一人の時に虹色の花、山へ登る事に喜び多し。   作:白ノ宮

1 / 2
絶賛スランプ中。
色々試してます。


序章
1


人の成すことに意味なんて存在しない。

惑星や宇宙全体の規模で見れば人間がどんな事件を引き起こそうが、葉緑体の一つが機能不全を起こした程度の事に過ぎない。

 

なので私が遅刻してしまったことも些細なことにすぎないのだと愚考します。

 

一年二組十八番 時坂百華

──────────────────

 

そんな反省文を提出して案の定教師からお説教を頂戴した。

 

遅刻をすることは悪い事だ、一般的に考えればそうかもしれない。

 

しかしそれは社会全体で見れば正解というわけでもない。朝早く来る事が正常?そんなわけが無い。

 

人間とは失敗する生き物だ。完璧に物事をこなすのは生き物の形をした機械である。

 

と言い訳を内心で並べながら教師の話を聞き流す。

 

入学してから二週間早々遅刻をしてしまったのは不覚である。

『今日に限って目覚まし時計の電池が切れている』そんな事象は物語の中でしか起こりえない、そう思っていた。

 

現実でいざ起きてしまうと頭の中が真っ白になってしまい、天才だと言われる私の脳は使い物にならなくなってしまう。

 

やはり私は想定外のことにめっぽう弱い。

 

──

 

入試を主席で通過して晴れて高校生となった私は、現在クラスで孤高のウルフとなっていた。

 

中学生の頃は『仲がいい人がいっぱいいれば幸せだ』なんてお花畑な文言を信じて無理して交友関係を広げたものだ。

 

その結果、人付き合いをしているうちに疲れてきて人の悪い面を見せつけられた。

 

学年の半分の人間と交流をしていたせいなのかもしれないが、高校生活は数人程度の交流ですませたほうがいいかもしれないと言う結論にたどり着いた。

 

私自身、学業や行事で困ることはそうそう無いため友人を頼るなんて事はあり得ない。

 

よって仲間を作る意義がほぼ無い。

 

そんな感じで孤高の時坂ウルフになってしまった訳だが早速興味の引く人物を見つけてしまった。

 

後藤ひとり。

席順は私と近く、真ん中の列の一番後ろ。

 

ピンク色の髪でジャージと制服のスカートという組み合わせで目立つのだが、本人がコミュ障のためクラス内では『どう扱っていいかわからない』腫れ物となっている。

 

いじめなどは起きていないように感じるが、実際どうなのかはわからない。繰り返すようだが人間という生き物は意地汚くて基本的に愚かな生物なのだ。

 

実際に善良な人間などそうはいないさ。

 

それで興味を引いた理由だが、単純に容姿が良い。それだけだ。

 

散々他人をけなしている私だが、私自身もその意地汚くて愚かな人間のうちの一人である。

 

容姿が良い事を理由に興味を持つ。そんなゲスな理由だ。

 

いつも後藤さんは俯きがちだが授業中の彼女を見ていると板書をノートに書き撮るために普通に前を向く瞬間の方が多く見れる。

 

おそらく性格が変わりさえすればクラスの人気者間違いなしだろう。

 

だが、この事を知っているのは極少数。このクラスでは私だけかもしれない、その事に優越感を感じる自分自身に嫌悪する。

 

まぁ、そんな事はどうでも良いんだ。重要なことじゃない。

 

お昼休み、いつも後藤さんがそそくさと弁当を持ってどこかに出かけているのを追跡してみようと思う。

 

いや、追跡ではなくストーキングだな。




ストックは相変わらず無いし、推敲もしていない。
私の作品は基本的にそんな感じ。
いつまで経っても成長しないし、完結しない。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。