(全体的に見た時にどっちかっていえば)一般人(に近い人)に転生した 作:かねれお
ニックと話した次の日の昼間、俺は黒いバンの後部座席に乗って街中を移動していた
車内には俺とニックともう1人
クールで眼帯の片腕やってそうなこの女の人
だいぶ若いけどマリア・ヒルだよなぁ、多分
「あとどれ位で着くんだ?」
かれこれ宿泊していたホテルを出てから2時間程度車を走らせているが未だに止まる気配がない
「そうだな、あと2時間ってとこだ
言っとくが昼寝するチャンスはこの2時間で最後だぞ」
・・・これは秘密の話するから寝とけ的なやつか?
しょうがないなぁ
俺はできる子供だからね(当社比)
元日本人の空気を読む力(周りに流される力)舐めるなよ
いや、けど
何の話するのか気になっている自分がいるのもまた事実
・・・寝たふりするか
・・・はーい私は寝てますよー
お話どうぞー
・・・
・・・
・・・
( ˘ω˘ ) スヤァ…
《sideニック
・・・まさか本当に寝るとは思わなかった
結構図太い神経しているから寝たふりでもしてるかと思ったが
・・・寝てるな、しっかりと
「・・・寝ましたね」
「あぁ」
「・・・ニック
あなたは本当に彼を連れていくつもりですか?
なぜこんな・・・子供を連れていくつもりなんですか?」
「あぁ、そうだな・・・
本当に何故なんだろうな
俺も自分の正気を疑っているさ
あいつは本来俺たち大人が庇護するべき子どもの筈なのにこちらの世界へ巻き込もうとしている」
「俺があいつ自身の憎しみを利用したとかそういう訳でもない
ただあいつはただ純粋に正義の味方に、多くの人を守る盾になろうとしているのさ」
「・・・人は良くも悪くも変わっていくものです
今はそうだとしても、これから先も彼がそうあり続けられる保証はどこにもないんですよ
私は彼の意思を曲げてでも普通の生活を送らせるべきだと考えます」
「・・・本来ならそうするのが正解だろうな
バァさんもそう願っていただろうが
だが俺はあいつを否定することができなかった」
「正直まだ迷っている
これが正しい選択なのかどうかを」
「ニック、私はあなたの選択に従いますよ」
「あなたが彼に対しての責任を背負うというのなら、半分くらいは手伝ってあげますよ
私にとってボスはあなただけですから」
「・・・いつもすまんなヒル」
「ところで他所から子どもを連れ帰ってくると聞いて
あなたの隠し子なのではという噂が流れていますが、本当だったりします?」
「そんなことを一体誰が言いやがったんだ・・・
はぁ、安心しろ、俺は独身だ」
「・・・行き遅れたら私がもらってあげますね」
「・・・考えておこう」
《
着いたぞ起きろという声がしたのでゆっくりではあるが意識を覚醒していく
いやぁー寝るつもりはなかったんだけどなぁ
さすが(?)秘密組織、いいイス使ってんじゃぁないの
存分に褒めてつかわす
ん〜と固まった体をほぐしつつ車から降りると至って普通の何の変哲もないビル
その中へ案内される
エレベターの前まで行くと
「覚悟はいいか?」
とニックに聞かれたが
"俺はヒーローになる、もう逃げるのはナシ"そう決めたから
だから口角を少しニッと上げ
「上等」
そう言ってやった
そしてドアが開き
「では歓迎しようクリント・バートン君、ようこそ
"戦略国土調停補強配備局"へ」
そうして俺の新たな生活が始まった
「名前長いってよく言われない?」
「・・・本当によく言われる、略称を募集中だ」
ここから2桁年程度時間を飛ばしていこうと思います
じゃあ皆さんせーので行きますよー
せーの
きんぐくりむぞん