少しギャグは減ります。あらかじめご了承の程ください。
では書いていきます。
よー!前回のあらすじ!お前も来たのか!はは!嬉しいぜ!来てくれた礼として俺はお前が気に入らないからお前が最も要らない拳骨をプレゼントしてやる!
「ちょっと!急に殴り掛かってこないで!危ないから!」
「そのセリフどこかで聞いたことあるんだよな…誰だったっけなあ」
「そんなことはどうでもいい!おい裸白衣!リリィタウンというのは目の前なのか!」
「ククイだよ。そうだね。ただ最近よそ者が入ってくるときは話し合いをしないといけない。一旦自分に任せてくれ。リャフレだけの話だけなら自分が済ませて来よう」
「本当ですか!ぜひお願いします!」
ただでさえリリィタウンには入りにくい状況でククイが提案してくれたことにロゼッタとタケルは安心したような表情を浮かべる。ただしキョウスケは話を聞いていない様子。
鼻をほじって辺りを見渡している。それに気づいたロゼッタがキョウスケの頬をビンタするとキョウスケが…
「な、何をするだー!許さん!」
「アンタこそ周り見渡して何してんのよ」
「俺たちの目標の一つだったんだろ?」
「あ、ああそうだったなジャイアントロボの…」
「そんな話してないわよ」
キョウスケは顎を突き出しながらこちらを見つめてきたロゼッタとタケルに言い返したがすぐに思い出したかのようにハッとすると自信満々の表情で堂々と目標を間違え、ロゼッタにツッコまれる。
それでも何かしらの違和感からかキョウスケは周りを見渡すことをやめず、挙句の果てには石ころを一つ掴み野球選手みたいな投げ方で竹やぶの途方もない場所にぶん投げる。
ロゼッタとタケルが驚きククイが疑問に思ったその時だった。竹やぶが揺れそして紫髪と黒目の人物が頭を抑えて姿を見せた。
「まさか一般人で気づく奴がいるとは…」
「誰だ…?」
「知らない人なんですか?」
「ああ…見たことのない人物だ」
「気づく奴ってな。あんなにスカンプーみたいな匂いさせていたらすぐ気づくわ」
「敵かもしれないけど一応女の子だぞアイツ」
真面目なトーンでそう言ったキョウスケに対してタケルがさりげなくツッコんだが言われた本人は「なるほどな」とだけ返しポケット付近に入れていたモンスターボールを手に取る。
ククイとロゼッタさらにタケルが警戒したような表情を浮かべる中で、キョウスケがモンスターボールを取って前に出る。
「そこをどけ。さむなくば死ぬことになる」
「やれるもんならやってみな」
「ちょっとキョウスケ…!」
「一旦彼に任せよう。二人は付いてきてくれ」
「え?あ、分かりました…」
「引かないという事か。分かった。無理やりどかしてやるまでだ」
ククイ達を追いかけようと女性は構えたがキョウスケがサッカーのゴールキーパーのような構えで立ちふさがったことからそれを中断。
女性は少しイラついたような目つきで一言呟くとボールからポケモンを出しキョウスケを襲わせようとする。
緑色のポケモンはキョウスケの目の前で彼のボールから飛び出してきたヨクバリスにより、攻撃を中断され緑のポケモンは女性の元に戻る。
「どかすんだろ?やってみろよ」
「そんなポケモンで勝てると思っているのか」
「勝てるさ。ポケモンの実力はトレーナーの腕次第だからな」
「…ビリジオン、せいなるつるぎ!」
「いっちょ見せてやっか!ヨクバリス、カウンター!」
ビリジオンと呼ばれるポケモンはグッと後方に体重を乗せた後に足元を強く蹴り出し、頭の方を光らせ防御の態勢を取ったヨクバリスに頭をぶつけにかかる。
ビリジオンの頭突きを両腕でガードをしたヨクバリスはニヤリと笑みを浮かべ、頭の左右に出っ張っている場所を掴みハンマー投げのように振り回し空中に放り投げた。
ビリジオンは地上に落下してそのまま地面に叩きつけられて戦闘不能。
ヨクバリスはほこりを払うかのように息を思い切り吐くと…
「残念だったな。ヨクバリスはノーマルタイプ。かくとうの技は効果抜群でダメージもかなり入る」
「ばかな…!ノーマルであの耐久だと…!」
「他に持っているんだろ。あんな小出しにしてくるぐらいだ。後2発ぐらいならホコリを払うかのように耐えきってやらあ」
(何者だこいつ…本当にポケモントレーナーなのか…)
鼻息を荒くするヨクバリスに対して女性が次に繰り出したのは茶色をした要塞のような姿をしたポケモン。
殺気がビリジオンで今度はテラキオンというらしい。2体とも伝説のポケモンの名前と姿をしている。
だがそんなことも知らないキョウスケは残りのポケモンを瞬殺するような気持ちでニヤリと笑っている。女性は少し睨んだような目つきになった後に…
「テラキオン、いわなだれ!」
「押すぞ、ヨクバリス!10まんばりき!」
テラキオンが体を思い切り起こして地面を思い切り踏みつける。
そうするとどこからから出てきた巨大な岩がヨクバリスに降り注ぐ中で一個の岩をヨクバリスが掴むとそのまま再びハンマー投げのように振り回してテラキオンに投げつけて直撃させるが、テラキオンは大して効いていないようなそんな様子。
だが問題はここからだった。ぶつかった地点で足元を強く蹴り出していたヨクバリスが、テラキオンの目の前に迫ると体当たりを食らわせ吹き飛ばす。
テラキオンはヨクバリスのタックルを何とか地面を抉りながら踏ん張ったがこちらも一撃で戦闘不能。
女性の表情は変わらないが冷や汗を少し流している。ヨクバリスはまだ平然と鼻息を荒くしている。
「1体じゃなく2体までも…!」
「まだいるよな。ボール3つ持っていて球切れはおかしいもんな」
「っ…!次は簡単には行かない…!」
テラキオンをボールに戻した女性は次に繰り出したのがコバルオンという銀色が入ったポケモン。
こちらも伝説のポケモンだが当然キョウスケはどれが伝説でどれが普通かあまり分かっていないので、ただ普通のポケモンとして戦っている。
キョウスケは未だ自信ありげの表情で女性とコバルオンを見据える中で、女性がコバルオンに対して指示を出す。
「コバルオン、つるぎのまい!」
「10まんばりき!」
「かわせ!」
相撲のようなポーズを取り、オーラを纏いながら前進していくヨクバリスに対してコバルオンはつるぎのまいをを終えた後に、ヨクバリスの攻撃を回避。そしてそのタイミングで女性がコバルオンに対して指示を出す。
「コバルオン、せいなるつるぎ!」
「ヨクバリス、カウンター!」
「2回も受け止められるものか!」
ヨクバリスに向かって前進してきたコバルオンに対してヨクバリスはコバルオンの方向に向かって腹を突き出す。
コバルオンが頭に光を宿して突撃してきた中で、ヨクバリスは多少なりとも吹き飛ばされたがほんの2歩ぐらいでコバルオンの頭をヨクバリスは掴むと柔道技を掛けるようにして足のバランスを崩し地面に向かって放り投げた。
地面が多少なりとも抉れた中でコバルオンはこの一撃により戦闘不能。
女性は舌打ちをすると入っていたボールのボタンを押す。するとボールが溶けてなくなりコバルオンも何とそのまま溶けて消滅。
女性はけむりだまを投げつけその場から逃走。一瞬で動揺していたキョウスケだが逃げたのも一瞬の事過ぎて驚いていたが…
「何だったんだアイツ…」
「ポケモンが消滅したぞ!なんてことだ!」
「お前もポケモンだろうが」
「しっかしどんな技術使ってんだ。形もねえぞ」
流石のキョウスケもポケモンが消滅したことに驚きを隠せない。消滅したその場で座り込むとヨクバリスを戻して立ち上がりそしてリリィタウンに進もうとしたその時だった。
リリィタウンから出てきたのはタケルとロゼッタそして黄色の服からの肌が黒目の男性だ。
「うおお!?なんだこのでっかい腹の人物は!」
「馬鹿!失礼な言葉を言うな!」
「アローラに4人しかいない島キングさんの一人なんだよ?」
「ハラと申しますな。よろしくお願いいたします」
「野球の?」
「それは出してはいけない人物ですな」
メレメレの島の島キングであるハラ。島めぐり時は大試練の試験をしている人物。ハラに冷静にツッコまれて血の気が若干引いたキョウスケであったが息を整えたタケルがリャフレについて話し始める。
「カプの子リャフレは大体人を見ているらしく、その人間を連れてくるためにポケモンで誘導することがあるという話があるんだ」
「何!?そんなコナンみたいなことがある筈がない!」
「コナン…?」
「ここからは私が話しましょう。リャフレにはリザレクションと呼ばれる全ての傷を回復する能力があります。本人は制御できていないらしいですがエスパーに似た能力も」
「え?まさか俺が思っていたポケモンフードの気分も読まれていたというのか!」
「もしかしたら…ってなんでポケモンフードの事をその時に考えていたのよ…」
リャフレにより危険がないという判定をされたキョウスケは他の人が滅多に見ないというリャフレとの対面を果たした訳だが、キョウスケだけならまだしもタケルとロゼッタが近づいて来たためメレメレ島の守り神であるカプコケコにより場所をワープさせられ、今に至るという。
普段はメレメレの花園というリリィタウンとは真逆の位置に暮らしているという。
「リャフレが再びあなた様を恐怖しないのならそのままメレメレからアローラ全体を見せてやって欲しいとのことをカプ様は言ってました。ただ恐怖したのなら…分かりますな」
「ああ…分からん」
「分かる流れだろ!?」
「とにかくもう一度会いに行けという事。今度は私達も同行させてもらうわ」
「そんなことしたら口を縫い合わすぞ」
「怖いわ!」
ハラそしてタケルとロゼッタの話を聞いたキョウスケはリャフレに会いに行くことに。だが一日というハイペースで動いていたため時間は夕暮れ。
今からメレメレの花園に行くのも夜中を通り越してしまうだろう。島キングのハラはリリィタウンに泊まることを提案してきたが、キョウスケは…
「どうせホテルの方から行かないと行けないんだろ。だったら一旦ホテルに戻ろうぜ。エーテル財団の施設使わせてもらった方がいいだろ」
「キョウスケにしては珍しく真面目なことを…」
「はったおすぞお前」
「なるほど。それはありですな」
「折角言ってもらったのに…」
「気にしないでくだされ。リリィの者も少し殺気立ってましてな。変な空気を経験するよりはいい考えでしょう」
ハラの一言を聞いてキョウスケにロゼッタがさっきヤバかったんだよと一言呟く。キョウスケは何となく視線を感じ取っており小さく「だろうな」と呟く。
こうしてキョウスケ達は一旦Uターンしハウオリシティのホテルに戻っていく。戻っていったのを見て大体リリィタウンの民と話し終えたククイがハラの元にやってきたのだが…
「手筈はしていたのですが…中々向こうも警戒強いようで」
「なあに。それが当たり前ですな。先ほども一人周りを見渡していたとか」
「ええ…そういう気配には敏感なようで。ただ少し見ましたがポケモンが溶けたように見えました」
「クローン技術…エーテルの者から聞いた事がありますな。ただその計画は破綻していたとか」
「少し自分も戸惑っています。時間があればエーテル財団に連絡を取ってみます」
ククイの言葉にハラが頷きキョウスケ達がいなくなったのを見てハラもリリィタウンに戻っていく。そんな会話が行われていることも知らずに先ほど訪れたスクール付近まで来ていたキョウスケ達はというと…
「そういえばさっきなんでキョウスケあの女性の存在が分かったの?」
「ピチューのスタンド…」
「ンなわけねえだろ真面目に話せ」
「でもピチューが関わっていたのは間違いない事実だぜ」
キョウスケがそう呟くと出てきたのはボールの中にいたピチュー。自信満々にキョウスケの肩に乗っている。タケルとロゼッタが不思議そうな顔をする中でロゼッタがふと呟く。
「ピチューというかピカチュウの種族は鼻が利くというのは噂程度で聞いた事があるわ。それがいい方向に作用したのかもね」
「初めて気づかれたみたいな反応していたもんな。あのまま忍び込まれるところだったぜ」
「これも神の導き…」
「お前そんなキャラじゃないだろ」
「キャラというのは一瞬で変えることが出来るんだぞ」
「ピチュ!」
自信満々に語るキョウスケに対して苦笑いを浮かべるのがタケル。そしてその隣でロゼッタがクスクスと笑みを浮かべる。
その少し離れたところでは先ほどキョウスケに敗れて名乗らず姿を消したリナがキョウスケの背中を睨みつけながら拳をグッと握りしめていた…
みてくださりありがとうございます。
まあ今日は大人しめですけど、次回からまたふざけたいと思いますのでよろしくお願いしますね。