今回はふざけも入りつつバトルほどではないですけどシリアスは入れます。まあできる範囲で頑張ります。
前回のあらすじ!貧弱貧弱!ちょいとでも俺に敵うと思ったかマヌケがァ!貴様らはここでキビキビするためにここにきたのだぁ!
「キビキビって何だ?」
「詳しくはポケットモンスタースカーレット・バイオレットのダウンロードコンテンツで検索!」
「そのスカーレット何たらの作品なんだよこの作品!メタいって!」
「何!?メタルスライム!?」
「言ってねえよ!」
オトシドリ打倒後ひでんのにがスパイスを入手したキョウスケ達一行はオトシドリ戦の疲れを癒す為にスパイスがあった場所にてピクニックを展開。4人のポケモンが無邪気に動き回る中で一仕事終えたキョウスケとヨクバリスは元のテンションに戻っていた。
当然ペパーのマフィティフもいるのだがこちらはスパイスの入ったサンドイッチを食べてもなおまだ効果が出ないのかぐったりした様子。
「ペパー。そんなに気にかけていたらペパーまでしんどくなっちゃうよ」
「分かってるんだけどな…」
「しょうがねえな!よし!ヨクバリスが胸を貸してやるから飛び込んでこい!」
「ちょっとだけよん?」
「てかキョウスケのヨクバリスってオスなんじゃ…うわあ!何か膨れ上がったぁ!?」
マフィティフを気にかけるペパーを気にして声をかけるアオイ。そんな最中キョウスケが自信満々の表情でペパーを見つめるとヨクバリスの方を指差す。何故か色気が漂って来そうなポーズをしていたヨクバリスではあるが、ネモが指摘した瞬間に毛玉みたいに顔だけしか見えない状態に。
「どうなってんだそれぇ!?」
「フッ…これこそ先程のオトシドリが見せた武装色の覇気…」
「ここポケモンの世界だよね?」
「オトシドリは四天王の中でも最弱…」
「めちゃくちゃ強かったじゃんアイツ!」
ドヤ顔を浮かべながら語るキョウスケとヨクバリスの後方にガブリアスとウネルミナモが回り込み思い切り叩き込む。ハエのように叩き潰された二人はひらひらと紙のように浮かんだ後に同じ位置で元の大きさに戻る。そんな最中ネモが釣れていたミミズズが目に入り…
「そういえばネモよぉ…いつからそのポケモン持ってたんだよ」
「ミミズズの事?元々は持っていたんだけど…ヌシってめちゃくちゃ強いじゃん。だからウェーニバルだけじゃきっと進めないって思って」
「確かに強いよなヌシ。その気持ちよく分かるぜ」
「やはりコイツには武装色の覇気が…!」
「それはもういいから」
固まっていたペパーの表情にも笑みが溢れる。ただのスパイス探しのつもりがもしかするとジムリーダークラスかもしれないヌシポケモン達との戦いを強いられているキョウスケ達。そんな彼らにリラックスムードが流れ、そしてキョウスケとヨクバリスがアオイを睨みつける中…
ピクッとマフィティフの手足が動く。その異変に気づいたシェイミが慌ててペパー達を呼びに来た。
「どしたシェイミ?」
「チュチュ!」
「…マフィティフ!」
ずっと傍らにいたシェイミ達の隣にペパーが駆け込むとそこには立ち上がれはしないもののしっかりとペパーを見つめるマフィティフの姿。掠れた小さな声ながらも声を発しており、心配そうなその表情は瞬く間に笑顔に変わった。
「バフ…」
「マフィティフお前ー!良かった…!本当に…!」
「感動に入れ浸ってる所申し訳ないけどさキョウスケ。電話」
「は、おま!?計ったなアオイ!」
「そう思うなら電話主に言ってねえ」
ペパーの元にネモ達が駆け寄る中でキョウスケだけ誰かかの電話でその場を後にする事に。折角のマフィティフのアクションが見えたのに…と顎を突き出しながら残念そうにしていたキョウスケはスマホロトムにて電話主との通信に出る。
「やあ電話主オレだ!」
「随分と元気そうじゃないか助っ人さん」
「お、お前はオーベム!」
「オーリムだ。ペパーの事も気にかかるが…今日は君と会話がしたい。情報を仕入れて欲しい」
電話主はオーリム。ペパーの母である。一応連絡先を教えていたとはいえまさか直接かかってくるとはキョウスケは思っておらず少し口をとんがらせた煽りの表情を入れつつ、オーリムからの話を聞く。電話越しに見えるオーリムの表情は真剣だった。
「湖の方、砂漠の方からスパイスの反応が見れたが…そこにもあったそうだな」
「すっげぇオトシドリがよ!俺たちをギッタンバッコンキビキビーしたんだよ!びっくりしたよ俺は!」
「話は無茶苦茶だが意図は伝わった。君達の前に立ち塞がってるスパイスのヌシ。今回君達は特に強力な反応をしている場所に向かっていた」
「分かるように説明しろ」
「君達が対したヌシがとんでもなく強かったのなら次回からもっと強力なヌシが出てくるのを言っておきたい。大人である君にしか言えない。どうか3人を守ってやってほしい」
「そんな事の為に電話して来たとでもいう…いいよッ!」
オーリムの語りかけに一度は拒否するような反応を見せたキョウスケではあったがすぐにグッとオーリムの方に笑みを浮かべて了承。少し肝を冷やしたかのように驚きの表情を浮かべていたオーリムだったが「了解してくれる」ならとさらに話し始める。
「キョウスケ。2つのスパイスを手に入れる際に立ち塞がる事になるかもしれないヌシについてだが…砂漠の方から少し嫌な予感がする」
「あ、この強力なプレッシャーは…まさかフリーザ!」
「伝説のポケモンの予感ではないな少なくとも…」
「じゃあ何だってんだよ!スーパーサイヤ人か!それともお大根か!」
「お、お大根?」
特に気をつけて欲しいと真剣な表情をして話していたオーリムに対してキョウスケはそんなもの何ともないと言わんばかりにニヤリとした笑みを浮かべる。オーリムは特に砂漠の方に行く際には気をつけてくれとだけ告げて通話を切った。
通話が切れたキョウスケはそのままヌシがいた洞窟に戻っていく。その遠くでは睨みつけるかのようにペンを握りしめるキラの姿。キョウスケの背中を見送った後にキラは何も言わずにその場から立ち去って行く中一人の男性に話しかけられる。
「話しかけなくていいのか?」
「今回は浸らせますよ。次回からもっと関わらせていただきますから」
「何かドス黒いのを企んでもいいが…少々必死すぎはしないか記者のキラ」
「こちらの名前くらいお見通しという事ですがガリュウさん。こんな大物と遭遇できたんです。取材させてもらいましょうか」
「何の取材か分からないが…少なくとも君が知りたがっているキョウスケの情報については何も知らない。それが交換条件だ」
キラと通りかかったガリュウが取材という名目で会話を重ねる。キラとガリュウが話し合っている情報すら目に入らないままキョウスケ達は回復しつつあるマフィティフの姿に喜びを見せる。
「キョウスケ!大丈夫だったのか?」
「大丈夫も何も電話していただけだから大丈夫だ」
「あれぇ?ツッコミはぁ?」
「うっざ!」
順調に回復して行くマフィティフを前にしてキョウスケとヨクバリスは謎の踊りを披露。ペパーやアオイがイライラを募らせて行く中で、ネモは呆れた表情を浮かべていた。そんな後方からガブリアスが二人をしばき再び二人を紙のようにピラピラの状態にした。
「このキョウスケ!容赦せん!」
「ピラピラ状態ながら何を言ってんだよ」
「これは7の力だァ!」
「うお!?まぶし!」
キョウスケ達がリラックスムードを漂わせる中でパルデア地方の湖では原因不明の技が5人程のポケモントレーナーに傷を負わせたという新聞が賑わせていた。一体何が起きているのか、今のキョウスケ達は知る由もない…
見てくださりありがとうございます。
次回はもっとふざけられるかな?とりあえずよろしくお願いします。