とんでもない馬鹿が世界を巡るそうですよ?   作:命 翼

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お久しぶりです。二月初更新となります。
最近忙しいですけど何とか書いていきます。


小童め!蹴散らしてくれる!

前回のあらすじ!何かバトルになるみたいですよ?

 

(泣いて土下座させてやるぐらいに叩きのめしてやる…!あんだけチャンピオンである自分が舐められぱなしで終わるか!)

 

「行くぞガブリアス!つるぎのまい!」

 

 オモダカに挑発的な態度を取ったハルトに対して挑発するような仕草を見せたキョウスケ。そんなキョウスケに腹を立てたハルトとオモダカに案内される形で流れ着いたキョウスケがバトルする事に。

 

 見守る生徒や市民達が息を呑む中、ガブリアスが声を張り上げ地面に少しばかりのヒビを入れて行く。

 

「無茶だ…相手はチャンピオンだぞ…!?」

 

「いきなりつるぎのまいってさすがに戦い慣れてるってか?」

 

「その余裕…叩き潰してやる!ガブリアス、ドラゴンクロー!」

 

「ヨクバリス、たくわえる!」

 

 ギャラリーから無茶という声が出てくる中、ガブリアスが身構えの体勢から一気に地面を蹴り出すと空気を吸い込み、腹を膨らませたヨクバリスに接近。腕に緑のオーラを纏いながら引っかかりにかかる。腕が当たった瞬間にヨクバリスの腹がガブリアスを弾き飛ばす。

 

「どうした?叩き潰すんじゃなかったのか?俺が地面にひれ伏すのはスピアーが来た時だけだぜ?」

 

「何をしてるガブリアス!遊んでいる場合か!」

 

「グウ…!」

 

「確実に潰す!ガブリアス、ギガインパクト!」

 

「こんな街中で…!?」

 

「ヨクバリス、こらえるだ!」

 

 軽いステップを取った後に身構えの姿勢を見せたガブリアス。そんなガブリアスの身体からオーラが発せられたと思いきや、地面が抉れ砂埃が周辺に撒き散らされた中一気にヨクバリスに突撃して行く。ヨクバリスにガブリアスがぶつかった瞬間に巻き上がった爆煙。

 

 これを見て市民達の視線が階段の方に行く中、煙が晴れるとそこにはぼろぼろのヨクバリスがガブリアスの腕を掴んでいる姿が。

 

「嘘…耐え切った!?」

 

「攻撃したって事はしっかり反撃もしねぇとな!」

 

「ガブリアス、つばめがえし!」

 

「カウンターッ!」

 

 ガブリアスが掴まれていないもう片方の腕で切り裂こうとしたその時。その片方の腕をヨクバリスの片方の手で止め、ヨクバリスは思い切りガブリアスに頭突きをする。ガブリアスはスッとヨクバリスから離れるとそのまま仰向けで倒れ込んだ。

 

「ガブリアスッ!」

 

「随分やられたなお前。大丈夫か?」

 

「後で傷薬プリーズ」

 

「了解だ相棒」

 

 ハルトの取り巻きが一気にガブリアスに近づくと戦闘不能となって倒れている。笑みを浮かべながら近づいて来たのはホゲータとモトトカゲ。笑みを浮かべながら2体とキョウスケはハイタッチを交わす。

 

「すげえ…チャンピオンを倒しちまった!」

 

「何者なんだアイツ…!」

 

「なあアンタ。スクールってこの先に行けばいいんだよな?」

 

「へ?あ、うん。随分とした階段だから気をつけて…」

 

 絶望したのはハルトとその取り巻き達。倒れているガブリアスに向かって近づいて行ったその時、ハルトは震えながらも拳を握りしめ…

 

「何だあの有様はッ!お前はチャンピオンハルトのポケモンなんだぞ!?あんな…あんなクズにワンパンされるなんて…!」

 

「落ち着いてくださいハルト様!マスカーニャが…マスカーニャがいればこんな事には…!」

 

「グウ…」

 

「何だその情けない声はッ!」

 

 負けたのが余程納得行かなかったのか、怒りに身を任せながら手を振り上げたその時、ガブリアスはすっかり怯え切ったようなそんな表情に。ガブリアスの肌にあと数センチの所でキョウスケがハルトの腕を掴むと、ハルトがキョウスケの方に振り向いた瞬間に…

 

「キョウスケ風パンチ!」

 

 思い切りハルトの顔面を殴り抜き、地面に叩きつける。その場にいた全員が驚く中、取り巻き達がキョウスケに突っかかる。

 

「な、何しやがる!?この人はチャンピオンなんだぞ!?」

 

「ポケモンを殴ろうとする奴がチャンピオンで合ってたまるかよ。立てるかガブリアス?」

 

「グウ…」

 

「チャンピオンってのはなポケモンにも人にも感謝を伝えられる奴だ。何がチャンピオンだ。俺なんかよりてめぇの方が腐ってるよな」

 

 歯を食いしばりながら立ちあがろうとしたハルトに見下したような目つきで呟いたキョウスケ。声は張り上げてはなかったが確かに伝わって来た怒り。溢れたボールを持ってガブリアスはハルトの方をチラ見しながらキョウスケについていく。

 

「グオ?」

 

「仲良くしてやってくれモトトカゲ。治療してもらう間だけかもしれんがな」

 

「グオ!」

 

「てか階段なっが!アカデミーの奴らはこんなん登ってるのかよ!?」

 

 アカデミー前の階段に登り始めたキョウスケ達に待ち受けていたのはとんでもない長さの階段。一段一段汗を滝のようにかきながら進んでいたキョウスケ達だったが、登り切った瞬間に疲れ切ったかのようにその場に倒れ込んだ。

 

「お、おい!大丈夫かアンタ!?」

 

「ミモザ先生の元へ!」

 

 あまりに長すぎる階段を前にして登り切ったのは良かったが、そこから白目を向いて倒れ込んだキョウスケ達。視界が徐々に黒くなって行く中、最後に見たのは若干黒っぽい肌をした少女と長髪の男性だった。それを見る事なくキョウスケの冒険は幕を下ろそうと…

 

「終わるかッ!」

 

「急に立ち上がるな暑苦しいッ!」

 

「誰が松岡修造だコラッ!」

 

「誰も言ってないし!はあ…もう。アンタを呼んだ人ならもう少しで来るからそこまでおとなしくしとけ」

 

 キョウスケがスッと立ち上がり声を張り上げると、キョウスケの視線の先にいた女性が驚きこちらに振り向きながら声を張り上げる。変顔しながらさらに声を上げると、女性はため息をつきながら指差して大人しくするように一言。

 

 ふと周りを見ると自分の近くで眠っているホゲータとモトトカゲ。そしてちょこんと手当てしてもらったガブリアスとヨクバリスが座り込んでいた。

 

「おいババア!」

 

「誰がババアだ!私はミモザ!で、何?」

 

「よし分かったモモモ!さっき俺が気絶する際に2人の男女が見えたんだが…」

 

「1文字も掠ってないし…何かアンタを届けに来たね。うちの生徒だと思うよ」

 

 ミモザはため息を吐きながらキョウスケの質問に答える。キョウスケはその回答を前に煽ったような表情を浮かべながら頷く。人を馬鹿にする天才なだけにミモザも少し腹が立った様子だったが…

 

 保健室の扉が開いたと思えば校長と共に1人の男性が中に入って来た。

 

「パルデア早々いきなりやんちゃだなんて変わってないねキョウスケ」

 

「お、お前は!?」

 

「お、お前アキロゼか!?こんなとこで…隣のメガネは誰?」

 

「校長」

 

「校長ぉ!?」

 

 眼鏡をかけた男性の隣にいたオレンジ髪の人物はアキロゼ。最近スクールに就任したばかりで教頭の位置にいるとんでもない実力者。キョウスケとはガラル地方での親友だったが、キョウスケがジムチャレンジ挑戦の際にパルデアにへと旅立った。

 

「アキロゼ君。親友に目が行くのもいいですが…」

 

「おっと失礼。キョウスケ、この人が校長のクラベルさん」

 

「オモダカさんがアナタをよろしくと言ってました。アナタがよろしければ授業終わりまでここで…ん?」

 

「ホゲワ?」

 

「ああ、すまねえ2人共。ポケモン孵化機ってねえか?コイツが持ってるタマゴの正体を見てやりたいんだ」

 

キョウスケからの急な申し出に驚くのはアキロゼとクラベル。2人は顔を合わせると確認してくるといって部屋を出て行く。大波乱のスタートとなったパルデア地方での出来事。キョウスケは窓を見ながら笑みを浮かべる。

 

「何よ、急に笑って」

 

「教えるかばぁか!」

 

「ホントにムカつくッ!」

 

 保健教師ミモザを煽りながらキョウスケは変顔を浮かべる。それを見つめる眠たそうにしているホゲータやモトトカゲらさらにヨクバリス達は何故か笑顔だ。まさかの親友との再会をきっかけに冒険が始まる事をキョウスケはまだ知らない。




見てくださりありがとうございます。
いやあちょい思う感じではなかったなとは思います。
バトルが混ざったからでしょうか。
次回はしっかりふざける予定です。
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