騎士ガンダム様、只今異世界へお出掛け中   作:不死身の機動歩兵隊

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本作の騎士ガンダムの眼は平時には瞳があり、戦時では瞳なしに切り替わります。

皆さんのクエストをお待ちしてます。
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第3話「薬草採取と忍び寄る影」

‐とある夜の森‐

 

僅かな月明かりが木々の隙間から森の中を照らす。そして1匹の猪が餌を求めて探していたその時、木々がザワめくと同時に何かが猪に巻き付く。

 

「プギィッ!?」

 

猪は森の奥へと引っ張られ、カメレオンの様な大型魔獣に捕食される。

 

大型魔獣

「クロロロオオ・・・」

 

そして大型魔獣の不気味な鳴き声が森に響くのであった。

 

‐翌朝 ルビエルテ・冒険者組合‐

 

昨日の依頼でラクロア村の畑を荒らすジオン族のモンスター、ゴブリンザクとシーフザクを討伐した騎士ガンダム。石板と共に謎が残るまま、今日も彼は依頼板にある木札を見ていた。

 

騎士ガンダム

「(現状で謎は解明できないし、気持ちを切り替えよう。)さて、どれにするか・・・」

 

雑用の依頼が依頼板の大半を占める中で、1つの木札を見付けた騎士ガンダムはそれを受付カウンターの熊男に出す。

 

熊男

「ラタ村の『薬草採取の護衛』とは、お前さんこれを本気で受けるのか?」

 

騎士ガンダム

「薬草の知識はあって困らない。場所次第で怪我を負った時に現地で手当てが出来る。」

 

熊男

「そうか!ならこの依頼人には優しくしてやれ!アンタなら大丈夫だろうがな。」

 

騎士ガンダム

「優しく?承知した。」

 

騎士ガンダムは首を傾げる間、熊男は依頼の受理手続きを行ってから依頼札を騎士ガンダムに渡す。そしてラタ村の所在を聞いた騎士ガンダムは早速ラタ村へ向かう。

 

‐数時間後 ラタ村‐

 

北の道にある最初の目印の場所までケンタウロス形態で進んだ後、上空から【次元歩法(ディメンションムーヴ)】で移動する騎士ガンダム。すると視界の先に木の柵と空堀に囲まれた畑に盛り上げた土壁とその上に丸太を縛って作った木壁と水掘りで囲まれた集落を確認する。

付近の森に転移した騎士ガンダムは歩きでラタ村へ向かう。畑を通った騎士ガンダムは村の門前に近付くと、低品質の槍と皮鎧を装備した老人2人は座って話に興じていた。

そして騎士ガンダムの姿を見た老人達は慌てて身振り手振りで協議した後、1人の老人が槍を杖にしながら、曲がった腰で騎士ガンダムの下へ駆けて来る。

 

老人

「き、騎士様!こ、この様な辺鄙な村に、何ぞ御用でありましょうか?」

 

騎士ガンダム

「そんなに畏まらないでください。私は冒険者の騎士ガンダムと申します。薬草採取の護衛の依頼を受け、この村に来ました。」

 

老人に一礼した騎士ガンダムは懐から依頼内容が記載された木札を見せる。

 

老人

「あぁ、セオナのとこかい。それなら広場の先の家がそうだよ。」

 

こうして騎士ガンダムは村へ入り、依頼主の家に行く。その道中で村人達の視線が一斉に騎士ガンダムへと集中する。

 

騎士ガンダム

(まぁ、こんな全身鎧を装備してれば何処でも目立つよな。ルビエルテの時もそうだし。)

 

そう思いながら村内を見渡す騎士ガンダム。街の木造家屋的な雰囲気はなく、山小屋風味の家が立ち並んでいた。

 

騎士ガンダム

(長閑でいい場所だな。街もいいが、こういった雰囲気も悪くない。)

 

そして依頼主の家の着いた騎士ガンダムは木戸を軽く2回叩く。

 

「はーい!どなたです・・・ッ!?

 

出てきた依頼主であろう少女とその妹は騎士ガンダムの姿を見てビクッとなり、少女は妹を背に隠し、お互い涙目になりながら騎士ガンダムに尋ねる。

 

少女

「きき・・・騎士様?ななな・・・何か御用ですか?」

 

騎士ガンダム

「あぁ、驚かせてすまない。私は冒険者の騎士ガンダム。依頼を受けてやって来た。マルカさんはご在宅か?」

 

少女

「あっ、もしかして!私の依頼を?」

 

騎士ガンダムはしゃがんで目線を合わせて驚かせた事を謝罪し、木札を見せて依頼主がいるかを聞くと、少女はそう呟く。その後、騎士ガンダムは具体的な依頼の話をしに家に上がる。

 

マルカ

「あの・・・本当に騎士様のような人が私の依頼を受けて下さったんですか?その・・・私のお小遣い程度じゃ依頼を受けてくれるか分からないって・・・」

 

騎士ガンダム

「騎士ガンダムで構わないよ、マルカさん。それに私は薬草について興味があって来た。だから気にしないでいい。」

 

マルカ

「あ、ありがとうございます!あの騎士ガンダム様!すぐに向かってもいいですかッ!?」

 

騎士ガンダム

「すぐにか?それは構わないが。」

 

マルカ

「やったー!すぐに準備しますね!」

 

そう言ってマルカは薬草採取の為の籠を持ちに行く。その様子に騎士ガンダムは首を傾げる。

 

‐数分後‐

 

マルカ

「いいヘリナ。もうすぐお母さんが帰って来るからお母さんには森に出掛けるけど、護衛の人を雇ったから大丈夫だって伝えて。」

 

ヘリナ

「うん!」

 

マルカは妹のヘリナにそう言って抱きしめる。そしてヘリナに見送られたマルカと騎士ガンダムは森へ向かうのであった。

 

騎士ガンダム

「今思えば、母親に今回の件を言わなくて良いのか?」

 

マルカ

「・・・お母さんに言ったら反対されるに決まってるから・・・昨年にお父さんが亡くなって、お母さんが1人で頑張って私達を育ててくれてるんです。

薬草は毎年お父さんが薬にして売りに行ってたので。取ってこられればビックリすると思うんです。それに私、お母さんに喜んで欲しいから!」

 

騎士ガンダム

「・・・そうか、ならたくさん集めてお母さんを喜ばせないとな!」

 

マルカ

「うん♡」

 

笑顔でそう言うマルカの姿を見た騎士ガンダムはそう答え、森へ入る。

 

‐数時間後 森の中‐

 

森の中を奥へ進む程に周辺の木々の圧力が増していく中で、先頭のマルカが何かを見つけ、動かす足が速くなる。それを騎士ガンダムが追い掛けていくと、小さな植物の絨毯が広がっていた。その中で、マルカは小さな蓮の葉が無数に分かれた植物を持って来た籠に入れる。

 

マルカ

「これはココラって薬草で、傷の回復と皮膚病なんかに効果があるんです。この花は燃やせば虫よけになるんですよ!」

 

騎士ガンダム

「ほう、とても為になる。マルカさんは博識だな。」

 

マルカ

「博識?」

 

騎士ガンダム

「薬草の先生になれるかもしれないな。」

 

マルカ

「えへへ、そうかな~///

 

照れつつ薬効の説明をしながら3つ編みの髪をピョコピョコ揺らして地面に生えたココラを採取していくマルカ。騎士ガンダムは薬効の説明を聞きつつ周囲への警戒を行っていた。

 

騎士ガンダム

(現状で周囲に危険は無さそうだが、警戒は怠らないでいよう。)

 

そして薬草採取を手伝う為、窪地に降りてココラを毟り始める騎士ガンダム。そんな様子を見ていたマルカは可笑しそうに笑った。

 

‐1時間後‐

 

籠に半分程のココラが集まった後、次の採取地を目指す騎士ガンダム達。下草の勢いが増し、木々の葉がその密度を濃くしていく中で森に生息する野生動物達は騎士ガンダム達の存在に気付くと踵を返して逃げ去る。特に魔獣の類と遭遇する事なく一同は目的地へ着く。

 

マルカ

「ついたー!」

 

騎士ガンダム

「おお、これはいい景色だ。」

 

そこは崖が広がっており、その下に綿毛の様に広げた枝一面に白い花を咲かせた樹木、コブミの木が点在した開けた場所であった。コブミの木から風に乗って運ばれた芳しい香りが騎士ガンダム達がいる崖に立ち昇る。

 

騎士ガンダム

「(う~ん。この崖だと私は平気だが、マルカさんには危ないな。)何処か降りやすい道を―――「ッ♪」マルカさんッ!!?

 

騎士ガンダムは別の道で降りようと言おうとした時、マルカは崖を飛び降りる。それを見た騎士ガンダムは慌てて崖下を見ると。

 

マルカ

「やった!やっぱり!花が満開の時だ♡コブミの木が真っ白になってる!見て見て騎士ガンダム様!」

 

そこには着地して嬉しそうに声を弾ませ、喜びのステップを踏みながら立ち並ぶコブミの木に一目散に駆け出すマルカの姿があった。

 

騎士ガンダム

「(い、いきなり飛び降りるから心臓に悪い。)まぁ本人が楽しそうで―――ん?」

 

その時、妙な気配を感じた騎士ガンダム。そしてコブミの木の向こう側に見える岩塊に眼を向ける。それは普通の岩ではなく、岩に擬態した生物であった。

 

騎士ガンダム

「ッ!戻るんだッ!!マルカさんッ!!!」

 

マルカ

「え?」

 

コブミの木に駆け寄ったマルカは騎士ガンダムの大声に反応して振り向いた時、コブミの木の向こう側にあった岩だったものはのそりと立ち上がり、巨体を揺らして固まった身体を解す様に身震いする。

 

大型魔獣

「グロロロロォォォ・・・」

 

‐同時刻 ラタ村‐

 

???

「ほ、ほんとなのヘリナ?」

 

ヘリナ

「うん!森に行くって言ってたの!護衛の人もいるから大丈夫だよって!」

 

畑仕事から戻ったマルカの母親、セオナはもう一度ヘリナからマルカの事を聞き、不安となる。

 

セオナ

「まさかあの子、薬草を取りに・・・!?今森にはファングボアよりもっと危ない魔獣が出たっていう話なのに・・・マルカ、お願い・・・無事でいて・・・」

 

セオナは両手を握って娘の無事を祈る。

 

‐採取地‐

 

大型魔獣は眼をグリグリと辺りを見廻してマルカに視線を定める。

 

マルカ

「ひ・・・ッ!」

 

マルカはその姿を見るや、踵を返して慌てて逃げる。だが躓いて転んでしまう。大型魔獣はマルカを捕まえようと前脚を伸ばす。だがその前にケンタウロス形態の騎士ガンダムが転んだマルカを窮地から救う。

 

騎士ガンダム

「大丈夫か!?マルカさんッ!」

 

マルカ

「騎士ガンダム様ッ!」

 

マルカには目立った傷は無い事にホッとする騎士ガンダム。そして岩に擬態していた生物、魔獣に眼を向ける。その姿に騎士ガンダムは見覚えがあった。

 

騎士ガンダム

(ジャイアントバジリスクッ!ステータス異常攻撃を多く持つ魔獣・・・中級プレイヤーにとって手が焼ける相手だが、油断せずに戦えば対処できるッ!)

 

マルカ

「騎士ガンダム様・・・」

 

騎士ガンダム

「マントの中に入って私の腰に強く掴まるんだッ!」

 

マルカは言われた通りにマントの中に入り、騎士ガンダムの腰に強く掴まる。それと同時にジャイアントバジリスクは舌を伸ばしてマントの中に隠れたマルカを狙う。

 

騎士ガンダム

「やはり弱い獲物から!マルカさんには触れさせんッ!!」

 

そうはさせまいと、騎士ガンダムは舌を弾きながらケンタウロス形態の機動力で回避する。

 

ジャイアントバジリスク

「クロロロロッ!」

 

騎士ガンダム

(あの予備動作、まさかッ!?)

 

するとジャイアントバジリスクは首を上下する動作を行う。それを見た騎士ガンダムはナイトシールドを構える。すると盾の一部が展開され、大盾へ変形する。

同時にジャイアントバジリスクの範囲状態異常攻撃の【石化の眼差し】が放たれた。周囲の動植物が石化される中、騎士ガンダムやマルカは無事であった。

 

騎士ガンダム

「(よ、良かった!ナイトシールドで防げたッ!)さて、物騒な技を放った礼だ!【審判の剣(ジャッジメント)】ッ!!」

 

ジャイアントバジリスク

「グロロォロロォォオォオォ!!?」

 

ナイトシールドからナイトソードを引き抜き、片手で上段に構え、振りかざすと同時に放たれた中級戦技【審判の剣(ジャッジメント)】がジャイアントバジリスクの足元から光の剣が上に飛び出し、その巨体を貫いて天に掲げる。これにジャイアントバジリスクは絶命。

それと同時に光の剣はガラスが砕ける様にその形を崩す。間を置いてジャイアントバジリスクの巨体は地響きを立ててその場で崩れ落ちる。騎士ガンダムは暫く警戒するが、動く事は無かった。

 

騎士ガンダム

「(本来はここまで威力は無いのだが、何はともあれ。)もう心配はないです。マルカさん。」

 

マルカ

「す、すごい、すごいです!騎士ガンダム様すご―――いたッ!

 

騎士ガンダム

「マルカさんッ!?」

 

その後、マルカを降ろした騎士ガンダムは【治癒(ヒール)】で捻った足首を治す。そして騎士ガンダムはジャイアントバジリスクの様な魔獣はよく出るのかと聞く。

 

マルカ

「いえ、あんなの初めて見ました。」

 

騎士ガンダム

「そうか。」

 

騎士ガンダムはそう言った後、ジャイアントバジリスクの死体を見る。すると右の後ろ脚に赤く光る模様が入ったリングが眼に留まる。それを手に取ろうと騎士ガンダムは近付いて手を伸ばすが、その前に消滅する。

 

騎士ガンダム

「・・・マルカさん、これが最近村に出たと言う魔獣か?」

 

マルカ

「ううん。村で畑を荒らし回ったのはこーんなに大きな牙のファングボアです!」

 

騎士ガンダム

「それはもしやあれか?」

 

騎士ガンダムが指さした場所には、ブルボアより2メートル以上の体長がある黒い猪であった。それを見たマルカも確認して「あっはい。」と答える。その後、ファングボアを仕留め、残りの薬草を採取した一同はラタ村へ帰投する。

 

‐数十分後 ラタ村‐

 

セオナ

「マルカッ!良かった・・・無事で本当に・・・」

 

マルカ

「お、お母さん。痛いよお。」

 

娘が無事に帰ってきた事に喜び、強く抱きしめるセオナ。それをちょっと痛そうにするマルカの姿があった。騎士ガンダムはセオナに配慮と断りなくマルカと森へ向かった事に謝罪する。それをマルカは騎士ガンダムは悪くないと言い、自分が頼んだ事だと言う。

 

セオナ

「娘の我が儘に付き合っていただき誠にありがとうございました。」

 

騎士ガンダム

「いえ、お気になさらず。ただ、余りマルカさんを叱ってあげないでください。彼女は誰よりも母思いな子です。」

 

セオナ

「はい。」

 

娘を抱きしめながらセオナはそう答える。そして危ない目にはあったかを聞かれた際、騎士ガンダムは心配させまいと、何も無かったと答える。尚、マルカにはあの出来事を秘密にするように言ってある。

 

村人A

「ところで騎士様、このファングボアは?」

 

騎士ガンダム

「それはこの村の手土産だ。牙と魔石を報酬にして毛皮を鞣してもらえるか?鞣した毛皮はマルカさんに進呈したい。肉は村の全員で分けて食べてくれ。」

 

村人B

「うおー!騎士様バンザーイッ!」

 

‐数時間後‐

 

夕方に差し掛かった頃。依頼完了の札をマルカから、妹のヘリナからは花冠を貰った騎士ガンダムは2人に手を振りってルビエルテへ帰投する。

 

騎士ガンダム

「(あのリング・・・私の感が正しければ、あれは魔獣を従える為の制御装置。何者かが魔獣を生物兵器にしているのか?)何も無ければいいのだが・・・」

 

騎士ガンダムは山に沈んでいく夕陽を見てそう呟く。

 

‐数日後‐

 

兵士A

「うおおお!止まるなあッ!」

 

兵士B

「怯むな!攻め続けろッ!もう一押しだッ!!」

 

ジャイアントバジリスク

「クロロロ!クロロロッロロォ!」

 

ラタ村から離れた夜の森では、ジャイアントバジリスクとルビエルテ領主が派遣した討伐隊との激しい戦闘が行われていた。

 

団長

「弓隊!放てぇッ!!」

 

討伐隊の団長の号令に弓隊は矢の雨を放ち、ジャイアントバジリスクに浴びせる。怯んだ所に槍隊が突撃する。【石化の眼差し】で被害は出るも、ジャイアントバジリスクに止めを刺す。

 

ジャイアントバジリスク

「オオオォォォオオォォ・・・」

 

兵士達

「ワァァアァァァッ!!!」

 

ジャイアントバジリスクは地に伏せて動かなくなり、それを見た兵士達は武器を天に掲げ、勝利の声が夜の森に響き渡る。その際、討伐隊が倒した個体にもリングがあり、誰にも気付かれる事なく消滅する。

 

‐数分後‐

 

勝利の後、討伐隊の野営地では負傷兵の手当てや戦後の後始末を行っていた。

 

副団長

「今回の戦闘で死者3名。重軽傷合わせて11名です。」

 

団長

「ジャイアントバジリスク相手にかなり被害を少なく抑えられたな・・これで中央への手土産も「団長ーッ!大変です!」ッ!」

 

周辺に偵察をさせていた1人の兵士の報告で団長と副団長は現場に向かう。

 

兵士C

「辺りを散策しておりました所ッ!コイツが・・・」

 

団長

「こ、これは・・・ッ!?」

 

兵士Cが2人を案内した場所は、騎士ガンダムが倒した個体の死体があるコブミの木が点在した開けた場所であった。

 

兵士C

「恐らく単独の何者かによって倒されております。死後数日は経っております。」

 

その報告を聞いた団長は冷や汗を掻きながら単独の討伐ではなく、他の魔獣と殺り合ったのではと言うが。

 

副団長

「いえ、腹から魔石も切り抜かれており・・・明らかに人為的かと。」

 

副団長の言葉に否定される。そして武芸に秀で、放つ魔法は自然をも操るエルフ族の戦士達の誰かではないかと言う副団長。だがエルフ族が暮らす森は現在位置からずっと東へと距離があり、ここへ来る意味が無いと団長はそう言う。

その後、この死体の後始末を行う様に副団長に指示を任せ、団長はジャイアントバジリスクを単独で倒した存在が何者であるかを考える。

 

団長

「(軍に匹敵する戦力の何か・・・)神か・・・悪魔・・・とでも言うのか?」

 

団長の呟きは当たっていた。その人物は勇者の一面と魔王の一面を持つ存在である事を。

 

第3話END




次回「エルフ族の戦士アリアン」
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