四条眞妃を崇めよ。
「渚さん、眞妃さん」
「お弁当食べよー」
「はーい」
「こっちの机使っていいってー」
2年B組に集合し、会長が居た空気を吸引すげほんげほん、友人たちとお弁当を食べる。このささやかな日常が大切なのです。
……と、今日はミサキが校長に呼び出されているため、エリカと眞妃さん、それに渚さんと一緒に昼ごはんを食べに来ましたわ。
…なんの用で呼び出されたのかは謎ですけれど、まぁミサキならなんとかなるでしょう。それはともかく腹ごしらえですわ。
「いつもごめんね、ウチのクラスまで来てもらっちゃって…」
「気になさらないで…!」
「そーよそーよ、どーせ会長目当てで来てるんだろうし」
パァン!
「おほほほほ!嫌ですわ眞妃さんたら!!!」
っふぅー……!見事に言い当てられてしまい動揺してしまいましたがまぁセーフでしょう!きっと渚さんにはバレていません!きっと!
「っふぅー…………その目はやめてくださいまし、そんな下心はありませんよ。お忙しい会長は昼休みは生徒会室で働かれていますし……わたくしは酸素カプセルに来ているようなものです」
「酸素カプセル!?」
「ええそうです!会長が今の今まで勉学に励まれていたこの空間……!!この空気を吸えるだけでなんて幸福な事か!心身ともに生き返るのを感じます…」
「さっき移動教室だったんだけどね」
パァン!
「2度目は喰らうかぁ!」
「おほほほ、ほほほほほほほ…!!!」
くっっっそ、避けられてしまいましたわ…!!余計なことは言わないで頂きたいですわね!…少し遅めにやったとはいえ今のを避けるとはやりますね…!眞妃さん…!!
「まったく野蛮ねぇ……エリカはおば様がこのクラスじゃなくて残念だったわねぇ?」
「あ!まーたかぐや様をおば様をかぐや様って言う!」
おば様…どれだけ遠縁でもかぐや様の親戚であるというだけでわたくしにとっては羨ましいのですけれどね……あぁかぐや様の麗しきお姿…おっといけませんわ。流石にこの4人での食事中に妄想するのはアウト。ギルティですわ。
「眞妃さんはかぐや様の御親戚ですのよね、ええと…」
「再従祖叔母よ!」
「んまっ、その言い方も眞妃の自慢だってわかってるけどね!」
「ハァ?」
「いるもんねー、有名人と繋がりあります〜って主張したがる人!」
「違うわよキモ信者」
「キモくないわよぉ、私わきまえたファンだもの。」
「キモいヤツは自分をキモくないって言うのよ。」
それに関しては否定できませんわねぇ………エリカのキモさは十分筋金入りですから。いつぞやの手紙の時もそうでしたし。
「例えば酸素カプセルなんてヤバい発言しないし」
「待って?わたくしをディスる必要おあり?」
急にこちらへ刃を向けるのはやめてくださいまし?い、今のは効きましたわよ……!少しですけれどね…!
「単独行動は避け常にかれんと二人行動、不審に思われないよう落ち着いてご挨拶、バッタリお会いした時奇声を発しないようイメトレも完璧だし、適切な距離感を忘れない!ファンとして当たり前のマナーよ!!!」
……エリカ、貴女本当に…
「野生のクマ対策と同じじゃない……。ホンットかれんとエリカは会長とおば様の事ばっか!もっと現実見たら?ってカンジ!」
現実を見る……確かにそれも良いのでしょうけれど、それでも捨てられない妄想があるのです!眞妃さんだって妄想している筈でしょう!!そう、彼とか!
「でしたら現実を見ている眞妃さんは最近どうですの?」
「どうって?」
それはもちろん…………
「それはもちろん…」
「お、やっぱここに居たかかれんー。…ん、話の途中だったか………ごめん。翼案内あんがと。あとでもう1個ポンデあげるわ。」
「いやいや、大した事じゃないよ。ポンデリング…は、今はいいかなー……」
「いやいや、遠慮すんなって、糖分大事ぞ?」
「そうは言うけどさっき既に1個貰ってるしなぁ…」
「つ…!!」
「…あぁ、ミサキでしたか。どうしました?」
毎度の事ですがぜっつみょうにタイミングが悪い人ですねミサキは……本人に悪気は無いんでしょうけれど。そして交渉材料がポンデリング……いや、良いんですけれど。
全然良いんですけれど…まぁ……はい………
それはともかく要件ですわ、要件!
「校長からパリ姉妹校との交流会の件で助力求められたから食べ終わったら部室集合で。」
「了解しましたわ。持ち物は筆箱くらいで良くて?」
「個人持ちのノーパソ欲しいかな。……そうだ、充電コード持ってる?今日忘れちゃってましてね…」
「ミサキが?珍しいですわね。別にそれくらいなら…あぁほら、ありましたわ。」
「あんがと。」
「私も行った方がいーい?」
「エリカノーパソ持ってたっけ?」「のー!」
「あー……うーん………まぁ一応来て。」「りょー!」
「ほんじゃまた後でー。ん、何翼、えぇ…?」
………パリ姉妹校の交流会ですか…まだ割と先の話ではありますけれど、校長がミサキに頼んだということは少し急ぎの話なのでしょう。部を抜きにしても優秀ですからねえ、ミサキは。
「……で?どうって何の話よ?」
っと、そうでしたわ、眞妃さんへの質問でした。先程までは当人が居ませんので田沼さんの名前をそのまま出す気でしたが、眞妃さんなら目配せだけで気付くでしょう。
というか先程田沼くんが来た辺りからメスの顔になっていましたし。……少しこの表現はダメですか。チラッ。
「〜〜〜〜ッ………!!ハ、ハァー??何の事かわか、わ、わかんないんだけどぉー????」
「…ねぇ、何の事?」
「…エリカもまだまだですわねぇ………」
「えぇ………?」
「?眞妃、何かあったの?」
「な、ななな、なっ、な、何もないってば…!!」
「渚さんもニブいんですから…眞妃さんが彼、の…」
………殺気!?…………ま、眞妃さんが殺気を向けてきておりますわ…!!言うのは得策ではありませんわね……殺される気しかしませんわ……………!!!
「彼ぇー、の、そのー…………っ!…じ、実はマスメディア部の調査依頼に、彼に彼女がいるのかという質問が来ていて…」
「え?そんな依頼来てな」
「来てたの。個別に。」
「えっなにこわっ。」
「へぇー、そうなんだ、私聞いてこようか?」
「えっ?」
「聞くの田沼くんで合ってるよね?」
「えっ?」
「…?どうかしましたか眞妃さん…?
はい、お願いしますわ!」
「わかったー。」
〈時は遡り、数十分前。〉
「……っはぁ……………」
姉妹校との交流会で備品が足りないだ書類が書き終わらないだシンプルに人手が足りないだ………いっくらなんでも俺に任せ過ぎじゃないかあの校長?
いやまぁ、会長にある程度任せたうえでこの仕事量が回ってきていることは分かってるし文句が言えるような立場でもないが…うーん……もう少しなんというかなぁ…
…おや、あそこに佇んで見えるは翼くんじゃあないか。2日ぶりくらいだっけ?
「よーう翼。何しとん。」
「……あ、あぁ、ミサキか。ちょうどよかった…」
「丁度いいとはなんぞ?ポンデリング欲しいんか?一つやるわ。大事に食えよ、なんか元気なさそうだし。」
「えっ…???あ、うん、ありがとう………そ、それで用なんだけど…………!!!」
「おん。落ち着け。」
「……………柏木さんが好き?」
「……(コクッ、コクッ)」
「はぁ〜〜〜〜〜〜、そっかぁ〜〜〜〜〜〜〜。」
そっかぁ〜〜〜、もうそんな時期かぁ〜〜〜〜〜。
おっと正気を取り戻せミサキぃ〜?ふむ、そうかぁまぁそれくらいの時期だもんなぁ。翼の告白イベント。
ほんで本来かれんに質問しに行くべき所を俺に質問しちゃったかぁ〜〜〜そっかぁ〜〜〜〜。
やばくね?割と。
ある程度の原作崩壊は自分が居る時点で仕方のないことだと割り切っている、とは言ったがこの変化点は少しばかり大きすぎる気がする。後々まで響くかれんの自責の念が無くなるのかぁ…それはそれは……バタフライエフェクト的なの怖すぎ。
まぁ確かにマスメディア部で男子である俺を頼るのは実に良い選択だとは思うが答えられるのと答えたいかどうかは別なのだ。原作崩壊にはできるだけ抗いたい。
さて。どうやって元の流れへ繋ごうか。
「…!まさかミサキも柏木さんの事を……!?」
「あぁいや、それは無いそれは無い。」
「そっか……確かにミサキにはあの二人が居るもんね…」
「あぁいや、それは無いそれは無い。断じて無い。」
「えぇ…………?(困惑)」
あの二人はそういうアレじゃないから。よろしく。
「まぁとにかくだ。恋愛相談やらに関しては俺から言えることはさほどない。俺なんかよりも適任が居ると思うぞ?例えば……生徒会、とか。」
「っ………!!まさか、会長に!?いやでもっ、そんな…恋愛相談とかしていい人なの…?」
「安心しろ。ヤツはたまに藤原に弁当を作っている。この意味が分かるな?」
「っは、もしや………!!!!!」
「そう。女の扱いに慣れてる。」
まずは丸投げ。煽動。………いや違う先導。犠牲となってくれ会長。この物語にはあんたが必要だ。
「しかも四宮副会長ともめっちゃ仲良い。」
「っ!?あの四宮副会長と!?!?そんな……!」
「そう。つまり女の扱いに慣れてる。」
嘘である。
…一回言ってみたかった。
「…信用しきれないならかれんにも聞きに行くか?」
「え?いや、いいよそこまでし」「行こうや。情報には信憑性が大事だろ?大丈夫なんも怖くないから。な。」
「えぇ…?あ、あぁ…うん…………」
ヨシ!!!完璧な煽動だな!!!!!!!!!!!
かれんに会いに行くついでに足りない備品道具やら人手やらも貰ってくとしよう。てか割とマジで人手欲しいな。エリカ…でも居ないよりマシか。呼ぼ。
「そういや飯もう食った?」
「ん…?あ、食べたよ。弁当。」
「なら良いか、行くぞい。」
「えっ、今っ!?」
今以外にいつ行くってんの。そうやって日和ってるから前に進歩できないんじゃないの?(辛辣)
ほら行くぞー。ゴーゴー。
デッデッデデデデ(ッカーン)デデデデ!!!!!!!
「お、ここに居たかかれんー。…ん、話の途中だったか………ごめん。翼案内あんがと。あとでもう1個ポンデあげるわ。」
教室に入って反射的に話しかけてしまったが多分シンプル悪手だなこれ。ごめんかれん。マジでごめんかれん。
略してごれん。
かれんの所属している筈のA組を探したのに居なかったので結局翼に案内をしてもらったぜ。よくこの4人で食事をしているらしいが…おま、翼。なんで知ってんの?
若干キモくね?
まぁええか………………
「いやいや、大した事じゃないよ。ポンデリング…は、今はいいかなー……」
「いやいや、遠慮すんなって、糖分大事ぞ?」
「そうは言うけどさっき既に1個貰ってるしなぁ…」
「つ…!!」
「…あぁ、ミサキでしたか。どうしました?」
………来てなんだけど柏木さんの前だとこの話できないかこれ。しくったなぁ……まぁあとででもなんとかなるでしょ。どうせこのあとすぐ部室来れるだろうし。
…………食事会を邪魔してしまったのはシンプルに心苦しいが。
「校長からパリ姉妹校との交流会の件で助力求められたから食べ終わったら部室集合で。」
「了解しましたわ。持ち物は筆箱くらいで良くて?」
「個人持ちのノーパソ欲しいかな。……そうだ、充電コード持ってる?今日忘れちゃってましてね…」
「ミサキが?珍しいですわね。別にそれくらいなら…あぁほら、ありましたわ。」
「あんがと。」
「私も行った方がいーい?」
「エリカノーパソ持ってたっけ?」「のー!」
「あー……うーん………まぁ一応来て。」「りょー!」
「ほんじゃまた後でー。ん、何翼。」
「い、言わなくていいの…?その…あれ……」
「えぇ………?いやそこに柏木さん居るからここでは聞けんだろ。…そうだ、この後まだ時間ある?あるならマス部までついてきてくれや。」
「時間はあるけど……」
「っし、じゃあ決まり。なにすぐ済むさぁ。ちなみにノーパソ持ってる?それ今使える?」
「も、持ってるよ?使えるし………」
「へぇー………………………………………」
…これついでにもう1人分の労働力確保できたんじゃないか?得したぜ。まぁこの時点でかれんに情報を渡しすぎるのもなんだしかれんが来たら少しだけ聞いて帰すか。翼。
このプランで行こう。
………おや、とうとう来たか。
「ねぇねぇ、田沼くん。」
「エッ?あっ、ひょ、あ、ハイ!?はい!!」
驚き方キッショ。
「ねー、君って彼女とか居るのー?」
「えっ!?………い、居ない……けど…………?」
「やっぱり!彼女居ないってー!」
「い、居そうにないもんねー……おほほ………」
「超ウケる!」
「……………………っ…!!(バッ)」
………翼が泣きそうな顔をしてこちらに振り向いた。えぇ…?そこまでぇ…?まぁ確かに心が折れそうなのも分からなくはないが…まぁとにかくだ。
「……あとでちゃんと生徒会室行こうな。」
「……………うん………」
(オーバーキルされたため)
翼くんの口調個性が無さすぎる問題。
あと渚さんの口調も誰が喋ってるか分かんねえ問題。
アーキ坊やも裸足で逃げ出すぞこんなん。
……アーキ坊やは元々裸足か。
感想高評価お待ちしとります。てかあと本当に少しで平均評価8まで行くんでマジ頼み。
必殺マジシリーズマジ頼み。
君は(四条)マキさんのどの顔が好き?
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幸せそうな顔
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目に涙を浮かべてうるうるしてる顔
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ギャン泣き
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照れ顔
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恥ずかしそうな顔
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放心中のあへぇ顔