命です。今回もよろしゅう。
この刺身を作ったのは…ハッ!前回のあらすじ!ナゼェミテルンデス!オンドゥルウラギッタンデスカー!
「オンドゥル語は読者選ぶからマジでやめろって!」
「人おちょくっているとぶっ飛ばすぞ」
「あーもう話聞いてないわこの人」
「オンドゥル語って今の言語じゃない奴…?」
リナを追いかけて11番道路に踏み入ったキョウスケ達はその流れで12番道路に入った。先ほど11番道路に入る際にレイカとニシノが話し合っていたのだが一人で行くにはあまりに大変な地域である12番道路。
ここをリナはどうやって虚無の状態で潜り抜けたというのだろうか。レイカとニシノは疑問に抱いていたが話にそもそも加わっていないキョウスケは謎の仮面を被ってリャフレを困惑させていた。
リャフレが案の定困惑しているとボールから勝手に出てきたヨクバリスがキョウスケにパンチをかましキョウスケは目の前の岩の道に叩きつけられた。
「な、何をするんだ!許さん!」
「あんな岩に叩きつけられてよう平気でいられるなお前…」
「本来ライドポケモンがいるんだっけ。どうするのいないじゃん」
「ほらニシノお前ボーマンダいるだろ。アイツに乗せてもらえれば…」
「アホか。ライド用の練習なんてさせたことないわ」
「喧嘩しないでよ話が進まないじゃないのよ…」
岩に頭が一回突き刺さり血まみれで帰ってきたキョウスケだったが髪を巻き上げるとその血が一瞬にして消えレイカが無言で困惑する中でニシノもボーマンダにライド用の練習なんて当然させたことがない。
していたらこの地域を通り過ぎることなんて一瞬かもしれないがそんな思うように行くほど世の中回っていない。ニシノとキョウスケが少しばかり言い合っているのをレイカが咎めているとリャフレが口笛を鳴らす。
「どうしたリャフレ。モンスター使いみたいなことして…」
「いや待てよ…嬢ちゃんって確かカプの子で…」
「グオオ!」
「ぽ、ポケモン連れてきたぁ!?」
リャフレが口笛を鳴らすとその場にやってきたのは群れを連れていたバンバドロ。3人は忘れていたこの子がポケモンの子であるという事を。キョウスケ達が到底理解できない用語でバンバドロに話しかけるリャフレ。
少し鼻息を荒くさせながらバンバドロがキョウスケ達に近づいて来たのを見て驚いていると急にその場に座り始めた。sの場にいたドロバンコ達も鳴き声を上げている。
「12番道路抜けるまではついて行ってもいいってさ」
「今の会話でこのポケモン達を手懐かせたって訳!?」
「流石リャフレ!俺たちの出来ないことを平然とやってのける!」
「そこにしびれ…やらねえからな俺は!」
「早く乗って!リナって人を追いかけるんでしょ」
「お、おう」
岩道を通る必要があるのは最初の方の道のみ。バンバドロに乗り込んだキョウスケ達はバンバドロに揺られながら岩道を進んでいく。人間を気遣ってくれているのか思ったよりゆっくり。
そしてその傍らには何故か自分達を攻撃しないかと心配になるほどにドロバンコ達が陣取っている。
リザレクションや超能力があることを知っていたがこんな能力まであることを知らなかったキョウスケ達は感心の色を見せるしかない。最初の岩道を抜けるとバンバドロから降り、歩き始めることに。
リャフレがまたしてもキョウスケ達では分からない言語でバンバドロ達に感謝の一言を告げるとそのままバンバドロ達は去っていった。
「12番道路抜けるまでじゃなくて良かったの?」
「この先は片方に行かないと岩道がないから多分大丈夫だと思う」
「信じるなよソイツの言葉を」
「お前から先にぶっ飛ばしていいんだぞ」
「言葉での殴り合いしか出来ないんかお前ら…」
岩道を大体抜けたキョウスケ達は再び12番道路を進み始めたその時だった。12番道路を通り抜けようとするキョウスケ達に近づいてくる一人の眼鏡を付けた男性。何やら自信ありげだがキョウスケがニシノに思い切りやってもいいとばかりに合図を送るとニシノが男性に近づき…
「今の行動見ていたぞしょ…」
「おいコラ兄ちゃん。変な感情で近づいて来たのなら逃げるなら今のうちやで」
「い、いやその…あのですね…」
「あ、すぐに口調潰れた」
「行けるって思ったんでしょうね…」
眼鏡を付けていた男性にニシノが近づいてドスの効いた声で話しかけると男性はオドオドし始めニシノから目線を逸らす。無言で笑っていたキョウスケがトドメを刺せと言わんばかりにニシノに合図を送るとニシノも面白がって男性に言葉を送る。
「今こっち時間ないねん。それでも重要な案件だったら話聞いてやるけどなぁ?」
「じゅ、重要だ!そうだ!僕にとっては君たちと関りを入れるのは物凄く重要なことだ!」
「あ、立ち直った」
「メンタル面は強固なのね」
「あんな輩に絡まれて平気とはアイツすげえなぁ」
「じゃあ俺らの時間より大事な用事って奴話してくれるか?」
ニシノの後ろで仁王立ちしているキョウスケ達に対して男性は冷や汗ダラダラでまず話始めたのはニシノの後ろの方に立ち尽くしていたリャフレだった。レイカとキョウスケは無言でリャフレの方を見ると…
「そこの少女が聞いた事のない用語でポケモン達に話しかけていたのに私は興味を持った!」
「私は興味持ってないけど」
「辛辣!」
「素晴らしいな君は!是非その用語が何か!話してくれないか!」
「ポケモン語としか言いようが…」
「そこまでして隠すと言うのか!?それほどまでして重要な言葉だと言うのか!」
レイカがキョウスケに「コイツ多分オカルトマニアだと思う」と耳打ちするとキョウスケも小声でだろうなと呟く。
リャフレが困惑したような表情で男性に重要という言葉に対して首を傾げると言葉を理解されなかったというよりかは、言葉を知らなさそうにしているのが凄いと目を輝かせて…
「素晴らしい!是非研究会に君の取材を…」
「おっとそこまでだ大槻」
「誰が大槻だ!てか誰だ大槻!」
「その嬢ちゃんはな!不思議系のただのオカルトマニアだ!」
「うん、絶対違うよな」
「な、何ィ!?」
「驚き方がホント役者!」
話がもつれると思ってキョウスケが間に入ったのは良いがキョウスケはキョウスケで意味不明な発言をしており、リャフレがさらに困惑しているのを無視して男性はその場にどこも攻撃されていないのに胸を抑えてその場に倒れ込む。
レイカが心配そうに駆け寄ろうとしたがニシノが関わったらロクなことがないとしてレイカを制止する。
すると膝を付きながらキョウスケの方を見つめると今度は急に立ち上がりキョウスケの方を見つめると…
「もしや君は!ガラル地方でガリュウを倒したという天才!キョウスケ!」
「人間違いじゃないですかね」
「いいや僕の目は正しい!どうだ!そこの少女の取材権を懸けて僕と勝負してみないか!」
「ハハハ…ダメ」
「何故だァァ!」
「もはやコントじゃん…」
時間がないと言いかけたキョウスケだったがニシノのガン飛ばしからあまりにいじめ過ぎたため受けてやりなというレイカの無言の圧がありキョウスケは男性の挑戦状を受けることになった。
試合は1体1のルール。キョウスケと男性は間隔を空けると男性はポリゴンZを繰り出しキョウスケはガルーラを繰り出す。ずっと目を輝かせる男性にやりにくさを感じていたキョウスケだったが…
「では行くぞ!ポリゴンZ!10まんボルト!」
「やりにくいがやるか…ガルーラ!からげんき!」
ポリゴンZの電撃がガルーラに襲い掛かってくる中でガルーラは足元を蹴りだすとそのまま電撃を突っ切ってポリゴンZに特攻。そのままポリゴンZに拳を叩きこんで吹き飛ばすが、ポリゴンZはそのまま空中に行くと…
「やるな!然し!ポリゴンZ!あくのはどう!」
「ガルーラきしかいせい!」
ポリゴンZが空中から波動をガルーラに打ち込んでいく中でガルーラは再び地面を蹴りだし空中に大きくジャンプをするとポリゴンZに拳を叩きつける。そのままポリゴンZは地面に砂埃をまき散らしながら叩きつけられる。
ガルーラが地面に着地するが2発攻撃を喰らっているのにも関わらずポリゴンZはまだいけるぞという動きをしている。
「タフだねあのポリゴン」
「2発で倒れそうなんだけどな普通は」
「ふっふっふ!これが体力に能力を入れたポリゴン!素晴らしいだろ!」
「道理でタフ…いやガルーラほぼダメージ喰らってねえじゃねえか!」
タフなのは良いが肝心なのはいい技を使っているのにも関わらずガルーラにほぼダメージが通っていないこと。かすり傷にもなっていない。
キョウスケがそれでいいのかとばかりにツッコミを入れたが男性は気に留めずニヤリと笑っている。リャフレがそんな状況も知らずに目を輝かせているが隣のレイカとニシノは呆れたような反応をしている。
「このタフ作戦でガルーラに精神的ダメージを…」
「ガル?」
「う、受けてないだと!?おのれディケイド!ぶっ飛ばしてやる!ポリゴンZ!サイコキネシス!」
「ガルーラ!のしかかり!」
ガルーラがその場から大ジャンプするとポリゴンZが放ってきた念力を掻い潜りながらポリゴンZに落下していく。そのままガルーラの全体重がポリゴンZにのしかかりガルーラが離れるとそのままポリゴンZは戦闘不能に。
これに眼鏡の男性は信じられないような表情を浮かべるが結果が分かっていたのはニシノとレイカ。やっぱりなと言わんばかりの表情でため息を吐く中でリャフレだけは拍手を送り…
「凄い!やっぱりキョウスケ強いんだね!」
「お、おう…」
「辛い…!」
「この純粋さ…あの頃のポケモン勝負を楽しんでいたころの自分はどこに行ったんや…!」
「さ、さすがキョウスケ…!ガリュウを破っただけはある…」
「そ、そうかなぁ…」
褒め慣れていないキョウスケの気色悪い笑みを見てレイカが無言でツッコミとか関係なく殴り掛かろうとしたがニシノが「それはただの暴力や」と言わんばかりに止めに入る中で、一度はもう一度その場に膝を付いた男性がニヤリと笑った後に立ち上がると…
「実力は本当に大したものだ。さっき通った嬢ちゃんが言っていた通りですな」
「お前口調どうなってんだよ」
「嬢ちゃん?それってここ通っていかへんかったか!?」
「え?誰を想像しているか知らないが岩道を素手で通っていた奴とは違うぞ」
「素手で!?」
「アイツほんま…」
男性の話でリナが岩道を素手で通っていたのが判明しニシノが歯を食いしばる中でレイカがそっとサポートに入る中で男性の口から出たのはイレイナという名前だった。先ほどここを通ったという。
「ヨクバリスを使うトレーナーに圧倒されてな。そうするとそのイレイナがここにもう一人ヨクバリスを使うトレーナーが通ると言っていた」
「だからキョウスケや私たちの事を知っていたんだ…」
「この野郎!わざわざ知らんふりを演じやがったな!」
「あんなヤクザみたいな人がいるとは知らなかったがな」
「誰がヤクザ…いやヤクザみたいなことしとったわ…」
「そこで認めたら終わりだけど…」
イレイナはこの先に向かったと男性は改めて説明してくれたがリナを追いかけてという感じではないらしい。ただリナは男性も見たらしく岩道を渡った後は両腕と両足が傷だらけだったらしい。
自分の痛みなんてまるで気にしていない。ニシノはグッと拳を握りしめた。そしてキョウスケがニシノの方に振り向くと…
「教えろニシノ。アイツの行く先大体イメージしてんだろ」
「ポータウン」
「ポータウン?」
「スカル団という連中が根城にしていた場所や。今もスカル団という不良しか住んどらん」
「解散したとは聞いていたが…」
「ザンスがそのかつてのリーダーグズマに用があると言っていた。多分その件やと思う」
ザンスに見捨てられた立場のため自暴自棄にどこか知らないところに向かっていると思っていたのだが、まだ心のどこかで彼への忠誠心があったのか。
そのことが今発覚したところでやり切れない思いがあるニシノに対してキョウスケが何も言えず一息吐く。すると男性が…
「イレイナもポータウンに向かったと言っていた。もしかすると出くわすかもしれぬな」
「きっとザンスとグズマの対面を拒否するためだと思う。リナは…」
「イレイナを死んでも止めるはず…どんな忠誠心叩き込まれたんだあいつ…」
「俺に聞かれても知らんがな…有益な情報ありがとうな」
「気にするでないぞ」
マップではポータウンは12番道路を遥か潜り抜けた先の所。道のりはまだまだ長い。溜息を吐くとキョウスケ達はまたしても先を見据えたのだった…
見てくださりありがとうございます。
次回はもうちょい引き締めます。