とんでもない馬鹿が世界を巡るそうですよ?   作:命 翼

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お疲れ様です命ですー。
さて今回でメレメレ編は最後!頑張りますよお。


じゃあなメレメレ…楽しかった…ってデッカ!?

 ただいま緊急で前回のあらすじをしているんですけど前回のあらすじはございません。ご了承ください。

 

「緊急で言うぐらいなら前回のあらすじを言うなよ…」

 

「何言ってんだお前前回のあらすじは絶対いるだろうが」

 

「前回のあらすじって何?」

 

「素晴らしいたこ焼き」

 

「そんなものないしたこ焼きってそもそも何…」

 

 ニシノ達に指示を出していたというエーテル財団の人物を探るためにメレメレ島から本部に戻ることとなったタケルとロゼッタ。キョウスケ一人でリャフレを守らないといけないことに不安を覚えていた二人だったがキョウスケのとある提案によりとある人物の元に赴くことに。

 

電話先まで知っていた人物の所には現在無害ながらとんでもないデカいポケモンがいるとの事。一番ワクワクしているのがリャフレ。タケルとロゼッタはもしやという気持ちからソワソワしていたが…

 

「何お前らソワソワしてんだよ。建物よりデカいポケモンなんて存在するわけが…ぁぁ!?」

 

「どうしたんだよキョウスケ。聞いた事のない声…」

 

「すっごい!大きい!」

 

「いやいや!あれウルトラビーストだよね!見たことあるんだけど!?」

 

 とある人物との待ち合わせ場所に到着したキョウスケ達を待ち受けていたのはビーチの上空をゆっくりと浮遊しているポケモン。雲を突き抜けておりその顔が見えなく観光客たちもそのポケモンの方を見ながら「あれは何だ」とばかりにジッと見つめている。

 

キョウスケも多くのポケモンを見てきたがこの規模は初めて。思わず彼自身も出したことのない声を出して反応していたが、他に驚いていたのはタケルとロゼッタ。そしてリャフレは目を輝かせている。

 

 そんな4人の元にゆっくりと歩いて来たのはキョウスケの妹であるレイカ。父も母も一緒だ。

 

「ウルトラビーストって人に危害与える奴じゃなかった?」

 

「そんな凄い奴だったのか」

 

「何でそんなに冷静なんですか!この世界に本来いない生物なんですよ!?」

 

「何もしてきてないのならいいんじゃない?あら。貴女がリャフレちゃん?」

 

「うん!そうだよ!」

 

「うちのお母さんだ」

 

 ウルトラビーストを見るのが初めてなレイカ達。キョウスケも元々伝説とかそういうのに力が入る訳ではない。

 

リャフレがキョウスケの父と母に礼している姿を見て、危機感の無さに驚かせられたタケルとロゼッタだったが危険生物なのは確かでロゼッタが国際警察に連絡している間にタケルが5人に今キョウスケ達の眼前をフワフワと浮遊しているポケモンについて説明する。

 

「あいつテッカグヤ。見りゃわかんだろとんでもないデカさって。近くに行けば人を平気で襲うし普通に攻撃する!でもエーテル財団でもアイツは相当な…」

 

「しっかしでっけえな。レイカお前写真撮ったのか?」

 

「話聞け!」

 

「何だようっせえな。あんなにふよふよしている奴にボケを仕掛ける勇気もねえわ。それよりお前!さっきメロンパンのサクサク部分だけ食べていたな!?」

 

「ええ!?一番美味しい部分だけ!?」

 

「食べてないし緊急事態なの!」

 

 ポケモンの名前はテッカグヤ。何故この場所に停滞しているかは不明だが身長は何と9・2mあり体重も観測した範囲内では観測不能とされるとんでもない生態をしている。

 

徐々に観光客は無害さを見てどこかのアニメキャラと勘違いしたのか写真撮影をし始めている。焦るタケルを置いてきぼりにしてレイカがキョウスケに語り掛けようとしたその時だった。急によっしゃ!と叫び出すと…

 

「おいタケル!俺のスマホロトム持ってろ!映える写真撮ってやる!」

 

「結局何か仕掛けるのかよ!」

 

「急なところが兄貴らしいや…いいよ私が撮ってあげる」

 

「ホントか!流石わが妹!」

 

「キモ」

 

「ひどくない?」

 

 キョウスケがテッカグヤに向かって走り出した中で何故かボールからピチューとヨクバリスを出して向かって行く。レイカが冷静に歩いて行く中で父と母とリャフレが歩いて行く姿はもはや観光名所を見に行っているような感じ。

 

テッカグヤは近づいてきているキョウスケ達に気づいたのかどうかは分からないが何故か高度を下げていく。

海にテッカグヤの風圧が襲っていき、軽い津波が発生する中でキョウスケは写真を撮ってもらおうとポーズしようとしたその時だった。ロケットのように火を噴射していた腕がこちらに向きデカい爆弾が投げつけられる。

 

「キョウスケ危ない!」

 

「ほら言わんこっちゃない…!」

 

「こんな物投げつけられちゃあ!写真が撮れないでしょうがぁ!」

 

「そこぉ!?」

 

 こちらに向かってきた爆弾をキョウスケは受け止めるとハンマー投げのように振り回してテッカグヤに投げ返す。当然投げ返されると思ってなかったテッカグヤ。予想外の反撃に思わず態勢を崩しかける。

 

ロゼッタの思わずの声とタケルの驚いた反応が見えた中で、この光景を常に見ていたレイカと父と母は冷静に笑みを浮かべている。それどころか父親は…

 

「何だお前。あんな力手にしていたのか」

 

「旅の賜物だ」

 

「凄ーい!」

 

「確かにすごいけど良く投げ返そうと思うわ…」

 

「…!」

 

「何だぁ?俺に歯向かおうというのか!上等だ!俺の流派東方不敗で蹴散らしてやるぜ!」

 

 思わずレイカが呆れたような反応を見せる中で観光客はキョウスケとテッカグヤを映画館に出てきている人物化のように見つめている。一部はかなり盛り上がっている。

 

タケルとロゼッタもポケモンをあまり持っていないので動けない中、キョウスケはヨクバリスとピチューとともにテッカグヤに向かって行ったが衝撃波をまともに喰らい頭アフロになりながら丸焦げに。そのままレイカの元に吹き飛んできた。

 

「そうなると思った!」

 

「やりやがったなお前!おいヨクバリス!おらに元気を分けてくれ!」

 

「フン!誰がお前なんかに手を貸すか!」

 

「何だとクソリス!」

 

「攻撃態勢入ってんだけど!喧嘩している場合か!」

 

 テッカグヤの手から放たれた炎は大の字を描いてこちらに向かってくる。ピチューはヨクバリスとキョウスケが言い争っている間に逃走。そしてヨクバリスとキョウスケに炎が直撃。

 

ロゼッタとタケルが慌てている間に二人はまたアフロヘアーになってその場に立ち尽くす。何やっても効かないのでテッカグヤが痺れを切らしたのか。キョウスケ達の元に近づいてくる。

 

 近づけば近づくほどにアニメじゃないことに気が付いた観光客たちが逃げ出していく中で後方から突然放たれた電撃がテッカグヤに命中。

 

態勢を完全に崩させテッカグヤはかなりフラフラしている状態。急なことに驚いたキョウスケだったがと突如彼の顔面に一個のボールがぶつけられる。

 

「いって!誰だ!石ころ投げたのは!」

 

「そのボールでそのポケモンを捕まえて!早く!」

 

「よっしゃ!行くぞ必殺!大リーグボール!」

 

「そんな名前じゃないけど!?」

 

 ふらついたテッカグヤにぶつけられたのは青く染まったボール。テッカグヤがボールの中に収まるとキョウスケの目の前に戻ってきて横に揺れ始める。3回揺れてカチッという音と共にボールは動かなくなった。

 

キョウスケにボールを投げたのは紫髪の人物。少し一息の様子だ。ロゼッタとタケルと共にキョウスケ達の元に歩いて来た。

 

「無事捕獲ね。協力感謝するわ」

 

「ああ…もしかしてさっき女性の方が連絡なさっていた…」

 

「国際警察のリラと申します。ウルトラビーストが現れたと聞いて慌てて来たのですが…足止めしてくださっていたようですね」

 

「戯れいていただけだぞ」

 

「戯れ…?ま、まあいいです。本来ならそのポケモンは警察の保護対象ですが…手続等も必要になってくるので一旦アナタが預かっていてください」

 

「ええ?俺があ?」

 

 その場に現れたのは国際警察のリラ。彼女の隣に歩いて来たのは伝説のポケモンの一体であるライコウ。少し驚くキョウスケの所に急に現れたリラの目的はキョウスケに攻撃していたテッカグヤの捕獲。

 

だがキョウスケが預かるような形に。少し騒ぎの熱が冷めてきたころで母がキョウスケに一つ尋ねた。

 

「そう言えばキョウスケ。レイカに連絡した理由は何だったの」

 

「ああ…そうだった。実はこのチビの護衛に…」

 

「チビじゃないもん!」

 

「少しすいません。そちらの方リャフレさん。彼女の件については我々国際警察にも依頼が入ってまして、もし護衛とか足りないのなら…」

 

「いいえ。うちの兄貴は何ならウルトラビーストより厄介な存在なんで。その子含めて任せてもらっていいですか?」

 

「そうなんですね…分かりました。是非お任せします」

 

 キョウスケから最初聞いた時は難色を示した表情をしていたレイカだったがリラの言葉で吹っ切れたのか。

 

リラの言葉にお断りを入れるかのように発言する。リラはレイカの言葉で納得した後多忙からか「後は任せる」とロゼッタ達に告げてその場を去っていく。その去ったのを確認したレイカは息を吐きキョウスケの方を見つめると…

 

「で兄貴。何で幼女誘拐してんの?」

 

「誘拐してねえし!こいつ俺の仲間だし!」

 

「ああ、分かった。そこの二人からこの子の護衛任されたんでしょ。全くお人好しなんだから…」

 

「何で今の会話でそこまで分かんの!?」

 

「私、アローラを旅するためにキョウスケについて行くんだ!」

 

「普通の旅人よりとんでもなく厄介な人物だけど…理由は分かった。いいわよねお母さん、お父さん」

 

 レイカの問いかけにキョウスケはいつも通り反応するとレイカは納得したかのような反応を見せる。今の会話で何が分かったというのか。

 

全く分からないタケルだったが、リャフレからの改めての言葉にレイカは心が決まったかのような表情を浮かべるとその決断は父と母に委ねた。

 

「お前も自由な兄貴を持つと大変だな。丁度1週間の滞在予定だ。費用分渡しておくから延長するなら好きにしなさい」

 

「ただし怪我はしないことと兄と喧嘩しないこと。いいわねレイカ」

 

「了解。ということでお望み通り私も旅について行くから。後ほど船着き場とかで合流しましょ」

 

 レイカはそう言い切ると一旦その場を後にしていく。父も母もキョウスケの身を案じながらも「お前なら大丈夫だ」と父が言い張りその場から去っていく。残されたのは最初の時と同様リャフレとキョウスケ。

 

そしてここで別れる予定のロゼッタとタケル。ヨクバリスとピチューをキョウスケは呼び出しそしてその場で捕まえたテッカグヤをボールから出す。先ほどみたいにキョウスケを攻撃したりせず、彼を見つめているだけ。

 

 やはりウルトラビーストという事もありロゼッタとタケルは警戒したようなそんな表情を浮かべている。

 

「や、やっぱりデカいな…」

 

「キョウスケ。ソイツ預かってとは言われたけど…」

 

「なあお前、しばらく俺がお前の支配者だ!よろしくな!」

 

「……」

 

「おい、お前まさか飼い主を攻撃する気か!ヤメローシニタクナーイ!」

 

「上下関係を敷かれるのは嫌なんだな…」

 

 テッカグヤは支配者と言い放ったキョウスケを爆弾で攻撃し再び頭をアフロにした。しかしボールに入った影響からかした攻撃はこれだけ。キョウスケがアフロになった姿をヨクバリスが馬鹿にするかのように腹を抑えながら笑っている。

 

キョウスケはそんなヨクバリスに向かって行こうとするが、ピチューの電撃をヨクバリスと共に喰らいその場で一旦気絶した。

 

 呆れたのはロゼッタとタケル。そしてその場にいたリャフレが笑みを浮かべている中でタケルがリャフレに語り掛ける。

 

「こんな風にずっと騒がしい奴だ。何かあったらお前が止めに入ってくれ。いいな?」

 

「うん!分かった!そういえばコケコさんは大丈夫なのかな…」

 

「あ、そういえば花園ではアイツらが来て渡せなかったけど…貴女にこれって」

 

「キョウスケには通信機。俺達は来れないかもしれないけど何かあったら俺らを呼べ。いいな」

 

「サンキューでーす」

 

「かっる!」

 

 リャフレに渡されたのは一つのお守り。それを握りしめるとカプコケコがやってくるらしい。キョウスケに渡されたのは通信機。

 

エーテル財団製でエーテル財団の者と繋がっているらしい。結構大事な物なのだがキョウスケは謙遜するような様子を全く見せることなく、真顔で呟いた一言のみ。渡したタケルは思わず驚かせられた。

 

「私達にはいいけどこの子初めてなんだからね!守ってあげなさいよ!」

 

「いてて!何をする!頬をつねるな!貴様!上官だぞ!」

 

「アンタが上官なら速攻辞任してやるわ」

 

「何だと貴様!」

 

 こんな感じで言い合い別れることとなったキョウスケ達。後にレイカも合流し一行はメレメレ島を離れる形で次の島に向かう事になるのだった…




見て下さりありがとうございます。
ウルトラビーストが仲間になりましたね。テッカグヤさんです。
これからの活躍に期待です。
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