とんでもない馬鹿が世界を巡るそうですよ?   作:命 翼

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お久しぶりです!明けましておめでとう御座います!
改めてアンケートありがとうございました。
とんでもない馬鹿が世界を巡るそうですよ?にて再スタートを切る事になりました。まずはパルデア編!
第一話なんでいつもは予約しているんですが予約せずに投稿します!
よろしくお願いします!


パルデア地方編
飛んで!パルデア!え?飛んでない?


 ガラル地方にて25年ぶりに開催されたアマチュア大会にて40年間負けが無かったガリュウを下したのはセミファイナルで敗れた若きトレーナーであった。SNSではガリュウが衰えたという文字が踊り、ガリュウを下した若きトレーナーキョウスケに注目が行く。

 

 40年間負けを知らなかった男を負かした功績を讃え、メディアは彼にインタビューを申し込んだが拒否。それは何故だったかというと…

 

「私が今!パルデアにいるからでぇす!いえええ!」

 

「うわびっくりした!急に何よ!」

 

「作者による変なあらすじが聞こえたもんで…つい」

 

 キョウスケはガラル地方を離れパルデア地方トップチャンピオンであるオモダカに招かれる形でパルデア地方に足を運んでいた。相棒ヨクバリスだけを連れてハッコウシティの空港にいた。ちなみに彼が今電話している相手はミリ。

 

 キョウスケの元彼女にしてガラル地方でガリュウを下す大偉業を果たした残る5体を預かっているトレーナーだ。ミリはキョウスケに5体が元気にしているという事を告げると…

 

「パルデアのトーナメントにはヨクバリス単騎でエントリーするつもり?3ヶ月前に渡らなくても良かったんじゃない?」

 

「3ヶ月で作者がパルデアの物語を書き切れる訳ねぇだろ」

 

「それ裏事情!何サラッと言っちゃってるの!」

 

 キョウスケの目的はパルデア最強トーナメントという大会に参加する事とガラル地方ではあまり出来なかった冒険をする為。つっこみため息を吐いたミリ。静かに笑みを浮かべると「風邪引くなよ」とだけ告げて電話を切る。キョウスケは空港から出ると付けていたサングラスを取る。

 

「よぉし!パルデアで思い切り羽目を外すぞぉ!出てこいヨクバリス!」

 

 誰も見ていないのに思い切り肩をブンブンと振り回し、ヨクバリスをボールから出す。周りの住人がキョウスケ達を白い目で見つめてくる中、ヨクバリスがボールから出た瞬間に突進を食らわしキョウスケを吹き飛ばした。

 

 キョウスケは吹き飛ばされ過ぎて星になったが隕石化してヨクバリスの目の前に降り注ぐ。そして地面に埋まりながら頭だけ出し…

 

「な、何をするだー!許さん!」

 

「思い切り吹き飛んでいたけど平気なのあの人!?」

 

「4時間もボールの中に入れて!ヨクバリスちゃん暇すぎて死ぬ所だったんだぞ!」

 

「貴様の暇なんて知ったこっちゃねぇよ!」

 

「あ、地面から出て来た」

 

 顎を突き出しながら何故か身構えるポーズでヨクバリスに言葉を吐いて行くキョウスケ。ヨクバリスは頭を左右動かしながらキョウスケの目の前に迫る。周りがざわつく中、その場にやって来たのは笛を鳴らした警察。

 

「コラァ!何やってんの!」

 

「いや違うんすよポリさん!ヨクバリスが!」

 

「ポケモンが人間をいじめる訳ないでしょ!」

 

「ヒスイではポケモンが人をいじめていたもん!」

 

「ヒスイってどこ!って喋ったぁ!?」

 

 警察がまず驚いたのはヨクバリスが平然と喋った事。何かの見間違いかと思ったが、聞き直そうとしたその瞬間にキョウスケとヨクバリスはその場から逃走。警察が慌てて2人を追う。

 

「逃げるなそこの不審者!」

 

「くそ!足が速すぎる!」

 

「ふははは!人間の速度で俺たちに追いつけると思うなよ!ヨクバリス、こうそくいどうだ!」

 

「おう!」

 

「10まんボルト!」

 

 警察から一目散に逃げようとするキョウスケとヨクバリスに突如浴びせられた電撃。2人は断末魔を上げながら丸焦げになってその場に倒れ込む。白目向きながら倒れた2人に近づいて来たのはハッコウシティジムリーダーであるナンジャモ。

 

「全く!ボクのいる街で好き勝手暴れないで欲しいな!」

 

「すいませんナンジャモさん。ご協力頂き…」

 

「人間に電撃を浴びせるとはどういう了見だこらぁ!」

 

「逆に何で平気なんだよ君…」

 

 ナンジャモの隣にいる緑色のポケモンが電撃を放ったようだ。頭をアフロにしながらキョウスケとヨクバリスは立ち上がると、顎を突き出しながら不満をたらたら語り出す。ナンジャモ達がビックリしたのは5秒で気絶から立ち上がった事。

 

「馬鹿野郎、男は忍耐と根性じゃ!」

 

「耐えられる?警察氏」

 

「いや、無理です」

 

「あらま奥さん、あの人達電撃を耐えるのが無理ですって!あらやだぁ!恥ずかしいでざます!」

 

「偉く煽りスキルが高いヨクバリスだなぁホント!てか何で喋るの!」

 

 キョウスケとヨクバリスの言葉に苛つくナンジャモ。警察が呆れながら2人を逮捕しようとしたその時。ナンジャモ達の後ろから歩いて来た人物の足音を聞き、その動きを止める。ナンジャモが後ろに振り返るとそこにいたのはオモダカだった。

 

「オモダカ氏!?」

 

「随分と盛り上がっているようですね皆さん」

 

「トップチャンピオン!これは今から不審者を…」

 

「その人は私が招いた人です。その人が何かしたなら私が謝ります」

 

「謝れー!」

 

 オモダカが軽く笑みを浮かべていたが謝るとなると真剣な表情に。警察が申し訳なさそうにするとキョウスケが一言呟いたが、ヨクバリスにしばかれて気絶。2秒で立ち上がりヨクバリスを挑発する。不満にしていたのはナンジャモで…

 

「また変な人連れて来たの?勘弁してよねホント!撤収、撤収!」

 

「あ、はい…」

 

 怒り心頭でナンジャモがその場から引き上げていき、警察もその場から引き上げて行く。警察やナンジャモ達が引き上げていったのを見て、オモダカがキョウスケの方を見つめ…

 

「何かなされたのですか?」

 

「俺たちのトップスピードで警察から逃げただけだぜ!」

 

「つまりワイルドされたという事ですね。把握しました」

 

「こ、コイツ!ボケが通用しないだと!?」

 

 オモダカは2人の言葉に対して冷静に対処。早くにパルデアに来たという事で驚いた様子だったが、たまたま仕事場に行こうとしたんですと笑みを浮かべながら2人に呟くと…

 

「そらとぶタクシーにて同行しませんか?料金は私が払いますので」

 

「ただ乗りという事ですね!いやはやお代官様ありがとうございます!」

 

「一言言う度に5千円取りましょうかね」

 

「わあ見事なぼったくり!」

 

 キョウスケの一言にさすがにイラついたのかオモダカが笑みながら一言発するとキョウスケとヨクバリスが一気に青ざめる。そんな会話が交わされる中で聞こえて来た男の叫び声。キョウスケが振り向くとオモダカの方を見ずに…

 

「すまん、アイツで行くわ」

 

「キョウスケさん?」

 

「ライドのスピードが遅いって言ってんだろ!このノロマ!」

 

 ハッコウシティの空気が凍りつく。キョウスケが男と怖がった表情で蹴りを入れられている一体のポケモンに近づくと、もう一度蹴ろうとした男の足を思い切り掴み…

 

「あん!?何だてめぇ!?」

 

「やめてやれ。嫌がってるだろうが」

 

「てめぇには関係ねぇだろうが!変な事言うと…」

 

「ジャンケーンポーン!」

 

 キョウスケは掴んだ足を思い切り上に投げ飛ばすと男の顔面を握り拳で殴りつけ、その場から吹き飛ばす。オモダカが驚く中、1番驚いたのは蹴られていたポケモン。

 

「何の事情があるか知らないけどポケモンをいじめるのは良くないよなおっさん!お前!」

 

「グル?」

 

「ライド出来るんだってな。折角だから乗せていってくれよ。どこまで行くんだトップ?」

 

「テーブルシティですが…」

 

「よっしゃ!じゃあテーブルシティまでタクシー頼むわ!」

 

 ヨクバリスは理解している様子で笑みを浮かべていた。オモダカの一言でキョウスケは緑のポケモンの背中を軽く叩く。一瞬吹き飛ばされた男の方を見た緑のポケモン。キョウスケの方を見ながら大きな声を上げるとライドフォルムへ。キョウスケはそこに乗り込む。

 

「お前モトトカゲって言うんだってな!少しの間よろしく頼むぜ」

 

「……」

 

「ほんじゃ、オモダカ!また後で落ち合おうぜ!」

 

 モトトカゲというポケモンに乗り込んだキョウスケは物凄い勢いでその場から去って行く。オモダカはそこを無言で見つめていたが何か感じたのか笑顔に。静かにハッコウシティから離れる準備をするのだった…




久々ですかね。こんなにボケたみたいな感じは。
さてキョウスケは無事にテーブルシティに辿り着けるのでしょうか!
負けるなキョウスケ!頑張らなくていいぞキョウスケ!
では!
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