前回のあらすじ。車はパルデアで生まれました。我が社のオリジナルです。カントーに遅れを取りましたが今や巻き返しの時です。
「マメ?」
「マメバッタが困惑してるってキョウスケ」
「仙豆…!?」
「言っとらんわ」
あらすじをキョトンとしながら立ち止まったマメバッタに語りかけたキョウスケを哀れみの目で見つめていたネモとアオイ。ペパーはキョウスケが語りかけている間こっちすら見ておらず、そんなペパーを見てキョウスケはヨクバリスと共に仕掛ける。
「キャデラックは好きだ」
「キャディが好き?結構。では益々好きになりますよ」
「な、何か始まったよ…」
「どうぞ回してみてください。余裕の音だ。馬力が違いますよ」
「一番好きなのは…値段だ」
「ん?おお!?」
洋風映画にありそうな変顔をキョウスケとヨクバリスはしながら余興をしていくとヨクバリスが転がって行ったのを一緒にキョウスケがペパーにタックルをかましていく。案外他の事に気を取られていたペパーだったが何とか2人の一撃を回避。
2人は坂道でこれをやったもんだから3人の視界の奥にあっという間に行ってしまう程のスピードで転がって行った。ペパーが顔を引きつらせる中ネモとアオイはやっぱりかと言わんばかりのため息。だが2人は地面から生えてくる事で戻って来た。
「おいかわすなペッパー!俺たちの技が台無しだろうが!」
「危ないちゃんだな!誰がペッパーだ!それはコショウだろうが!」
「そうだよキョウスケ。ブラックペッパーが可哀想だよ」
「アオイ!?」
ボタンの情報を受けてセルクルタウンのホテルにて一泊挟んだキョウスケ達。然しボタンの情報をまともに聞いていたのはペパー達3人達のみ。ちゃんと聞いていなかったキョウスケは山で岩が転がってくるという興味心しかなくそんな彼を先頭に進んでいた4人。
早朝に出発した4人だったがあまりにキョウスケがポケモンと戯れる物だから山前のポケモンセンターに辿り着いた時には2時間は流れていた。
「おいどうなってんだ!2時間経ってるぞ!」
「キョウスケが2時間遊ぶからじゃん!」
「じいちゃんに向かって遊ぶからとは何事じゃあ!」
「ぎゃーごめんなさーい!」
「言うてる側から遊ばないでよ本当!」
キョウスケが真剣な表情で訴えかけたのも束の間。アオイから受けたツッコミの後にヨクバリスがキョウスケの胸ぐらを掴んで持ち上げる。ペパーがため息を吐きネモがため息を吐く中、アオイは必死にツッコむ。然しここに来て問題が発生する。
ポケモンセンターに辿り着いたキョウスケ達だったがその眼前を通り過ぎていく無数の岩。キョウスケとヨクバリスが目を輝かせる中ネモとアオイは一気に顔を青ざめていく。ネモは一瞬悩んだ表情をした後…
「ね、ねえ…これから登る山なんだけど…後から行ってもいい?」
「何だネモ!大魔王ポプラの前に怖気付いたのかッ!」
「もう私ヘトヘトで…!休憩してから!」
「よーしゆるそう!」
「あっさり!?」
「じゃあ私も残るよ。あんな山登るのに岩が落ちて来たら自信ないし」
ネモの付き添いでアオイが残る事となりポケモンセンターにてペパーとキョウスケが別行動に入る。途中で出会したピクニックおじさんに岩の転がってくるタイミングを聞いた後にしっかりと進み始め…と思ったがボタンの時と同じく真面目に話を聞いてなかったキョウスケ。
無我夢中に山をヨクバリスと共に登り始めたのはいいものの、転がって岩に飲み込まれ歩こうとしていたペパーの元に紙のようにペラペラになった状態で戻って来た。
「ひれひれひれ〜」
「話聞いてないちゃんだなホント!」
「おじさんが言うにはあれだろ!?無我夢中に行っていたらシャイニングみたいに顔出せるんだろ!?」
「誰もそんな事言ってない!てかシャイニングって何!」
ペラペラ状態からキョウスケとヨクバリスが戻った後にペパーがおじさんと共にツッコミを入れる。おじさんが言うには岩を落としているポケモンは岩を補充する為に一度その場から離れると言う。そのタイミングを狙えと言うがペパーは聞けてもキョウスケは聞いてない。
仕方なく犯人の所までおじさんが同行してくれる事に。おじさんの指示を一時的にガブリアスが聞く形で突っ込もうとするキョウスケとヨクバリスが12回引き止められる形で順調に進んでいく。
「あの岩潰せないのかおじさん!」
「ある程度行けば消えるんだけど…と言うか君の仲間本当にマイペースだね」
「くそ!放せガブリアス!俺は無実だ!ツェペリ家の魂だ!」
「ツェペリ家?」
「アイツの戯言だ。気にしないでくれ」
おじさんは岩を落とす犯人を目視するとライチュウを出し…
「君たち目を瞑ってくれ!目眩しをする!ライチュウ、フラッシュ!」
「ライ!チュウ!」
岩を落としていた犯人の動きが止まった。ペパーは目を瞑っていたが話をまたしても聞いていなかったキョウスケ。フラッシュの光に目をやられるどころか消滅してしまい、7秒でまた戻ってくる。岩を落としていた犯人はポケモン。地面に急降下し自分の近くまでやって来たキョウスケ達を睨みつける。
「ストォーク!」
「あれはオトシドリか!ここにいると言う事はヌシだな!」
「おじさん下がってくれ!後は俺たちが…」
「いや乗り掛かった船だ。やれるまで居させてもらうよ」
岩を落としていた犯人はヌシと見られるオトシドリ。オトシドリは声を張り上げると若干雲が掛かっていた空から雲を消滅させる。キョウスケはヨクバリスとおじさんに付き添っていたガブリアスを前に出し、ペパーは道中で進化したジオヅムを前に出す。
オトシドリは再び空中に羽ばたくと風を羽ばたかせねっぷうを巻き起こす。
「君たちは前に!ライチュウ、ひかりのかべ!」
「ジオヅム、パワージェム!」
「ヨクバリス、はたきおとす!ガブリアスはストーンエッジ!」
ライチュウが壁を張り熱風を防いでいく中ジオヅムが岩の弾丸を放って行くがオトシドリの前に岩壁が出現し、ジオヅムの一撃が止められガブリアスのストーンエッジも自らの体に岩を纏う事で防ぎ切り、締めの飛びかかったヨクバリスのチョップもオトシドリの岩によって防がれヨクバリスは弾き飛ばされる。
「ヨクバ!?」
「アイツ、身体に岩を纏いやがったぞ!?」
「ストォーク!」
「ライチュウ、リフレクター!」
「ガブリアス!ドラゴンダイブ!」
「ジオヅム、前に!てっぺきだ!」
オトシドリは羽を羽ばたかせると身体全てに岩を纏わせ高度の熱を纏わせながら突撃して来た。ライチュウがリフレクターを張ってくれた中でジオヅムもライチュウと同じ位置に。リフレクターにオトシドリが体当たりをかますが一瞬にして叩き割られ…
ガブリアスの横腹への突撃でオトシドリの突撃方向を何もない場所にずらす。
「なんて奴だ…!」
「オトシドリはいわはこびという特性がある。岩タイプの技を1.5倍にする特性だ。だがアレはまるで岩タイプそのもの…!」
「岩なら水で粉砕してやる!行くぜウネルミナモ!」
「グオオ!」
「ストォーク!」
キョウスケが三体目のウネルミナモをフィールドに出す中、おじさんの言う特性を考えていたペパー。オトシドリが迂回しながら戻ってくる中キョウスケがウネルミナモに向かって声を張り上げる。
「ウネルミナモ、ハイドロスチーム!」
「ライチュウ、10まんボルト!」
ウネルミナモが口から水を吐きつけ晴れていてもなお勢いを増して行く中でライチュウの10まんボルトがオトシドリに炸裂。然しオトシドリは再び身体に岩を纏わせる。だが今度はその岩は粉砕されオトシドリ自体は違う場所から現れる。
まさに変幻自在。見下ろすようにキョウスケ達を見つめるオトシドリを前にしてキョウスケ達はただ息を吐くしかなかった。
見てくださりありがとうございます。
駆け足で来ましたがひとまず今年はここまで。
このおじさんは緊急で書きました。ほぼサポートです。
ここからミミズズ、ガケガニよりさらに強くなります。
お楽しみに。では。