ぼっち•ざ•いちず!   作:株たろう

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初投稿です。注意事項として、ぼっちちゃんに幼馴染を生やしています。あと、アニメは最後まで見れていません。あと、やりたい事は1話で終わらせてます。そのため一応連載タグは付いてますが、2話は無いかも…あと、本編の3年前、中学校の話です。ぼっちちゃんの恋愛ムズすぎる…。ちょっと積極的になりすぎてる気がします。一応両想いです。なんとなくで描きました。いやぁ、陰キャで重くて一途でちょっとヤンデレな子はいいですね。


可愛すぎる幼馴染を幸せにしたい

 

ーーーー3年前の放課後、階段裏。月が空にのぼり出した頃、運動部以外はほとんど誰も居なくなった学校で、ギターの音がした。

 

その音は凄く美しくて、ふわふわしてて、でも芯があった。この演奏には聞き覚えがある。

吹奏楽部かとも思ったが、さきほど一斉に帰宅していたはず。じゃあ、予想できるのは…

 

「あ、ひとりか。こんな遅くまで頑張ってるな。」

 

「え、あ…ごめんなさい!あっ…信くん?」

 

幼馴染の後藤ひとりだ。小学校からずっと一緒の学年、一緒のクラスで、中学校に上がってから、近所で会えば喋るぐらいで、学校ではあまり喋らない。でも、たまに彼女の家からギターの音が聞こえてくる時があって、ばったり出会った時にその音色を褒めている。すると…赤面して液状化しだすのだ。

本当に、可愛すぎる。

 

「見、見ちゃった…かな」

 

なぜ、恥ずかしそうにするのだろうか。とても美しい音色なのに。

「うん、少し聞いたけど、凄く良かった。ひとりの弾くギター、俺は好きだ」

 

「!?、!?…!!!???」

 

赤面して訳の分からない言葉を話すひとり。いつもそんなひとりが可愛くて、小学校の頃はよく褒めてあげてた。

今はクラスも違うし、もう時間も夜だ。もっとひとりと喋りたいけど、そろそろ帰った方がいいかな。

 

「じゃあ、そろそろ帰ろうかな。バイバイ!」

 

「ちょっと…待って…ほし…いの。」

 

ひとりが俺の制服の裾を掴む。

「あの…私…信くんと一緒に…帰りたい…」

 

うーん、可愛すぎ。だめだ、これは。好きな人に一緒に帰ろうと言われて、少し泣きそうになったが、我慢した。せめて、快く。

「うん、じゃあ一緒に帰ろう!ひとり!」

 

 

 

俺はサドルに乗り、ひとりを自転車の後ろに乗せてペダルをこぐ。夜だから少し道が暗くて、不安になる。でも、ひとりが俺に寄りかかっているから、少し嬉しい。肌に当たる風が涼しくて気持ちいい。

 

あれ?今日なんでこんな積極的なの?俺の勘違いだろうか、なんだか積極的な気がする…

「…あの、信くん…」

 

「なんだ?」

 

「あの…私ね…大きくなったら…信くんと結婚…したい…」

 

「!?○?!」

卵も割れるほど驚いた。

いきなり何を言い出すかと思ったら俺と!?結婚!?

聞き間違いか!?

待てよ、それほど最近顔もよくないし、これと言った特徴もない俺なんかに…ひとりが!?いや、ひとりだからこそ!?

とにかく真偽を確認したい!

「ちょっと待ってくれ!今何て言ったんだ!?」

 

「だから…大きくなったら信くんと結婚するの…」

 

「本当に、俺でいいのか…なら…ありがとう。」

 

ひとりは顔を真っ赤にしながら頷く。嬉しいなんてレベルじゃない。とても心が救われた。しかも、今日はとても月が綺麗で、火照ったひとりの顔が月明かりに照らされて綺麗で…

 

「だって…信くんは昔から私を褒めてくれるし…音楽も分からないなりに私のギターを理解しようとして…練習に付き合ってくれたことがあるし…それに昔…私が給食で苦手なものが出た時…誰にも言えない私の代わりに食べてくれた…よね。」

 

ああ、そうか。

俺とひとりは小学校の頃、すごく距離が近かった。だって、ずっと独りぼっちでいるひとりを、放っておけなかったから。

俺も、幼稚園の頃から友達作りが苦手で、独りだった。でも、小学校に上がってから、同じように独りぼっちだったひとりと出会った。

類は友を呼ぶとでも言うのだろうか。その時から、俺はーーーー

後藤ひとりに、惚れてしまっていたのだ。

 

「ひとり、俺は絶対に君を、幸せにする。」

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