私の『オタク女』シリーズの番外編。立花響の視点で進んでいく小説です。ちなみに本編未登場のアニメ拳法も出していくつもりです。
第1話
○月%日
私の名前は立花響です。
そう自己紹介をしたら風鳴翼さんに睨まれた上にシンフォギアという変身スーツを使えるようになったり、ノイズを倒せるようになったりと高校2年生にしては中々に波乱万丈な生活を送っている。
そんな時に出会ったのがお姉さんです。
私が寮にも帰らず少しでもノイズと戦うためにもなにかしら格闘技を習うべきだと考えているときに、たまたま公園で格闘技の稽古をしていたお姉さんに頼んで護身程度の動きと防御を教えて貰った。
まず灘心陽流という拳法を教えて貰うことになったけど。私が習っても良いのかと聞けば私だけに教えるから門下生扱いでOKらしい。
それと私は格闘技初心者なので怪我しないようにナックルガードなど身に付け、お姉さんのゆっくりで受け止めやすいパンチを弾き、突き飛ばしたり転がす技術を優しく丁寧に教えてくれた。
とりあえず、この一連の流れをノイズに試したら灰になった。あとで風鳴弦十郎さんに聞けば私はノイズに「掴む」「投げる」「折る」をほとんど一つの動作を繰り返していたそうだ。
○月↓日
今日から灘心陽流ではなく灘神影流の技法を教えると言われた。灘神影流とは殺人拳であり、一子相伝の極めて珍しい拳法だそうだ。ハッキリと言えば怖いし、殺人拳なんて使いたくない。
そうお姉さんに言ったら合格と言われた。どういうことなのかと聞けば殺人拳だったのは百年も昔で今は格闘技としての側面の方が強いそうだ。
ちょっと悪ふざけにして突拍子もなかったけど。お姉さんなりに緊張をほぐそうとしてくれたんだと思ったら嬉しくて抱き付いちゃった。
まあ、仕方ないよね。
いきなり殺人拳とか言っちゃうお姉さんが悪いし、もうちょっとだけ抱きついてお仕置きしなくちゃだし、あと柔らかくて気持ちいい。
よし、それじゃあ灘神影流のトレーニングしましょう。あわよくばお姉さんに抱きついて、さっきの柔らかなお胸の感触をもう一度だけ……。
○月#日
私は何がしたいんだろ?
ゆっくりとお姉さんに教えてもらった灘神影流の整法(ストレッチや柔軟体操)を繰り返し、いきなり襲ってきた女の子について考える。
一応、シンフォギア関連は幼馴染みで親友の小日向未来には相談できない。こっちに引きずり込むなんて私には無理だ。たぶん、そんなことしたら私は私が嫌いになる。
そんなことを考えながら未来にストレッチを手伝ってもらう。最近は運動も勉強もお姉さんに教えてもらってるから先生によく褒められるけど、私は未来に褒められるのが一番好きだなぁ…。
私の呟きにペチペチと背中を叩いて恥ずかしさを訴えてくる未来を抱き締めながら謝る。まあ、さっきの言葉に嘘も偽りもない本心だから安心してよ。
あ、あれ、未来ってば気絶してるの?もう仕方ないな。今日は私とおんなじ布団で寝るけど、文句も言い訳も受け付けないからね?