戦神一刀 “唯1つ、刀を極めた侍が往く”   作:夕陽に影落ち

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茹で卵は塩派。(断言)
最近七味マヨもいいなと。


例によって見切り発車。
更新しなくなっても許して( •ω- )☆


再会と茹で卵とチュートリアル1

 

 

 

 

 

 

ゆで卵ってこんなに気持ちなのかなぁ。

 

 

 

え?前回の今回で何言ってるのか理解できないって?

いやほら、ゆで卵って水から入れて沸騰させるじゃん。

沸騰させたお湯にぶち込む派?それじゃ殻をむくときに白身が割れやすくなるだろう外道が!(戦闘態勢)

 

〜 一時中断 〜

 

どうどう、落ち着け。まぁこんな表現にしたのは少ない語彙力で表現しようとした弊害でね?

えー、はい。ふざけるのやめます。だから振り上げた拳を下ろせ。よし、では。

 

アバターの体になった俺は、薄青色のプールっぽいところを延々沈んでいるであります。これはバグとかそんなんじゃなくて、仮想現実へのダイブには時間が結構かかるんでその待ち時間、いわゆるロード中っていうアレだ。

 

これは仮想世界にダイブする前に、マインドマネージメントアナライズ、いわく精神分析とかそういうものをちゃちゃっと終わらせて

『仮想世界へのダイビング空間を構築しますか?YES/NO』

ってのが出て来たからYESを押しただけ。

 

この、なんだ、空間?ロード画面?は実は個々人様々に違うらしくて、その人が最も落ち着くものが設計、投影されるらしい。

俺の場合は暑い日の水の中。若干ひんやり目の、冷やぁ〜ってくらいじゃない程度の水温に包まれてる感覚が1番合っているらしい。落ち着く。

 

 

お、色々話してるうちにロードが終わったようだ。

 

白い床?のような場所に水に沈みつつ降り立つと、ゆっくり重力が乗ってくる。呼吸できる水が空気に置換されてくのってこんな感覚か。

 

何となしに目を閉じる。

ん?あぁ、これあれか。VR機器側からの思考誘導だとかいう機能で、この場合「目を閉じなきゃいけない」って暗示かけてるんだっけ。

違和感ないのすげーな。

 

 

「お?音が変わっ──」

 

さぁ、という風が吹き抜けるような、草枝が擦れ合うような音がした。が、それだけではない。

戸の隙間を縫って通り去るひぅひぅという風の音に、さらさらと奏でる水の流れ。

こぉん、と響いたこれは、鹿威しか?

 

「──た……」

 

ふ、と目を開いたそこは、正しく和室の一室だった。

敷かれた畳の感触、畳特有の肌触りと風に乗るイグサの香りが心地よく肌を撫でる。

素人目でも理解できるいい部屋だ。

 

 

「異邦へようこそ、旅人よ」

 

 

今は懐かしい、βテスター時代でもお世話になったチュートリアルさん和服verがそこに座っていた。

前から思ってたけど平たいから似合うっすね和服。

 

 

 

■□▪▫■□▫▪■□▪▫■□▫▪■□▪▫■□▫▪

 

 

 

「いま、とても失礼なことを考えられた気配がしたのだけど」

「滅相もありません。シツレイナコトナド何モ」

「なぜに棒読み……」

 

あかん、久しぶりに会えたのが嬉しすぎてついテンションが上がってしまった。反省。

和服美人なNPCとして変態テスターどもの餌食になったこの人だが、結構な着痩せするってスレ板に書いてたけどほんとか?

 

「さてと、それではわたしも仕事をしようか」

「和服美人は着痩せするって本当ですか?」

「しばきますよ。誰が平たいのか言ってみなさい」

「チュートリアルさんもといイザナミ様」

 

 

ポク、ポク、ポク

 

 

 

チーン

「ッ疾ィ!」

「居合張扇ッ!」

 

反応する間もなくッぱぁーんといい音で頬がはたかれ、畳の床に崩れおちる。正座からの見事な居合の剣閃。剣じゃないのは突っ込まないで。

お腰のそれに手が伸びるの早過ぎませんかねぇ。相変わらずなことですなぁ!!

あとその速度で振られるハリセン避けれる気がしないんですけどチュートリアルさん。

え?避けさせる気なんぞない?

えあっ ちょ((((

 

 

閑話休題。

ハリセンでシバかれました。どこがとか絶対に口に出せないけど大きさの話は禁句のようです。

 

「良し、とりあえずのアバターの設定は作ってあるようで安心したわ。あなたはβのデータベースもあるしサクサクやりましょう」

「はい」

 

俺もβのデータがあるとはいえ約3ヶ月前の物。アップデートなりシステムパッチが充てられて変更点が多いのは不確定だが事実だろう。

 

「一応聞くけど、従来のチュートリアル受けておくかしら?」

 

ヴン、とウィンドウが表示される。

そこにあるのはこれだ。

 

『チュートリアルを開始しますか?NOを選んだ場合スキップします』

<YES/NO>

 

 

チュートリアル……

 

‌ ‌ ‌ ‌ ‌ ‌ ‌‌‌‌ ‌チュートリアルねぇ…………

 

 

 

 

▶▼◀▲▶▼◀▲▶▼◀▲

 

 

「アイテムっ!回復アイテムがねぇ!!」

バッグから出してないだけです。

戦闘中は基本、インベントリは開けないです。ポーチのような小スロットに小出ししておきましょう。

 

 

「ここどこだよッッッ!!」

初期アイテムとしてバッグの中に最初の町と周辺の地図が配布されてあります。

 

 

「地図あったァ!!…………あれ、アイテム名は地図なのに白紙」

そこ初期の周辺エリアじゃないですね。地図の記録には探索系スキルが必要ですよ。

NPCの雑貨店やクエストの報酬にも貰える地図があったりします。

 

 

「…………ぇシ………ィ…ズ………腹、ガ……」

リアリティ優先で高感度設定しましたね?確かに味覚も変わりますがそれ下手したら強制ログアウトくらいますよ。

あと空腹……いえ飢餓ですね。程度が重です。同じく渇水ですか。探索前にはきっちり準備するのと同時にゲージの可視化も出来るんですから補給もマメに。

ステータスウィンドウで確認もできます。

 

 

「技が出ない!?アーツ使えんなった!?」

エナジーポイント(EP)が尽きましたね。休憩や食事などで回復します。攻撃がヒットしたりしても貯まりますよ。

……非効率ですが(ボソッ)

 

 

 

▶▼◀▲▶▼◀▲▶▼◀▲

 

 

よみがえる悪夢の記憶

 

 

もちろんYESだ。

同じ轍を踏む愚行は絶対しないからなクソッタレ。

 

楽しいゲームひゃっほい!で始めた結果がこれだよ笑えねぇ。利用規約とか流し読みすらせずにひたすら下スクロールしてポチーって合意押すタイプだったけど文字通り痛い目見たからしっかり読み込むようになったわ畜生。

 

 

「そう、ならいいわ。

じゃあまずはプレイスタイルとあなたの立場ね。

これからあなたが踏み出す世界では、異邦の旅人としてあなた達は扱われます。偽るモノ、独自の法則を保ち、彼らと姿形こそ似通うものの根源からして違えるそれ。

その中で、あなた達が選ぶことの出来る道は4つ。

 

まずひとつ、戦の道。

これは戦の文字の通り戦うためのものね。剣に槍に弓に。細かいことは置いてしまっていいけど、とにかく戦う力を自分の力で振るいたいタイプの人が選ぶわ。

 

ひとつ、法の道。

これもまた戦いの道だけど、戦の道とは違って法術特化。魔法に限らず呪術とか特殊なものもあるわよ。

召喚士なんかの特殊戦法ジョブはこっちの道ね。テイマーはちょっと戦の道に寄るけど。

 

ひとつ、職の道。

生産職をひと括りにしたのがこの職の道。

鍛冶屋に調薬、錬金術士。あ、農家や商人なんてものもあったりするわよ?ホームの購入でボーナスが着いたりする職だってあるわ。

 

最後、統の道。これは大分様変わりなものだけど、3つの道の全てを合わせたようなもの。

ただ、それぞれの道のボーナスは白紙に戻される。戦の道が戦闘技能にブーストがかかるように、職の道が品質の上昇や熟練度が上がりやすくなったり、そういうものが全て消える代わりに、大器晩成の器が与えられる。

 

要するにどんなスキルも道を違えたバランス無視して同じ難易度で取得できるけど、熟練度補正とかは一切しないよってこと。

 

さぁ、あなたはどの道を歩みますか?」

 

 

 

 

 

 




イザナミ様の好物は茹で卵です(いらない設定練りこみたい人間)
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