

膝を指されて、ついに泣きながら命乞いまでする様になった。

 

騎士B「やれやれ今度は命乞いか?」

 

騎士A「そう言うのは聞き飽きているんだけどな・・・」

 

命乞いするシドに呆れる騎士2人。

 

ウル(こいつ情けね・・・)

 

そして、情けなく思うウル。

 

ディアボロス教団、フェンリル派アジト、地下牢

 

そんな中、地下牢に監禁されているアレクシアは

 

アレクシア「とっくに捜索が始まってる筈・・・姉様・・・」

 

血を抜かれる中、姉のアイリスの事を考える。

 

既に3回も血を抜かれ、貧血状態になりつつあるのに

 

謎の男「ヒヒヒ・・・」

 

男は容赦なく血を抜くのを舐めない。

 

更に注射器を持つ

 

アレクシア「あまり血を抜かれると困ってしまうの・・・私まだ死にたくないもん!」

 

それに対して、アレクシアは命乞いをする。

 

謎の男「ひ、ひひ・・・分かってるよ・・・たくさん欲しい・・・だから、何時までも抜ける様にする・・・」

 

だが、男は分かっているのか、それでも血を抜くのを止めない。

 

アレクシア「ええ、そうして頂戴・・・」

 

アレクシアは、男の言う通りにする。

 

謎の男「こんな、こんな筈じゃなかった・・・全部馬鹿共のせいなんだ!」

 

男は急怒り出す。

 

アレクシア「そうね、私も馬鹿は大嫌い。」

 

謎の男「僕の、僕の、研究所を破壊していって、其処から次、次と・・・あああぁぁぁぁ!!」

 

アレクシア「可哀想に、大変だったのね。」

 

そんな男に同情するアレクシア。

 

謎の男「そうだ、そうなんだ!・・・ぼ、僕の研究が後少しだっのに!・・・あ、後少しで完成させなきゃ、ぼ、僕は破門だ!破門だ!」

 

如何やら、何者かによって施設を破壊され、あと一歩のところで台無しにされ、更に破門される事に腹をかいていた。

 

アレクシア「そんな、酷いわ・・・」

 

アレクシアは更に同情する。

 

謎の男「ちくしょう!ちくしょう!!ちくしょう!!・・・役立たず!役立たずが!!」

 

それでも男は、怒り狂って、鎖に繋がれた化け物に近づき、蹴り飛ばした。

 

何度も、何度も蹴り飛ばし、踏みつけた。

 

化け物は、唯丸まって動かなかった。

 

そんな男に対して

 

アレクシア「私の血を抜くんじゃなかったの?」

 

アレクシアは、自分の血を抜くんじゃなかったのかと言うと

 

謎の男「そうだ、君の血・・・君の血・・・忘れてた!」

 

男は、蹴り飛ばすのを止め、隣の部屋から1個の皿を持ってくる。

 

アレクシア「何それ?」

 

アレクシアは、何かと思いきや、それは唯の飯で

 

謎の男「血の量が減ってきている・・・食べさせるのを忘れていた。」

 

アレクシア「うっ!?」

 

男は強引にアレクシアに食わせる。

 

男の強引にアレクシアはもがきながら飯を食う。

 

ミドガル魔剣士学園、騎士団本部、アイリスの執務室

 

その頃、誘拐されたアレクシアの捜査をしている騎士団では

 

アイリス「下がって構いません!」

 

騎士から報告を受け取るアイリス。

 

騎士「はっ!」

 

報告書を提出した騎士は、そそまま退出し。

 

アイリス「お待たせしました。」

 

扉が閉まり、アイリスは待たせていたゼノンを呼ぶ。

 

アイリス「ゼノン侯爵・・・協力感謝します!」

 

アレクシア誘拐事件の協力に感謝するアイリス。

 

ゼノン「いえアイリス王女・・・おそらく学園の敷地内で起きた事件ですから、私にも責任はあります。」

 

ゼノンは目を伏せて悔しそうに唇を噛む。

 

アイリス「あなた個人の非を問う者はいないでしょう・・・今はアレクシアを救う事が最優先です。」

 

ゼノン「そうですね!先ずは妹君を!」

 

ゼノンは開き直り

 

アイリス「それで・・・ウルムナフ・ヒューガとシド・カゲノーという2人の学生が犯人である可能性が高いそうですが?」

 

アイリスは、ウルとシドが誘拐犯である可能性が高いのか問う。

 

ゼノン「状況的に2人が怪しいのは事実です・・・しかし2人の実力では、アレクシア様を襲ったところで如何にかできるとは思えない。」

 

それに対して、ゼノンは、2人が怪しいのは事実だが、2人の実力ではアレクシアを襲う事は無理だと言って、2人を庇おうとする。

 

アイリス「5日の尋問にも口を割らなかった・・・ですが釈放後も監視は続けさせて貰います。」

 

ゼノンの報告を聞いて、アイリスは2人を監視付きで釈放する事にした。

 

ゼノン「可能性が有る以上、そうすべきでしょう・・・唯私は2人を信じたい!」

 

ゼノンは、アイリスの決定に賛同しながらも再び2人を庇う言葉を言う。

 

アイリス「私も妹の学友を疑いたくもない・・・2人については報告を待ちましょう。」

 

そんなゼノンにアイリスも同じ思いで、2人については、監視の報告を待つ事にしたが

 

アイリス「それにしても・・・はぁ・・・妹が誘拐されていると言うのに、私に動かせる人員が少なすぎる!」

 

アイリスは、妹のアレクシアが誘拐されていると言うのに、自分に動かせる人員が少なすぎる事に不満を抱いていた。

 

ゼノン「アイリス様が並みの騎士よりお強いとは皆が知るところ・・・しかし、王女である以上、狙われる身でもあるのですから・・・」

 

ゼノンの言う通り、アイリスは王国最強の騎士でもあり、王女でもある。

 

その為、狙われ易いので、上層部としては、彼女の処遇が難しい。

 

アイリス「上層部としては扱いづらいでしょうね私は!」

 

自分が扱いづらい事にアイリスは納得している。

 

ゼノン「お気持ちは分かります・・・私にできる事が有るなら何なりと!」

 

そんなアイリスにゼノンは同情し、自分にできる事が有るなら何なりと、アイリスに救いの手を伸ばす。

 

アイリス「ならば是非、学園の秩序維持にも力添えを・・・」

 

それに対してアイリスは、学園の秩序維持にも協力するよう頼む。

 

ゼノン「生徒は全員外出禁止・・・授業以外の時間は寮で待機させています。」

 

ゼノンの報告を聞きながら窓の外を見る。

 

ミドガル魔剣士学園、騎士団本部、入口付近

 

クレア「弟を!・・・シドを助けに行くのよ!・・・邪魔しないで・・・」

 

入口付近では、クレアが弟シドを助ける為、本部に殴り込みをかけていた。

 

生徒「クレア様落ち着いて・・・」

 

殴り込みをするクレアを必死に止める生徒。

 

クレア「私は冷静よ!」

 

それでもクレアは殴り込みを止めず

 

ローズ「如何なる理由が有ろうと、外出は認めません!」

 

更には、それを止め様と生徒会長であるローズ・オリアナまでもが出張って来た。

 

そんな中

 

リュドミラ『それで・・・ボスの状況は?』

 

リーゼ「まだ取り調べ中だけど・・・まだ何も変わった事はないわ!」

 

敷地の裏で様子を見ていたリーゼがブレスレットタイプの無線機で本拠地に居るリュドミラに現状を報告していた。

 

町・酒場アオイ、地下ゴースト本拠地

 

リュドミラ「まあ尋問に強いボスの事だから・・・大丈夫だと思うけど・・・」

 

リーゼ『そうだね!』

 

リュドミラ「全く・・・考えが甘いのか・・・ボスには困ったもんだわ!」

 

ウルに呆れるリュドミラ。

 

リーゼ『そう言わないで・・・元々無理な任務だったし・・・それに対応できなかった私らだって悪いんだから・・・』

 

リーゼの言う通り、元々監視任務は暗殺にとうかしたゴーストには不向きだったし、それに対応できなかった自分達に理が有る。

 

ウルだけを責める事は出来ない。

 

リュドミラ「はぁ・・・そうね・・・」

 

その事は、リュドミラも仲間として分かっていた。

 

リーゼ『あっ!?・・・何かあったらまた連絡するね!』

 

何かあったのか、リーゼは通信を切る。

 

リュドミラ「アオメ!」

 

アオメ「了解した。」

 

ウルの拘束に伴い、ゴーストも密かに動く。

 

ミドガル魔剣士学園、騎士団本部、アイリスの執務室

 

再び、騎士団へ

 

ゼノン「多少の例外は有るのですが・・・」

 

アイリス「生徒の安全については、引き続き任せます。」

 

ゼノン「おうせのままに・・・」

 

ゼノンは退出する。

 

アイリス「弟の為にか・・・」

 

ゼノンが退出した後、アイリスは窓越しからローズとリーゼに抑えられるクレアを見て、アレクシアの事を思う。

 

アイリス「家族を思う気持ちは同じ・・・あの頃は、剣を交わすだけで心が通じ合ったのに、今は・・・何時だったかしら?・・・最後に話したのは・・・」

 

かつては仲の良い姉妹だったが、いつからか、すれ違ってしまった。

 

もう何年も話していない。

 

アレクシアの無事を祈りながら調査を続けるアイリス。

 

ディアボロス教団、フェンリル派アジト、地下牢

 

騎士団が捜査する中、地下牢に監禁されているアレクシアは

 

アレクシア「・・・・」

 

服は汚れ、腕は血を抜かれて傷だらけ

 

それでも正気を保ちながら、宛ての無い救援を待つ。

 

騎士団本部、入口付近

 

拘束から5日後、ウルとシドはようやく釈放された。

 

ウル「いて!?」

 

シド「!?」

 

だが、パンツ一丁で乱暴に背中を押され建物から追い立された状態

 

更に後から荷物が投げ捨てられた。

 

騎士A「おら、さっさと行け!」

 

そう言って、騎士2人は去る。

 

ウル「全く・・・あのクソ騎士め!・・・人を何だと思ってるんだ・・・」

 

騎士愚痴を言いながら、ウルは服を着る。

 

シドの方は、黙って服を着る。

 

そして、寮へと帰る。

 

途中、2人はいつもの通勤列車に乗る。

 

通勤列車、車内

 

車内で座っていると向こうで、此方を伺っている2人が見える。

 

ウル(尾行か・・・)

 

ウルは、尾行の2人に気づかれない様に

 

ウル「お前も災難だな・・・ジャジャウマ王女のせいでこんな目に遭うなんて・・・」

 

気を逸らす。

 

シド「いえいえ・・・そんなの僕慣れてますから・・・」

 

シドもそれに答えているのか、話を合わせようとする。

 

ウル「そうか・・・全然見えないけど・・・まあ、お互い気を付ける事だな・・・」

 

しばらくして、2人は列車を降り、尾行も降りる。

 

途中で2人は別れる。

 

2人が別れた後、尾行の2人は、その後不明。

 

ウル(このままアジトへ行くのは不味いな・・・)

 

シドと別れたウルは、酒場アオイに行かず、そのまま寮へと帰る。

 

安アパート、ウルの部屋

 

寮に戻ったウルは、そのまま部屋に戻ると

 

アオメ「ボス!」

 

ウル「アオメ!?」

 

何故かアオメが居た。

 

ウル「何で此処に居る?」

 

アオメが何故此処に居るのか問う。

 

アオメ「ボスの警護だ」

 

アオメはウルの護衛で此処にいる様だ

 

ウル「はぁ・・・警護はいらねぇよ・・・それよりお前此処に居て良いのか・・・尾行が・・・」

 

護衛などいらないと言いつつ、ウルは、尾行が居るとアオメに警告したが

 

アオメ「尾行はいない!」

 

ウル「何!?」

 

何故か尾行が居ない。

 

アオメ「此処に入る時とボスが帰る途中も見たけど・・・尾行の姿が無かった。」

 

如何やらアオメは、ウルが此処に帰るまで、護衛していた様だ。

 

その間、尾行の姿が全く無かった。

 

ウル「可笑しいな・・・奴と別れるまでは居た筈なんだが・・・」

 

尾行の姿が突然消えた事に疑問を抱くが

 

ウル「まあ良いか・・・取り合えず・・・リーゼ、リュドミラ聞こえるか?」

 

それは後にして、ウルは隠していた通信機でリーゼとリュドミラに連絡する。

 

リーゼ(ウル!?無事だったのね!)

 

ウル「ああ、そっちは?」

 

リーゼ(寮に居るけど・・・)

 

リーゼの方は、寮で待機している。

 

ウル「リュドミラ状況は?」

 

ウルは、アジトに居るリュドミラに現在の状況を聞く。

 

リュドミラ(早速状況確認・・・その前に何か言う事が有るんじゃないのボス?)

 

だが、その前に何か言う事が有るんじゃないのかと言うリュドミラ。

 

ウル「な、何だよ?」

 

リュドミラ(私達に黙って、先走りした事・・・今直ぐ此処で謝りなさい!)

 

それは、ウルが先走って、ゼノンを脅して、逆に捕まった事を謝罪しろと言う事だった。

 

ウル「はぁ、何で?」

 

それに対して、何でと言うウル。

 

リュドミラ(どれだけ心配したと思っているの!!・・・いっそ見殺しにしても良かったのよ・・・)

 

囚われたウルをいっそ見殺しにしても良かったと脅すリュドミラ。

 

ウル「くそ・・・ああ悪かった・・・これでどうだ!」

 

結局、ウルは謝罪する。

 

リュドミラ(ふん・・・まあ良いわ・・・状況はとても悪いわ・・・アレクシア王女を誘拐したのは、教団のフェンリル派なのは確実なんだけど・・・)

 

謝罪を受け入れたリュドミラは、状況を報告する。

 

今のところ状況は悪く。

 

アレクシア王女を誘拐したのは、教団のフェンリル派である事は確実。

 

ウル「奴らは、ジャジャウマ王女何か誘拐して、如何する気なんだ?」

 

ウルは、教団がアレクシア王女を誘拐して如何するのか問う。

 

リーゼ(それについては分からないけど・・・おそらく狙いは王族の血!)

 

するとリーゼが、その疑問に答える。

 

ウル「王族の血?」

 

リーゼ(彼女だって王族の1人だし・・・それ程の魔力を持っているから・・・多分・・・)

 

アレクシアとって、王族の1人。

 

それ程の魔力も持っている。

 

だから、教団は彼女の血を求めているのだろう。

 

ウル「・・・で、王女が捕らわれている場所は分かるのか?」

 

ウルは、アレクシア王女が捕らわれている場所が分かっているのか問う。

 

リュドミラ(それに関しては、今ユーリが調査しているけど・・・雅か助ける気なの?)

 

アレクシア王女の監禁場所については、現在ユーリが調査中だったが、監禁場所が分かれば助ける気なのかと問う。

 

ウル「まあ、ジャジャウマ王女を助ける気はないが・・・見捨てると将軍が五月蠅いし・・・それに俺をこんな目に遭わせた借りを返さないとな・・・後で合流する。」

 

それに対して、ウルはアレクシア王女を助ける気はないが、カナンに叱られるのは嫌であった。

 

それに自分をこんな目に遭わせた復讐もしたかった。

 

リーゼ(了解!)

 

リュドミラ(了解!)

 

後で合流すると言って、通信を切り、ウルは夜を待つ。

 

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