前回のあらすじ!現在キョウスケが出られないため代わりに作者があらすじを。え?真面目なあらすじは求めてない?何を寝言言っている!不貞腐れる暇があったらクッキー食え!
(狙いはそのバイオレットブックだ。一瞬で決めさせてもらうぞ!)
「アイツ何かする気だよ!」
「俺に任せろ。行けリキキリン!」
シャリタツとフトゥーがその場から離れる中でヘイラッシャが地面に自身の体を強く叩きつけ、大きく地面を揺らすとヘイラッシャの地面から巨大な水流を発生させキョウスケ達の方に向かわせてくる。
場にはハルトのリキキリンのみ。だが全員は焦っていない。ヘイラッシャが水流を向かわせてきたその時にハルトが声を張り上げる。
「リキキリン!ミラーコート!」
(馬鹿め!人間のポケモンが我が技を耐えきれるものか!)
ヘイラッシャの水流がキョウスケ達を覆いつくそうとしたときにリキキリンが作ったバリアが水流を完全にガード。
そのままリキキリンが水流を巨大な弾丸として跳ね返していく間に場に出たパーモットとモトトカゲがヘイラッシャに迫っていく。
「パーモット、かみなりパンチ!」
「モトトカゲ、ドラゴンクロー!」
(ヘビーボンバーッ!)
ヘイラッシャが地面に再び体を叩きつけようとしたその時だった。リキキリンから発せされた弾丸がヘイラッシャに直撃。
ヘイラッシャが怯んでいる間にモトトカゲのドラゴンクローとパーモットのかみなりパンチが同時に直撃。
然し先ほどの手を抜いていた時とは違い、これだけでは吹き飛ばない。むしろ体を振り回し2体を吹き飛ばしてきた。ヘイラッシャが雄たけびを上げ、自分の周りにオーラを纏っていく。
そのまま向かって来ようとするヘイラッシャに対してペパーとアオイがマスカーニャとスコヴィランを出して応戦する構えを取る。そしてキラもウォーグルを出して応戦の構えだ。
(まだまだ!ヘビーボンバー!)
「ウォーグル、おいかぜ!」
「スコヴイラン、エナジーボールだ!」
「マスカーニャ、トリックフラワー!」
「リキキリン!10まんボルト!」
地面に自分を強く叩きつけ大きく空中にジャンプしたヘイラッシャは隕石のように自分をキョウスケ達の元に降らしていく。
ウォーグルのおいかぜからスコヴィランとマスカーニャのエナジーボールとトリックフラワーがヘイラッシャ直撃していくが、勢いが弱まっただけで何もならない。
そこでハルトのリキキリンの10まんボルトが命中し、ようやく勢いが弱まり何事もないまま空中から地面に着地した。
それでも致命傷には至らずその場の攻撃を凌いだだけ。
ヘイラッシャは雄たけびを上げ雨を降らしにかかるとキョウスケはモトトカゲを交代しウネルミナモを出す。そしてそのウネルミナモにキョウスケは指示を出す。
「ウネルミナモ!ハイドロスチーム!」
(舐めおって!覚悟は良いな!アクアテール!)
「援護するぞスコヴイラン!エナジーボール!」
ウネルミナモが放ったハイドロスチームの水流をヘイラッシャは自分の尻尾でかき消したがスコヴィランが放ったエナジーボールまで対応できず、エナジーボールを直撃。
ヘイラッシャがその場に倒れ込んだその時だった。ヘイラッシャの後ろから放たれた水の弾丸がスコヴィランに命中。スコヴイランは一撃で戦闘不能となった。
「スコヴィラン!」
(情けない動きだヘイラッシャ。そこの前座を動かすまでにも行かなかったか)
(グッ…)
「皆強いんだね。凄いよ」
「のんきに呟きやがって…」
「どうするつもりだシャリタツ」
ペパーが歯を食いしばり、キョウスケも息を吞む中で浮かびながらヘイラッシャの近くにやってきたシャリタツ。
フトゥーも拳を握りしめ、その姿をネモ達が歯がゆい思いで見つめていた中でシャリタツはこんなにヘイラッシャがやられても平然に感じていた。そのヘイラッシャの前に行くと余裕そうな態度を見せながら…
(コイツら本気を出すまでもない。俺が軽く倒してやろう)
「調子に乗って!マスカーニャ!じゃれつく!」
「パーモット、でんそうそうげき!」
「だめですネモさん、アオイさん!」
(まずは実力差を知らない人間に実力差を見せ付けてやることにしようか)
自分に向かってくるパーモットとマスカーニャに対してシャリタツは手を向けると波動を二方向にめがけて放つ。
パーモットとマスカーニャに直撃した一撃はスコヴイランの時と同じく、一撃で戦闘不能に追い込んだ。
あまりに突然の事で二人が驚く中でキョウスケがウネルミナモにハイドロスチームを指示。シャリタツは手のひらから水の弾丸を放ち、ハイドロスチームをかき消すと弾丸はウネルミナモを掠った。
「どういうこと!?さっきから強力な技を!?」
(強力な技だと?ああ…人間にはそう見えるのか)
「今のはみずでっぽうとりゅうのはどうだよ」
「ばかな!?あんな火力が出るってのかよ!?」
(威力が人間レベルにあると思わないことだな。だったら本物の火力を見せ付けてやろう)
「ッ!リキキリン!ミラーコート!」
シャリタツが腕を高々と上げたその時だった。軽く腕を振り下ろしたその時に巨大な水流がキョウスケ達を再び覆いつくしたかと思えば、リキキリンが放ったバリアでさえ軽々と押し流していく。
リキキリンに水流が命中すると同時にキョウスケ達を水流で押し流していったと思いきや、戦闘不能のリキキリンも含めて全員その場に謎のバリアで守られている状況。
キョウスケが前を見つめるとそこには先ほどまでキョウスケ達に軽々と話しかけていたテラパゴスがバリアを張っている。シャリタツはその光景を不服そうに見つめる。
(フトゥー。お前は強制装置の準備に取り掛かれ)
「分かった」
「父ちゃん!」
「今は後にしてペパー!」
「手伝うよ人間さん達。シャリタツは多分あなたたちの予想を超えていると思うから」
「亀…その力頼るぜ…!」
水が流れた後に戦闘不能となったペパーからはリククラゲ、そしてネモからはウェーニバル、そしてアオイからはエルレイドが出てくる。
ハルトからはカイリュー。そしてキョウスケは気合を入れ直すかのように頬をパンパンと2回ほど叩くとシャリタツを睨みつける。
バリアが解ける間に後ろのフトゥーとヘイラッシャに目もくれない間にキョウスケが一番最初に声を張り上げる。
「ウネルミナモ!ハイドロスチーム!」
(同じ技も何回も…ん?)
ウネルミナモのハイドロスチームをかき消そうとしたその時。近づいてきていたエルレイドの存在に気づき、エルレイドに視線を向けながら自分に張っていた水の障壁で物理攻撃を防ぐ。
そしてウネルミナモのハイドロスチームも障壁で防いでいく。シャリタツが再びみずでっぽうを放ったその時にテラパゴスのまもるのバリアで攻撃が防がれる。そして空中からウォーグルとカイリューが向かっていき…
「シャリタツ!覚悟!ウォーグル、ブレイククロー!」
「カイリュー、ドラゴンダイブ!」
(無駄なあがきを)
ウォーグルとカイリューがシャリタツに切り裂きに行ったその時。
然しシャリタツは自身の水の障壁で攻撃を防ぐと空気に軽く手を触れ、吹雪を巻き上げる。
それによりシャリタツに近づいていたポケモン達が一斉に吹き飛ばされていく。
何とか致命傷は免れたがシャリタツにまだ疲れた様子は見られない。連戦に次ぐ連戦の為ポケモンを温存しながら戦うキョウスケ達。
然も今まで戦ってきた場所より最深部は広くなく、出すにも困難な場所だ。ふらつくポケモン達を見てキョウスケは冷や汗を拭う。
「キョウスケ。俺に考えがある。一か八かだが賭けてみる価値があると思う」
「お前にしては賭けという言葉を使うのは珍しいな。この状況を打破できるなら乗ってやる」
(戦い中に下らん喋りはやめるものだな)
「ネモ、ウェーニバルを戻してくれ。一か八かだがとある方法に懸ける」
「え?うん、わかった」
シャリタツの攻略が分からず難儀しているところでハルトがキョウスケに進言する。その中でネモはウェーニバルを戻し、ミミズズをフィールドに。シャリタツが再び水の弾丸を放ってきたその時にキョウスケが声を張り上げる。
「ウネルミナモ、にほんばれ!」
(何!?)
「リククラゲ、パワーウィップ!」
ウネルミナモが雄たけびを上げ天気を晴れに変えた瞬間だった。シャリタツの水の弾丸が消滅し水の障壁も音を立てて蒸発する。
その瞬間に放り込まれたパワーウィップはシャリタツに命中したが吹き飛ばすには至らず、逆にウィップを吹き飛ばしてくる始末。
シャリタツを守る障壁は存在しない。そう思ったキョウスケ達はシャリタツに対して総攻撃を仕掛ける。
「ウォーグル、ブレイブバード!」
「ミミズズ、アイアンヘッド!」
「ウネルミナモ!りゅうせいぐん!」
(小癪な!こちらも見せてやろう!りゅうせいぐんだ!)
シャリタツが空中に手を上げると隕石が大量にキョウスケ達に降り注いでいく。
そこはテラパゴスがまもるでキョウスケ達だけを守っている中でシャリタツにもりゅうせいぐんが命中したがミミズズとウォーグルさらにウネルミナモはそのシャリタツのりゅうせいぐんを直撃。
巨大な爆煙が広がる中で、その煙が晴れた先には3体の戦闘不能となったポケモン達が。
(仕留めたのはたった3体か)
「ウォーグル!」
「ミミズズ!」
「ちッ…奴の能力を下げられただけか…!」
3人はボールに各自のポケモンを戻し、フィールドにネモは再びウェーニバル。そしてキョウスケはガブリアスをフィールド。
キラは戦況を見つめる。カイリューとリククラゲ、さらにエルレイドとともにシャリタツを睨みつける中でシャリタツが手を向けようとしたその時。
「ぐっ!」
(そっちを狙ったか。テラパゴス)
「ナイステラパゴス!そのままそっちをお願い!」
強制装置を使おうとしていたフトゥーを念力で抑え込むテラパゴス。そしてそれに気づいたシャリタツは大きく息を吐くと休んでいたヘイラッシャにこちらに来るように手招きする。
「何をするつもりだ…!」
(その男を抑えられたら困るのでな。本気を出してまで抑えさせていただく。ヘイラッシャ準備しろ」
(分かりました)
余程フトゥーを抑え込まれるのが嫌だったのか。ヘイラッシャの口の中に入り込むシャリタツ。するとヘイラッシャが光り込み、キョウスケ達の視界を一時的に奪う。
そして光が晴れていくにつれ、シャリタツの肌の色に手と足が生えた姿が。とんでもなく足も腕も丸太のように大きく明らかに人間より大きいサイズでキョウスケ達に対して身構える。
「人間サイズ…!?いや人間じゃない!」
「能力も下げられて少し不便だったのでな。少し遠距離ではない近距離からの攻撃というのも堪能してもらおうか」
自信ありげにそう呟いたシャリタツはその場から急に姿を消すとフトゥーの動きを止めていたテラパゴスの目の前に迫り、一回殴り込みテラパゴスを吹き飛ばしてフトゥーに対する念力を解いた。
「テラパゴス!」
「ぬう…助かったぞシャリタツ」
「今度ぬかったら今度は貴様から倒す。良いな」
「ガブリアス、ドラゴンダイブ!」
「カイリューもドラゴンダイブ!」
「エルレイド、サイコカッター!」
シャリタツは自身に迫ってくる3体に対して指を鳴らすと雨を降らせそして障壁を再び身にまとう。
そしてガブリアスとカイリューの突進を何もせずに食い止め、エルレイドのサイコカッターもかき消す。丸太のような腕からシャリタツはガブリアスとカイリューをねじ伏せそして、地面に倒れ込んだ2体を蹴り飛ばす。
「エルレイド、インファイト!」
「ウェーニバルもインファイト!」
「愚かな」
臆さずに迫ってきたエルレイドとウェーニバルに対してシャリタツは人差し指だけを向けた銃まねのポーズを取り、そこから水鉄砲をウェーニバルとエルレイドに放ち、命中させる。
ウェーニバルは食いとどまったがエルレイドは吹き飛ばされ、強力化した威力でそのまま戦闘不能に。
「エルレイド!」
「もろいな。貴様らのポケモンなどこんな物」
「戻れガブリアス」
「何だ?逃げ出す構えか?」
「黙ってろよ刺身。コイツで相手してやるからよ」
ガブリアスを戻したキョウスケが次に出したのはエースのヨクバリスだった。
ボールから出てきたヨクバリスは鼻息を荒くしながらシャリタツを挑発。その挑発に乗ったシャリタツは地面を抉れるぐらいに強く蹴り出すと…
「ただのリスが!死ね!」
「カウンター!」
「ヨクバ!」
シャリタツの水を纏った拳を向けられたヨクバリスは腹でその一撃を食い止める。余裕の表情を見せながら拳を弾くと思い切り殴りぬき、フトゥーのいる地点まで吹き飛ばした。
全員が息を吞む中でシャリタツは平然と立ち上がると唾を吐いて、再びキョウスケ達に歩み寄っていくのだった。
見てくださりありがとうございます。パルデア編最終盤。今年中には終わらせたいなあ…