ろっく?いや、ギターすら持ったことないけど?   作:クウト

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次の話ではアニメの三話に突入したい!
と思ったらちょっと長くなっちゃった。


何かが変わった日

金曜日、放課後。

後藤さんは風邪が長引いているようでまだお休み中だ。そのせいかここ最近、学校では喜多に構われ続けることになってしまい、少しばかり男どもからのウザ絡みが増えて大変だった。

でもそれも今日で終わりだろう。

後藤さんの熱もここ数日の間で順調に下がってきたらしいし、週明けには登校できそうみたいだからな。それに明日は待ちに待った土曜日だ。

今週は後藤さんの代わりにシフトに入ったりしたからか、土日は店長や虹夏さんが気をつかってくれてバイトもないしな。あとは今日のバイトだけ乗り切ればそれでお休みだ!

 

「っと、そういえば」

 

リュックの中に入れたままのきくりちゃんの招待券を思い出す。たしか次のライブは土曜とかって言ってたよなぁ。

 

「新宿なぁ」

 

……行ってみるのもいいかもしれない。

正直にいうとSTARRYでバイトをするようになってからバンドに興味が出ているのだ。まぁ飽き性な所がある俺が、今更楽器をやったりとかは続くのか不安だしやろうとは思っていないんだけど……。

それでも聴くことは楽しい。

バンドの熱が高まるにつれてお客さん達もドンドンとテンションが上がり楽しんでいる姿は、見ていて気分がすごく良くなるのだ。

 

「新宿に行くの?」

 

「うぉう!?に、虹夏さん!?」

 

「ぼーっと歩いてたから声かけちゃった。STARRY行くんでしょ?一緒に行こうよ」

 

び、びっくりした。

ていうかそんなにボーッとしてたのか。

気合いを入れるわけではないが、意識をしっかりする為に買い物袋を逆の手に持ち直してみた。そのせいで虹夏さんが買い物袋の中を見てしまったようで。

 

「おぉう。随分買ったね」

 

「明日は家の掃除もしたいので土日の分も買っちゃって。あ、冷蔵庫借りてもいいですか?」

 

「もちろん。というか、うちに運んでおこうか?」

 

「いいんですか?」

 

「うん。家の冷蔵庫の方が大きいし」

 

ならばお言葉に甘えさせてもらおう。

生モノなんかは避けてはいたのだが、飲み物なんかは冷蔵庫に入れておきたいし。でも帰りに忘れたりしないか?……まぁ、最悪忘れても飲んでもらえばいいや。

 

「じゃあお願いします」

 

「まかせてー」

 

本当にいい人だなぁ。

星歌さんからもうちの事情を聞いているからこそだろうけど、バイト先……しかもライブハウスに食材(多め)を持っていっても許してもらえるなんてなぁ。

姉さんも良い就職先を見つけたもんだ。

 

 

 

その後、虹夏さんと適当な話をしながらSTARRYにたどり着き、先に虹夏さんの家に食材を置かせてもらった後、無事に出勤。

中では星歌さんがPCを弄っており、姉さんは机にぐで〜とくつろぎながらスマホをいじっていた。

……働いてよ姉さん……。

 

「おっはよ〜ございまーす!」

 

「おはようございます」

 

元気な挨拶をする虹夏さんに続いて俺も挨拶。

すると星歌さん……いや、今は店長だな。店長は軽く俺達に手を挙げて返し、姉さんはシュバっと速い動きでスマホを隠し駆け寄ってきた。

 

「おかえりなさい音寧くん」

 

「ただいま」

 

まぁ多くのことは言わないでおこう。

休憩中だったんだろうし。

 

「いや、おかえりにただいまって……」

 

「ん?どうかしましたか?」

 

「いや……あれ?私がおかしいの?」

 

うちの姉が……いや、俺もだけどすみません……多分店長が正常だと思います。

バイト先なのに自分の家みたいな挨拶をしている俺たち姉弟がおかしいんです。だから姉さんも普通に何言ってんだこの人みたいな感じで見ないの。

 

「あー……とりあえず私たちは準備始めよっか」

 

「はい。じゃあ俺はモップ掛けします」

 

「はーい。じゃあ私はドリンクの方行くね!」

 

大人組は放置して作業を開始。

バイトを始めてまだそれ程経っていないが、虹夏さんや姉さんのフォローのおかげでスムーズな作業ができるようになっていると……思う。

店長も、おかしな事をしない限り怒ったりはしないし、本当に温かい職場だなと実感する日々だ。

 

「あ、音寧くん」

 

「はい?」

 

店長に呼ばれた。

なんだろうか?姐さんの苦情とかじゃない事を祈るばかりだが……。

 

「その、ぼっちちゃんなんだけど」

 

「はい」

 

「大丈夫そう?風邪、長引いてるみたいだし」

 

なんだ、それか。

後藤さん関係で少し身構えてしまったが、それなら簡単に答えられるな。

 

「今は順調に治ってきてるみたいですよ。週明けには復活するかと」

 

「そう。それならよかった」

 

「店長が心配していたって伝えておきますね」

 

「あー……うん。よろしく」

 

そう言ってまたPCの前に戻る店長。

この事はしっかりと後藤さんに伝える気ではいるが……たぶんプレッシャーに感じるんだろうなぁ。でも仕方ないよね。氷風呂なんて馬鹿な事をした罰だという事にしよう。

手早くモップをかけ終わり、虹夏さんの手伝いをしようとした時。やっとリョウさんが出勤して来た。

 

「あ!リョウ!遅いよ!?」

 

「ごめん虹夏。道端に倒れたお婆さんが三人ぐらいいて」

 

「学校からここまでの短時間にそんな遭遇率はないよね!?」

 

俺もそう思う。

巻き込まれないように遠くから眺めていると、リョウさんに呆れた虹夏さんは店長とバトンタッチしだした。あー、普通に怒られるやつだ。

 

「全く。ホントリョウには呆れるよ」

 

「ベーシストですからね」

 

「なんの免罪符にもならないよそれ……」

 

まぁそれはそう。

けど知り合い……酒カスベーシストきくりちゃんを知っている身からしたら……ね?あれよりマシって思ってしまっている自分がいるのも確かなのだ。

っと、そうだ。

 

「虹夏さん。SICK HACKってバンド知ってます?」

 

「ん?SICK HACK?えーっと確か」

 

「そ!れ!は!!」

 

「うわぁ!?」

 

シュババ!!っと怒られていたはずのリョウさんがものすごい勢いで駆け寄って来た。

び、びっくりするなぁもう!!

 

「音寧!なんでSICK HACKを知ってるの!?いや、今はそんなこといいから教えてあげよう!」

 

「あー、ドンマイ頑張ってね音寧くん」

 

「え?あ、ちょっ!虹夏さん!?」

 

「SICK HACKは新宿のライブハウスFOLTを拠点に活動してて、ジャンルはサイケデリックロック!そして私がオススメするのはベース、ボーカル担当の廣井さんで!」

 

「あ、受付いきまーす」

 

「はーい。リョウはこっちで引き取りまーす」

 

虹夏さん……!!お願いします!

俺は饒舌に話し出したリョウさんについて行けず逃げる事にしたのだった。いや、だってさぁ?流石にあの勢いで来られてしまうと……ね?

とにかく!そろそろお店も開く時間だ。

異様な圧で説明しようとしてくれたリョウさんには申し訳ないが、仕事優先で。じゃないと給料もらえないですよ?

 

 

 

何故かソワソワして、チラチラとみてくるリョウさんをスルーして終えたのが昨日。多分だけど話したかったんだろうなぁ……。だがしかし、帰ってから家事もある俺は仕事の後はすぐに帰宅するし、仕事中もあまり深い世間話はしないのだ。

そんなわけで土曜日を迎えたわけだが。

 

「姉さん?久々に早起きしたと思ったのに……」

 

「…………」

 

リビングの床に寝そべる姉。

俺が朝食を終えてしばらくしてから起きて来た姉さん。昼前に起きてくるのは珍しいと感心したのだが……リビングで二度寝をかますとは思わなかった。

 

「はぁ……掃除をしたかったんだけどなぁ」

 

大きなゴ……いや、姉さんが床に寝ているから掃除機をかけることができない。とりあえず細々とした掃除を終わらせたし、後は掃除機をかけてフィニッシュとしたい所なのだが。

 

「姉さん?せめてソファの上か、自分の部屋で寝てくれない?」

 

平日バイトもあった事だし、掃除だけは終わらせたい。一週間も掃除をしていないのだ。いい加減、掃除をしたくてたまらない気分で毎日を過ごしている俺としては、正直にいうと邪魔である。

朝が弱いのはもう十分過ぎるほど分かっているのだが、無理に起きてこなくてもいいのに。

……なんか、ダメ姉を作ってる気がして来たな……。

 

「ほら、どいたどいた」

 

「んん〜……んぐっ!」

 

「あ、ごめん」

 

抱え上げた時の勢いが強かったのか、勢いに負けた姉さんが呻いてしまった。申し訳ないと思いつつもソファへと捨てて掃除を開始。

今日は夕方からライブに行くつもりだし、それまでにご飯も作ってとなるとあまり時間はないのだ。

掃除機の音でも目覚めない姉さんを放置してバタバタと家事をこなしていく。気が付けばお昼時なのだが……。

 

「姉さん?お昼ご飯いる?」

 

「……後で、食べます」

 

「そう。ちなみに今日だけど、俺は晩ご飯外で食べるからね?」

 

「……ん?……え!?外で!?」

 

ガバリと起きた姉さん。

なんかすごい驚愕の事実を知ったみたいな顔になっている。

 

「晩御飯は作っておくから、姉さんは一人で食べてね?」

 

「そ、そんな!!せっかくの休日なのに!!」

 

「まぁこんな日もあるよ」

 

「最近こんな日ばっかりじゃないですかぁ!」

 

それは仕方なくない?

姉さんの仕事の日は晩御飯に弁当を持たせているし、俺がバイトがある日はバイトが終わってからだと遅くなり過ぎるから俺も適当に食べてるし。今週は運がなかったね。

 

「お昼なら一緒に食べれるけど?」

 

「食べます!!」

 

「はーい。何がいい?」

 

「何……くぅ。悩ましい……!!」

 

そんな悩むことでもない気がするが……。

 

「ハンバー「時間かかり過ぎる」えぇ……」

 

ハンバーグはないです。

夜ご飯には作っておくけど、今からだとお昼が遅くなり過ぎるよ?

とりあえず適当に作ることにした俺はキッチンへと入るのだが……。

 

「うぅ、音寧くんの煮込みハンバーグ……」

 

……はぁ。

結局、お昼ご飯が遅くなる事を覚悟して煮込みハンバーグを作るのだった。……なんか、本当に姉に甘過ぎるよなぁ……この人、こんなんで将来大丈夫なのだろうか?なんか、本気でダメ姉製造機になってきている気しかしなくなってきた俺だった。

 

 

 

行かないでぇ。と嘆く姉さんを振り切ってやって来ました新宿FOLT。ただ、少しばかり時間が早い。

何故そんなに早く出たかというと、外出を妨害しようと構ってくる姉さんに諦めてもらう為。俺、姉さんには厳しくするって決めたんだ。

……たぶん、すぐに忘れるだろうけど。

 

「んー?あ!音寧ちゃんじゃ〜ん!」

 

「ん?うぉっ!?」

 

ガバリと背後から襲われた。

そして同時に薫ってくる酒臭い匂い。

 

「きくりちゃん。だからね?こうやって誰かにいきなり抱きつくといつかご厄介になるよ?」

 

この人、いつか警察のお世話になるんじゃないか?と思ってしまいヒヤヒヤするのだ。

 

「大丈夫大丈夫!てか何!?来てくれたの!?嬉し〜い!ほら、行こ行こ!」

 

「あ、ちょっ!まだ時間早いですから!」

 

「関係者って事でいけるいける」

 

酔っ払い……しかも女性を無理矢理振り払うなんてできるわけもなく、されるがままでFOLTへと案内されてしまった。というか、時間が早いとは言ってもお店が開く時間ももうすぐのはず。

……ん?この人なんで外にいんの?

 

「銀ちゃーん!この子私のスペシャルゲストだからもう入れていいよねぇ?」

 

「はぁ?いきなり何言ってんの?」

 

「あー、ごめんなさい」

 

とりあえず謝っておいた。

理由としては……この人もこの酒カスに苦労してきてるんだろうなぁなんて思ったから。いやほんと、この適当さにはついていくのも辛い。

 

「あの、チケット代払います」

 

勝手に何やってるの?やら、リハ終わってるやら言われ怒られているところに切り込んだ。このままだとずっと放置される気もしてたからなぁ。

 

「あぁ、大丈夫大丈夫。コレにツケとくわ」

 

「えぇ!?」

 

「あ、それでよろしくお願いします」

 

「音寧ちゃんまで!?」

 

きくりちゃんがわーわーと騒ぎ出した時だった。

 

「おい廣井」

 

「んぁ?」

 

「遅刻するなって言ったよな?」

 

「もー!電話もしたんですヨ?」

 

「え?マジで?あら、ホントだ。ごめーん!」

 

軽いなぁ。

というか、この人たちがバンドメンバーなのかな?

 

「あ!紹介するよ!私のバンドメンバーの志麻とイライザ。んでぇ、この子は音寧ちゃん……苗字なんだっけ?」

 

「天見音寧です。今日はきくりさんに招待されてしまったので来ました」

 

「あぁ、君が……」

 

ちょっと待っていてくださいと言いながらどこかに行く志麻さん。そして何故かジーッと見てくるイライザさん。……なんだ?

 

「こ、コレが大和撫子」

 

「え?」

 

「いきなり何言ってんだイライザ。っと、改めまして志麻です。廣井がご迷惑をお掛けしているようで……それに今、イライザも変な事を言い出してしまい……これ、つまらないものですが」

 

「え?あ、ご丁寧どうもです」

 

い、いきなり過ぎて一瞬フリーズした。

こんな所でお詫びの品を頂くことになるとは……ちゃんと受け答えできていたのか気になってしまう。

 

「今日はライブ楽しんで行ってください。あ、でもくれぐれも、最前列には来ないように」

 

「?」

 

「あー、その。とりあえず今回は、志麻の言う事を聞いた方がいいわね。終わった後にそれでも最前列に行きたいって思えたら次はど真ん中に行かせてあげるわ」

 

「はぁ」

 

「では、もうすぐ開店なので私達はこれで」

 

「また後でねぇ音寧ちゃーん!」

 

「はっ!!そうデス!今見てるアニメのキャラにそっくりなんデス!!」

 

「イライザまで暴走しないでくれ……」

 

志麻さんはきくりちゃんとイライザさんを引っ張って控え室へと向かったようだ。

苦労してるんだなぁ……。

 

「それより聞きたいんだけど」

 

「はい?」

 

「音寧ちゃんって、男の子よね?」

 

おぉう!?初見で迷いなく当てられたのは久しぶりかもしれない。

 

「はい」

 

「でもたぶん。あの子達女の子だと思ってるわよね?」

 

「ですね」

 

「……いいの?」

 

「面白いので」

 

「いい性格してるわね」

 

「よく言われます」

 

何故か銀ちゃん店長から厄介者を見る目をされるが気のせいだろう。

 

 

 

そして始まったライブは最高だった。

STARRYでもあまり見ないぐらい圧倒される多さの客数。俺は、音楽に対してまだまだ詳しくはない。けれどそれでも惹かれてしまう。志麻さんのドラムの音が、イライザさんのギターの音が、そしてきくりちゃんのベースの重低音が、歌声が俺の頭をクラクラと揺さぶる。ドクンドクンと心臓がうるさい。

ここまで魅了された事ってあっただろうか?

これほどまでにカッコいいと思ったことはあっただろうか?

 

「……すごい……」

 

たぶん、この日。

俺は何かすごいものに出会ったのだろう。

夢中になってしまいあっという間に終わるライブ。

観客みんなが笑顔で、楽しそうで。この中に俺がいれた事が何故か無性に嬉しくて。

あぁ、コレがカリスマってやつなのかな?

また見たい。もっともっと聴きたい。

一瞬でファンになってしまった自分を自覚する。

 

「でも」

 

最前列で見るのは絶対にやめよう。




というわけで、音寧くんが初めて大きくハマりそうなものを見つけた話でした。
俺自身としては、楽器触らせたいし特にベースを触ってもらいたい。俺も高校生の時に楽しんでましたし。
懐かしいなぁ。バイトせず部活ばっかでお小遣いだった俺はベースの弦を買うのも大変だったなぁ。ギターの弦と比べてクッソ高くて……。アー◯ーボールだっけ?それ買ってたなぁ。
なんて昔を思い出してしまいますね。

だがしかぁし!!
残念。ベースは持たせないからね?音寧くん。
俺、君にはアレをやってもらうつもりだから……。ごめんよ。
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