とんでもない馬鹿が世界を巡るそうですよ?   作:命 翼

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お久しぶりです命です。
アーカラ島は始まったばかりなんじゃ。と言う事で始めていきますねぇ。


俺はシルクハットの奴を憎しみで殺す。

 前回のあらすじ!前回のあらすじを言う前に今チームええ感じやねん。何でお前みたいなこの作品を見ないキャラ…あ、すいません戻ってきて!

 

「ミュウツー、10まんボルト!」

 

「ミロカロス、アクアリング!」

 

 ザンスがニヤリとした笑みを浮かべながらミュウツーに指示を出す中キョウスケはミロカロスに耐久戦の構えを取らせる。

 

 ミュウツーの10まんボルトがミロカロスに命中していく中で元々耐久力が高いミロカロスはこれを大したダメージを受けることなく耐えきり、抜群を喰らってもなお平然そうな面構えを見せている。ミロカロスが事前に敷いていたアクアリングによりその傷は少し回復。

 

 ザンスが少し舌打ちをする中で今度はキョウスケがニヤリとした笑みを浮かべた後にミロカロスに指示を出す。

 

「今度はこちらから行くぜ…!ミロカロスれいとうビーム!」

 

「サイコブレイクでかき消せ!」

 

 ミロカロスの口から氷のビームが放たれミュウツー眼前まで凍らせていく中でミュウツーは念力の球を作り出しミロカロスに向かって放って行く。

 

 れいとうビームがかき消されていく中で、元居た場所にミロカロスの姿が無くザンスが驚いた反応を見せるとミロカロスは水中の時に見せるようなスピードで、ミュウツーの後方に接近し…

 

「馬鹿な…地上でもこんなスピードが出せるのか!」

 

「侮ったな…こう見えても鈍足じゃないんでな!ミロカロス、ハイドロポンプ!」

 

「じこさいせい!」

 

 その距離ほぼゼロの状態で回復を図ろうとするミュウツーに対してミロカロスは水の一撃を叩き込み、ほぼ無防備の状態のミュウツーに一撃を叩き込み近場の岩に叩きつける。

 

 これだけでもこの近辺のポケモントレーナーがするバトルではないので近隣住民がざわつき始める中で、先ほどキョウスケ達を見送ったジーナとデクシオ。デクシオが溜まらず向かって行くのを見て、ジーナもそれについて行く。

 

 ミュウツーは埃を払うかのような感じで平然とした構えを見せる中でミロカロスは序盤に敷いたアクアリングにより傷はほぼ全快に近いような状態。だがザンスはこの状況でもニヤリと笑い…

 

「なるほど確かに強い。きちんとした戦術を知らないトレーナーが苦戦を強いられるわけだ。だが…お前このミロカロスを扱うの初めてだな?」

 

「どうでもいいだろそんなこと」

 

「バトルに関しては天才…いや悪く言えば無鉄砲か。まあいい。ミュウツーこごえるかぜ!」

 

「ハイドロポンプ!」

 

 ミロカロスが口から放った水流をミュウツーが放った氷の風がその勢いを食い止め凍らせていく。だがこの攻撃を受けて驚きだけで済まさないのがキョウスケ。一瞬驚いた後に思いついたような表情でミロカロスに指示を出す。

 

「ミロカロス、尻尾で凍った水流を叩け!」

 

「何!?ミュウツー!10まんボルト!」

 

 ミュウツーが再び電撃を溜め込んでいき放出していく中でミロカロスが打ち返した水流はミュウツーが発した電撃を玉砕してかき消していく。元々は凍ったとはいえ水流は水流。

 

 電気がそのまま水流に充満していった。少しの感電した水が飛び散る中でキョウスケはミロカロスに接近を指示し、ミロカロスはミュウツーの目の前へ。そこでキョウスケは声を張り上げる。

 

「ミロカロス!ハイドロポンプ!」

 

「ちぃ!サイコブレイク!」

 

 先ほどと同じくほぼゼロ距離からのハイドロポンプにミュウツーの反撃動作が間に合わずにミュウツーに2回目の直撃。同じく壁を少し破壊しながらの直撃。

 

 砂埃が舞い散る中で煙が晴れるとボロボロの状態で立っているミュウツーの姿。だが少し動いた後にその足は止まりその場に倒れ込み戦闘不能となった。

 

「やるな。流石に沈黙させてきただけはある」

 

「本物じゃないならやりようはある」

 

「本物とか偽物とか関係ない。勝てばいいのだからな。さてこれで終わりと思うまい。行くぞホウオウ!」

 

「よくやってくれたミロカロス。後は任せてくれ」

 

 ミュウツーをボールの中に閉まって次に繰り出したのはこちらも伝説のポケモンであるホウオウだ。本来なら神聖に見えるホウオウの姿も偽物という事でそんなに綺麗には見えない。そしてミロカロスを引っ込めたキョウスケが次に繰り出したのはテッカグヤ。

 

 ウルトラビーストのポケモンだ。だがホウオウがほのおタイプに対してテッカグヤははがねタイプが入っており、不利のようにも感じる。だがキョウスケはニヤリと笑っている。まるで信じ切っているように。

 

 その表情に気づかないザンスは勝ち誇ったかのような笑みで…

 

「炎の餌食としてくれる!ホウオウ、せいなるほのお!」

 

「失敗したな」

 

「何!?」

 

「テッカグヤ、みがわり!」

 

 ホウオウから発せられた火炎がテッカグヤに迫っていく中でテッカグヤは身代わりを敷く。その身代わりが攻撃を受けてテッカグヤ自身のダメージが無い。兄のこんな技術を初めてみたレイカが息を吞む中でザンス側に徐々に余裕が無くなっていき、ホウオウに指示を出す。

 

「確実に仕留める…!ホウオウ、めいそう!」

 

「だったらこっちも仕留めてやる!テッカグヤ、ストーンエッジ!」

 

 身代わりを敷いた状態からホウオウは力を溜め込む瞑想を行おうとしたがそこはキョウスケが容赦なしで切り込み、テッカグヤに指示を出す。地面から突き出た岩が瞑想で無防備となったホウオウを直撃。

 

 タイプは一致していないとはいえホウオウには大ダメージを食らわせられ、無防備だった分急所に当たりそのまま倒れ込み戦闘不能となった。

 

「な…!伊達に天才ではないか…これは我が組織に害悪な存在になりそうだ…」

 

「教えてくれるんだろうな。エーテル財団の誰と組んでいるのか」

 

「残念ながら私は目的のためなら名誉などを犠牲にするタイプでね。ここまで天才だったとは計算外だった。来客もありそうだしここは引かせていただく」

 

「おい待て!この野郎!」

 

 ザンスはモンスターボールのボタンの部分を押しボールを溶かすとポケモン達を溶かしそして煙玉で視界を見失わせている隙にその場から撤退していく。キョウスケが若干の舌打ちをする中でテッカグヤもボールに戻す。

 

 そんな彼のもとにバトルの気配を感じて合流してきたジーナとデクシオ。そしてレイカが合流。キョウスケに事情を聞こうと近づいて来た。

 

「兄貴!大丈夫!?」

 

「ああ、何とかな」

 

「一体何が…?」

 

「単純にポケモンバトルをした…だけになったな。だがエーテル財団の誰かと接点があるというのが明らかになった。次戦うならとっちめてやる」

 

「こんなところであんなハイレベルなバトル…驚きましたわ」

 

「ハイレベルなポケモン出してきたんだから仕方ないだろ」

 

 ザンスの素直じゃない反応によりキョウスケが得たのはバトル内での勝利のみ。

 

 察して近づいてきてくれたデクシオとジーナも無駄足となってしまったがこの勝利を機に少し呆れていたキョウスケに対しての反応を見直すような形となり、レイカに何かあれば連絡してくれるように話を付けた。それだけとなってしまったが二人はそれで去っていく。

 

 ジーナとデクシオを見届ける中でそこに対戦相手となってくれていたエリートトレーナーとリャフレが合流した。

 

「リャフレ!大丈夫だった?」

 

「うん!ボロ負けしたけど…」

 

「緊急事態性にちょっと集中できなかったけど…そちらは解決したみたいですね」

 

「アンタは?」

 

「フウカと申します。単純にポケモンバトルさせてもらっていただけの身ですが…」

 

「ああ…そうだったのか。気を張っていたから気づかなかった。世話になったな」

 

 エリートトレーナーのフウカに礼を告げ律儀にリャフレを届けてくれた姿に感謝するとフウカはその場を一旦去っていく。一方のリャフレは格上の相手にボロボロに大敗を喫した。

 

 だがその表情は清々しさを感じる程に笑っていたがやはり悔しいだろう。だがバトルだけで済んだのがレイカとキョウスケが安心したポイントだった。彼らの目線がこの道路の先にあるオハナタウンに向く。

 

 何か気づいたようにフウカはこちらに戻ってくると…

 

「そうだ。この先のポケモンセンターに寄させていただくのですが良かったらそこまでともに行きませんか?」

 

「あ、ぜひ。皆ちょっと気疲れしたみたいですし」

 

「俺は気疲れしてないぞ!ハンバーグだよ!」

 

「そこはちょっとでもいいから疲れているフリしろよ…」

 

 フウカの誘いにレイカが了承すると一番気を張っていただろうキョウスケがいつもらしい表情でふざけたのを見てレイカが呆れたような表情を見せる。

 

 オハナタウン道中にもザンスのような刺客がいるんじゃないかという事を疑っていたキョウスケ達だったが道中そんな刺客も気配も出くわすことなく、トレーナーとそんなにバトルしなかった影響からか大した時間もかかることなくオハナタウンにたどり着く。

 

 目標はこのタウンのポケモンセンターだが道中とは少し雰囲気が違うような木で作られた建物を見てリャフレが目を輝かせる中で途中まで案内のような形で付いてきてくれたフウカが…

 

「オハナタウンは皆さん初めてなんですか?」

 

「え、ええ。特に今周りを見渡している子に関してはアローラ自体が初めてといった感じです」

 

「おい、贔屓すんな!俺だって初めてだぞ!」

 

「お前はいつもどこだって初めてだろうが」

 

「私だって故郷とかありますぅ!」

 

「顎立てんな煽ってんのか!」

 

 フウカの言葉に特にリャフレは初めてと伝えたレイカだったが何故か目くじらを立ててキョウスケがレイカに語り掛けるが、その反応があまりに塩対応だったのを見たキョウスケは顎を立ててレイカに反抗しレイカをイラつかせる。

 

 フウカが苦笑いを浮かべながらその二人の反応を見ている中でリャフレはそんな二人の反応を見ることなく前方の方へ少し足を速める。

 

 彼女にとっては全てが見たことないようなそんな景色ばかりでリャフレは若干興奮しているようなそんな笑みすら浮かべている。

 

 レイカとキョウスケがいがみ合っている中でそんな二人を諭し3人と共にポケモンセンターへ。扉を開けると銀髪の女性が物珍しそうに立っている。

 

「あんな受付前で…誰でしょう?」

 

「兄貴の知り合いとかじゃ…って兄貴居ない!?」

 

「ええ!?」

 

「おいガリュウの娘!」

 

「ん?ああ、君か。こないだぶり以来だね。お仲間も変わっているみたいじゃないか」

 

 そこにいたのはガリュウの娘であるイレイナ。ガリュウの娘と聞いて驚いたフウカだったがそもそもリャフレはガリュウという人物を知らないため、驚きを見せずにレイカはそのガリュウの息子であるリュウを見ているため、驚いたのはフウカのみ。何にも変わらないようなそんな声でキョウスケの方を振り向くと…

 

「ここメレメレ島じゃないぞ。こんなところで何してるんだ?」

 

「それはこっちの質問だよ。まさかアーカラ島にいるなんてね」

 

「ガ、ガリュウってあの…!?」

 

「ああ、そうだ。そこの二人は長男のリュウと知り合いらしいな。だから驚きが無いわけだ」

 

「ガリュウ…?凄いトレーナーなの?」

 

「そっか。リャフレはガリュウの存在すら知らないんだね」

 

 イレイナは恩師への挨拶を済ませた後にたまたまアーカラ島による用事があったらしく、それがここに来る目的となったみたいだ。

 

 キョウスケ達はリャフレが戦の遺跡に行きたいことを伝えるとイレイナは大して疑問を抱くことなく何か納得したようなそんな様子だった。

 

 ポケモンセンターにてポケモン達を治療のため預けている間にイレイナがキョウスケ達に語り掛ける。

 

「そう言えばこの先の牧場では今キャプテンがいるらしい」

 

「え?キャプテンと言えばキャプテン・アメ…」

 

「その人地味に危ないから!名前全部出さないで!」

 

「緑髪の女性だ。と言っても君たちが想像しているようなキャプテンとは大分若いけどな」

 

「アローラ地方には島キングや島クイーンの他にその下の役割でキャプテンという人物がいるんです。役職なだけで名前ではないんですけどね」

 

「キャプテンって遺跡とかについて何か知っているのかな」

 

「さあ…遺跡に関わっているのがクイーンたちだけですから…」

 

 この先にいるキャプテンの事を伝えた状態でフウカとはポケモンセンターで別れる形となった。そしてイレイナもこのことを伝えてくれたがこの先には用がないという事でキョウスケ達にはついて行かない形に。

 

 ポケモンを回復してもらった後にキョウスケ達はオハナタウンの先にあるオハナ牧場にへと歩を再開していく。その地にてキョウスケ達は言われていたキャプテンと出会うことになるのだが…

 

 彼らは当然そのことを知らない…




今回はバトル回なのでふざけも大人しめだった感じです。
また次回から精一杯頑張りますねえ。
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