とんでもない馬鹿が世界を巡るそうですよ?   作:命 翼

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お疲れ様です。命です。
今回もまたコロナ明けという事で。まだ小説書く感じがしっくり来ない感じです。まだ違和感というのはありますがしっかり書いていきます。


これが卵孵化…って誰だ貴様ッ!?

前回のあらすじ!任せておけこの車は四駆だぞ!

 

「いつもこんな事をやっているのかい?」

 

「当たり前だアキロゼ。お前が一番俺を分かってる筈」

 

「まあ…それは否定しないけどね」

 

 アカデミーの授業終了後。事前に卵孵化装置がある部屋を担当する教師に連絡を取ったアキロゼ。その教師からのokが出た為その彼に案内される形でキョウスケはホゲータ達と共に生物室に向かっていた。

 

「だろぉ!?分かってるな兄弟!」

 

「僕は構わないけど、周りが汚物で見つめる表情で見つめているから気をつけてね」

 

「ホゲーニ!」

 

「君には言ってない」

 

 アキロゼの肩を掴んで揺らすキョウスケにアキロゼは周りを少し見つめながらキョウスケに一声かけるがまさかのホゲータが返事する始末。周りに若干引かれたような表情で見つめられながら生物室前へ。思い切り扉を蹴り付けようとしたキョウスケを制止し、アキロゼは生物室の扉を開く。

 

「ジニア先生。いますか?」

 

「お、来ましたね。ばっちりといますよぉ」

 

「誰だ貴様!」

 

「今僕が名前を呼んだよね…」

 

 アキロゼが扉を開けると出迎えたのは眼鏡をかけた男性。名をジニア。生物学を担当しているアップルアカデミーの教師だ。そんなジニアに対して真顔で見ていたキョウスケは急に表情をしかめて声を張り上げる。ジニアが苦笑いをしながらキョウスケに自己紹介をする。

 

「自分はジニアと言います。ガリュウさんを破ったと聞いています。話で聞いていた時とメンバーが違うようですが…」

 

「ガラルに幽閉してきたッ!」

 

「わあ、言い方…預けてきたんですね。分かりました」

 

「よく分かってるじゃねぇか」

 

「ジニア先生。私は後に仕事を残してるので後は任せます」

 

 キョウスケの言葉にジニアは苦笑いを浮かべながら呟く。キョウスケの周りにいるのは今はホゲータとハルトのガブリアスのみ。アカデミー自体がポケモンを出すのを禁止している影響か、移動する間だけはボールに入っているヨクバリスとモトトカゲは中にいた。

 

「さて孵化装置でしたよね。ついて来てください」

 

「早くしろ!」

 

「ホゲーニ!」

 

「そんなに急かさないで下さいよぉ…」

 

 アキロゼがその場をジニアに任せる形でその場を去っていく中、ジニアがキョウスケを孵化装置前に案内する。普段は倉庫に置いてあるのだが、元は生物室の物。ボタンを押すとフタが自動で開いていくのを見てキョウスケとホゲータは目を輝かせる中…

 

「なぁこれ変形するのか!?ガンダムみたいによ!」

 

「が、ガンダ…?いや開くだけですよ?」

 

「質問を質問で返すな!」

 

「え、えぇ!?」

 

 目を輝かせていたキョウスケによるまさかの八つ当たりにジニアが驚かせられる中、ジニアが必死にホゲータが持っていた卵を見つめる。その次に視界に入ったのはガブリアスで…

 

「おや…この子確かハルト君の…」

 

「預かってるというか助けたらついて来た」

 

「ついて来たって…」

 

「グウ!」

 

「今は何も聞かない方がいいっぽいですね。とりあえずホゲータの持つ卵を孵化させる為に回収してもらっていいですか?」

 

 ハルトのガブリアスというのはジニアも理解していた様子だが、詮索はしなかった。ホゲータの前にしゃがみ込んだキョウスケがホゲータから卵を預かると、孵化装置に卵を設置する。ここだけと移動中ボールに待機させていたヨクバリスとモトトカゲを出した。

 

「こらぁキョウスケ!あまりに暇だったではないか!責任取れッ!」

 

「てめぇの暇なんて知るかボケッ!」

 

「ち、ちょっと落ち着いてくださいよ!」 

 

 ヨクバリスに早速殴りかかられるキョウスケだったが、脅威の反射神経でこれを回避。ジニアが宥める中、そんな事お構いなしにホゲータ達は自動で閉まって行く蓋を見て目を輝かせる。孵化装置から音が鳴り、ジニアが装置の方を見つめる。

 

「これは避難サイレン!」

 

「だと便利ですけどね…あ、この音はこの卵の中の種族が分かったという合図なんですよ」

 

「ホントか!?い、いきなりだな…緊張してきたぜ」

 

「ん…あれ?パルデア図鑑該当なし?」

 

「該当なし!?」

 

 パルデア図鑑に該当すればここで何のポケモンかが判明したのだが、まさかのパルデアにいるポケモンではない事が判明。その場にいた全員が見間違いかと思い、再度確認するがやはり出る該当なし。この結果を踏まえてキョウスケがジニアを責める。

 

「おい!分かるんじゃなかったのか!?」

 

「あれれ?おかしいですね…パルデア図鑑のポケモンならここで反応する筈なんです。どういう事でしょう…」

 

「嘘付きやがったな!てめぇは俺が裁く!」

 

「待ってください!前列になかったんですって!殴る構えをしないで!」

 

 今正にキョウスケがジニアを殴りつけようとしたその時。生物室の扉が開く音が聞こえ、1人の女子生徒が見えたのだが目を瞑りながら扉を閉めようとする。夢でも見たのだろうと閉めようとする女子生徒の前にキョウスケが一瞬で迫り、挨拶しようとしたらその時。

 

 ヨクバリスに殴られて気絶する。

 

「び、びっくりした…」

 

「やあネモさん。ここに来たという事は宿題出来たみたいですね」

 

「あ、はい。渡しに来たんですけど…この人誰ですか?」

 

「地獄からの使者!スパイダーマッ!」

 

「す、スパイダーマ?」

 

 気絶したキョウスケがすぐに立ち上がったのを見て女子生徒が何とも言えない表情を浮かべる中、ジニアに用があったようで宿題らしきプリントをジニアに渡す。奥で温める為に動き出した孵化装置を見て女子生徒が止まる中…

 

「あれってポケモンの孵化装置?」

 

「貴様!なぜそれを知ってる!?」

 

「ち、ちょっとかじっていたから…」

 

「僕のクラスの生徒なんです。あまりいじめてあげないでください」

 

「だが断る!」

 

 ジニアが苦笑いを浮かべながら女子生徒の前に立ち塞がった瞬間に謎のドヤ顔で反抗しようとしたキョウスケ。だがガブリアスにどつかれ再度気絶。気絶してすぐ立ち上がったキョウスケを見て女子生徒はクスクスと笑みを浮かべる。

 

「貴様、何を笑っている!許さん!」

 

「グオオ!」

 

「ホゲーニ!」

 

「アナタ面白いね。気絶したり変顔決めたり」

 

「ネモさん、この人はキョウスケさん。最近あったガラル地方でのアマチュア大会でガリュウさんを破った方です」

 

 女子生徒に向かってジニアが語りかけると不満気にするキョウスケとキョウスケのポケモン達を無視して、女子生徒はかなり驚く。そして不安そうな表情から一気に目を輝かせるとキョウスケの近くに迫り…

 

「ガリュウさんを!?ホント!?」

 

「ちけえ!離れろッ!」

 

「私ネモ!キョウスケさんでいいかな!ガリュウさんと戦った感想を聞かせて!」

 

「分かった!話すから離れろ!なっ!?」

 

「嫌!」

 

「何てこったい」

 

 人が変わったかのように近づいてくるネモにさすがのキョウスケも圧倒されながら、ネモに対して呟くがネモは一向に離れようとしない。ジニアがネモをキョウスケから引き離そうとしたその時。ネモが思い切りつまずきキョウスケを押し倒す形となった。

 

「あ、ごめんなさい!大丈夫?」

 

「とりあえずポケモンでスイッチが入るのがよく分かった。ポケモン大好きなんだな?」

 

「大好き!特にポケモン勝負が…!」

 

「分かったって!趣味はポケモン勝負だな!?とりあえず離れてくれ!」

 

 その様子を見てジニアがクスクスと笑みを浮かべる中、ネモがキョウスケから離れる。その詰め寄り方はとても教師に宿題を渡さずに普通に教室にいるタイプに見えるが…

 

「ジニア、コイツ何者なんだ?ポケモンだけでこんなスイッチ入るか?」

 

「ネモさんと言います。元リーグチャンピオンです」

 

「リーグチャンピオン!?」

 

「昔の話だけどね…今はただの不登校で…」

 

「随分な転落具合…イエスキリストもひっくり返るぜ…」

 

 元リーグチャンピオンであるネモ。生徒会長でもあったが少しの事件で今はチャンピオンも生徒会長も退いている。おまけに不登校。驚くキョウスケを目の前にしてネモは苦笑いを浮かべていた…




見てくださりありがとうございます。
こんな感じだったっけ?と思いながら書いてました。数話はアカデミーで過ごす事になると思います。卵の正体もお楽しみくださいませ。
では。
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