とんでもない馬鹿が世界を巡るそうですよ?   作:命 翼

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お疲れ様です。今日で一応ハルトとの戦いは最後となります。まあ状況が状況ですし。お楽しみください。では始めます。


本日から我が社の会話を英語にしないです!

 前回のあらすじ!んなもんある訳ねえだろ!自分で考えるんだ!キョウスケは今回も不在だよ!

 

「トドロクツキにウネルミナモ…」

 

「エリアゼロのポケモンって危険じゃねえのか!?」

 

「チャンピオンの評判なんて関係あるか!行くぞトドロクツキ!ドラゴンダイブ!」

 

「りゅうのはどう!」

 

 ハルトとキョウスケのバトルを見ていた市民達が慌て始める中、ハルトは明らかに焦ったようなそんな表情でトドロクツキに指示を出す。トドロクツキは声を張り上げると空中に舞い上がり、オーラを纏いながらウネルミナモに向かって落下して行く。

 

 ウネルミナモはキョウスケの指示を聞くと口を思い切り開け、波動をトドロクツキに向かって打ち込む。トドロクツキに波動がぶつかる中オーラで波動をかき消して行く。完全にかき消したトドロクツキがそのままウネルミナモに衝突。ハルトはようやく味わせられた一撃に笑みを浮かべる。

 

「冗談も大概にしろこのキチガイが!」

 

「りゅうのはどう!」

 

「何ッ!?」

 

 トドロクツキとウネルミナモの周りから砂煙が舞い上がる中、砂煙の中から発せられた波動がトドロクツキを命中し三度ハルトの後方に吹き飛ばした。ハルトが唖然とする中でりゅうのはどうを直撃したトドロクツキは一撃で戦闘不能。ハルトの中にはもう絶望感しかなかった。

 

 だがあくまでチャンピオンとしてこちらをずっと睨みつけてくるキョウスケを睨み返した後にトドロクツキをボールに戻すと次のポケモンのボールを構えようとしたその時だった。ネモ達の横を通り過ぎた女性がそのままキョウスケ達の前に出向き…

 

「そこまでですチャンピオン。キョウスケさん」

 

「お前は…!?」

 

「オモダカ」

 

「トップ…!」

 

 キョウスケとハルトの前に姿を見せたのはトップチャンピオンであるオモダカだった。市民達の不安そうな声がさらに聞こえてくる中、キョウスケとハルトはオモダカの声を聞きバトルする手を止めた。ネモが息を呑む中先にオモダカが近づいたのはキョウスケだった。

 

「キョウスケさん。まずは戯事に関わらせた事を謝罪させてください」

 

「バトルを止めるのはトップとしては相応しくないんじゃないか?」

 

「確かにらしくない事はしてると実感してますが…これ以上チャンピオンとバトルさせるとアナタがこの街に居られない気がする」

 

「ソイツは俺のダチを傷つけたんだぞ?」

 

「ケジメは…私が取ります。アナタが思う以上にチャンピオンハルトのプライドはズタズタです。残るポケモンにもまともに指示を出せないでしょう」

 

「…戻れウネルミナモ」

 

 ネモを過呼吸にさせた事が許せなかったキョウスケだったがオモダカからの説得に応じ、ウネルミナモをボールに戻し自身を落ち着かせるように大きく息を吐く。キョウスケに話を付けた後オモダカはハルトの方に出向き、少し息を吐いた後に語りかける。

 

「チャンピオンハルト。随分派手にやられましたね」

 

「笑いに来たのか…?俺が抵抗する力がない時だけ…!」

 

「笑いに来たのなら…私が無理矢理アナタに勝利にした時にするでしょう。だけど今回は笑えない」

 

「じゃあ…!」

 

「チャンピオンハルト。今日限りでチャンピオンの職を解きます。アナタには宝探しの期間、アカデミーに謹慎してもらいます」

 

 ハルトの反抗する口が止まった。そして真実を受けいられないかのようにその場に膝をつきそのまま顔を上げずに地面を見つめる。その目は虚ろで涙が無意識に溢れ始める。そんなオモダカに近寄って来たのはハルトに付き添っていた男女2名だ。

 

「おいトップ!チャンピオンの職を解くだと…!?ハルトさんが実力で掴み取った職だぞ!」

 

「確かにジムテストをやる中でハルトさんを超える者は出てない…その実力とは違い、態度は私達の悩みの種となってました」

 

「弱いネモが…」

 

「物事にはやっていい事とやっては行けない順序があるんです。彼はやっては行けない事をやった。私から言えるのはそれだけです」

 

 やっては行けない事はやったとはいえアカデミーに通う学生にとってとても耐え難い一言。オモダカの厳しくも冷酷な一言はハルト一派を完全に沈める一撃となり、何もない地面に3人が座り込む。その光景をじっと見つめていたキョウスケの元にペパー達が駆け寄る。

 

「大丈夫かキョウスケ…?」

 

「俺は…な」

 

「ハルト…だっけあの子どうなるの?」

 

「謹慎だとよ」

 

「謹慎…」

 

「チャンピオンの職を乱用したとは言ってもお前らと一緒で学生だ。あれでも動いてくれた方だと思うぜ」

 

 ネモの中にスッキリしない物が残るがトップが言い渡したものならと自らに言い聞かせる。キョウスケはハルトの方を見ていたが掛ける言葉など元々微塵もなかった。そのハルト達から背を向けるとキョウスケはペパー達に…

 

「頭冷やしてくる。お前らはアカデミーでやる事あるんだろ?やって来いよ」

 

「お、おいキョウスケ…」

 

「やり過ぎたとキョウスケも思っているのかも…またいつもの調子に戻ってると思うよ」

 

「キョウスケ…」

 

 キョウスケはペパー達から離れて行くとハルト達とバトルした場所からかなり離れた場所を歩いていた。その空気、雰囲気がまるで見えなくなる程の距離まで離れるとキョウスケは大きく息を吐き、近くの壁に大きくもたれかかる。ペパー達は追っては来てなかった、ある程度察したからだと思うが…

 

 手持ちのポケモンをキョウスケは一旦全員目の前に出す。

 

「後悔はしてねえ。だがやり過ぎた」

 

「チュチュ…」

 

「アチゲ…」

 

「お前らには多大なるご迷惑を…」

 

 不安そうに見つめてくるポケモン達を前にしたキョウスケをぶん殴るヨクバリス。周りにいた人々が急な事で驚きを見せる中、殴られたキョウスケすら驚きの表情を見せる。キョウスケがヨクバリスを見つめるとヨクバリスがキョウスケに向かって叫ぶ。

 

「シリアスパートが!長すぎるッ!」

 

「グオ!?」

 

「バトルの時はそうなるだろうがこのクソリス!」

 

「バトルの時はそうなるだとぉ?この作品は銀魂みたいにギャグをメインに入れないと行けない作品じゃねえのか!」

 

「他作品の名前を出すな!ポケットモンスターだぞこの作品!ポッケのモンスターだぞてめぇ!」

 

「ポッケのモンスターって何だ!人をコロッケみたいに言いやがって!」

 

 お前はポケモンだろうが!とキョウスケがヨクバリスに言いかけたその瞬間、呆れたガブリアスがヨクバリスとキョウスケを地面に叩きつける。不安そうにしていたキョウスケのポケモンから思わず声が漏れる。地面から7秒で起き上がり、ガブリアスを睨みつけたキョウスケ。

 

 だがキョウスケ自身も馬鹿馬鹿しくなり思わず声を上げて笑い始める。そんな彼らに近づいて来たのは心配していないかのように笑っていたガリュウだった。

 

「君らしくないセンチメンタルになってるなと思ったが…心配要らなさそうだな」

 

「よお…おっさん。バトルでもすっか?」

 

「まさか。やる時はその傷を治してからにするさ」

 

「あ!行けね!ポケセンに行くの忘れてた!」

 

「随分強くなったな。あんなクズでもチャンピオン。パルデアの中でもトップなのに」

 

「俺が倒すべきチャンピオンは…アンタだけだガリュウ」

 

 キョウスケがボールにポケモン達を戻したその時、ガリュウから語りかけられたがキョウスケはニヤリと笑みを浮かべながらガリュウに一言言い返す。さすがのガリュウも驚きを隠せずにいたがキョウスケと同じくニヤリと笑みを浮かべると一言だけつぶやいた。

 

「楽しみにしてるよその時を」

 

 ガリュウがそう呟いたと同時にキョウスケがそんな彼の元から去って行く。ポケセンに出向いた後キョウスケはペパー達の元に戻ったが見たキョウスケはいつも通りふざけた感じだったという…




見てくださりありがとうございます。まあ息詰まりしかなかったハルト戦ですが次から元通りになりますのでよろしくお願いします。
では!
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