とんでもない馬鹿が世界を巡るそうですよ?   作:命 翼

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お疲れ様です命です。今回も進めていきますよお。


ロイヤルアベニューだぁ?そんなこっちは!マイネームイズじゃゴラ!

 前回のあらすじ!前回オハナ牧場にて勇者一行は作者というゴミを仲間にしたが予想以上に使えなかったので切り捨てた!以上!閉廷!解散!

 

「やめなって。ただでさえキャラと作者が喋り出す作品が嫌われているんだから」

 

「それでも守りたい世界があるんだ!」

 

「キョウスケってなんか守護してたっけ」

 

「お前が欲しかったのは本当にそんな力か!」

 

「あーダメだこれ話聞いてないわ」

 

 オハナ牧場にてリャフレはケンタロスを手に入れそしてキョウスケのピチューが進化した中でオハナ牧場を出たキョウスケ達は6番道路の先にあるロイヤルアベニューにへと足を運んでいた。スーパーながやすやロイヤルドームにてポケモンバトルが出来るこの地域には、アローラ地方内では屈指のポケモントレーナーが集まる地域。当然技の調整に力を入れるものやポケモンバトルの練習をしているトレーナーも辺りを見渡せば存在している。

 

 キョウスケ達はスタジアムに用はないためこのままヴェラ火山公園に通ずる7番道路に進んでいく形となるのだが、問題なのはリザードンの貸し借りをOKしてくれるキャプテンのカキがいるかどうか。ポケモンバトルに少し目を輝かせているリャフレが目をか輝かせる中で…

 

「とりあえず聞き込みしようか。キャプテンカキがどこにいるか」

 

「そんなめんどくさいことをする必要があると言うのか!」

 

「やらなきゃもっとめんどくさいことになるんだよ」

 

「お前にめんどくさいことが出来るのか!」

 

「リャフレちゃん?」

 

 やりたくないとばかりに驚いた表情をするキョウスケに対して諭すように話すレイカ。そしてそんなキョウスケにどこで覚えたかの変顔と何かの物まねのような声で呟くと今までそんな姿を見てこなかったレイカが少し驚いたようなそんな反応を見せる。一行はドームを素通りしようとしたその時だった。スタジアム内から突如…

 

「ちょっと待った!ロイヤルドームを素通りするとは中々勇気があるな!」

 

「こ、この声は!?」

 

「とーう!」

 

 声は聞こえるが姿は見えない。そんな中で間違いなくキョウスケ達の前にそびえたつコロシアムの方面から男が飛び立ちキョウスケの前に立ち尽くす。キョウスケは驚いた反応をし口を大きく開けるがキョウスケ達の前に立ったのはサングラスにちょび髭の男性。リャフレは人物に気づいたのか指さして喋ろうとしたがレイカが阻止。そしてキョウスケに対して…

 

「貴様!神聖なるドームを無視してスーパーに行こうとは!骨のあるやつ!この仮面ライが成敗してくれる

!」

 

「そこは仮面ライダーで良かっただろ」

 

「うるさい!さあポケモンを出せ!タイマンだ!楽しみを不意にしたくないだろ!」

 

「テメエを殺してやる!弾く必要もねえや。誰がテメエなんか…テメエなんか怖くねえ!」

 

「何を見せられてるの私達」

 

「茶番劇?」

 

「そう言ったら兄貴全部で茶番していることになるから…」

 

 指さしてきた仮面ライに対してキョウスケは表情をしかめどことなく取り出したおもちゃのナイフを装備する。そして片方もおもちゃのナイフを取り出し、何故か始まろうとしていた茶番劇。その前にレイカがボールのルカリオを出すと止めてとばかりに頷く。ルカリオは疑問を抱きながらも両者が向かって行った瞬間にはどうだんをぶつけ二人の断末魔と共に茶番劇は終了。両者アフロになって決着した。

 

 3秒でキョウスケが立ち上がるとレイカに拳を握りしめながら…

 

「な、何をするんだぁ!許さん!」

 

「明らかに顔なじみでしょうがあの人」

 

「船長さんこんなところで何してるの?」

 

「違う!私は仮面ライ!」

 

「それもういいから」

 

「ううう!」

 

「泣いちゃった!」

 

 仮面ライの正体は言わずもがなミロカロスを捕獲する際に船を操縦してくれていた船長。今回は船員たちの姿はない。レイカの辛辣な一言に心が折れてしまい持っていたサングラスで何故か涙を拭く。リャフレがティッシュを差し出すとティッシュで涙を拭く。泣いている船長に対して茶番モードが解けたキョウスケは普通の表情で問いかける。

 

「で?何してんだよアンタこんなところで。カンタイにいたんじゃなかったのか?」

 

「試合を観戦しようと思ってな。駆けつけたんや。そしたら何やロイヤルドームを素通りしようとする馬鹿者がおってな…」

 

「それ俺たちの事か?」

 

「そうそうだから変装して…あ…」

 

「今作品ええ感じやねん。何でお前みたいな作品の空気を読まない空気なキャラ。ポンポコがおる」

 

「ポンポコって何」

 

 アフロを外し立ち上がろうとした船長をキョウスケが頭に拳骨を入れた後に説教を始める。頭のアフロを外していない状態で。謎に顎を出して説教するキョウスケに対してレイカがスラっと真顔でツッコミを入れる中で状況が分かっていないリャフレはぼーっとその場面を見ている。改めてルカリオから今度はキョウスケに拳骨が入れられる中で、レイカが船長に尋ねる。

 

「丁度良かった。聞きたいことがあるんだけど。キャプテンカキってこの先のヴェラ火山公園にいるの?」

 

「いまチームええ感じやね…」

 

「あ?」

 

「い、います!この先に山男と一緒にいます!」

 

「レイカが切れた!」

 

「このひとでな…」

 

 船長を青ざめさせて情報を呟かせたレイカに対してキョウスケとボールから出てきたヨクバリスが煽りの態勢に入る中でレイカがため息を吐きながらゴミを見るような目でキョウスケ達に迫ると、空気の切るような音を響かせながらキョウスケとヨクバリスを殴りつける。そこに出来たクレーターに通りかかっていた人々が驚く中で二人共どこかで見たことのあるような姿勢で倒れている。

 

 それを見てリャフレが…

 

「ヤムチャしやがって…」

 

「何で君が知っとんねん」

 

「何か言えと言う空気になっていたと思ったから…」

 

「情報ありがとね船長。リャフレ、そんな生ごみほっておいて先に進むわよ」

 

「貴様!今この流派東方不敗を生ごみって言ったな!」

 

「何で数秒で立ち上がんだよ」

 

 その場を去ろうとしたレイカとリャフレに食い下がる10秒で立ち上がったキョウスケ。謎に顔を強張らせ謎にカンフーのポーズを取るキョウスケにレイカが呆れる中でヨクバリスもその3秒後に立ち上がり、キョウスケと同じくカンフーのポーズを取る。じりじりとレイカに迫ろうとしたキョウスケ達に再びロイヤルドームの方から笑い声が聞こえてきた。キョウスケ達が振り返ると…

 

 笑い声を響かせながらレスラーのように上半身裸の海パンでマスクを付けた人物が姿を見せた。

 

「おお!あれはまさしくロイヤルマスク!」

 

「そう!私こそロイヤルマスク!」

 

「ククイ博士だよね?」

 

「ロイヤルマスク!」

 

「めっちゃ食い気味で言い返すやん」

 

 その正体はククイ博士なのだが本人が認めようとしない。とりあえず姿を見せたロイヤルマスクはリャフレの言葉に一切迷う素振りの無い中でロイヤルマスクと強い口調と表情で言い返すとリャフレも思わず言葉を引っ込める。とりあえずキョウスケが息を整えると…

 

「で?ロイヤルマスクさん。何の用だよ」

 

「ロイヤルドーム前で言い合いをしている人物がいると聞いてな。スタッフに言われて姿を見せたのだ」

 

「あー…それは迷惑だったわね。申し訳ない…」

 

「いいんだ。でも迷惑の代償としてロイヤルドームで試合を行ってもらう!そこの謎のイケメン!」

 

「この物語の主人公を謎!?上等だゴラ!ぶっ飛ばしてやる!」

 

「あ、ちょっと!あーあ…見事に挑発に乗っちゃってもう…」

 

 ロイヤルマスクの挑発に見事乗せられてしまったキョウスケはロイヤルマスクについて行く形でロイヤルドームに。それを見たレイカがため息を吐く中で、リャフレ達もついて行く形でロイヤルドームに入っていく。ロイヤルドームに入っていきいつの間にか姿が見えないキョウスケを確認するためにドームの観客席に足を運んだレイカ達。すると歓声とともにドームに入ってきたのはロイヤルマスクと船長とキョウスケ。そしてそこに居合わせていたムキムキのマッチョの人物。

 

 歓声とともにレイカ達は無駄足を踏んでいると思いながらキョウスケはヨクバリスそしてロイヤルマスクはイワンコそして船長はそこらへんでゲットしたコダックにマッチョはカイリキーを繰り出す。リャフレはその雰囲気に感動する中で…

 

「始まりましたバトルロイヤル!今回出場するのは赤コーナーどこかにいたサングラス!」

 

「誰がサングラスやねん!」

 

「そしてそこら辺のマッチョ!」

 

「ムキー!」

 

「そしてロイヤルマスクの…オマケ」

 

「おい!俺主人公だぞゴラ!舐めやがってクソ実況がぁ!」

 

 ロイヤルマスクだけが誇らしげにする中でキョウスケと船長そしてマッチョが実況に対して腹を立てたようなそんな素振りで実況に対して拳を上げようとする。歓声が響く中で堂々と欠伸をするレイカ。そしてそんなレイカを差し置いてリャフレは興奮しているかのように目を輝かせている。実況がそんなキョウスケ達の不満を関係なしに試合開始の宣言をするとキョウスケが唯一煽られなかったロイヤルマスクの方を向いて…

 

「テメエをぶっ飛ばしてやる!そこで待ってろよそこのワンワン!ヨクバリス、10まんばりき!」

 

「ロイヤルマスクに触れさせん!カイリキー!クロスチョップ!」

 

「かかったなアホが!ヨクバリス、カウンタークロススプリットアタック!」

 

「そんな名前の技ないけど!?」

 

 イワンコに向かおうとしたヨクバリスを見てマッチョがカイリキーにクロスチョップの指示を出す。ヨクバリスがニヤリとしたキョウスケの意思と共鳴するかのように反転し、カウンターの構え。カイリキーの攻撃を受け止めるとカイリキーの腹に拳を叩き込み、そのままカイリキーは戦闘不能に。今回のルールは誰かが戦闘不能になった地点で終了なのでゴングの音と共に歓声が大きく上がる。

 

「何も出来んかったやんけ…」

 

「どうだ実況!俺が主人公というところ見せ付けたぜ!」

 

「勝負あり!勝者ロイヤルマスクのオマケ!」

 

「テメエ!降りてこい!ぶっ飛ばしてやる!」

 

「大した実力だな!次はどこかで対戦したいものだ!」

 

「いや…アンタククイはかせ…」

 

「ロイヤルマスク!」

 

 一瞬で試合終了となり試合に参加していたトレーナーたちが引き上げていく。キョウスケは最後まで自分をオマケと実況したアナウンサーに中指を立てようとしていたが警備員に取り押さえられながら戻っていった。レイカもため息を吐きながら戻ろうとしたその瞬間だった。リャフレがふと口を開く。

 

「ねえレイカ。キョウスケってこんな歓声の中試合してたんでしょ?」

 

「え?あ、ああ…そうね」

 

「凄いなぁ…キョウスケって凄いトレーナーなんだ…」 

 

 レイカにとってはいつも通りの兄が見せるおふざけの一つだったかもしれない。アローラ地方で会ったリャフレは当然ガリュウの事もキョウスケの成績もまるで知らない。こんな観客が多い中でやるだけでも彼女にとっては英雄そのものだったかもしれない。レイカは目を輝かせていつも通りにふざけて退場するキョウスケをジッと見つめるリャフレに向かって少しだけ微笑みながら…

 

「自分の兄ながらあの人は凄いと思う」

 

「レイカ?」

 

「私たちが生まれたガラル地方という場所はいつも観客がついてる。ポケモンバトルが一種のスポーツとして扱われていて、その中でアイツはあのバトルでも出したヨクバリスだけで観客を大いに盛り上げた。今回みたいに」

 

「島めぐりをヨクバリスとだけ巡ったみたいな?」

 

「そう思ってもらって構わないよ。おふざけの一環だったって言ってたけどね。目は真剣だったよ」

 

「そうなんだ…」

 

「ごめんね。珍しく真剣に語っちゃって。戻ろうか。キョウスケも待っているし」

 

 リャフレに対してレイカは少し真剣になり過ぎたと謝りながら観客席を後にしていく。ジムチャレンジの事もリャフレはアローラ地方にずっといた身なので当然知らない。そのことを理解してでもレイカは語りたかった。いつもふざけながらもバトルに対しては勢いによっては40年間無敗の男ですら超える実力を持つ兄をどこかでは憧れていた。自分でもらしくないなと思いながらリャフレと共に受付に戻る。

 

 するとそこに船長と共に待機していたキョウスケが…

 

「おい!テメエら!今チームええ感じやねん出ろ!」

 

「じゃあこれから先食事係なしで大丈夫なの?」

 

「すいませんでしたなんでもするので許してください」

 

「ん?今なんでもって言ったよね」

 

 レイカとキョウスケの会話に微笑んだのはリャフレ。呆れながらも誰よりも楽しそうに会話する彼女を見てリャフレはそれを見て楽しそうにしていた。そして彼らはヴェラ火山公園に向かって行くこととなる…




今回もありがとうございまし…え?固い?
うるせえんだよぉん!!
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