前回のあらすじ!イカれたパーティを俺は召喚!これからコイツらと踊り明かしてやるぜっ!
「ちょっとキョウスケ!そのメリープ達どっから連れてきたの!?」
「うるせえ!俺はコイツらとひたすらダンスすんだよ!」
「話聞かないちゃんだな!?」
ヨクバリスがキョウスケの横に並びその後ろに大量のメリープがいるという何ともカオスな状況。テーブルシティを出たキョウスケ達は次のスパイスがあると思われるポイントに向かって歩き始めたのだが、その道中のポケモンセンターにて大量のメリープ達と共にキョウスケ達がダンスを披露。
周りにペパー達以外誰もいないが観客と化した野生のハネッコ達がキョウスケ達のダンスに歓声に似た鳴き声を発して行く。
「俺たちのダンスを見て興奮してるかーい!?」
「ハネー!」
「どこから連れてきたこのハネッコとメリープ!」
「頭が痛くなってきた…」
「今頭痛くなっていたらダンスに混ざれないぜ!」
「混ざらないってか!ちゃんとセルクルタウンに行けるのコレ!?」
ラジオカセットもないのに流れる謎のbgmとどこから身につけたのか分からないキョウスケとヨクバリスのサングラス。ネモが思わず頭を抑える中アオイが声を張り上げる。サングラスを顎を突き出しながら上げたキョウスケがため息を吐きながら「しゃあねえなあ」と呟くと…
ヨクバリスがメリープ達の方に向かって手を叩くとメリープやハネッコ達が何事もなかったかのようにその場から離れて行く。
「演技!?演技だったのそれ!?」
「何だ知らなかったのかアオイ。あのダンスはメリープやハネッコ達と夜な夜な練習したもんだよ」
「即興の間違いだよね!?だって野生だよあのメリープ達!」
「え?野菜?」
「野菜じゃねえよ!野生って言ったんだよ!」
明らかに人を煽るような目つきで聞き直したヨクバリスにアオイが言い返す中、謎の踊りを見せつけられていたポケモンセンターの面々とペパー達は何だったんだ…と少し呆れた様子。ネモが再び思い切りため息を吐く中、まずキョウスケ達はスパイスポイントの前のセルクルタウンに向かって歩みを再開する。
その道中に再びメリープ達がついてくるという事もありつつ…
「またついてきてる…」
「どちらかというとメリープって人懐っこいよね」
「何だてめえら!俺と一緒にダッシュでもするか!?」
「メエエ!」
「意思疎通してるよ!もう準備入ってるし!」
「いちについてー…よいドン!」
何だよいドンって!?というペパー達3人の声が聞こえてくる中キョウスケはまるで陸上選手並みのスピードでセルクルタウンに向けて走って行く。あまりに早いのでついて行くのを諦めたペパー達はかなり息を切らしながらセルクルタウンに近づこうとしたその時だった。
早く走っていたキョウスケとヨクバリスが地面にボロ雑巾のように横たわり、その周りにはメリープ達がキョトンとした様子で見つめている。
「何があったキョウスケッ!?」
「だ、大魔王ゾーマに魔法を…」
「いる訳ないでしょ!違う作品だよあの人!」
「意外と坂道になってるからねセルクルタウンの近くって…」
「何!?底なし沼だって!?」
「ああもう話がめちゃくちゃだよ」
ネモが呆れる中キョウスケとヨクバリスはウネルミナモとガブリアスにつまみ起こされる。キョウスケに謎に群がっていたメリープ達はシェイミによって解散させられる中ボールから出ていたモトトカゲがチラッと先を見つめた後に声を上げる。
「グオ!」
「セルクルタウンと言えば有名なパン屋さんがあるんだよね」
「有名なパンチ屋さん!?」
「余計な文字が入ってるぞキョウスケ」
「余計ではない!これは必然の文字だ!」
「何でお前が…」
アオイの言葉にキョウスケが驚きの表情を見せる中、とある言葉を使おうとしたペパーにキョウスケの腹パンが炸裂。ペパーが腹を抑えながら膝をついたその時、ヨクバリスがペパーの方を見つめながら呟く。
「いいかジャップ。この作品では俺が喋っているのを突っ込んではならない。次言ったらりゅうせいぐんを喰らわせる」
「何で殴られたんだ俺…」
「彼はヨクバリスでは…」
ペパーに詰め寄ろうとしたキョウスケとヨクバリスにウネルミナモとガブリアスの攻撃が炸裂。2人同時に地面に叩きつけられる中ヨーギラスとアチゲータが心配そうに2人に駆け寄るが7秒で起き上がった事により、びびって二体はネモとアオイの後ろに隠れる。
「これが7の力だ…!」
「何でもいいからとりあえずセルクル入ろうよ。もう夕方になっちゃうよ」
「ボケを流すとはいい度胸だ女!」
「アオイです」
キョウスケが謎のドヤ顔をする隣でサッと通り過ぎるネモとアオイ。倒れ込んでいたペパーも立ち上がるとセルクルタウンに入って行く。ヨクバリスとキョウスケがボケをスルーしたアオイ達に抗議をする中、セルクルタウンに踏み入ったペパー達はその踏み入った足を止める。
そこにいたのは遠方を見つめるメガネ姿の女性。女性は一息吐きながらペパー達の方にへと振り返る。
「アカデミーの制服…?然も集団?」
「アカデミーの制服を着た奴と出くわすのは久々だな。アンタも宝探しを?」
「馴れ馴れしく話すなペパー!この少女は俺が話すんだ!」
「ウェーニバル」
「ウェ!」
女性に話しかけたペパーの間に入ろうとしたキョウスケをネモのウェーニバルが蹴りで地面に叩きつける。女性がその場で固まる中、アオイが「すぐ起き上がるから」とだけ発言し話しを進めようとする中で女性は一度首を傾げつつもメガネを少し触れながら返答する。
「友人が最近ここらへんで怪しい動きがあるって。ちょくちょく軍隊のような数のポケモンが攻撃してくるって話しがあったから様子見に来ただけ。うちは宝探しには未参加よ」
「未参加?」
「もう宝物を見つけてるから…ってこの横べってる人は誰なん?」
「よくぞ聞いた!俺はスーパーアルティメットキョウスケだ!」
「うわキャラ濃い。何で顎突き出してんの。踊んないで顎突き出しながら!」
少女は宝探しは未参加。今回は宝探しをしている友人のサポートをしているという。キョウスケに思い切りツッコミを入れつつも自分はポケモンリーグとアカデミーを結ぶSTCと呼ばれる所のリーダーをしている「ボタン」という人物というのが判明した。
「アンタキョウスケだよね?」
「キョウスケを知ってるの!?」
「恩人が何人かの生徒と共に旅してるってアンタの事言ってたよ」
「それって私達…」
「まあアナタ達だろうね。そのキャラ濃いのがいれば一撃で分かるよ」
「自然に身体が動いちゃうんだ!ランランルー!」
ボタンの恩人による話しでキョウスケ達を知っていたという。アオイとネモが驚く中キョウスケは何も気にしていないかのように踊り始める。予想以上のキャラの濃さに驚くボタンではあったが、ペパーが「やる時はやる奴だから」と呟くと苦笑いを浮かべる。
「この先あんまり近づかない方がいいよ。特に山の方」
「何故だ!言えッ!」
「今それを説明しようとしてんの!…コホン。山から何か岩のような物が転がっていて…」
「魔王ボタンの仕業だな!?」
「何でうちなん!?」
「めちゃくちゃツッコミ入れてくれてるから調子乗っちゃって…」
ボタンからの情報を入手したキョウスケ達はひとまずセルクルタウンで足を止める事に。だが話をまともに聞いてなかったキョウスケは行く気満々。そんなキョウスケに各メンバーは呆れつつもこの先の行く末が山になるというのを頭の中で思い描いていた…
前に自分の話を見つめ直しまして。ふざけるのが少ないなと感じてました。今回はイメージ通りに行ったので良かったです。
またがんばります。