宮益坂女子学園の屋上にて、
みのりとゆめが考え込んでいた。
「歌を人前で歌うって言っても、どこでやったら良いんだろう…?」
こはねと一歌も考え込んでいた。
「うーん。どこが良いんだろう…
やっぱり、本番に近い場所があったらな…」
「じゃあ、ステージがあるところ?」
「ライブハウスとか?」
「私が行くところは、アイドルが歌うような場所じゃないかも…」
「私の知っている所も、ちょっとイメージが出来ないかな…?」
「うぅ…どこか、良いところは無いかな…?」
「アイドルが歌うようなステージがあって、
人前でも、観てくれる所…」
「あ、それなら…バーチャルシンガーファンフェスタはどうかな?」
と、一歌が提案する。
「バーチャルシンガーファンフェスタ?」
「これ、毎年、この時期に開催されるみたい。
結構大きなイベントで、バーチャルシンガーに関わる曲を
やっている人なら、誰でも参加していいみたい」
「うわっ、本当だ。
曲を作っているクリエイターとか、
ダンサーとか、アーティストも、参加しているんだね」
「今、アマチュアの歌い手を募集しているみたいだから、
こういう参加してみるのもいいのかなって」
「すっごく楽しそう!大好きなミクちゃんのイベントだし、
参加したいなー!」
「私もちょっと興味あるかも」
「ゆめも参加したいっ!」
「えっ、こはねちゃんも?」
「うん。私が今のチームと歌うようになったのも、
バーチャルシンガーの曲がきっかけだし」
「そうなんだ…」
「あ、あのさ。もしよかったら、
みんなで、ファンフェスタに参加しない?」
「みんなで…?」
「実は私、毎年、このファンフェスタを観て、
ミクを拝んでいるんだ…」
「拝んでいる…?」
「うん。だって、ミクが大好きだから」
「あはは…」
「バーチャルシンガーの曲で歌う人達は、
キラキラしていて、本当にすごいなーって、
思っちゃうんだ。昔は眺めているだけだったけど、
今はステージに立ちたいって気持ちがあるから、
参加したいんだ。だ、だから…
みんなが良ければ、一緒に参加したいって思っている!」
「一歌ちゃん…」
「よーし!やってみようよ!参加したい!」
「ゆめも参加したい!」
「わ、私も…!」
「えっ、本当に!?」
「うん。今ならできる気がする気持ち。
何となく、わかる気がする。
だから、私も参加したいな」
「ありがとう。みんな。
じゃあ、早速、申し込みをって、
その前にグループのみんなに相談しないとね」
「あ、そうだね。私もチームの皆と相談するね」
「わたしも!早速、相談しよう!」
「おーっ!」
こうして、ファンフェスタの参加を決意した。