side FBI
Washington DC
United States
あのニューヨークでの事件から数カ月後、組織の幹部らは日本へ飛んだことがわかった。
それ以降足取りがつかめないでいた中、FBIはPhyserが組織へ金銭を横流した証拠を掴み、遂に強制捜査に乗り出した。横流しを行っていた容疑者と思われる経営幹部数人には国際指名手配犯として、我々はその行方を追うことになった。しかし捜査を開始してからその数週間後、やっとのことで彼らが住んでいたと思われる住居を特定し立ち入り捜査したところ、彼らはそれぞれの自宅で拳銃自殺していたことがわかった。その後も自宅内を隅から隅まで捜査し続けたが、結局奴らにつながる手がかりはゼロであった。
しかし、やつらの資金源の一つを潰すことには成功したため、FBIの功績のひとつとして上層部はもてはやした。
そしてこの一件は世界でも有数の大規模な汚職事件として世間を賑わせることとなった。
* * * * *
side MI6
London
England
地下鉄 エンバンクメント駅ホームのベンチにて
Daily mail を読みながらベンチに座りポットに入ったミルクティーを飲む。
なるほど、遂にFBIも成果を出してきたというわけか。
しかしどういうわけか、彼らの拳銃自殺以降の捜査は打ち切り。やはり一警察組織の権限ではこれ以上の捜査は厳しいようね。私達も彼らの拠点は分からずじまい。
英中央銀行のイングランド銀行で副総裁が起こした収賄事件やシリコンバレー銀行の破綻が実は組織の謀略だったということはMI5の調べではわかっているが、その足取りは未だにわかっていない。
MI6の情報収集によると、今回は私の秀一が最も捜査に貢献し、遂に足取りまで掴んだという。
しかし、その先にあるのは私達の第二の故郷
日本。
昔は安全だからといって移り住んだけど、結局のとこ…全くそんなことはなかったっていうわけね…
真純も待っていることだし、帰国する日も近いかもね…。
それに…もしかしたらあなたにも……。
ほんの、ほんの僅かでも、希望を持ってみてもいいかしら?
……務武さん
* * * * *
日本
東京都 霞ヶ関
「……まさかここまでFBIの犬として成り下がっていたとはな…………
赤井……秀一!!!!!」
そんな日本で、警察庁警備局の男は読売新聞を震わせながら睨み合う
* * * * *
「以上がこの一件で示したFBI, SIS, そして日本の公安の反応のようです」
《よくやった。下がってよろしい。報酬は後ほど振り込んでおきます》
「ありがとうございます。それでは失礼します。」ピッ
『…なるほど…』
『これは非常に……
面白くありませんねぇ』
彼らは知らない。
組織は警察にも内通者がいるということを
* * * * *
世界の警察組織を代表する輝かしい成果は、ニューヨークタイムズを始め、世界各国の新聞で大々的に取り上げた。しかしそんな中それをよく思わないある一つの組織があった。
side ???
Washington DC
US
「Well well... You really did it now publicize the case highly, you know, FBI...(いやいや〜よくもまあこんなに大々的にやってくれたねぇ…FBI)」
ニューヨークタイムズに描かれたFBIの武勇を読みながらコーヒーを啜る一人の男が呟く。
「Why do you think that is NOT good Police crack down on crimes?(犯罪を取り締まることの何が行けないんですか?)」
「This is the problem that they publicized the case in the earth.(俺が問題にしてることはこの事件を表立って公開することだよ)」
「But, I think it's a nice job because it has contributed to destroying this organization. (いやでも、組織の解体に一役買ったわけですから、別にいいんじゃないですかね?)」
「 It's not "a bad narrative". But it's not now.いつか壊滅するっていうのは悪い話じゃないさ。でもそれは今じゃない。ここで組織に潰れてもらっちゃ困るんだよ。」
「Ha? Why?」
「THEY have an influence on the politics of each country. ほら、彼らって各国の政界にも影響力があるわけだから。彼らは未だに日本を拠点にしているってことを、組織に潜入している諜報員から聞いたが…
Some months ago, fortunately I read secret archives. according to these archives, our president of the US won the election due to use THEIR absolute power.
(以前組織に関する機密文書を見る機会があったんだが、我らが合衆国の大統領は彼らの力を使って当選したとかしないとか)」
「 Oh, my gosh...」
「 Yeah...It seemed to resist the influence operation that the Russian agent fixed the number of votes by the side of democratic party's supporters.
(あぁ、何しろ民主党勢力の票に不正を働いたロシアの工作に対抗するためだとかなんとか)」
「 Is it really OK?
(それって本当に大丈夫なのか?世界的な犯罪組織に我々合衆国と手を組んでるってことになるんだぞ!)」
「こんなことで驚いてたら身がもたなくなるぞ…。ついでに言えばケネディ大統領の暗殺事件だって、表向きは単独犯だったが、その実我々が彼らに依頼し送り込まれたエージェントらしいし」
「Are you serious?! why?!(まじかよ…で、でもなんで!?)」
「 I don't know anything about it.
(知らねえよそんなこと、その理由を知ってるのは大統領と我々でさえアクセスできないその機密文書だけだからな)」
「あまりにも力をつけすぎた犯罪組織とは利用され、利用する関係になる…ということか」
Anyway, there is no point in even thinking about it!
so, let's go to complete the next job ま、俺たちが気にしてもどうにもならないこと、さ!さっさとこの仕事を終わらせに行こうじゃないか」
「next job?(次の仕事?)」
「We send in the agents who left Afghanistan to the new enemy's territory.
(アフガニスタンから撤退した工作員を新たな敵地へ送り込むのさ)」
「Send in, where? (送るってどこへ?)」
「 Of course, you know.
(そんなの決まってるだろ)
To China.
(中国さ)」
組織が大物を利用するように
CIAもまた組織を利用する