前回のあらすじ!前回については!前回を見ろジョジョォ!
「洞窟内なんだから騒がないでよ響くでしょ!?」
「誰が洞窟だって言ったんだゴラァ!」
「ガラ悪いなぁ…」
ヌシのガケガニを見事撃破しガケガニが開けて行った穴を捜索するキョウスケ達。もちろん先頭はスパイス探しを提案していたペパー。キョウスケの叫び声が穴中に反響して聞こえる中、先頭でライトを照らしていたペパーがピタリと一度止まるとすぐにダッシュして行く。
「おいどうしたペッパー!コショウでも見つかったのか!」
「ペパーだしスパイス!何もかも間違ってんじゃん!」
「私は一向に構わん!」
「こっちが問題だよ」
「見ろお前らこれが噂のスパイスだ!本当に本に書いてある姿のまんまとは思わなかったけどな」
ピンク色に輝きを放ちながら穴奥に咲いていた一輪の花。少し荒らされたような跡がある事からここには元々何個かの花があったと思われる。アオイがキョウスケにツッコミを入れ、ネモが呆れた表情を浮かべる中ペパーはそんな事気にせずに3人を見つめながら語りかける。
「お前ら飯だ!俺がこのスパイスを使ってうんまいのを作ってやる!」
「もちろん俺が10割なんだろうな!?」
「欲張りちゃんだな!?もちろん皆んなでに決まってんだろ!」
「じゃあピクニックと洒落込もう!」
ペパーの語りかけでガケガニ達が戻ってくるまでではあるがピクニックがスタート。机を作り込みペパーが感謝しながらスパイスを回収。そこからパルデア名物サンドイッチを作っている間、その他のメンバーはポケモンを全員出し傷ついたポケモンの回復に当てる。
もちろん野生の身ながら頑張ってくれたコジオも労いとして傷薬で回復して行く。
「コジ!」
「ホント大活躍だったよね!ナイスファイトだよ!」
「それはいいけどよキョウスケ。ソイツどうするんだ?野生だろ?そのまま返すのか?」
「んな訳ねえだろ張り倒すぞペッパー」
「口悪いちゃんだな!?てか誰がペッパーだ!」
「俺ボール持ってないしよ。買う金もねえし。誰か預かっといてくんね?コジオに付いてくる意思…」
コジオはキョウスケの言葉の最中で声を張り上げた。付いてくる意思は既にありそうだ。ネモもアオイもポケモンセンターでボールを買って来ていない。残るはペパーという所だが3人の視線がペパーに行く中でシェルダーがコジオに近づいて行く。
「シェル!」
「コジ!」
「お、おいお前ら…」
「丁度いいじゃんペパーが引き取りなよ。ボールもペパーしか持ってないんだし」
「簡単に言うけどなぁ…」
「コジ!」
コジオの声に押される形でペパーがコジオを引き取る事に。実際にキョウスケ達について来ていただけで何も指示を受けていなかったコジオ。ペパーが意思を固めるとコジオは嬉しそうに声を上げる。サンドイッチが徐々に完成して来た頃、ペパーのスマホロトムに連絡が入る。
通話主はオーリム。ペパーの承諾でキョウスケ達が代わりに出る事に。
「君たちは確かペパーの付き添いの…」
「ロムスカ・パロ・ラピュタです」
「ややこしくなるからキョウスケは黙ってて」
「ロムスカ・パロ…」
「反応しなくて大丈夫です!」
通話主のオーリムにペパーの代わりに出たという事を伝え、本人も聞いている事を伝えると話を拗らせてくるキョウスケのボケをかわしつつオーリムは話を続ける。ガケガニを退治したという事が彼女の耳に入ったらしくその話によると…
「STCのアジトを襲っていたポケモン達がいなくなった?」
「ああ。ケンタッキーのフライドチキンの」
「ふ、ふざけて来ただと…!?」
「冗談だ。君たちが近くの反応を退治してくれたおかげだろうな。精錬されていた動きをしていたガケガニ達も通りかかった人に襲わなくなったとの事だ」
あまりに奇襲過ぎるオーリムのボケにキョウスケが驚かせられる中、オーリムは真顔で切り返すと周辺のポケモン達が襲わなくなったとの情報を入れてくれた。ネモ達はオーリムに感謝すると…
「さてここからは少しプライベートの事を話したい。ペパーに変わってくれるか?」
「いいよ母ちゃん。俺がそのままちょっと離れる」
「おい隠し事かてめぇ!」
「いやいやさすがに親子の話題をお前らには出来ねえよ」
キョウスケがペパーに突っかかるがガブリアスにぶん殴られて地面に叩きつけられる。ペパーが気遣いで一旦サンドイッチ作りを中断。電話しに穴外に出る。キョウスケが7秒で起き上がる中置いてかれた3人はと言うと…
「オーリムさんは一体ペパーと何を話したいのかな?」
「そらお前あの頃はこんなんだったのにその態度はなんだという…」
「ないね」
「あるかもしれないだろぉ!?」
「だから響くんだって叫ばれると!」
再びキョウスケが叫び声を発しアオイが耳を抑える中、ネモは相変わらず呆れたような反応を見せる。ペパーがいない間にヨクバリスと共に踊り始めたキョウスケ。何で急にそんなにハイテンションになったかは誰にも分からないが、アオイとネモが真顔で見つめる中戻って来たペパーが驚いた反応を見せる。
「え?何やってるんだ?」
「サンドイッチ食べたい儀式」
「サンドイッチ関係あったんだそれ…」
「アナタもどうぞ?」
「パスで…」
キョウスケとヨクバリスに急かされる形でサンドイッチを作り込んでいくペパー。一息を吐き出来た事をアピールしたのだがキョウスケとヨクバリスが顎を突き出しながらペパーを見つめる。今度はウネルミナモにしばかれてヨクバリスとキョウスケが壁に叩きつけられる中、ペパーは息を整えると…
「今分けるから待ってろ…」
「いやそこは私達もやるよ」
「独り占めする気か!許せん!」
「良くすぐに起き上がれるよね…」
ペパーが若干驚いたようなそんな反応を見せる中、ペパーの言葉に従う形の量を持って行く。当然一個ではなく4人分のサンドイッチ。当然1人ずつ持って行った訳なんだがペパーは3人に語りかける。
「あー…すまねえちょっと風に当たって来ていいか?」
「サンドイッチ持ちながらか?」
「あ、ああ。コジオやシェルダーにも食わしてやろうと思ってな」
「いいよ。何かあったら言ってね」
ペパーがその場をシェルダー達と共に去って行く中、サンドイッチを分けて行くキョウスケに群がるポケモン達。それを見たネモがウェーニバルにサンドイッチを分けながらキョウスケに語りかける。
「良くそんなにすぐポケモンと仲良くなれるよねキョウスケ」
「ネモさん?」
「私も時間かかったのに…」
「何だお前。さっきやられたから自信失ってんのか?」
「ち、違…!」
「俺がしてるのはとりあえずポケモンを信じてやる事だ。…真面目に語りたくねえからこれしか言わねえけどよ」
キョウスケの言葉に思わず笑みを浮かべたのはアオイ。それを聞いたネモがウェーニバルを見つめる。図星を突かれたような反応した彼女に対してキョウスケはサンドイッチを全員に分けた後に呟く。
「何を思っているか俺には分からないけどよ。人生はギャンブルゾイという事だ」
「かー!真面目な話が台無し!」
「この作品からギャグを捨て去ったら何が残るってんだ!」
「…あはは!やっぱりキョウスケといると飽きないやホント。ここでふざけてくるんだもの」
ネモがキョウスケの言葉に呆気に取られた後にアオイの一言から大きく笑みを浮かべる。ウェーニバルもネモを隣から励ます中ネモはウェーニバルに対して頷きながらアオイとキョウスケの方を見つめる。
だがその笑みはまだ乾いているようなそんな雰囲気が少し垣間見えた…
ちょっとギャグが少なくなってしまいましたね。次回はもう少し動くかと思います。まあ今回はこれで勘弁してちくりー。