Q.眞妃ちゃんが可哀想で可愛すぎて頭撫で回したくなる病気に掛かってるんですけどどうすれば良いですか?
A.魔境(pixiv)に行きましょう。
「ところでさ。」
「どうした?」
「どしたお前」
「…………結局ミサキって付き合ってるのか?その………あの2人のどっちかと。」
「それな!俺も気になってた!」
「…………ちょっと良く分からん。」
…聞かれる気はしていた。
………風祭と豊崎は割と話す仲だ。たまに会長も含めた4人で駄弁っているときもある。エリかれとはまた別のタイプの気さくな会話が心地良いので良くつるんでいる。
まぁ少し下品なのが面倒でもあるが……どちらも良い奴なので特に気にしてはいない。
さて。俺がこの会話で狙うのは"とても仲が良いが付き合ってはいない"間隔だという辺り。
良く創作物やらで聞くチャラ男が言いそうな反論にもならない反論、『お前はこいつと何の関係があるんだ』という問いには『幼馴染だから』で返せるのでその点の心配は無い。
それでいて、もし噂として広まってもエリかれと本気で付き合いたい奴は告ってくれるかもしれないという塩梅で話を進める必要がある。
別に幼馴染の幸せを願っていない、という訳でもないからだ。
うーむ、どのエピソード話そう。
今でもたまに一緒に風呂入る時があるってのが流石にライン超えなのは分かる。手を繋ぐ…?いやいや、こいつらならそれもライン超えな気がする。
さらに抑えめなエピソード………
「そう言わずに答えろよ〜!」
「あ"ー、わーったよ。別に付き合ってねえよ。精々一緒に帰るくらいの仲だし。」
「はぁ!?!?」
「それもう付き合ってるだろ!!!!」
これは俺悪くないんじゃねえかな。
「いくらなんでもそれは違うだろ…」
「いいや!!女子と一緒に下校することの難易度の高さをお前は知らないだけだ!!」
「ミサキはエリカちゃんとかれんちゃん以外と帰れるか!?無理だろ!?そういうことだよ!」
「…っ………まぁそれは無理だ……が!!!
それでも女子自体と一緒に帰ったことが無いお前らにとやかく言われる筋合いは無い!!」
「「ぐはぁっっっ!!!!!」」
「大体!そうやって下心があるから女子も警戒して近寄らないんじゃないのか!?あぁ!?」
「「ウ"ッ"…!!」」
「……ミサキ、流石にそこらへんにしておいてあげてくださいまし?オーバーキルでしてよ。」
む、この声と口調は。
「…ん?あぁ、居たのかかれん。なんか用?」
お前普段からそうやって凛とした立ち振る舞いしてたら紛れも無く美人なんだけどな。
それを悪いとは思わないけど。
「部長から預かりものがありまして。そちらのお二方はどなたですの?はい、これ。」
ふむ……ありがと。
これ割と重要な書類だったんだよ。
「あっ、風祭です…」「豊崎です…」
「お前ら急に口数少なくなるやん。そういうとこだぞ。めっちゃ分かるけど。」
「るっせ!なんでお前はそう軽々と女子の名前を呼び捨てできるんだよ!俺達はそれすらまともに言える胆力ねえよ!」
「強いて言うならば幼馴染だから。」
「クッッソォ!!羨ましい!!!!」
「勝ったな(確信)。」
「醜い争いですわね………」
「正直こうやって羨ましがられるの楽しい。」
「そういうところ本当に最ッ高ですわよミサキ。」
「よせやい〜!褒めても拳しか出ないぞ〜?」
「やれるもんならやってみてくださいまし〜?」
「うわ!!なんか楽しそうに話してる!」
「羨ましい……ッ!」
はっはっはぁ!!愉快愉快!!
「して、2人よ」
「……どうしたんだよ急に。」
「くっそぉ…羨ましい……」
「女子の手作り煎餅要らない?」
「…………女子の…」「………手作り煎餅……」
瞬間、顔を見合わせる2人。
恐らく俺には分からない何かの連帯感によって通じ合っているのだろう。そして選択するのは…
「「…………要る!!!」」
"受け取る"以外はありえないとも予想済みだ。
ちょろい。
因みに手作り煎餅というのはエリカから押し付けられた物だ。滅茶苦茶に美味いし俺も好んで食べているものなので、味噌臭くなる事とは別として常に2、3枚は持ち歩いているのだ。勿論割らないように極薄ケースの中でだ!!!
今回のように交渉に使える場合もある。
味噌………最強か?
実際それほど高頻度で食べていても減らないくらい送られてくる上にかれんからも一部押し付けられるので俺の摂取カロリーと塩分量がえぐい事になっているのだが……代謝が良いのでなんとか肥えてはいない。やはり筋肉…!!筋全解……!!!
かくして味噌にもかぐや様にも洗脳されているのかもしれない俺だが、幸せなので、OKです。
元の話題もあやふやになったしええやろ。
実のところ、別にエリカやかれんと結婚やらをしても良いくらいに嫌いではないのだが、もしそうなっても今までと関係は変わらないんだろうな…という確信と、恋愛的な意味で好きかと聞かれるとNOである事実があるので…まぁ…うん…
マジでなんとも言えないのである。
バリッ。
「……うん、美味い。」
味噌ってのは良い。心が落ち着く。
「じゃ、部室行こ。」
「そうですわね。」
なんか2人は煎餅を崇めてるし放っておこう。
あーあ、書類の記事書かないとだなぁ……
「…めんど〜…」
「頑張ってくださいまし〜」
「あいよぉ〜。」
(女子(笑)の手作り煎餅を貰えたため)
ミサキ君は一度死んだせいで精神の基礎にある3大欲求が薄めになってます。
まぁポン・デ・リングを含めた好きな物や好きな人にその分3倍の興味が唆られるんですけどね。
って感じのくだらん設定を思いついた。
活かせるか?俺は活かせないと思う。
高評価感想お待ちしとります。
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