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チームZ VS チームVの試合当日、先にセンターフィールドに来たのはチームZだった。各自ウォーミングアップをしながら戦術について復習していく。
「御影のマンマークは雷市。凪のマークは伊右衛門。そして剣城のマークは千切だ。それぞれの情報は頭に入ってる?」
三人に確認すると、問題ないとばかりに首肯される。それを確認すると攻撃陣に目を向けるて最終確認を行う。
「チームVの試合内容を見た限り、あっちはゾーンディフェンスを敷いてくる。基本的に守備陣と御影が挟み込んでボールを奪うことが多いから、こっちはワイドにボールを動かしたり、手数をかけないで攻めることになるから頭の中に入れておいてね」
「うん」
そうやって最終確認を進めているとチームVがフィールドに現れる。…うん、相手も消化試合とは考えてないようだ。
最後に円陣を組む。長ったらしいことは必要ない。
「勝つぞ、チームZ!!!」
「「「「「「「「「「おう!!」」」」」」」」」」
そしてチームVのボールで試合は開始されると、御影がドリブル突破を図ってくるが、すぐさま雷市がプレス。西岡クラスを体験した雷市は距離を取り、ドリブル突破させない姿勢を見せて、パスコースを限定。こうなると、御影は右サイドの剣城を使ってくる。千切と久遠が距離を取りながら、シュートコースを消す動き。すると剣城は凪を使ってくるが、伊右衛門がパスカット。そして國神に展開。そして國神の選択はキープドリブルだった。これに蜂楽と潔がパスコースを作る動きをすると、千切も高い位置を取り、すぐさまオーバーラップをできるようにする態勢。ただ、御影がすぐさまプレスバックしてるので、コーチングする。
「國神、御影が行ったぞ!」
このコーチングに、すぐさま國神は蜂楽を使う。そして蜂楽のドリブル突破が炸裂。簡単に相手のボランチを突破したので、若干ファーサイド寄りにポジションを移動させて、潔が二列目から飛び出せるスペースを作りながら、蜂楽の選択肢になれるポジションを意識する。そして蜂楽の選択は…ロングスルーパス。このパスに反応して一気に加速してDFラインを抜け出すが、すかさずGKが詰めてくる。ここでの最善の選択は…ダイレクトヒールパス。そして、ポイントまで走りこんだ潔は、勢いそのままダイレクトシュート。
この手数をかけない攻撃は練習でもやってきたパターンだが、今回は蜂楽のパスがギリギリを狙ったものであることと、GKの飛び出しがよかったために、最後アドリブでパスせざる得なかった。そして意外にもこのプレイに反応したのは、チームVの御影だった。
「凄え!!かっけええ!!おい、凪!今の改良してやるぞ!」
「え…めんどくさい」
そして、チームVボールで試合が再開されると、御影は味方にボールを回して、しっかりとビルドアップしてくる。まさか本気でさっきのプレーを真似するつもりなのか?いや、御影には雷市がついてるし、國神もちゃんとカバーできるポジショニングだ。それに左サイドの状況を確認すれば、剣城にも、ちゃんと千切がマークについてる。こうなると怖いのは、凪だけど、相変わらずほぼ棒立ちだ。いや、若干下がり目のポジションかな?だけど不自然なレベルじゃない。
「マーク確認!何か仕掛けてくるぞ!!」
そして先に動いたのは御影だった。なんと…自陣に向かって急加速で逆走してきた。これには流石に雷市も虚を突かれて反応が遅れるが、すぐさま立て直してマークに追いかける。
「蜂楽!」
「OKだよ」
蜂楽にコーチングして、御影をフリーにさせないようにマークにつかせる。だが、チームVの方が一瞬早かった。フリーになった御影にパス。そして…御影の選択はダイレクトロングパスだった。低くて速いドライブパス。これに呼応するように凪が落下点に移動。減速せずのランニングトラップという絶技からのボレーシュート。
この瞬間、俺は全身が震えていることを感じていた。スタジアムやTVでスーパースターたちが見せるスーパープレイを見た時と同じ感覚。そして…歓喜だった。そうだ…俺はまだ見ぬ強敵との出会いと興奮できるサッカーがしたくて、ブルーロックに参加したのだ!!
そして、チームZボールで再開。熱い衝動のままに前線に走り出した俺に、蜂楽がすぐさまパスをくれる。御影がすぐさまマークに来るけど、目線とボディフェイントを一つ入れ、ボールを跨いだところで、オグフェイント。ランウィズザボールでスピードを落とさずに御影を突破する。すぐにカバーリングが来るけど、今度は細かくボールタッチの回数を増やして、ジーザスからのダブルタッチで反応が遅れたところで、マシューズフェイントで突破。
そして、右サイドの今村に速いパスを出しながら、パス&ゴー。今村は得意のスピード&テクニックで相手のWBを抜き去ったところで、PAに侵入した俺にパス。俺はこのボールを左足のインサイドでコントロールすると、即座に反転からの右足のアウトフロントで思いっきりボールを振りぬいていた。
その高さからミスキックだという声も聞こえるが、右斜め上回転がかけられたボールが急激にゴールに向かって落下していく。GKの背面ジャンプも届かず、剣城も全力で戻っていたがわずかに間に合わずゴールにボールは吸い込まれていった。
チームVボールでの試合再開。御影が封じられてる状況での選択はラインを押し上げるというものだった。そのうえで、御影がワイドに動き回りボールを要求して的を絞らせない攻撃。御影のプレーは前が向けない為、ワンタッチプレイに絞られてる。俺がコーチングしながらボールを誘導してるけど、中々嵌めれてないのは、御影の戦術眼が優れている証拠だけど、時間の問題。
そう思った矢先のことだった。なんと凪が前線から下がってボールを要求したのである。これにすぐさま相手ボランチがパス。そして凪のドリブル突破。國神の視線を上に誘導してのまた抜きでかわすと剣城にロングパス。これを爆発的な加速力の持ち主である剣城がボールをトラップすると、即座に縦への突破を選択。千切は剣城のシュートコースをケアしていたために縦への突破に反応が遅れる。そして剣城の左足アウトサイドでのセンタリング。ギリギリ千切が追いついて足を伸ばすが、剣城のセンタリングの方が早かった。
このセンタリングを凪はなんとゴールライン上で足の甲に止めるという超絶トラップからの反転ボレーという神業でゴールを奪って見せたのである。
ここで前半戦終了のホイッスル。勝負の行方は後半戦に委ねられたのである。
ライバルリーバトルの最後の相棒
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蟻生十兵衛
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時光青志
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黒名蘭世
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剣城斬鉄
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氷織羊
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西岡初
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二子一揮
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