ギャグも少々挟む予定です。
前回のあらすじ!俺バカだからわっかんねえけどよバカだからわっかんねえわ。
「じゃあ何も分からないんじゃん」
「言いたい事言って!何が悪いんだァ!」
「もう変なインフルエンサーの毒に侵されてるじゃん!」
「ここに来るまでにめっちゃ見てたもんな…」
ミミズズとガケガニという2体のヌシを討伐した一行は逆方向にいるとされるヌシポケモン達の方向に向かうべく一旦テーブルシティに戻っていた。懐かしきの気配にキョウスケ以外のメンバーが気楽になったかのように笑みを浮かべる中、ハルト一派に会った時にはビクビクしていたネモももう忘れていたかのように笑みを浮かべていた。
激戦を重ねて来たキョウスケ達の疲労は相当な物。ポケモンセンターに差し掛かった所でとある人物に声をかけられる。
「あ、通りかかりましたね。お疲れ様です皆さん」
「ジニア先生!?急だったのでびっくり…」
「お前は確かデビルマン!」
「ジニアです…一文字も掠ってないですよ」
「ネモの担任の先生…だよな?どうしてここに?」
ポケモンセンターに差し掛かった所で待機していたのはネモの担任であるジニア。ネモが驚きキョウスケが指を指しながら違う名前を叫ぶ中ペパーが冷静に問いかける。ジニアは苦笑いを浮かべた後に息を整えるとまずキョウスケの方に振り向き…
「キョウスケさん。アキロゼさんがこの先で待っているそうです。良かったら先に行ってあげてください。僕はネモさん達と話してます。報告書とかの用事もありますし」
「何だてめえ!俺を省くつもりか!」
「そんなの許さんザキ!」
「アチゲ!」
「チュチュ!」
「わあ…一杯出て来て…進化してるッ!?」
ジニアの声に反発したキョウスケらヨクバリスとアチゲータ、さらにシェイミと共にジニアに猛抗議をする中ジニアがアチゲータに驚く中でウネルミナモが出て来て全員一度しばき地面に叩きつけるとアチゲータとシェイミ、さらにヨクバリスと一瞬にしてボールに戻って行った。
キョウスケも7秒で起き上がると人が変わったかのように一度その場を後にする。そのままテーブルアカデミーの方に向かって歩いているとバトルコートや商店街が並ぶ場所。そのど真ん中にてアカデミーを見つめる男性の姿が。
「君の気配は人がかなり歩いていても気づくね。なあキョウスケ」
「当然だ!俺は仮面ライダーから味噌だからな!」
「仮面ライダーとは何か分からないが久しぶりだね」
「仮面ライダーを知らないとでも言うのかッ!」
「普通に喋るね…ヨクバリスも久々だよ」
アカデミーの方から振り返ったのはキョウスケを呼び出したアキロゼ。大体この時間に戻ってくるんじゃないかとばかりにジニアと待機していたらしい。キョウスケ達がハッコウシティから戻ったのは昼15時あたり。戻ってくるとアキロゼに連絡したのは何とハルトという話だが…
「あのチャンピオンが俺たちが戻ってくるんじゃないかって?」
「ああ。どう言う風の吹き回しか分からないけどね。言い方が怪しいから一応ジニア先生にも出動してもらった」
「完全に怪しみ方が犯罪者じゃねえか」
「そうだ!ここにキョウスケという犯罪者がいるぞ!アキロゼさん逮捕よろしく!」
「んだとコラヨクバリス!ぶっ飛ばすぞお前!」
「僕は怪しむ事は出来るけど警察ではないよ…」
ハルトからの伝え方が怪しかった物でアキロゼはジニアにも出動してもらったという。キョウスケはアキロゼの勘の働かせ方に苦笑いを浮かべていたがヨクバリスからの煽りにキョウスケは激怒。顎を突き出しながらヨクバリスに殴りかかろうとするがお腹で弾き飛ばされる。
そんなキョウスケとヨクバリスの争いにアキロゼが苦笑いを浮かべる中、キョウスケにアキロゼが頼み込む。
「宝探し中の報告書というのは1日ぐらいは費やさないと行けないんだ。それくらい量が多くてね」
「夜に出ればいいじゃねえか」
「君は学生を何だと思ってるんだい…まあいいや。とりあえず要件を言うとハルトを見張って欲しい」
「ハルトを?」
「ハルトはプライドを傷つけた君を相当恨んでいると思う。先生が言うべきではないと思うが…出るまでの期間でいい。これは君にしか頼めない」
アキロゼの頼み方にキョウスケは大きく驚いた。ヨクバリスは何故かムンクの叫びかのように大きく口を開ける。真剣な表情をしていたアキロゼはヨクバリスを見て笑いそうになったが堪え、もう一度真剣な表情をするとキョウスケのスマホロトムに通信がかかる。
相手はペパーだ。キョウスケは疑問を抱きながら電話に出る。
「どしたペパー。おしっこちびったか?」
「そんな汚い話してる場合じゃないって!キョウスケ、さっきハルトの野郎からネモに通信があってよ…」
「ハルトが…?」
「ネモの奴その名前を見て過呼吸を起こして今病院に向かってんだ。すまんが合流はちょっと遅れる!」
「ペパー…ハルトは今どこにいる」
「俺は知らねえよ。とりあえずその連絡だけ」
ペパーの言葉にキョウスケは息を吐きながら頷くとその報告だけを受けて通信を切る。だがこの時アキロゼはキョウスケの目が憎しみに満ちていた物だったと気づくと彼に歩み寄り肩を掴む。
「冷静になれキョウスケ。今向かったら思う壺になる」
「ビールでも飲んでリラックスしな」
「面白い奴だ気に入った。タコ殴りにするのは最後にしてやる」
「びっくりしたよ今の表情は」
「これくらいで俺がカンカンになると思ったってのか!」
アキロゼが心配になり話しかけたその時には元の状態にキョウスケは戻っていた。苦笑いを浮かべるアキロゼの心配とは裏腹にキョウスケはヨクバリスに向かって中指を突き立てている。そんなキョウスケを見てアキロゼに思わず笑みが出てくる中…
「それじゃ少しジニア先生と連絡を取ってくるよ。ハルトの件頼めるかい?」
「もちろんですプロですから」
「何のプロか分からないけどとりあえず任せたよ」
キョウスケに笑みを浮かべながらその場を去っていくアキロゼ。一瞬ばかりキョウスケが浮かべた表情がどうしても引っかかった。キョウスケとヨクバリス。さらに手持ちのポケモン達が戯れる中でアキロゼが去った数分にして近づいて来たのは1人の男。
パフォーマーかのように踊っていたキョウスケがピタリと止まる。だがその表情はヨクバリスの方を見つめながら固まったまま。満面の笑みのまま男性はキョウスケに語りかける。
「やあ久しぶりだねキョウスケ。こんな昼っぱらから何をしているのかな?」
「……」
「ネモに先程電話をかけたが連絡がなくてね。びっくりしたよ。さて一言も返事出来ないのはビビってると見ていいのかな?」
「バトルしろハルト」
「は?」
「聞こえなかったのか?その鼻っ柱めちゃくちゃにしてやるからポケモンを出せつったんだよ」
男性の正体はハルト。そしてハルトにとってはネモにアクションを取る事で何か変わるというのは想定内だった。だがキョウスケがスッとハルトに向けた表情はドス黒い何かを感じた。想像の範囲を超えた事でハルトの中には恐怖を通り越した笑みが出て来ていた。
「余程気に食わなかったようだね?ネモが…」
「御託を並べるのはそこまでにしな」
「何?」
「仲間に悪の手を差し伸べたその腐った性根…てめえだけは…正々堂々叩き潰してやる」
ハルトが来たことにより周りがソワソワし始めたがキョウスケにはもうハルトしか見えていなかった。許せなかったのはネモを利用しようとした事。ペパー達には決して見せられない鬼の表情。ハルトと向き合う中で感情に任せたポケモンバトルをキョウスケは始めようとしていた…
ちょっと偏ります。シリアス気味に。
まあ真剣になる程度ぐらいなんですかね。まあ次回もよろしくお願いします。