とんでもない馬鹿が世界を巡るそうですよ?   作:命 翼

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こんばんは命です。今日も頑張って行きますのでよろしくお願いします。


お前はとらだ!お前はトラになるんだぞアンパンマン!

 前回のあらすじなんて存在するわけねえだろ!まだ一話しかやってねえわあ!

 

「ちょっと急に何!叫ばないでよ!」

 

「これからポケモンスクールに挨拶するんだから変なこと言うなよホント…」

 

「それはひょっとしてギャグで言っているのか!?」

 

「真剣だよ!」

 

 ハウオリシティから合流したキョウスケとタケルとロゼッタはカプの子の情報を知るためにリリィタウンと呼ばれる村に向かっていた。

 

 リリィタウンに入るには道中にあるポケモンスクールの許可が必要であり、まずその許可取りにキョウスケ達は向かっている。

 

 タケルとロゼッタが危惧しているのはポケモンスクールで暴れまわり、許可が下りないことだ。

 

「暴れまわらないでよ本当。クールな気持ちでやってね」

 

「分かりました!だったら爆弾を準備します!」

 

「するなするな!」

 

 ロゼッタに再三の注意を受ける中でキョウスケはそんな空気なんて関係ねえと言わんばかりに爆弾を準備しようとする。

 

 タケルがそれを阻止しようとキョウスケを抑えつけようとしていたその時だった。

 

 スクール前の道を歩いていたという事もあり、子供たちとともに先生らしき人物がこちらに向かって歩いてきている。

 

 ロゼッタとタケルは顔を真っ青にしてヤバいという感情を出す中で、キョウスケはヨクバリスとともに…

 

「お姉さん…一緒にお茶しないかい?」

 

「え?ええ…!?」

 

「初対面で口説くな!変なイメージ持たれる!」

 

「それは残念だ。初めまして先生。そしてさようならだ」

 

「やめろぉ!」

 

 スクールから出てきた眼鏡を付けた女先生に対してキョウスケはヨクバリスともに謎にどや顔を浮かべながら口説く構えを取るが、ロゼッタからそれはダメだと言われた瞬間に今度はどこから出したのか刀を取り出し攻撃しようとする。

 

 激しく止めるタケルとロゼッタに対してそのキョウスケ達含めた全員に苦笑いを浮かべたのが女先生。キョウスケが暴れようとしていた所を止めるのに10分費やし…

 

 一行はひとまずスクール生全員が帰った後の教室に足を踏み入れる。教室の椅子に座り込み女先生がキョウスケ達に問いかける。

 

「それで先ほどはスクール前で何を?」

 

「これから話そうと考えていたのですが、ちょっと同伴者が暴れようとして…」

 

「私はドナルドダの…」

 

「その名前は出しちゃダメ!」

 

「騒がしい人なんですね。服装は見たことありますよ。確かエーテル財団」

 

「そう!そうなんです!」

 

 自分達がエーテル財団という事情を把握してくれた先生は最初は疑いの目を見せていたがリリィタウンに向かいたいことをタケルが伝える。

 

 少し悩んだようなそんな表情を見せた後に「ちょっと許可取りが複雑でして…」と正直に話し始めるとタケルとロゼッタが息を吞む中でキョウスケがヨクバリスとともに…

 

「タケノコニョッキ!1ニョキ!」

 

「真面目に話を聞かんかいこらあ!」

 

「えー!?だって話なっげーんだもん!」

 

「とりあえずここのスクールはククイ博士という方の管理下でもあるんですけど…一旦来てもらって大丈夫でしょうか」

 

「でーじょうぶだ!ドラゴンボールで生き返れる!」

 

「返答になってないし話聞かないなこの人!」

 

 女先生によればリリィタウンはリャフレの一件から大分鎖国みたいな感じが続いているらしく、入れはするみたいだがとんでもなく警戒したような目で見られるらしい。

 

 先生が連絡を取ったのがリリィタウンに深く通じているククイ博士。すぐ近くにあるという研究所からこっちに向かってきてもらおうとしたその瞬間だった。

 

 一旦キョウスケ達の元に現れた一体のピチュー。ピチューはビビるなりスクールの中に唯一ある草むらに逃げて行った。タケルとロゼッタは不思議そうにしていたが…

 

「見たかヨクバリス!」

 

「ああ!わが友よ!」

 

「キノコ狩りじゃあ!」

 

「ちょっと二人共待ってよ!

 

「馬鹿、ロゼッタ。お前は一回行かない方がいい!これから博士も来るんだぞ?」

 

「ええ?…大丈夫かなぁ…」

 

 一旦逃げ出したピチューの元に向かったキョウスケとヨクバリスをほっておくことにしたタケルとロゼッタ。

 

 ピチューが逃げ出した草むらに向かったキョウスケは謎に顎を突き出しながらヨクバリスともにピチューを謎のポーズを取りながら追い込もうとしていた。

 

 キョウスケとヨクバリスのいびつな恰好に周りの草むらのポケモンが恐怖して近寄ってこない中で、隠れきれていないピチューは草むらに入るのも間に合わずただその場にうずくまる。

 

「ひれ伏せ!拝め!生まれてきたことを後悔しろ!」

 

「ソロモンよ!私は帰ってき…」

 

 謎に叫ぼうとするキョウスケ達に対してピチューは顔を青ざめながらキョウスケの方に向くと精いっぱいの電撃を浴びせる。

 

 ピチューは過呼吸並みに息を切らす中でヨクバリスとキョウスケ共に黒焦げの何故か頭がアフロでピチューの方を向いており…

 

「少しは効いたぜ…」

 

「ピ…ピ…?」

 

「何故私たちが生きているか気になっているようだないいだろう教えてやる。ギャグ補正だ」

 

 ピチューは何故かそれを聞いた瞬間に疑問が止まらなく何故か反撃する気力も削がれた。

 

 その場に膝を付いたピチューを前にして何故か勝利したかのように拳を高々と上げるキョウスケとヨクバリス。そんな二人とピチューの元に一人の男性を連れたロゼッタとタケルが戻ってきた。

 

「電撃見えたからどうしたか…え、何で黒焦げになってんの?」

 

「電撃喰らったらよぉ。俺のギャグ補正の出番だという事だなぁ」

 

「そのピチューはトラウマを持っている。捨て子だけど用があるのかい?」

 

「誰だテメエ!」

 

「言い方失礼!この方はククイ博士!アローラでちゃんとポケモン博士名乗っているのこの人だけなんだから」

 

「大変失礼しました。後で激辛マーボを…」

 

「ちゃんとしているかしてないかどっち!」

 

 ロゼッタとタケルの間にいたのは眼鏡のタンクトップに白衣を着ている男性。名をククイ。その実力はチャンピオンクラスという凄い方なのだ。

 

 キョウスケとタケルそしてロゼッタとの会話を聞いて笑みを浮かべている中で大量の人間が集まってどうしようも出来ていないのがピチュー。だが逃げ出そうとはしていない。

 

「その子どうするつもりだい?」

 

「こいつにガンダムファイトを申し込む!」

 

「話が進まないから真面目に答えて!」

 

「何か気になったんだよ。捨て子というのは手にある傷で分かった。捨てられる際に蹴られたんだろ」

 

「強いライチュウが欲しいと言ってとあるトレーナーがした孵化厳選。ここに捨てられたままトレーナーは帰ってこなかった」

 

「ピチュ…」

 

 一気に険悪の空気が場を満たす。孵化厳選により蹴られてまで前のトレーナーの下でいたかったピチュー。スクールでいるポケモンではないだけに馴染めない様子。しょぼんとした表情で黙り込むピチューに対してキョウスケはククイに…

 

「孵化なんて知るかよ!厳選するような奴が俺みたいなグリーンベレーになれるもんか!」

 

(グリーンベレー?)

 

「おいピチュー!」

 

「ぴちゅ!?」

 

「世界なんて広いんだぜピチュー!その捨てたトレーナーの器の狭さより世界なんてのはエベレスト級にある!お前の考えなんてちっぽけなもんだと思い知るだろうぜ!」

 

「いい話なんだけど…何故山で例えた」

 

 落ち込み気味だったピチューの表情が若干目を輝かせる。どや顔とポーズを取るキョウスケに対してピチューはゆっくりと前に出ると思い切り声を出す。だがキョウスケには小さかったみたいで…

 

「んん?小さいな!お前の恨みはそんなものか!」

 

「ピチュー!!」

 

「何だ!声が出せねえから勝負か!いいだろう!行くぞヨクバリス!」

 

「可愛がってやるよシッキーマウス」

 

「アウトだよ!」

 

 キョウスケの語り掛けに反応したピチューが身構えの姿勢を作る。ロゼッタは止めようとしたが真相が何となく分かっていたククイはそれを止める。寧ろ笑顔だ。

 

 まるでピチューの背中を後押ししているようだった。キョウスケの前に陣取ったヨクバリスが鼻息を荒くしながら身構える。ヨクバリスとピチュー、誰がどう見ても結果が見えているポケモンバトルだ。

 

 ピチューは思い切り身構えの姿勢を作ると地面を蹴りだしてヨクバリスに向かって体当たり。

 

 ヨクバリスは腹でピチューの体当たりを食い止め、ヨクバリスはそのままピチューの体を掴むとハンマー投げのようにその場で振り回し空中に向かって思い切り投げ飛ばした。

 

「バトル技ですらねえ!」

 

「投げ飛ばしただけ…」

 

 痛めつけると思っていたタケルとロゼッタ。拍子抜けしたような表情を浮かべていたがククイはキョウスケが指示したことが予想外だったのか大笑い。

 

 ピチューは一旦星になった後に自分がいた場所に隕石となって降ってきた。キョウスケがヨクバリスに向かって…

 

「よしヨクバリス、あの隕石に向かって体当たりだ!」

 

「お前が行ってこい!」

 

「何!?ヨクバリス貴様、図ったな!?」

 

「ちょ、ちょっと!?」

 

 隕石となって降ってきているピチューに向かってヨクバリスに投げ飛ばされたキョウスケはそのまま衝突し熱を帯びていたピチューが何と無傷のままで生還しキョウスケが頭アフロのボロボロ状態で地面に帰還した。

 

 ロゼッタとタケルは呆気に取られる。ククイは何かを確信したかのように笑みを浮かべている。

 

「おいヨクバリスてめえ!服がボロボロになったじゃねえか!」

 

「どうせアローラ着だったからいいじゃん」

 

「この服装がタイガーマスクみてえだとぉ!?」

 

「誰も言ってないし!」

 

「ああもう…ボロボロじゃん…服持ってくるからそこで待ってろ」

 

 ほぼ裸のような状態でヨクバリスとにらみ合うキョウスケ。ピチューがキョウスケの方をみて目を輝かせる中でそんなピチューより先にククイがキョウスケに語り掛ける。

 

「リリィタウンに案内しよう。君ならきっとカプにも認められる」

 

「裸でいいか?」

 

「それは流石に服を渡す」

 

 ククイの言葉にキョウスケが発した言葉にククイは食い気味で返答する。タケルが近くのブティックから服を購入しキョウスケの元に。

 

 ククイがキョウスケに話したことをロゼッタとタケルに話すと二人は一安心したかのような表情に。キョウスケが着替え終わったタイミングでピチューがキョウスケの元に駆け寄り声を出す。

 

「ピチューを連れて行ってくれないか。君とともに世界を見せてやって欲しい」

 

「俺は厳しいぞ?お前が馬鹿になるまで世界を見せてやる」

 

「ピチュー!!」

 

 キョウスケの言葉に力強く頷いたピチューはキョウスケがピチューの前に置いたボールに手を触れボールの中へ。ククイは前に歩き出したピチューをみて一安心の表情で頷くと…

 

「リリィタウンはこっちだ。準備が出来たら付いてきてくれ」

 

「キョウスケ、また服を爆破されんなよ」

 

「ホントだよ。今のだけでタケルが汗だくになったんだからね」

 

「だが断る」

 

「断んな!」

 

 ククイに案内される形でリリィタウンに歩き始めたキョウスケ達。そんな中でキョウスケ達の背中をとある人物が見張っていた。そしてとある人物への報告を終えた人物がふと話始める。

 

「これからリリィタウンに向かってもらう。任務はリャフレの強奪。行けるなリナ」

 

「隊長はどうされるつもりで」

 

「帯同はしたいが今回は俺はこの作戦を思いついた人物との対談があってね。任務はお前に任せるつもりだ。行けるな」

 

「了解。いい戦果を挙げることを約束します」

 

「よし。じゃあ行ってこい」

 

 紫髪に黒目というリナと語り合っていたのはシルクハットを付けた隊長と呼ばれていた男。名をザンス。どうやらこの男についてはキョウスケ達の後は付けないらしい。

 

 リナと少し話した後にリナがその場からキョウスケ達の後方で追いかけて行ったその時だった。ザンスがもう一度とある人物に連絡を取る。

 

「今斥候が追いかけに行きました」

 

「ご苦労。君も追いかけないのかい?」

 

「なあに。少女誘拐なんてリナ一人で十分です。アイツは血も涙もありませんから」

 

「それは有難いことだ。いいか。この話は誰にも知られるなよ」

 

「もちろんです。お任せください。報酬通りの内容はご覧いただきましょう」

 

 自信満々にそれを言い放ったザンス。報告主の高笑いが響き渡る中で通話が切れる。その場で一人となったザンスが「口うるさい男だ」とため息を吐く中でリリィタウンに向かうキョウスケ達を追いかけるリナ。

 

 お互いにリャフレを目的とした両者の企みはどちらに事が有利に運んでいくのか。

 

 リリィタウンの人々はまずはキョウスケ達が来ることを知り島キングハラを中心に警戒の色を出していた…




見てくださりありがとうございます。いやあ久々じゃないですかねこんなにふざけられたのは。書いていて楽しかったですよw
また読んで下さると嬉しいです。
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