愛莉が提案した企画、
それは…
「二つ目は…モアモアジャンプと遊ぼう!
みのりチーム、ゆめチームとか、
5チームに分かれて、交流会や、
ゲームして遊ぼうと思っているの!」
「わあ、楽しそう!」
「ゲームの内容は、資料に書いているね、
鬼ごっこや、ダンスとか、なぞなぞとか、
あっ、手遊びまで、あるみたい」
「時間も限られているから、
ゲーム自体は、シンプルにしようと思っていて、
誰でも知っているものにして、
ルールを少し変えようと思っているの」
「あ、鬼ごっこは、3年生を捕まえた方が、
得点が高くなるのね」
「他にも、色々な遊びがあるみたい!」
「みんなが、活躍できるようになっている!」
「うん、全員にとって、楽しい思い出にしたいからね。
で、最後は、ライブで盛り上がろう!よ。
中学生の子達と、一緒に、盛り上がれる、
楽しいライブにしましょ!」
「うん、すごくいい企画だと思う!
イベントもライブも、みんな、きっと、
楽しんでくれるよ!」
「さすがです!愛莉ちゃん!
一日で、こんなに、まとめちゃうなんて…」
「愛莉ちゃんは、とっても、すごいわね!」
「そこまで、言う程じゃないわ。
元は、みんなで出したアイディアだし」
「ううん、そんなことないよ。
ここまで、アイディアをまとめられるのは、
素直に凄いって、思う。すごく工夫している。
ファンの事を、大切にする気持ちが、
とても、伝わってくるよ」
「そ、そうかしら?」
「そうだよ!わたしも、見習いたい!」
「みんな、おおげさね…」
こうして、企画の説明が終わり、
告知日を迎えた。
「それじゃあ、イベントの告知配信を始めようか」
「ええ!」
すると、遥が…
「でも、その前に、一つ聞いていい?愛莉」
「え?なに?」
「愛莉は、今の自分を沢山の人に見て欲しいと思う?
モアモアジャンプの桃井愛莉として、
歌って踊って、全力でアイドルをしている姿を、
たくさんの人に見て欲しいと思う?」
「それって、どういう…」
「教えて、率直な気持ちを知りたいの」
と、遥が突然言い出す。
「もちろん、思ってるわ!
アイドルは、誰かに見てもらって、
その人に希望を届けられたら、
それでこそ、アイドルだから!」
「わかった。ありがとう」
と、遥が心からの笑顔を見せた。
優しい笑顔だった。
「それじゃあ、配信を始めよう。
ゆめ、配信のボタン、押してね」
「あっ、はいっ!
じゃあ、ボタンを押して…」
配信が始まった。
「今日も、配信を見てくれて、ありがとう。
実は、今日、いつもと違う発表があるんだよ!
その内容とは!?
それを、4人に話してもらうね!」
「うんっ!まかせて!」
「わたし達、なんと、中学校の文化祭のゲストとして、
出演することになりました!」
「もうすぐ、その文化祭が開かれるから、
楽しみだわ」
「当日は、ライブだけじゃなくて、
中学生とも遊んで、色々なゲームをやっていくつもりよ」
「いつもとは違う、配信になりそうだから、
みんな、楽しみにしてね!」
「それから、もう一つ、特別ライブがあるの」
「えっ?」
「5人でやるライブとは別に、
愛莉のソロライブもやるの」
「えっ?」
「愛莉宛からのメッセージが、
たくさん、届いてね、
愛莉のソロのライブも、やって欲しいって、
依頼が、来ちゃって…」
「遥…そうね!みんなの期待に応えないとね!
みんな、楽しみにしてね!」
「という訳で、次はスペシャル配信になるから、
みんな、楽しみにしてね!」
予告の動画が終わった。
こうして、七百中学校の文化祭当日を、
後日、迎えることになった。