【エリカ】様と【かれん】様に倣い、
この小説本文内では水咲を【ミサキ】と表記するので以後よろしゅうお願い致す。
雫さんがさぁ!!
ふとした瞬間に笑顔になるやん!!??
「ニコッ」て!!「にへらぁ」って!!
見るやん??笑顔、見るやん??
クッソかわいい。(語彙力喪失)
少し失礼かもしれんけど、自分の貧乳度を恥ずかしがってくれているとなると尚最高。
気にしなくても大丈夫だ。
さらに下は居るんだからうわなにをするやめ
「……………というストーリーですのよ!!」
「ほーう…………対価は?」
「これですわ!」
バァァァン!!!(迫真)
と、眼前に居るかれんが迫真のドヤ顔で披露してきた"対価"とやらは、某人気ドーナツチェーン店のポンデリングである。
俺が好きなドーナツNo.1を年中陣取るこのドーナツは主に子供や女性が好きな傾向にあり、買い手もその分女性や子供に偏っている。
そのため現男子高校生の俺が買いに行くのは少々気が引けるがために、"対価"としてかれん、もしくはエリカに頼んでいるのだ。
「に、しても。毎回こんな物で良いのですか?
もっと高価な物を頼んでも許しますし、そもそも自分で、なんなら自分の従者に買ってきてもらえばいいのでは?」
「ばっ、お前そりゃなんか恥ずかしいだろ…
主人がポンデリング好きだと知ったら、俺が従者なら100%舐め腐るぞ。陰で笑うぞ。」
「性根も大分腐ってますわね、大丈夫です?
答えは知ってますが、女性の友人に頼む事には抵抗が無いのですの?」
「主に言動のせいかな。」
「何か文句でもありますの?」
「いや、なんでもありませんわよー。
んで、注文を聞こうかナマモノ同人作家さん。」
「その呼び名はやめてくださいまし!?!?
注文はR15辺りで日常、堅め、序章ですわ。」
「了解。ざっと70分待機で。」
「承知しましたわ。」
さて、皆気になっていただろう事を話そう。今の会話で察した人は察したと思うが…………
俺が作画担当だ。
理由は絵が上手いから頼まれただけである。
幼馴染だからこその秘密の共有とは便利なものなので、俺もポンデリングの入手のため働いているのである。
これも幼馴染の定め……、か………
簡潔に言って友人が妄想したナマモノを脳内に取り込んだ上でそれを自分の筆で表現するというのはとても。とてもきついが。
なんだかんだで俺もみゆ✕かぐ派なので付き合ってやっているのだ。それと毎度書かされているお陰で自分の絵のスキルも上がるばかりである。
自分の筆が穢れながら成長していくのを喜べば良いのか、それとも後悔すれば良いのか………。
その証拠に、先日
この世界がおかしい事なんて何度も身に沁みて分かっているがこれもちょっと良く分からない。
同人誌がこんなに売れる世界も大分異常だし…
やはり皆恋愛物語に夢を馳せているのだろうか。そういえば原作で会長がかぐや様に生徒会長の推薦役を頼む時の学園全体の盛り上がり様も異様だったし、この世界の人間そのものがそういうネタを求めているのかもしれない。(思考放棄)
あと、俺がかぐや"様"呼びしている事に関しては何も言わないでくれると助かる。この呼び方を強要されていたからこうなってるだけなのでな。
今となっては『かぐや様』呼びじゃないと体が拒否反応を示すところまで来てしまった。それもこれも全てエリカとかれんって奴らのせいなんだ。
………まぁ、とりあえず書っ……
ッバァァァァンッッ!!!(迫真)
…ッッ…………!!!
「たのもーーっ!!!!
味噌汁はいらんかねーっ!!!!!」
「…………ビビりましたわ……」
「安心しろ、ただの味噌女だ」
「それもそれで怖いですわね……」
一応あなたの幼馴染兼親友ですけどね。
俺が書こうとした原稿用紙とかれんが出したネタ帳は一瞬の内に仕舞ったのでおそらく見られてないだろう。味噌女だけなら知られても問題無い気はするが………拡散力の高い女子に知られれば少なからずリスクがある。
幼馴染ともいえど、親友2人がナマモノを共同制作しているとなれば引くのは免れないだろう。
俺ならドン引く。
…いや、どうだろう……
大分毒されて……いやいや、流石に引く。うん。
それはともかくだ。
「ん〜…?……ハッ!!ミ○ドのポンデリングだぁぁー!!!ねぇねぇ、これ食べていい?」
「駄目」
「即答!?……まぁミサキポンデリング大好物だもんね。しょうがないよね。」
「ええ、しょうがないですわね。」
「おい、そんな目で見んなって。
生暖かい目になるなって。」
「……あなた達、じゃれあうのは良いけどノルマ分の記事書けてるんでしょうね?」
居たのか雫さん。
「ヒェッ」
「ウワァ…」
「俺はもう終わってますぜー。」
「よろしい。」
マスメディア部部長、"朝日雫"。
この人が居るからマス部は動いているくらいの優秀さで、俺が尊敬に値すると判断した人物。
ただ、エリカとかれんまでこの人に任せると俺にも罪悪感というものが生まれてくるので、2人の制御は俺に任されている。
仕方ねぇよ、だってエリカとかれんだもの。
「でもこの記事なら出来てますわよ?ほら。」
かれんが指を差したのは、部長が手に持っている原稿。多分数分前に出すと言っていたノルマ分の記事である。ただ……
「………会長がいかに会長足りえるかを延々と語っている記事を、学年の新聞に載せろ、と……?
却下です。」
「何故ですの!?」
☆こ☆の☆始☆末☆
「この下り既に3、4回くらいやってませんでしたっけ?前にも言った通りですよ。」
「ご、ご無体な……」
デジャヴを感じた。
そう、なんとこの流れの会話はこれで5回目である。何度言われれば学ぶのか、それとも学んだ上で間違えているのか。審議は分からないがまぁ取り敢えずかれんは有罪だろう。
「なら私のは!?!?」
「…かぐや様、かぐや様、時々味噌………
さっきの会話を聞いた上で良く出せましたね。凄いですよ。却下です。」
「なん……だと………」
「草。」
いやほんと草。
下書きは事前に俺に送ってきやがってたので俺は知っていたが、本当にかぐや様と味噌の事しか書かれていなかった。色んな意味で凄えよ。
きゅうりに味噌付けたやつおいしいよね。
「………はぁ……明日までには終わらせてあげてくださいね、ミサキさん。」
え?
「俺…だと………!?」
「すいませんが、狂人を相手できるのは狂人だけなんですよ………。申し訳ありませんね。」
「いや、まぁ慣れてるし良いですけど…狂人?」
「そうですか。なら「狂人って」なら「…了解しましたー。」頼みました。」
狂人扱いは不本意だが、実際、勢いが付いている状態のこの幼馴染達は俺か生徒会の民以外には止められないくらい暴走するので仕方の無い事。
あと教室に居ても友人と呼べる存在自体があまり居ないため、面倒を見ると同時にぼっち状態の回避も行えるのだ。まさに一石二鳥。まるで将棋。
「……あ、いっそ皆でこれ食べます?
○スドのポンデリング。」
「えっ!?!?あのミサキが……???」
「明日は雪でしょうか……?それとも雷雨…?」
「解せん誤解が判明した様だな。
で、エリかれも要るんか?」
「その呼び方だと……………いえ、なんでもありませんわ…………。頂きますわ。」
「やった!
「はい、部長。ポンデ嫌いとかあります?」
「いえ、好物です。貰いますね。」
いやぁ〜〜、ほんと、食べ物食べてて無口な時は普通に美少女なんだけどなぁ〜〜〜………
部長はいつも美少女。俺知ってる。
やっぱ食事時が一番癒やされるわ。
ポンデリングは犠牲になったのだ…
美少女の笑顔の犠牲にな……
あいつも本望だっただろう……
……おっと、
そろそろ本格的な部活が始まる時間だ。
んじゃ、今日もやるとしますかねぇ…。
かぐや様の貧乳設定考えた方は天才。神。
つまり赤坂先生は神。
Oh My God。
頭が約束のネバーランド。
さぁ、あなたも赤坂先生を称えなさい。
どけ!!!俺は四条眞妃の彼氏だぞ!!!
うわなにをするやめ
エリカとかれんどっちの方が好き?
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エリカ
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かれん
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マス部部長(朝日雫)
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知らん。全部だ。