貴様ぁ!毎度毎度前回のあらすじがあるとでも思っていたのか!今回はキョウスケも忙しいんだぞ!その性根ベジータ様が叩き潰してやる!(今回は前回のあらすじみたいなパートはございません)
ヨクバリスとシャリタツが向かい合う中で戦闘不能にされたエルレイドの代わりにアオイが出したのはドオー。
そしてヨクバリスとシャリタツが向かい合っている間にキラのウォーグルがげんきのかけらにて元気を取り戻す。
シャリタツは拳を血管が見えるぐらいにきつく握りしめると、グッと身構え足元を抉れるぐらいに強く蹴り出しヨクバリスに向かっていく。
「消し飛べただのリスが!」
「ただのリスかどうか確かめてみろ刺身風情が!ヨクバリス、10まんばりき!」
拳に水を纏わせたシャリタツと同じく地面にヒビを入れながら拳を握りしめたヨクバリスの拳。
両方の拳がお互いを殴り飛ばすべくゼロ距離にてぶつかり合う。
破裂したかのような音と共に発生した衝撃波に全員が吹き飛ばされそうになる中で。
瞬時に拳を引っ込めたシャリタツが力を入れ過ぎて前方に倒れ込んできたヨクバリスの腹を蹴り、そして顔面に拳を叩き込み殴り飛ばす。そして追撃するかのように手をヨクバリスの方に向けたその時だった。
「ドオーじしん!」
「空中から行くよウォーグル!ブレイククロー!」
「戻れリククラゲ!」
地面を揺らしヨクバリスに向けられる方向をずらしていく中で元気を取り戻したウォーグルは空中からシャリタツに向かっていきその爪をシャリタツに向けていく。
シャリタツがわざと腕を差し出したその時。ペパーの出したパルシェンとテラパゴスが同時にれいとうビームを放つ。シャリタツが鼻で笑ったその時。
2体の技を止めるべく発生した障壁は既に凍り付いており、そのビームは障壁を貫通しシャリタツに向かっていったがシャリタツはジャンプしてかわしそしてウォーグルの爪もギリギリで回避した。
「馬鹿な!障壁が…!天候は雪か!」
「お前の障壁は雨の状態じゃないと発生させられない!それが俺の中で出した答えだ!」
「おのれ!」
「カイリュー、かみなり!」
「ウェーニバル!ハイドロカノン!」
空中で浮いている状態で放たれた雷はシャリタツに命中し空中で迎え撃つかのように待っていたウェーニバルのハイドロカノンをまともに喰らう。だがタイプ相性は同じみずタイプ。
少し吹き飛ばしかけたもののシャリタツは声を張り上げながら、ハイドロカノンを自分とは遥かに違う場所に弾き飛ば息を切らしながら地面に着地する。
その拳が握りしめられたその瞬間に吹き飛ばされていたヨクバリスが戦線に復帰する。
「どうやら本気で俺が倒せると勘違いしているらしいな。俺がこうしている間にもフトゥーは俺たちの計画を完成してしまうのだぞ?」
「そうなればフトゥーもぶっ飛ばせばいいだけさ」
「下等種族め。俺達との実力差を見せ付けてやる!」
「何をするつもり!?」
体全身に力を入れ始めたシャリタツに対して息を吞む全員。
そして地面も大きく揺れ出した中でシャリタツが大きく振り上げた腕を地面の方に向かって降り下ろした瞬間に大量の水が一行に向かって降り注ぐ。
テラパゴスがバリアを貼り、モンスターボールの中にいたシェイミが出てきてテラパゴスと同じくバリアを張り込もうとするが、水はそれすら貫通しキョウスケ達全体を飲み込んでいった。
一度は全員水の中にいたのを確認したシャリタツはそのまま一行が押し流されたのを見て大笑いしていた。勝利を確信し隠れていたフトゥーも出てきたが…
「奴らの見事な最後だったな…!」
「この程度造作もないことよ。さてフトゥー。俺たちの計画を…」
「どうしたシャリタツ。何故動きを…?」
勝利を一度確信した二人はそのまま振り返らずに合流しようとしたその時だった。足元の水が思い切り泡立ちはじめシャリタツが疑い始めた瞬間だった。
まずはフトゥーの後ろから出てきたのはテラパゴスとペパーとアオイとネモ。ペパーのリククラゲとアオイのドオーがフトゥーを逃げられないようにする中で、テラパゴスがバリアにてフトゥーを拘束する。
「何!貴様らは押し流されたはず!」
「フトゥー!」
「後ろを見ない余裕があっていいのですか?」
「何!?」
シャリタツの足元から噴き出してきた草はシャリタツの足を動けないように縛る。
そして水中から出てきたのはキラと動けなくなったところで水中からシャリタツの目の前にヨクバリスが出現し腹部に強烈な拳を叩きこんでいき、そのまま壁に向かって殴り飛ばす。
シャリタツを殴り飛ばしたタイミングで水中から出てきたハルトとキョウスケ。フトゥーもバリアの中でキョウスケをグッと睨みつけていたが…
「貴様らは一度シャリタツの大技で流されたはずだ!それがどうして!」
「ドオーさ」
「ドオーだと…!まさか特性!?」
「ドオーの特性ちょすい!流石に全部は吸いきれなかったけどそしてネモのウェーニバルもみずタイプだよ!」
「そのナマズか…!先に始末しておくべきだったな…!」
地面に着地したシャリタツがもう一度拳を握りしめたその時だった。
地面に溜まっていた水気が地面奥に沈んでいく中でシャリタツは地面を抉れるぐらいに強く蹴り出し、飛び出した先はやはり盟友フトゥーを縛るバリアを貼っているテラパゴスの元。
そのテラパゴスに殴りかかったその時だった。目の前に立ちふさがったドオーがシャリタツの水気を纏った拳をまともに喰らったが、ちょすいの影響もありなんとノーダメージ。
「馬鹿な!」
「ルガルガン!アクセルロック!」
ドオーに驚いているシャリタツに対してネモはウェーニバルからルガルガンに交代しそのまま、シャリタツに反撃の隙も与えぬままにその腹部にぶつかり込む。
シャリタツがふらつく中でその後方からはラウドボーンの声に耳の感覚を全て持っていかれる中で音に気付かないままに、モトトカゲが目の前に。驚くシャリタツに対してキョウスケが声を張り上げる。
「こいつを喰らえ!モトトカゲ!ドラゴンクロー!」
「何!?こいついつの間にこんなポケモンを!」
モトトカゲがシャリタツを攻撃しようしたその時だった。歯を食いしばったシャリタツは空中から雨を降らせ障壁を復活させ、モトトカゲのドラゴンクローを止める。
そしてシャリタツが水気を纏った拳でモトトカゲを殴り切ったその時。そのモトトカゲはシャリタツ前方の壁に吹き飛ばされる。
「モトトカゲ!」
「さあ少し有利に持ち込んだと勘違いしていたみたいだがどうやらここまでのようだな!」
「っ!」
「行くぞ!」
「ヨクバリス!」
「ソイツでも今の俺は止められまい!」
モトトカゲはシャリタツから浴びた一撃により戦闘不能に。そしてキョウスケのもとに向かっていくシャリタツに対してキョウスケは目の前にヨクバリスを。
ヨクバリスは腹を思い切り前に出すと拳を握りしめたシャリタツのその向けてきた拳で腹を思い切り殴られながら、耐えきりそのままシャリタツを弾き飛ばす。
「おのれ!このリスめ!その腹を潰せばどうにかなるのか!」
「ヨクバリス後ろに下がってくれ」
「ヨクバ?」
「お前にダメージを負わせすぎた。耐久戦になる。回復できるうちに…!キラ」
「は、はい。分かりました」
キラにヨクバリスを預けそのままキョウスケはガブリアスを出す。前にはシェイミとラウドボーンがいる。後ろからもペパーとアオイさらにネモがシャリタツに目線を送るが…
「3人はそこにいといてくれ。俺とハルトでコイツをしばいてやる」
「戻れカイリュー。行くぞマスカーニャ」
「いい気になるなよ人間達が…!」
ガブリアスとハルトのマスカーニャが陣取る中でシャリタツは首の骨を強く鳴らしながら拳を握りしめる。
向き合っている最中に何も出来ないフトゥーが何かしようとポケットから何か装置のようなものを取り出した。
「っ!?何を企んでやがる父ちゃん!」
「シャリタツが苦戦となればもはやこれまで!だったら最大級の援護を送るのみ!」
追い詰められたフトゥーが取った手段それはボタンを押すこと。然しただのボタンではなくその部屋全体に警報音が鳴り響きそして今ボール全てにロックがかかった事。
今出ているポケモン達も戻れなく他のポケモンを出すことも出来ない。現在場にいるのはウェーニバルとドオーそしてラウドボーンとマスカーニャ。さらにシェイミとラウドボーン。そしてヨクバリスとウォーグルだ。ガブリアスも現在シャリタツと向き合っている。
「ふん。余計な真似を。おい人間ども。ここから俺も貴様らに絶望感を与えてやる。コイツ以上にな!」
「何をするつもりだ…!」
「ガブリアス、ドラゴンダイブ!」
「今頃気づいたところで!貴様らはそのままお陀仏よ!」
ガブリアスがシャリタツに向かってとびかかっていたその時だった。シャリタツはスッと腕を上げてそのまま拳を握りしめる。
するととんでもなく全員の動きがのろくなり攻撃がシャリタツどころかフトゥーにすら届かない。
シャリタツはこれは流石にかわせないと確信の表情をし指を鳴らした。指を鳴らした瞬間に一瞬満たした静寂が一気に爆発音としてシャリタツを中心に大爆発。
動きがとろい状態で当然かわせるはずもなく、全員巻き添えで壁の岩の部分も落ちて行っていたがフトゥーに掛っていたバリアも当然解ける。
煙が晴れていくとそこには倒れ込むキョウスケ達でフトゥーは勝ち誇ったようなそんな気分になり、高らかに大笑いした。そんなフトゥーにシャリタツが歩み寄る。
「こんな焼野原を作ってしまうだなんて。流石だシャリタツ。君こそ神という場所に素晴らしい」
「ぐぎゃ…お…」
「いらん誉め言葉はよせ。だが随分楽しませてくれたのが一番だったな」
二人はキョウスケに歩み寄っていき、ヴィオレットブックを拾い上げようとしたその時だった。一度目を瞑り掛けたモトトカゲの心臓の鼓動が鳴り響き、二人が視線をそちらに向ける。
そしてモトトカゲは鋭く睨みつけた眼差しをシャリタツに向けた。シャリタツは余裕そうに手招きしている。モトトカゲは一度目を瞑るとそのまま、声を思い切り張り上げた。
あちこちに雷が降り注ぎ。モトトカゲに光が纏っていく。そのタイミングで目を覚ましたキョウスケはモトトカゲの光を驚きながら見つめるしかない。
モトトカゲは声を張り上げると青い体と黄色のとさかを付けた状態に進化を遂げた。
「モト…トカゲ…!?」
「まさか…いやまさかそんなことは無い。アイツは進化しないポケモンだった筈!」
「アギャアアス!」
「その進化しない原理が覆されたという事だ。面白いぞ」
「その姿はテツノオロチ!」
シャリタツたちの前に立ちふさがったポケモンこそテツノオロチと呼ばれているミライドン。キョウスケはその光景にただ驚くしかない状況だ。
「おいただの竜が。まさかこの状況で向かってくる訳ねえよな」
「アギャアア!」
「その力任せ後悔させてやる!」
ミライドンが声を張り上げたその時だった。シャリタツも地面を思い切り蹴りつけ地面が抉れるぐらいの強さで蹴り出したその時。
一瞬で向き合った両者は目の前に出るとシャリタツの拳をミライドンは回避。そしてミライドンは爪にオーラを纏わせ、そのままシャリタツを思い切り切り裂く。
然し一度は障壁で阻まれたが2回目はその割れた障壁から爪をシャリタツの頬に掠らせた状態で吹き飛ばした。
「シャリタツ!」
「調子に乗りやがってこのドラゴンが!」
「ミライドン、まもるだ!」
「馬鹿め!いう事を聞くはずが…!」
キョウスケの言葉に耳を貸したミライドンはバリアを張り込み、シャリタツの拳をバリアで防ぎ切るとさらに無防備になっているシャリタツを見て、キョウスケが声を張り上げる。
「ミライドン、イナズマドライブ!」
「アギャアア!」
「調子乗るなよクソがァ!」
体に電気を纏わせそのままシャリタツに向かっていくミライドンと同じく体にオーラを纏わせながらミライドンに向かっていくシャリタツ。
両者がぶつかり合った瞬間に三度大爆発が巻き起こり、光でその場がどうなっているのかが分からない状況。
だが少しするとミライドンがキョウスケの目の前に戻り、そしてシャリタツが口元の傷を拭いながらミライドンの元に戻ってきた。
「さっきは悪かったな」
「シャリタツ?」
「こんな奴がいるだなんて。そんなわけがないと思って挑んでしまったんだ。おかげでお前と対戦することなく終わるところだった」
「アギャア…」
(ミライドン…喜んでいるのか…?)
「今度はもう逃がさん。蹴りつけてやろう…!」
次々に仲間が目を覚ましていく中で悠然と基地前にたどり着こうとする一人の男。だが今はそんなのは関係ない。向き合った二体の強者は楽しそうに身構えるのだった…
今回はギャグがなくてすいませんでした。また頑張ります。