火山灰が降りしきる113番道路にて新たに加入したエアームドと共に一行はりゅうせいの滝に繋がる街であるハジツゲタウンに辿り着く。ビードロを作っていた職人に追いかけ回されたキョウスケとその様子を何事にも感じずに見守っていたヒガナとリナ。
キョウスケがとんでもなく息を切らす中で、ヒガナとリナの視界にハジツゲタウンの看板の横に置いてあるそのハジツゲタウン看板よりデカい看板が入ってくる。
「何これ。麗しきコンテスト会場はこちらです?」
「コンテストって何をするんだろう。食べ物を作るコンテストかな」
「ポケモンに変身して色々やるコンテスト…」
「出来るか」
看板に書いてある文字をヒガナが読み上げその言葉をリナが推察する中でキョウスケは急に身体を小さくしてドヤ顔を浮かべながら言い張ったがヒガナが真顔でばっさり言い返す。
目の前にはポケモンセンターとフレンドリィショップがあり看板にはコンテスト会場はその奥と書いてある。
リナが先に進むとこれじゃないかな?と指を指しながら2人の方を見つめる。
「何これ、私こんなの全く知らないんだけど」
「そこまで性根が腐ったとは…!消え失せろ!2度とその面見せるな!」
「今の言葉だけでそんなに言われる?」
目に入ったコンテスト会場を見て素直な感想を述べたヒガナではあったがそれがキョウスケに不快だったのか。
エアームド、ヨクバリス絡みの3人でブーイングをされる。その隣には何故かゴニョニョのシガナも混ざっていたがこちらはリナによって回収。
ヒガナを煽った3人はボールから出て来たレックウザからはかいこうせんを喰らい黒焦げの頭アフロにさせられた後にその場に倒れ込む。するとどこからか現れたスポーツの審判のような男に…
「1、2、3…」
「いや誰ぇ!?知らんおっさん出てきたんだけどぉ!?」
「どうもジョージアです」
「誰…」
リナから思わずそんな言葉が飛び出す中で3人のカウントを取っていた謎のおっさんのジョージアはキョウスケが立ち上がる際に顎を思い切り突き上げるように殴られ、星になるまで吹き飛びそこから落下してくる事はなかった。
ヒガナが呆れの表情を浮かべる中人を殴ったとは思えぬ程キョウスケはすっきりとした表情。
「すげー爽やかな気分だぜ!新品のパンツを履いた正月元旦の朝のようによお!」
「またアニメに影響されてる」
「アニメに影響されてるって言う言葉は終わってから言うもんだぜ」
「何が終わってからなんだよ」
何故かドヤ顔で言い張ったヨクバリスに対して真顔でばっさり言い返すヒガナ。そのヒガナの言葉を経てキョウスケとヨクバリスは何故かとんでもなく驚いた反応を見せた後に、何かを数えるようにして…
「終わってからじゃないとこの言葉を使っちゃいけないって隣のチヒロが…」
「何か色々混ざってるような気がする」
「そもそもチヒロって誰?」
「そこまで性根が腐っていたとは!」
「もうめんどくさいこいつらぁ!!」
キョウスケが何かとんでもなく不安そうな表情と顔を青ざめながら呟く中でリナが軽く呟いた後にヒガナが呆れた表情で呟くとキョウスケの隣にいたヨクバリスがヒガナを指差しながら声を張り上げ、それを見たヒガナが我慢の限界が来たかのように思い切り声を張り上げる。
ヒガナのその反応を見て何故かガッツポーズを取るキョウスケとヨクバリス。その後ろでエアームドが歓喜の表情を浮かべる。ヒガナがレックウザを見つめ、やってもいいよと言わんばかりのジェスチャーを出したその時だった。
「ちょっとアンタ達!いつまでコンテスト会場に入らないつもりなのよ!折角あんな大きい看板置いたのにさあ!」
「あ、すいません…現在取り込み中ですので…」
「話してただけでしょ!てかアンタ!私がいるのにカイナでは無視された事忘れてないんだからね!」
キョウスケ達の元にやって来たのは何故か怒り心頭の女性とその傍らその女性を止めようとしている眼鏡を付けた女性。怒り心頭の女性に指を指されたキョウスケは自分とばかりに指を指しながら、ヒガナとリナを見つめるが2人とも知らないとばかりに首を横に振る。
訳もわからずの切れられていると言う状態の言わば理不尽のような状態。その状態を見たマネージャーの女性が歯を食いしばっている女性の肩を軽く叩いた後に前に出ると…
「えっと…カイナシティで何か人集り出来ていたの覚えていますか?」
「俺が覚えているのはてめぇのパンツがくまさんな事なだけだ」
「こんな状況で何言ってんのアンタ」
「引くわー」
「…覚えてないみたい」
「何ですってぇ!?」
マネージャーらしき人物の言葉に堂々とドヤ顔で言い返したキョウスケだったがその言葉があまりに変だったためかリナにも引かれ、キョウスケはあまりにショックでその場に灰色になりながらうずくまる中でマネージャーの女性は怒り心頭の女性に呟くと、女性はキョウスケに向かっていき胸ぐらを掴もうとしたその時だった。
キョウスケはその女性の後方にマネージャーらしき女性との間に現れ…
「俺が時を吹き飛ばした!」
「ちょくちょく人間を超えた行動すんなって!」
「えっと…ひとまず事の詳細だけ説明しますね…」
何が何だかついていけていないマネージャーの女性が怒り心頭の女性がコンテストアイドルであるルチアであると呟く。普段はこんなに怒り満載の表情は浮かべないと言うのだが、その出来事は余程腹が立ったと言い今回の看板といい待ち伏せといい色々計画したんだと話す。
たまたまハジツゲタウンで仕事があり、そこからフリーだったためそれを敢行。
そして今に至る。後その話を時を吹き飛ばした事に感動していたキョウスケは聞いていなく、リナからもう一度説明を聞いた。
「ちょっと待ってくれ!今お前が話しているのがこの人物がコンテストアイドルであるルチアであるという事と、その看板を置いたのがそのルチアの関係者だという事か?」
「これ一応2回目だよ?」
「ごめんやっぱり最初から説明してくれ」
「なんでやねん!」
思わずルチアからジョウトに住んでいたのか疑いたくなるぐらいのコテコテのコガネ弁が飛び出した中で、その思わぬ言葉に声を出して驚いたのはキョウスケ。だがそのキョウスケの声があまりにやかましかったのかレックウザの尻尾でしばかれキョウスケの頭にはたんこぶが出来る。
「え?それで腹が立って俺を特定したと?」
「アンタほどの有名人なら!絶対来てくれると思ったのにあろう事かコンテストに興味がないそこら辺の一般人みたいに!」
「ああ!もう!本来ならこのくらい熱くなる性格じゃないのに!」
「大地を踏みしめて〜」
「やかましいわ!」
地団駄を踏むルチアに対してキョウスケはあろう事かツッコミを入れていたレックウザを加えたヨクバリス、エアームド4人でこの時を待っていましたと言わんばかりに踊り始める。
あまりにタイミングが良すぎる踊りに対してルチアは思わず怒鳴り返す中で、リナがマネージャーに頭を下げて謝罪する。
「気づかなかった私の責任。ごめんなさい」
「別にアナタ達を怒ってるわけじゃ…」
「怒ってるよ!」
「そこまで性根が腐っていたとは!」
「こっちは無視されたんですけど!?」
マネージャーも首を横に振りながらリナに呟こうとしていた中でルチアの言葉に思わずドヤ顔で挑発するキョウスケ。ルチアは思わず拳を握りしめキョウスケに向かって行こうとする。キョウスケは謎の四角いジェスチャーを両手で取りながら…
「かかって来なさい…私のキョウスケ流の奥義で相手しましょう」
「それエアームドに通用してなかったじゃん」
「いいの?私強いよ?」
「おーい!アイドルが取っては行けない格好してるよ!」
謎の四角いジェスチャーをするキョウスケとカンフー映画にも出てきそうな本気の構えをしてしまうルチア。キョウスケはまだただのトレーナーだからいいがルチアに関してはコンテストアイドルなだけに流石のヒガナとマネージャーも焦りの色を見せる。そんなキョウスケが四角いジェスチャーの所に光を集めたその時だった。
強烈なルチアの回し蹴りがキョウスケの顔面に炸裂しキョウスケはそのまま倒れ込む。
「つっよ!?」
「ハジツゲタウンの目の前でその技やっていたじゃん。私が見てなかったとでも思う?」
「え、これ何という映画?」
「くっ…やるな…だがお前の技で倒れた人物は俺が初めてだ…!」
思わず口元の血を拭おうとするキョウスケだが口元から血は出ていない。そんな仕草をしながらニヤリとした表情で立ち上がるとルチアがアイドルらしくない拳の骨を思い切り鳴らす音を響かせる。何が怖いかってさっきまでの怒り心頭のような表情ではなく真顔で拳を構えているという事。
「流石にダメ!ルチア!止まって!」
「先ほどの蹴りのお返しだ!行くぞぉ!」
フラフラとしながら立ち上がったキョウスケに対してトドメを刺さんと向かって行くアイドルであるルチア。キャラ崩壊なんて言葉では当然収まり切れないそんな表情の中でキョウスケは突如として体から光を発すると体中茶色となり、そこまで威圧的に行動していたルチアの足を止めそして一気に青ざめさせるとキョウスケはそのままルチアに向かって行こうとする。
「行くぞ!これがガンダム戦法!ニュータイプゥ!」
「イィィヤァァァ!?」
「何やってんじゃお前はッ!」
クラウチングの姿勢になっていたキョウスケと思わず声を張り上げてしまったルチアだったがその間にヒガナが割って入りキョウスケの顔面を思い切りぶん殴り、そのまま彼が星になるまで吹き飛ばした。だが星になったキョウスケが次にどこから出てきたかというとその殴ってきたヒガナの足元で、顔だけ地面から出す。
「おい!ヒガナテメエ!何しやがる!折角の仕返しのチャンスを!」
「その仕返しで多分世界中からネタにされるかもしれないけどいいの?」
「ダメです、引き上げてください」
「ダメなら最初からやるなよ…ほらリナも手伝って」
「分かった」
この衝撃によりルチアは気絶ししばらくの間夢の中でもキョウスケのツッコんできそうな姿を見るぐらいにトラウマになったという。そして起きているマネージャーにヒガナが声を掛ける。
「マネージャーさんごめん。りゅうせいのたきに向かいたいんだけどここ突っ切ったらいいのかな?」
「ポケモン捕まえにですか?」
「ちょっとだけ用事があってね」
「俺はよぉ!用事って言葉が一番嫌いなんだぞぉ!」
地面から出てきたキョウスケがそう言い張る中でヒガナとリナはこれを無視。無視されたことに思わず驚きを隠せずにいる中でマネージャーは114番道路を降りて行った感じの場所と言い切りヒガナは教えてくれたマネージャーに礼を告げるとそのまま立ち去っていく。
「そう言えばヒガナ。りゅうせいのたきって何か知り合いがいるんじゃなかった?」
「え?あ…いるよ。いる。ちょっと探してみないと分からないような場所かもしれないけど」
「知り合いに会ってどうするんだ!さっき見たいなクラウチングをやるというのか!」
「お前はあれを二度とやるなホント」
ヒガナの本気の言葉での言いようにキョウスケが驚きを見せる中でリナも同じくやってはダメとヒガナほどの本気ではないにしてもキョウスケに言い張る。
それでもキョウスケがふざけようとしたためレックウザから破壊光線が浴びせさせられ、キョウスケは頭アフロになって再び真っ黒ととなった。
一行がりゅうせいの滝に向かおうとしている今現在。そのりゅうせいのたきでは一人の人物と一人の老婆がたった今ポケモンバトルを終えたようなタイミングで両者ポケモンを戻したばっかりだ。結果は一人の人物の勝利。
「さあ…俺が勝った。あのレックウザ事変以降ホウエンには何が起きているか話してもらおうか」
「話せば長くなる。それでも良いなら話してやろう。それでよいなチャンピオンユウキ」
「ああ…全てが覚悟の上だ」
ユウキの情報を知ろうと行進を続けるキョウスケ達とその目の前でのりゅうせいのたきにてヒガナの知り合いという人物と抗戦を重ねていたのはチャンピオンユウキ。わざわざ自分の庭であるホウエンにて暗躍しようとするその彼の本当の目的とは?そしているのは同じりゅうせいのたき。
ホウエンの神様は再びキョウスケとユウキ。二人を出会わそうとしているのだろうか…
ヒガナはキョウスケ達と歩いて行く中で滝から発せられた物音に対して違和感を覚え、不安という感情を中々押し殺すことが出来なかった…
ふざけっぱなしでしたがギャグというかそんなレパートリーが少なかったかもしれないです。ちょっと書けないようなそんな時期が続くかもしれないのでそこだけ軽く報告しておきますね。