魔法少女が戦ってる現実で異世界帰りの中二病は間に混ざってもいいですか?   作:チラシズシノウラ

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太陽は生者の物で有ることに違いはない

 

今日も暁は地から昇り安息の闇を焼き払う、非常に迷惑極まりない不愉快だ

 

 

 

 

 

私はその不愉快な朝日に目を焼かれながら起床した、冷たくも熱くもないフローリングを裸足で歩きリビングのソファに腰掛けて、ゴチャゴチャと物や空き箱が散乱してるテーブルのテレビのリモコンに指を掛けボタンをポチッと押す。

 

 

やってるのはコピペみたいないつものワイドショーで天気やら事故やら無能政治家の醜態や【魔法少女】共のプロパガンダ、

 

 

 

「つまんな」

 

 

 

私しか、だれも居ない空間の中で癖のように呟き電源ボタンを押した。

 

 

 

 

 

__________

 

 

 

 

 

目覚めはいつも不快なほど眩しい日の光だ、

 

 

 

最初にくたばった時も、あの地で目覚めた時も、初めて人間を殺した翌日も、夢を見せてくれた奴が朽ちた時も、そして再びクソみたいにくたばった時も……

 

 

 

そして、病室のベットで目を覚ます時も。

 

 

 

 

 

私はまた見知らぬ土地で目を覚ました、前回より寝床が石と土と草で無く、白いシーツと硬いマットのベットの上という違いはあるが。

 

 

どうやら私は『また』生きてるらしい、胸についてるむず痒いピコンピコン鳴ってるやつを引っ剥がし、この現状に呆れながらベットにふんぞり返ってるとドタドタと煩い足音がしてヒステリックに病室のドアが開かれた、

 

「よぉ、おはよう諸君」

 

 

 

「「「ギャアァァ!!!!?!?」」」

 

 

 

失礼な医者とナースだ、せっかく挨拶をしてやったというのに化け物を見たというように悲鳴を上げて…………

 

 

 

_________________

 

 

どうやら私は6年間眠ってたらしい、原因は『第三次特異指定災害』とか『血染めのハロウィン』とか『関東の悲劇』と言うらしい

 

 

 

「第三次で大惨事ってか、フッ…」

 

 

 

いつものように誰に当てるでもない独り言を呟く。

 

 

目覚めて数週間、ここがどういう所か、何が起きてるのか、いま自分がどういう状況なのかが理解してきた。

 

 

目覚めた場所は日本、

 

偉大な生物学の結晶である納味噌もあるし納豆も醤油もある、だが元々居た日本とは違うものもある。

 

たとえば、知名度が無い合戦や戦争の勝敗や偉人の生死、細かな法律とか宗教の宗派やイデオロギーとか政権を握ってる政党とか……………

 

 

(民意民主党ってなんだよ知らねぇよ···)

 

 

調べれば調べるほど意味わかんなくて嫌になってくる、地理も微妙に変だし、知らない条約や疫病の歴史がある、ほんとにため息が出てくる過呼吸か?ってぐらいに。

 

 

 

 

 

極めつけは…

 

 

 

『は~い!皆さんおはこんにちわー!魔法少女解説チャンネルだよ~~!』

 

なんだよ知らねぇよって、ふざけてんのか?プ×キュアみてぇな格好して必殺技みてーなの叫んできっしょい『バケモン』倒してるのは!?

 

(人類様の叡智はどこだよ、戦車は?小銃は?ロケランは?巡航ミサイルは?砲兵は?戦闘機は?攻撃ヘリは?)

 

あの『バケモノ』大した有効打にならないとかふざけてんだろ、どうやったら120ミリのAPFSDSとHEATを何発も食らって原型が残ってるとかマジ意味不明

 

私を不快にしてくる要素が盛り沢山でこの地上の全てを消し去りたいが一つだけ良いことが有るとしたら、生活の保証ぐらいだろう。

 

『特別災害被害者救済制度』とやらが有るらしく、

 

私はある意味、幸運にも特1級つまり最高グレードに該当して衣食住や給付金やら税とか手続きの諸々の免除されて、

少なくとも国が吹き飛んで更地になるか、クーデターが起きるか、気が狂って拒否をしない限り、私が食うのに困らず、寒さや暑さに苦しまず、いつも通りふんぞり返っていても生活費に困ることが無い、ニート感激ワクワクハッピープランになってることだ。

 

「しかも五体満足…」

 

身体にも一部を除いて正常で、ムカついたら台パンできる手もあるし、イライラしてたら貧乏ゆすり出来る脚もある、

 

「そしてこの私の力…ックックック」

 

そしてなろう染みた、ハイパーつよつよチート能力も未だ健在だ。

 

 

 

「しかし…」

 

なぜ私は若返ってるのだ?

 

私は遠に三十歳を通り過ぎた年齢だったはずだが、若干14から15歳に戻っているのだ、何故だが。

 

私のイカしたお髭が無くなるのはこの上なーーーく残念であるが、若返ったトレードだと考えれば悪くない結果だ、しかもまだ成長期。

 

これから身長が伸びるとなると笑いが止まらない、前の身長でもさほど不便は無かったが欲張るなら180センチは超えたいなと思う自分がいる。

 

「ほんと、何が起こるか分からないものだなぁ···なぁ……??」

 

後、数日すれば退院で国がご親切に用意してくれているピカピカのアパートに入居だ、生活に必要なものとか必要じゃ無い物とか個人的な趣味の物とか色々買わなければいけないし、若干だが手続きも有るこれから久しぶりの人間社会忙しくなりそうだ。

 

 

 

 

 

「ッククック…」

 

 

 

 

 

________

 

 

 

 

 

『ねぇ、あの病室の患者さんいっつも一人で喋ったり笑ったりしてるわよね気味悪いわ…』

 

おい、聞こえてるぞ

 

『こらっ、あんな若い子があんなひどい目に有ってまともに喋れて発狂してないだけマシなのよ?そんなこと思っても言っちゃいけないわ気を付けなさい!』

 

あの、

 

『そうですね、すみません以後気をつけます、』

 

ほんとに失礼だな貴様ら!

 

 

 

 

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