2ndステージの扉を抜けたると、いくつのチームが見定めるように俺たちに目を向けてくる。そしてモニターに絵心が表示されると、3rdステージである「
『ここに立つお前らは戦場上で"0"を"1"に変えられる者だ』
『これは、その"1"をブツけ合い、混ざり合い、高め合う
『エゴとエゴの化学反応を制する者が、次の切符を掴むストライカーだ』
そして、どのチームと戦うかの指標のために新BLランキングが発表されていたことを初めて聞かされた。…まあ、先まで凛と一対一の勝負、氷織との交渉と色々あったから自分のランキングなんて気にしてなかったけど、自分の右肩のランキング表示をみると「5」の表示。
「システム的には、はないちめんもんめと一緒やね」
「…誰と戦っても結果は同じだ」
氷織と凛は全くランキングのことは気にしてない様子で、冷静に
…まあ、単純に1stステージの突破順だから、それでは図れないスキルがあるとは言え、ここまでスルーすると一層清々しいな。ただ、凛はブレなすぎだろうと思う。
「「吉良(くん)」」
そこまで考えたところで、声をかけられる。声の主は潔くんと蜂楽だった。それについてこっちに向かってくるのは…凪!?
「俺たちを置いて先に進んだと思ったら後から来てびっくりしたよ」
「吉良が誰かと何処かに行ったって聞いて、先に進んだと思ったのに、いなくて探しちゃった」
「ごめんね…凛と一対一で勝負してたんだ。まさか三人が組むとは思わなかったよ」
「…吉良と組みたかったけど、あの試合で吉良の次に躍動してたのはこの二人だからね。この悔しさって感情の正体を知るためには、二人と組むのがベターだと思ったんだ」
確かにいきなりNo.1と一対一の勝負をしてるなんて誰にも想像できないか。先に進んだと勘違いするのはしょうがない。しかし、凪はあの試合で悔しさを感じたのか…これを機会にサッカーの面白さに目覚めて、努力するようになったら凪はどこまで成長するのか?ワクワクしてきた。
「おい。世間話はそのくらいにしろ。さっさと誰でもいいから対戦相手を見つけて先に進むぞ」
「凛…」
「俺には、こんな所で足踏みしてる暇はないんだよ。お前だってそうだろう、吉良?」
俺の回答も待たずに凜は自分の秘めたる思いを発露していく。ブルーロックは踏み台でしかなく、全ては日本代表になって、兄である糸師冴を潰すことが自身のサッカーの全てである…
そして、そのための小手調べとして、自分を負かした俺よりも自身が優秀だと見せつけてやるというものだった。
「なるべく早く先に進みたいのは同意だけど、弱いやつとやる気はないよ?」
「勝った次の試合で烏みたいな人が対戦相手におったら面倒やもんね」
「うん。それに俺たちのプレイについて来れないと思うんだ。それはチームじゃない」
「…俺たちについて来れるやつがいるとは思えん」
凜が俺たちについて来れる選手が本当にいるのかと怪訝な表情になるけど、例えば目の前にいる三人だと説明する。
潔くんは発展途上だけど、空間認識能力とダイレクトシュートという武器がある。俺たち二人の連動で空いたスペースをキャッチして走りこんでくれるから氷織とのコンビネーションが期待できるし、潔にマークがつけば俺たち二人のコンビネーションが効果を発揮する。
蜂楽は自由奔放なドリブラー。その発想はパスにも応用される。氷織と違う方法でリズムを作って、俺たちにラストパスの供給を期待できる。
凪もまた発展途上だけど、天才的なトラップと背面トラップのような発想力が武器。個人的には一番感性が俺に近い選手だから、攻撃にアクセントを加えることができる貴重な選手と言える。
元チームメイトと最大のライバルについて説明すると、俺の賞賛ともいえる説明を聞いた凛と氷織は若干驚きの表情を浮かべ、潔くんたちはまんざらでもない表情を浮かべる。
「…この三人だったら問題ないんだな?」
凛の言葉に軽く首肯することで同意を示す。ただな…マッチメイクしてくれるかな?
ただ、俺の心配は杞憂だったみたいだ。潔くんが二人に一言謝るとマッチメイクを申し出る。
「戦ろーぜ」
「ああ、かまわん」
決戦合意成立…試合開始まで24:00:00
ライバルリーバトルの最後の相棒
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蟻生十兵衛
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時光青志
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黒名蘭世
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剣城斬鉄
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氷織羊
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西岡初
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二子一揮
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