とんでもない馬鹿が世界を巡るそうですよ?   作:命 翼

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お久しぶりです。4月書けないかもと言ったきりですね。書けはしたんですけど物語だけを進めたような、そんな感じとなっておりますが今回もよろしくです。


そんな話聞いた事ねえぞおめえ!!おーん!!

「あやつ…あんなものを控えておったとは…ワシとの勝負では全く出しておらんかった」

 

「え!?全力を出していなかったという事!?」

 

「奴とバトルした際に対したのはトドゼルガ一体のみ。それを倒すことなく全滅させられてしまったわい」

 

 メガジュカインを先ほどの勝負では出してこなかったというユウキ。それどころかユウキが使っていたトドゼルガは老婆戦とキョウスケ戦の2試合で連続で先頭として登場しエアームドを大いに苦しめた。リナはその現実を老婆とヒガナの会話を聞き受け入れると同時に息を吞んだ。ジュカインが唸り声をのような声を張り上げながらヨクバリスを睨みつける中でユウキがジュカインに指示を出す。

 

「ジュカイン、リーフブレード!」

 

「ヨクバリス、じしん!」

 

 地面が抉れるぐらいに強く足元を蹴り出したジュカインは一瞬にしてヨクバリスの目の前へ。その中でヨクバリスは地面を強く叩きつけ、衝撃波を発すると目の前に行ったという現実が幸いし衝撃波がジュカインに直撃。

 

 ダメージはさほどなかったが少しの煙幕のような形で煙が湧き上がる中でキョウスケがヨクバリスに指示を出す。

 

「ヨクバリス、ギガインパクト!」

 

 煙を払いあげながらジュカインの目の前に現れたヨクバリスはそのままジュカインにオーラを纏いながら突進を食らわせそして腹部に直撃したと同時にジュカインを吹き飛ばした。

 

 ジュカインは空中で一回転し洞窟内の壁にへばりつくと洞窟内の天井らしき場所から手を離してそのままヨクバリスの方にへと落下していく。

 

「ドラゴンクロー!」

 

 ジュカインの両手にオーラが纏った瞬間に落下していくジュカインの速度が増していく。ジュカインがヨクバリスに対して爪を高々と振り上げたその時だった。

 

「カウンター!」

 

「ここで受け身の態勢…!?」

 

 リナも驚きを隠せない中でヨクバリスは両腕を前方に出しジュカインのドラゴンクローをその場から一ミリも吹き飛ばされることなく耐えきると、防ぎ切った腕を左右に分散させてジュカインの姿勢を前のめりに態勢を崩させるとジュカインの両肩を掴みそしてヨクバリスはそのままジュカインを振り上げそして地面に叩きつけようとしたその時だった。ユウキが咄嗟に声を張り上げる。

 

「まもるだジュカインッ!」

 

 地面に叩きつけようとされた目の前でジュカインの背中からバリアが発展しそしてジュカインは地面に叩きつけられた。だがダメージを受けきったのはバリアでありジュカイン本人は無傷その物。

 

キョウスケが息を吞む中でジュカインから見ればヨクバリスは目の前の無防備の状態。ユウキは歯を食いしばりここで仕留めるとばかりに声を張り上げた。

 

「ジュカイン、リーフブレード!」

 

「ギガインパクト!」

 

「無茶だキョウスケ!スピードが違い過ぎる!」

 

 ヨクバリスにオーラが纏った瞬間にジュカインに突撃開始していく中でジュカインはオーラを纏いだしたヨクバリスを思い切り切り裂く。だがオーラがバリア代わりとなってしまいヨクバリスの体に刃が入って行かない。ヨクバリス、ジュカインの両者の視界が火花で覆いつくされるときにその火花から一歩踏み出したのはヨクバリスだった。

 

 向けられたオーラ纏いの拳は間違いなくジュカインの顔面を殴りぬき、そしてそのまま地面に叩きつけた。

 

 砂煙が大きく舞い上がる中で砂煙が晴れた先にいたのは戦闘不能となっているジュカインだった。ヨクバリスは息を切らしながらも倒れているジュカインを見つめている。

 

「馬鹿な…!」

 

 ふとユウキからそんな声が漏れた。その中でヒガナがユウキに近づいて行き…

 

「コイツ言っておくけど相当強いから。その中で教えて。アンタばあちゃんと何を話していたの?」

 

「若干バトルの感傷を浸っている状態でまさかの話の内容か。デリカシーが無いな」

 

「なっ!?」

 

 ヒガナの問いかけにふと笑みを浮かべたユウキはジュカインをボールに戻す。キョウスケもヨクバリスにねぎらいを掛けた後にボールに戻す中でユウキの視線が老婆の方にへと傾く。

 

「本来ならチャンピオンだけで済ませる予定だったが仕方あるまい。少し話が長くなるが…良いな?」

 

「えー!?話が長くなるなら…」

 

 老婆の言葉に思わず駄々っ子のようにわがままを呟いたキョウスケの頭にヒガナは拳骨を食らわせ一度キョウスケを気絶させるとタンコブを作りながらキョウスケは何事も無かったかのように立ち上がる。

 

 リナは一瞬キョウスケを見て二度見するほどに異様な感じだったのだろう。老婆がその場に腰かけそしてユウキと語っていた同じ語り草で語り始めた。

 

「ホウエンに住まう古代ポケモンについては皆知っておるな?」

 

「ラギアクルスに…ジンオウガに…」

 

「それ違う作品だって」

 

「…グラードン、カイオーガに主が持っているレックウザ。この一件はそのレックウザに関係することではある」

 

 ヒガナに再び拳骨を叩き込まれている間に老婆は一瞬呆れて黙るような素振りを見せていたが、老婆がキョウスケのモンスターボールを指さした瞬間にふざけぱなしだったキョウスケの表情が真剣となった。

 

 レックウザは自分を捨てたユウキが目の前にいる為ボールから出ようとはしていない。

 

「この一件は人間が一度レックウザを自分の支配下に置いた古代文明の時のことだ。レックウザを支配下に置いたその古代文明人はその超火力を武器に戦争していた場所の混乱を瞬く間に抑えた」

 

「いいことなんじゃ…?」

 

「ここまでは…な。だがレックウザも元々ホウエンでは大事な存在。レックウザを従えている者の前に現れたのはポケモンというのにはどす黒くそして殺意をこもした最強の竜。名をアスフィア」

 

「アスフィア…」

 

「レックウザの力を圧倒的に上回りそしてレックウザを連れ帰るとともに各地を平定していた古代人の戦力を壊滅寸前にまで持ち込んだ…恐ろしい悪魔じゃ」

 

 今いる人間達がまだ古代人と呼ばれていた時期に一度人間の支配下に入ったレックウザ。そのレックウザと人間達は戦争していた場所を次々と平定そして平和が近づいて来たその時に突如として現れたのが黒くも殺意をこもした最強龍アスフィア。

 

 ホウエンの秩序がおかしくなっている時に現れるというその存在は瞬く間にレックウザを取り戻すと同時に古代人の大半を一撃で葬り去った。

 

 その恐ろしい文献が残っている中で老婆は…

 

「今手元にいるレックウザ…お主と行動しているというのは本来ホウエンの秩序を考えてはあってはならないことなのじゃ」

 

「だから俺は空の柱に出向きレックウザをアスフィアの所まで連れて行くのを考えた。レックウザが空の柱にさえいてしまえばその化け物は現れないという事だからな」

 

「何それ…レックウザの意思はどうなるの!?」

 

「ヒガナ…お主なら…」

 

 文献で出てきたホウエンの秩序を直すために現れるとされている龍のアスフィア。ユウキと老婆の言葉に戻される立場のレックウザの意思というのは考えてあったのだろうか。そこの部分が一切感じられないことに思わずヒガナから怒りの匂いが漂ってくる中で、ゴニョニョのシガナがヒガナの制止に入る。

 

 そんな中で黙りながら話しを聞いていたキョウスケが立ち上がり口を開く。

 

「空の柱にレックウザを連れて行って、アスフィアに渡して終わり?古代人より情けねえんだな」

 

「何?」

 

「ポケモントレーナーならどんな状況でもポケモンを守り切るというのが筋というもんだ。もしそれがホウエンの運命だって言うのであれば。俺がアスフィアをぶっ飛ばしてやる」

 

「!?キョウスケ!?」

 

 ヒガナは思わず驚きの声を張り上げた。それはその場にいたユウキや老婆さらにリナも同じこと。かつて半壊してまでもレックウザを取り戻すべく奮戦していた古代人。今の会話だけではアスフィアが怖いからレックウザを返す。それがホウエンの運命と言っている風にしか思えない。

 

 真っすぐに老婆を睨みつけるように見つめそして老婆が溜まらず息を吐き軽く笑い声をあげた。

 

「なるほど…ガリュウを破ったというのは本当らしい。ここに来るまで嘘八百だと思っていたがお主の目とそしてポケモンのために張れるというその命。あの男に通じる部分がある」

 

「おばあちゃん…!」

 

「教えてくればあさん。そのレックウザを脅かすというアスフィアにはどこに会えるんだ?」

 

「空の柱。島が大量に並んでいるとされているキナギタウンの周辺にある。まずはミナモシティにへと向かうといい。その運命に抗おうとするその信念。わしは信じるぞ」

 

 キョウスケの目には既に覚悟が備わっていた。正直言って自分はこの男についてただユウキに勝つだけの存在と勘違いしていたかもしれない。ヒガナが何かを言おうとしたが老婆がヒガナと顔を見合わせそして頷く。そしてキョウスケはユウキの方を向くと…

 

「やれやれ…穏便に済まそうとしたらとんでもないことが起ころうとしているな。ハツシゲタウンを戻ったキンセツシティからミナモの前のヒマワキに向かう事が出来る。そちらを頼れ」

 

「アナタはどうする気なの?」

 

「同一行動は出来ないがお前がもし本当にアスフィアを打倒できるというのなら味方にならなくもない」

 

「あれ?ツンデレですか?」

 

「お前のそういうところから一緒について行きたくないって言っているんだよ…!」

 

 ユウキの言葉に一度は頷いたヒガナとリナだったがリナの言葉の中で味方になろうとする発言からキョウスケが煽るようなそんな顔で呟く中で、ユウキは少し拳を握りしめながら呟く。そしてユウキはジュカインをボールに戻すと背を向けて…

 

「俺は俺で何か出来るならする予定だ。空の柱で会おう」

 

「2年後にな」

 

「時間たちすぎだろ」

 

 ユウキと空の柱で再会を約束しユウキはその場から立ち去っていく。一時は完全なる敵同士だったがキョウスケが掲げた目標に対して便乗したことによりその関係は少しだけとはいえ弱まった様子。一瞬ユウキはレックウザの方を見たが何事も言わずに姿を消した。

 

 素直じゃねえなぁと唇を尖がらさせて発言するキョウスケに対して軽く話しかけるリナ。そんな二人の前にいるヒガナに老婆が話しかける。

 

「いい仲間を持ったなヒガナ」

 

「いいかどうかなんてこれからだけど…まだまだ分からない部分も多いし」

 

「あのキョウスケはポケモンに対する芯が本当に強い。ちょっとやそっとの槍では壊れないと思う。運命に抗うか…若いだからこその発想なのかもしれないなぁ」

 

 ヒガナに話しかける老婆はどことなくキョウスケの考えが羨ましそうにしているようなそんな感じにも見えた。全く持ってアスフィアを打倒するという無謀だとしてもそれをすると決めた信念。

 

 老婆の言葉にヒガナは少し笑みを浮かべてそうだねと呟き、何か会話しているキョウスケとリナに混ざりに行く。

 

「なーに二人でひそひそ話してるのかなー?」

 

「ち、違う!誤解だ!リナがプリンをこぼしたって!」

 

「キョウスケがメンチカツをこぼしていた」

 

「それはキョウスケが悪いね」

 

「なーんで!」

 

 ヒガナの言葉に納得し無さそうにしているキョウスケはさておきそんな3人の会話を聞いていた老婆が改めて3人に近づいてくる。

 

「いいかい。アンタらにこの先待ち受けるのはとんでもなく険しい状況だと思う。ポケモンを信じて立ち向かいなさいよ」

 

「なんだかおばあちゃんみたいな…」

 

 キョウスケがそう言いかけた瞬間にヒガナとリナ更にヨクバリスからの拳骨が同時にキョウスケの頭を襲いキョウスケは地面に埋まる形で気絶した。そしてその3人は何事も無かったかのように老婆の言葉を聞いている様子。その衝撃的な状況に老婆は苦笑いを浮かべるしかないのだが…

 

 キョウスケが7秒ほどで目を覚ましそしてロケットのように地面から抜け出す。

 

「あんたが言ったアスフィアを打倒するというその言葉。信じさせていただくからね。ヒガナも何かあれば手伝うから」

 

「ありがとうおばあちゃん、それじゃ」

 

 ヒガナがそう告げるとキョウスケ達はりゅうせいのたきを再び抜けてキンセツシティ方面にへと戻っていく。目的が決まった。ユウキの情報を探すところからミナモシティへ向かう事だ。そして道中のヒマワキシティでは…

 

「りゅうせいのたきで大きな音…ポケモンバトルか。今キョウスケさん達そこにいるのかなぁ…どんな強さになっているんだろう…!楽しみだなぁ!」

 

 ヒマワキシティのポケモンセンターで比較的小さめの声で呟くのはハルカ。そのハルカはヒマワキに向かおうとしているキョウスケ達を待ち受けようとしているんじゃないかというぐらいにワクワクしたそんな様子を浮かべていた…




見てくださりありがとうございます。次回はもっとマシになるんじゃないかなあ…と。最近本当にバタバタしていてね…またよろしくお願いします。
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