司馬懿編
何処ともつかない一面灰色の世界。
そこを歩く一人の男。
ふと、足を止めそこに落ちて居たクリスタルを拾う。
「コレは…面白い外史を見つけたものだな。管理者と成って久しいがここまで管理者の集まる外史も珍しい。
…ん?この外史は諸葛亮
ふむ、ではヤツの名でも借りるとしようか。
真名?…孔明で良いだろう。
ふふふ、では、私も参加させて貰うとしようか。」
かつて遥か遠くの何処か別の外史で諸葛亮と呼ばれて居た男が管理者の集まる外史へ、赴く。
………
……
…
「ここの大徳は穢れを知らなさすぎるな。…いや、だからこそ面白い。様々違うからこそここに来た甲斐があると言うものよ。なぁ、左慈、于吉。」
「チッ、なぜ貴様がここに居る、諸葛亮。」
洛陽城下町の飯店。
そこで男と向かい合って座るのは二人の道士服の男。
左慈と呼ばれた男は今にも掴みかかりそうで有り、また、于吉と呼ばれた男も落ち着いては居るものの顔は険しい。
「おっと、今の私
周りに人が居なくなるほどのギスギスした雰囲気の中男は飄々と答える。
「チッ!」
左慈は盛大に舌打ちするも男は気に留める様子も無く逆に笑みを深めるばかりである。
「そう邪険にするな、左慈よ。
今の所、気になる様な奴も、気に入った奴も居らぬ。
お前等の邪魔はせんよ。」
そう言ってグッと背伸びをして席を立つ。
「では、私はもう行くとしよう。
今の私は流れの軍師見習い。時勢に流され、各地を流れる根無し草よ。」
フラリと歩き出したその背は男の言う根無し草の様に、雑踏に紛れ消えて行った。
………
……
…
黄巾の乱、反董卓、二つの大きな戦が終わり、時勢が魏、呉、蜀の三国になった。
それでも司馬懿は何処に着くことも無く、流れに流れ、魏の膝下許劭で大騒動の末、曹操と相対する。
「貴方が流れの軍師見習い、ね。
未だこんなにも才溢れるものが在野して居たとはね。
その知、その武、私の為に振るう気は無いかしら?」
「ふふふ、まぁ、貴女の元に居ると退屈はしなさそうだ。
貴女が私を楽しませてくれる限りはこの才、貴女の為に振るうとしよう。」
………
……
…
「ふふふ、ふふふふ、ふふふふふふ…
私は管理者の中でも観測者の貂蟬や卑弥呼、制裁者の左慈や于吉とは違い外史の者と関わり所縁を繋ぐ関係者よ。
なればこそ、所縁を繋いだこの外史、終わらせる訳にはいかぬのだ。
終わるからこそ輝く輝きもあろう。
だが続くからこそ輝く輝きもある。
他の管理者や北郷一刀には悪いがこの外史を続ける為の戦を始めさせて貰おうか。
ふふふ、こう言う想定外があるからこそ、管理者は楽しいのだ。」
恋姫†夢想 • 司馬懿編〜所縁を繋ぐ者だからこそ貴方達とは相入れず。だけども貴方達の事は嫌いでは無いのだよ。〜
「ここのやつら殆どが女子だとは…
あ、いかん。あ奴らが女装してるの想像してしまった…おぇ…」
別の三国志の外史の諸葛亮が外史の管理者に成って司馬懿として恋姫世界に来たと言う設定。
分かりづらくてすみません。