吉良涼介のブルーロック(仮)   作:たかみね

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昨日は投稿できず申し訳ありませんでした。

チームWってよくよく考えたら突破の可能性残ってるよねって思ったのが、この話を書くことになった理由。予定外だったので、予想以上に時間がかかりました

高評価と感想はモチベになりますのでぜひよろしくお願いいたします。


チームY VS チームWの試合結果とゴールの方程式

チームZとチームVはここまで全勝同士。チームWの結果次第で、どちらも引き分け以上で勝ち抜きを確定する状態、そんな中で一足先に始まったチームY VS チームWの試合。

 

勝てばチームZとチームVの試合結果次第では、得失点差で勝ち抜きの可能性が残るチームWの選択は、当然のように勝ちに行くというもの。それに対してチームYは敗退が決定でチーム得点王に可能性を賭けるために一点でも多く点を取りにいくというものだった。

 

そんな中での先制点は…チームY。

 

3-5-2で試合を開始したチームYが冷静に西岡、鰐間兄弟をマンマークで試合の中から消すとお得意のカウンターアタックを発動。大川の強引ともいえるフィニッシュはシュートブロックされるが、これに二子が詰めて先制ゴール。

 

これにチームWは動揺した。冷静だったのは、西岡ぐらいだったのはないだろうか?

 

チームYは西岡に田中をマンマークにつけながらボールの奪い所を明確にしてきた。すなわち鰐間兄弟と西岡のホットライン。鰐間兄弟がリトリートで、スペースを消されると西岡を使おうとするが、これを二子がパスカット。そして、ワンタイムキルサイドアタックの改良版が発動。これにチームWがバタついたところを長い距離を攻めあがった二子がフリーになったところに田中がパス。そして強引な突破からシュートを決めて見せた。

 

二子の覚醒となる2ゴール。

 

これに覚悟を決めたチームWはラインを高く保つと共に二子と田中にマンマークをつけることで対応。そして、石狩のポストプレーから大川が抜け出すが、これを読んでいたチームWがスライディングでパスカット。そしてチームYのお株を奪うカウンターアタックで西岡が抜け出して起死回生の一発となるゴールを決めて見せたが、ここから試合は膠着。

 

このまま前半が終わるかと…思った矢先だった。なんと西岡が中盤の底まで下がってゲームメイクに参加し始めたのだ。これに鰐間兄弟が呼応。この三人の息があったパスワークから最後には、鰐間兄が抜け出した所に西岡からのラストパス。そして鰐間兄が冷静に決めて見せた。

 

ここで前半戦終了。勝負の行方は後半戦に委ねられた。

 

後半戦、主導権を握ったのはチームWだった。西岡が持ち前の個人スキルでとにかくボールを取られない。そして、中盤に下がった鰐間兄弟とのパス交換から幾度となくチャンスメイクをして見せたが、覚醒した二子を中心としたチームYは、持ち前の強固な守備で簡単にはゴールを割らせなかった。

 

試合が動いたのは、後半30分だった。西岡が鰐間兄弟とのパス交換から前線に攻めあがるとドリブル突破を選択、これにチームYは二対一を作ろうとするが、西岡のドリブル突破の方が早かった。そして西岡のミドルシュートで逆転ゴールを決めて見せた。

 

時間的にもこれでチームWの勝利かと思われたが、後半44分にチームYは大胆にも相手に攻め込ませた所を全員カウンターで攻めあがるという作戦を見せて、最後に大川が熊本大会得点王の意地を見せるフィニッシュを決めて見せた所で試合終了。…チームWの敗退が確定した。

 


 

「こうやって試合を見返してみると、よくぞチームYが引き分けてくれたという感じだな」

「ああ、多分だけど後半戦にみせたチームWの西岡と鰐間兄弟のパス交換からの攻め上がり。この形がチームWの最高攻撃力を発揮できる状態だったんだろうね、先にこの形を作れてたら、チームWが勝っていたと思う」

「とにかく、これで俺たちは勝っても負けても突破だから明日は消化試合だな…」

「…國神の言いたいこともわかるけど、明日の一戦はどっちが伍号棟最強のチームかプライドをかけた一戦だし、二次選考(セレクション)で一位チームには、アドバンテージがある可能性も考えれるから勝ちたいな」

 

俺と國神のやり取りに久遠が驚きの表情を浮かべるけど、アドバンテージの可能性やプライドをかけた一戦と説明すると、同意の声が上がる。

「だね。特に最底辺のチームこそ、実は最強だったなんて燃える展開でしょう」

「うん。勝ったほうがモチベーションも高く、二次選考(セレクション)に進めるのも間違いない」

 

蜂楽と潔が真っ先に同意すれば、あとはそれに釣られるように皆が同意して最終的には、久遠もアドバンテージがあるかもしれないということで、勝ちに行くことで意見は一致した。

「勝ちに行く以上、チームVの要注意人物は三人だ。チーム三位の得点を誇る剣城斬鉄、チーム二位の得点を誇る御影玲王、そしてチームトップスコアラーの凪誠士郎」

「チームVは三人の攻撃力を最大限に生かした連携が武器だ」

「基本フォーメーションは3-5-2。総合力が並外れて高い御影がゲームメイクして、爆発的な加速力が武器の剣城がワイドからのカットインを狙うか、トップに位置した凪がフィニッシュしてくる」

 

その代表的なゴールを参考に三人の武器と連携についてスカウティングをしていくと感嘆の声が上がる。

「トップ下の御影はドリブル、パス、シュートどれをとっても隙がないな…」

「右サイドの剣城もお嬢並みに早いんじゃないか?」

「凪ってやつもトラップからシュートの流れが完璧すぎるだろう…」

 

その一方で、弱点も上がる。

「御影は基本的にボールを持った時に最初にパスを狙うのは、凪だな。次点は右サイドの剣城。」

「剣城の加速力はやばいけど、トップスピードは俺の方が早いと思う」

「凪はボール待ちで、自分からリアクション起こすことはない感じだな…」

 

基本的にチームVは全体的にレベルが高いけど、飛びぬけてるのは三人だけだし、チームの頭脳である御影を抑えてしまえば、チームVの攻撃で注意すればいいのは、剣城と凪のホットラインのみ。剣城の爆発的な加速力は危険だけど、シュートは斜め45度のミドルからノーマルレンジに限定すれば、縦に行かせることができる。その上で逆足のクロスだから精度は今一つ。まあ、その精度が低いクロスを正確過ぎるトラップで制御し、シュートを打ってくる凪は要注意だけど、パス先が限定されれば、久遠と伊右衛門の二人と我牙丸で抑えられるのではないだろうか?

「…と考えれるんだけど、どう思う?」

「凪は底を見せてない気がするが、高さ勝負に持ち込めばこちらの方が分があると思う」

「となれば御影のマンマークはオレ様だな!御影のドリブルは西岡以上には思えないから任せておけ!」

 

後ろが心強いと安心して攻めることができる。サッカーの基本は守備からと言われるのはこの辺が理由かもしれない。そうなると攻撃のほうが問題かな。攻撃陣に目を向けるとやはりチームW戦で覚醒した潔が一番試合まで待ちきれないという目をしている。何かをつかんだのだろう、チームW戦以降の練習では、得点を量産し、一番好調の選手だ。それに引っ張られるように蜂楽も楽しそうにしてるし、今村も負けてられないという目をしている。

 

…正確には、潔の活躍に負けてられないという感じで俺を含めて全員モチベーションが高い。

だからこそ

「明日の試合、勝とう!伍号棟最強のチームは俺たちだ!!!」

「「「「「「「「「「おう!」」」」」」」」」」

 


 

チームV戦に向けたスカウティングと攻守についてのミーティングを終えた俺たちが就寝の準備が終わり、リラックスしてるときに珍しくモニターに絵心が表示された。

「どーも、お久しぶり。絵心甚八です。ではまず一次選考(セレクション)最後のBL(ブルーロック)ランキングの発表!」

 

最新ランキングの発表と同時にチームZの勝利は偶然やまぐれに依存したものであると論じてきた。これには反論したくなるが、反論の前に絵心は言葉を続けた。

「以前、お前たちに言ったな。己の武器を研磨し突出させろと…だがそれだけじゃダメだ」

 

世界一のストライカーになるために必要なのは、ゴール(成功)の再現性だ

今お前たちに必要なものは…己のゴールを産み出すための"方程式"だ

自分が最も輝ける方程式を体現しろ!!

世界的なストライカーは己だけのゴールの方程式を持っている

"再現性"のある成功の先にしか進化はないと思い知れ!

己の描いた方程式を証明するもの…それがゴール(成功)を爆発的に量産する世界一のストライカーという存在だ

"たまたま"勝つな!勝つべくして勝ち獲れ

 

それだけを言い残すと、絵心を表示していたモニターの電源が切られた。

 

試合まで…残り24時間

ライバルリーバトルの最後の相棒

  • 蟻生十兵衛
  • 時光青志
  • 黒名蘭世
  • 剣城斬鉄
  • 氷織羊
  • 西岡初
  • 二子一揮
  • その他(活動報告へ)
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