夏、ぼっちな私は奇妙なものに出会った   作:伊笹身

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滅茶苦茶久しぶり投稿です
今まで待っていた人は待たせてしまい本当に申し訳ございません
3DSのオンライン終わってしもうた……

こんな話、修正してやる!令和6年(昭和99年)

やっぱ修正‼︎令和8年(昭和101年)


二話 謎のギター女

 

人様の前で演奏できるように毎日6時間練習を続けた結果………

 

いつの間にか中学終わってた…………

 

ライブ出れなかった…………(文化祭)

 

集められなかった…………(バンドメンバー)

 

そもそも人間の友達1人も出来なかった…………(三年間)

 

高校こそは………

高校になったら絶対バンドやるんだあ゛あ゛あ゛あ゛‼︎

 

と決意した高校生活も始まって早1ヶ月………

 

心の拠り所はギターくらい………

 

ひきこもり一歩手前です………

 

作詞作曲私 押し入れより愛を込めて

 

って私の真夜中に私のクソなオリジナル曲でご近所トラブル起こす前に人気曲のカバー動画アップしなきゃ

 

どうも皆さん、後藤ひとりです。

あれからギターを続けて三年。最近ヒキコウモリがよく来ます。

 

3年前、バンドをすれば陰キャでも輝ける、と。

その言葉を信じてかれこれ続けたけれど……人間関係にはほとんど変化無し(泣)

いや別にバンド組めて無いからとかじゃ無いからね⁉︎バンドは組んだよ!(妖怪だけど)

ライブもして数十万人動員したし!(妖怪だけど)

 

人間関係に殆ど変化なしとは言ったけど人間の友達は出来たんだよ!小学生だけど……

いやなんで出来た友達が小学生なんだって思うかもしれないけど、これには複雑というかなんというか……

 

あれは去年のことだったけれど

 

夏休みにさくらニュータウンへ行ったら新しく妖怪ウォッチを持った天野ケータ君と出会って。それからは本当に色々とあった。

 

それから色々なことがあって、妖魔界から人間界に攻め込もうとしていたイカの議長と戦ったり

夏休みの無限ループ(正直ちょっと嬉しい)を止める為に地獄へ行ったり

その後何故か時間が巻き戻ってしまったり

その元凶を倒す為に過去へ行ったり

妖怪の友だちが増えたり

また地獄へ行ったら地獄のような天国へ行って神様に会ったり

妖怪のリゾートで歌舞伎をやらされたり(この時は死ぬかと思った)

かれこれあってアメリカへ渡り

また新しく妖怪ウォッチを持った美空イナホちゃんと出会ったり

妖怪の友だちが増えたり

マフィアと戦い

妖怪の友達はまだまだ増え

大きいだるまと戦ったり

かれこれあってわたしの夏休みはそれによってほぼ潰れ(泣)

まぁ、そこまで悪い事ばかりじゃないから良いんだけど

 

だけど妖怪の友だちは出来ても同級生の友達は出来なかったよ…………

 

思い返してみれば色々ありすぎて、本当に大変な一年だったと思う、激動すぎる。

 

でもその中で一応バンドを組むことはできた。でもやっぱり妖怪。

未だ、人とバンドを組むという念願は叶わない。

 

そういえば言い忘れていたが、お父さんに勧められ「guitar hero」名義で弾いてみた動画を上げて結構経つ。

あ、この前の動画もうこんなにコメントついてる……最近は再生数は結構あるし、上手いって言われるし、そうだよ〜現実で辛いことあってもネットには私に反応してくれる人がたくさんいるもん〜ここには私と同じ根暗なコミュ障が溢れて〜〜

 

《この曲、バンド組んで文化祭で弾きました!全校生徒全員盛り上がりまsバシッ

 

ぐぅ…!

 

文化祭で誰かとバンド……私だって努力はした。

 

バンドのCD机に置いたり

(話しかけて!)

バンドグッズ持って行ったり

(話しかけて!)

お昼のリクエストソングで

 

『次の曲は2年A組後藤さんのリクエストです』

 

『お前の……お前の頭蓋骨を粉砕してヴぉぇえええ』

 

その時ハマってたデスメタル流してクラスメート全員にギョッとされだという伝説を築き上げ…………

 

う゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!フラッシュバックがあ゛あ゛あ゛あ゛!!!!忘れろッッッ!!!!忘れろぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛!!!!!

 

「いやいや落ち着いてくだされ⁉︎どうしたでござるかいきなり⁉︎」

 

「…はっ!そうだった…大丈夫…落ち着け…落ち着け…れ

 

さっきは発作があったけど、もう一度パソコンを開く。

いいなぁ……文化祭でもバンドやりたいなぁ……

 

《いいなぁ、うちの高校にもギターできるやついないかなぁ》

 

そうだよね〜

 

 

…ん?

 

 

そっそうか!その手があったか!

 

 

 

 

 

そして翌日

 

まずは格好からって言うからね…

か、かっこいい〜〜!一気にバンド女子だぁ〜!ただ者じゃない感めっちゃする!え?なんでそんな自信があるかって?ふふん。バックには人気バンドの缶バッジをカチャカチャ音が出るほど付けて、腕にはリストバンド!ジャージの中にはバンドのTシャツまでつけてギターまで背負ってる!

 

これは夜見たコメントから着想を得た作戦。学校にはきっとバンドを組みたいけどギターがいなくて困っている人がいるはず!だから、こうやって見た目からアピールすることによって、そんな人に話しかけてもらうのだ!

 

「うへへ〜〜今の私存在感ハンパない!絶対誰か話しかけてくれる!」

 

「ま、まぁ………ただ者じゃない感はしますがな…………大丈夫でござるか?何か妖怪に取り憑かれていたり………」

 

「妖怪ならさっきからぜっこう蝶が近くにいるよ!だから私は今とっても絶好調!」

 

「全く………何かあったらすぐ取り憑いてあげますからな?」

 

カイムが心配しているけどそんなの大丈夫だよ!今の私は絶好調なのだからバンドメンバーの1人や2人ぐらい…!どんな事があっても今の私は負ける気がしない!それぐらい気分が高揚している!

さあまだ見ぬバンドメンバーたちよ!私の元に集え〜!

 

 

 

 

 

せっかくだから早めに学校に来ておこうと思って今日はうんがい鏡で登校している。でも行き先は学校のトイレだ。人に見られにくい場所とはいえ…どうして…?

いつもなら大丈夫だけど、今日の私は存在感ハンパないからね。いきなりトイレから出てきたらみんながビックリしちゃうだろうから一応カイムに取り憑いて貰って。

コッソリトイレから出て、教室を目指す。

足は軽いし周りはキラキラしてる。これは……絶対誰か話しかけてくれるはず!

 

 

今年の文化祭は忙しくなるぞー!

 

 

 

 

「おっはよーう!」

 

 

 

 

 

……あれ?一瞬こっち向いたけど何事もなかったのように皆元の方向を向いた…

 

ま、まぁまぁ

 

まだ大丈夫。きっとそのうち誰か来てくれるよね!

こんな事もあろうかと、私はバンド雑誌を持ってきた。みんなに見えるように読めば………

 

 

 

「へー〇〇なんだ」

 

「今日学校終わったらさー」

 

誰も話しかけてこない…もももしかしてこのTシャツ威圧感出しちゃったかな⁉︎ジャージのチャック閉めて見えないようにすれば………

 

 

 

「それでさー〇〇〇がさー」

 

「へー」

 

まだだ………このリストバンドを外せばきっと………

 

 

 

「次の移動教室何処だっけー」

 

………あと何を……

 

 

 

「それなら〇〇〇だよー」

 

 

 

あれぇ…………?

 

 

 

 

深夜テンションで暴走しすぎた…?気がついたらぜっこう蝶もいなくなってるし。こんなにわかりやすいぐらいバンド少女感出したのに。わざと話しかけて来ないなんて可能性は……ないない!精神崩壊するぅ!

 

「どうして……?誰も話しかけてくれないんだけど……」

 

「いや…その…今回は確かに見た目は派手にしたでござるが…拙者も分かるのでござるが、結局こちらから何かしらアクションを起こさなければ相手は基本話しかけてこないでござる。ただ、自分から何かしら行動することは良いことでござる。話しかける勇気はまだ無いけど、一歩前進でござるよ」

 

「そっかぁ…でも今までよりはまだマシだよね。これを続けていつか話しかけることができれば…」

 

やっぱりいい友達を持ったなぁ〜そうだよね〜〜一歩前進したんだよねぇ〜〜

今日はうまくいかなかったけどあ・し・た!あ・し・た!明日がある〜!

 

「イェーイ!」

 

 

 

 

「あれ?あの人また誰も居ないところに話しかけてる」

 

「入学した時からそうよね〜〜大丈夫かしら………」

 

「うっわ!見て見て!」

 

「ピィッ」

 

「ひとりどの⁉︎」

 

「カイムッ‼︎お願い‼︎」

 

「…そういうことでござるか!」

 

カイムに取り憑かれると存在感が文字通り皆無になる。これで私はもう誰にも気付かれない。それでも早く学校から出ないと!こんな変人を見るような目でこっちを見られると精神が…それどころか蒸発してしまう‼︎

懐から出したスタミナムを飲み干し、全力疾走で廊下を駆け降りた。

 

「あれ?さっきまで誰かが……ギター……?」

 

「喜多ちゃん?喜多ちゃーん?」

 

「あ!ごめんなになに〜?」

 

 

 

 

 

そりゃわかってますって……他力本願じゃ何事もうまく行かないって……

結局公園まで逃げてきて、ブランコに座ってて…私は何をしてるんだろう

ここに集う人たちは私と同じで孤独を抱えているんだ……

人面犬さんもきっと彼も彼なりに何か問題が…砂場でなんか力でるな……

 

「はいはーい。ちょっと君署まで来てもらおうか」

 

「そんな⁉︎だって私犬で……!」

 

「立ちション常習犯確保しました!」

 

「チックショオオオオオオオオ!!!!」

 

 

うん。今のは見なかった事にしよう。

あ、登録者三万超えてる。そうだよ、私の居場所は現実じゃなくても、ネットも……妖怪のみんなもいるし。

 

「ねえカイム…」

 

「…どうしたでござるか?」

 

「…ごめんなんでもない」

 

もう学校に行きたくない

と言おうとしたけれど、やめた。朝はあんなに調子良かったのに。一歩前進したのに。でも自分を鑑みて見ると、なんだか惨めに感じてきた。

人のいるところに行きたくなくなって、一瞬、学校に行きたくないなんて言いそうになってしまった。

けれど、やめた。

いきなり行きたくないなんて言ったらきっとカイムは心配する。

 

またネガティブな感情になっちゃった。うん。今日の事は忘れて、家に帰ってギターでも弾こう。えーとポケットうんがいどこn「あっ!ギター!!!!」

 

えっ⁉︎何⁉︎いいいいきなり話しかけられた⁉︎

 

「それギターだよね。弾けるの?」

 

「あわわわわ」

 

「ひとりどの!話しかけられてるでござる!前から!」

 

「おーい?」

 

「あっ……はい!」

 

「いきなりごめんね?私下北沢高校二年の伊地知虹夏!」

 

「ごごごごご後藤ひとり秀華高校一年です!」

 

年上でしかも別の学校の人から話しかけられた…!えっギターって言っていたけどそれってどういう…

 

「ところでひとりちゃんはさ、えーと………ひとりちゃんはギターどれくらい弾ける?」

 

「あっ…そっそこそこかと……」

 

「そっか!あのさ………今ちょっと困ってて……無理だったら大丈夫なんだけど困ってて………」

 

「どうしようカイム、絶対訳アリだよ」

 

「伊地知どのは絶対無理って答えたら大丈夫じゃない状況でござるな」

 

「うん、言っちゃおう!お願い!私のバンドで今日だけサポートギターしてくれないかな⁉︎」

 

「…………へ⁉︎」

 

サポートギター…?ってことはつまりバ…バンドに参加するってこと⁉︎

 

「これからライブなのにギターの子が突然辞めちゃって!」

 

え?これからライブって…⁉︎突然辞めた⁈

 

「ある程度弾ける人ならすぐに出来る曲だから!なにとぞ……!」

 

「あ……いや…………」

 

待って待って待って‼︎つまり本来のギターの人がドタキャンして私が代わりを⁉︎でもやっとバンドへの誘い来たんだしどうしようどうしようどうしよう

 

「カッカイムどうし」

 

「ありがとう!それじゃあライブハウスへゴー!」

 

いやいやまだ何も言ってないっ!

うわああああ引っ張られるうううう!

 

 

 

 

「結局連れてかれちゃったでござるな……まぁ、なんだかんだバンドはいけるかもしれないでござる。しかしたまたまギターがいないなんてなんという偶然で…」

 

「キュピーン♪」

 

「久々に顔を見たと思ったら…なかなかお主も、お人好しでござるな」

 

学校終わりの放課後での、壮絶な光景である。

 




人物しょーかい

後藤ひとり
ぜっこう蝶やその他妖怪に取り憑かれ本人の深夜テンションもありなかなかおかしくなっている。まわりから見られた瞬間に耐えられなくなった為カイムの能力で逃走。その後原作通り虹夏ちゃんに連れ去られる。

カイム
傍目から見ると誰もいないところに話しかけるひとりを少し心配している。彼女の良き理解者である。

ぜっこう蝶、明日ガール、ツチノコ
ひとりの友達のため彼女の手助けをしている妖怪たち。ただ、それにより周りから見てのひとりの変人度は少し上がっている。


なんか創作意欲が湧いて書いてしまいました。このまま不定期ではありますが続いていくと思われます。ご迷惑をおかけしますがよろしくお願いいたします。
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