自分のことを煉獄さんだと思い込んでいる精神異常者   作:いかのシオカラ

1 / 6
第1話

 

-これが最後の煉獄さん。俺自身が煉獄さんとなることだ-

 

「早く鬼に成れ杏寿郎。死んでしまうぞ、グヘヘヘ」

 

「ならない!!」

 

煉獄杏寿郎。

一刀で強敵たちと渡り合ってきた男。

いつか劇場で見た光景。多分こんなだったはず。

漫画のほうは読んではいないが、上限の参との死闘は最高に燃えた。

弱いやつを狙ったり上限の参はどうせ生前に盗みとかやっていたんだろう。俺にはわかる。

 

卑怯者の話はここまでにして、俺は煉獄さんが大好きだ。どれぐらい好きかと聞かれればネットやらいろんなものを漁りまくったり、グッズで部屋を埋め尽くしたり。知人からは狂気ともいわれたがそんなことは知らん。関係ない、いけ状態だ。これには吸血鬼もWRYYY。

 

どうして今そんな話をしているかと聞かれれば、俺が煉獄さんに転生したからだ。おい、待て、羨む気持ちもわかるが冷やかな目を向けるな。ある日、例のごとくトラックにボカーンした俺、気が付けば白と赤のフレイムヘアの父さんに抱えられバブーとベイビー。パパママから杏寿郎と呼ばれていたので、そこで俺は理解した。俺は煉獄杏寿郎であると。武家に産まれたということでいろんな武芸を習ったが、やはり俺は煉獄さん。刀が一番である。

 

やはりと言ってはなんだが、鬼もいた。というか鬼以外の怪異や物の怪と呼ばれる奴らもいた。まあ、鬼といってもいろんな種類いるし、そういう種類が多い時代なんだろう。そう思いつつ父親から習った呼吸を駆使し怪異を斬った。

 

ある日父親に聞いたところ、今は平安京の時代。最初は驚きこそしたが、ゼ〇ダの勇者くんみたいにいついかなる時代にも煉獄さんは存在するんだなあと思いつつ俺は怪異を斬った。

前世の友人からの話によれば鬼無辻無惨のルーツは平安時代。なら鬼やらなんやらがいても不思議じゃない。現代に失われた技術や伝えられなかった出来事は数多く存在すると聞く。俺の刀から火が出るのも多分そうなんだろう。つかどうやって出してるんだろうコレ。

...本当の煉獄さんならもっとうまくやれてるんだろうなあ。

しかし今の煉獄さんは俺だ。なら全身全霊で俺の責務を全うしなければならない。

鬼の首魁、無惨の首を狩ることを。その使命を胸に俺はビッグマックを斬った。

 

そんなこんなで俺は鬼殺隊を作った。隊士は現在俺一人であるが、いつか俺に賛同してくれるものがあらわれるだろう。そこのお前、お前も隊士にならないか?

声をかけてはいるが全く見向きもされない。むしろ避けられている気がする。無理もない、鬼を狩るという危険な任務。命がいくつあっても足りないだろう。

検非違使の方々にも一応声をかけてはいるが、梨のつぶて。まあ、俺一人でも鬼は狩れる。ならば狩るしかないだろう。

今日も京の町で異変がないかパトロール。ついでに頼光殿のもとへも寄り道だ。一応アポはとってある。

学ランのような隊服に滅と炎を模したような羽織をたなびかせる。

 

「うん。今日も平和だな!!」

 

京だけにな。と爆笑ギャグをかましている間に目的地に到着。

門をドンドンと叩き大声

 

「頼光殿はおられるか!!俺だ!!!煉獄杏寿郎だ!!!!」

 

「はい、おります。おりますのでもう少し静かに...」

 

中から出てきたるは麗しい女性、ではなく怪異殺しのスペシャリスト源頼光。

血の繋がっていない金時を息子と呼んで親子以上の感情を見せたりする危ない一面もあったりする。

 

「件の話で参った!!なんとも奇妙な鬼が出たと!!!どのような鬼でも俺に任せてくれ!!!!必ず切り伏せて見せよう!!!!!」

 

「お願いしますので、もう少し静かに...」

 

それはすまない

 

「中間はないのですね...。中に金時もおります、昼餉も頂かれていきますか?」

 

「うまい!!!!」

 

「お願いですから普通の会話をさせてください.」

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。