緋弾のアリア~閃きの武偵~   作:REKYU

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3rd Ballet ~その閃きの片鱗~

………………

…………………………

「あったたた…痛え…でも生きてるな…

だが暗いな…ここはどこなんだ…?

なんか狭い箱みたいなところにぶっ飛ばされたみたいだが…うーんと…ああ

「あの女の子に助けてもらって…体育倉庫に突っ込んで…じゃあここは…跳び箱の中だ」

 

しかしよく中に入ってるな、漫画みたいな展開だぜ。と…キンジ達はどこだ…?探さねえとな。追っては来てなさそうだし一旦ここを出るか…!まず跳び箱を出y……

 

「こんっの…ヘンタイ!!!!!」

 

うるさっ!アニメ声うるさっ!

俺は声の方に振り向くとそこには……

 

 

――さっき、助けてくれた少女を服を脱がせて抱っこしてるような格好の…ヘンタイ(キンジ)がいた…――

 

「oh…」

こりゃやっちまったなキンジ……確実に【あのモード】に入ったな…!

 

「このチカン!人でなし!ドヘンタイー!!」

ぽこぽこぽこぽこぽこぽこ!

うん、傍目から見てもキンジが猥褻しようとしたようにしか見えないね…キンジはそんなこと出来ねえけど場面だけ見たらただのヘンタイだ。

 

「ち、違うぞ!これは俺がやったんじゃな―――」

――ズガガガガンッ!

なんだ?なんの音だ!?

今跳び箱にも衝撃があった…まるで銃撃のような…

 

「ちっ!まだいたのね!!」

いた…?俺は少女が睨んでる方を見る、そこには…

 

 

さきほどまで追っかけっこをしていたセグウェイが銃口を向けていた

 

 

「おいおいおいマジかよ…!」

一難去ってまた一難とはまさにこのこと。

数を見ると…7台…7台!?どうすんだよコレ…完璧なる死亡フラグじゃねーか…逃げてえ…どーにかしてここから逃げてえ……いっそあの2人囮にすれば行けるか…?などと考えていると

 

「ほら、あんたも戦いなさい!そっちのあんたも!仮にも武偵高の生徒なんでしょ!!」

「む、無理だ!どうすりゃいいんだよ!」

「私の銃だけじゃ火力負けする!向こうは7台もいるの!応戦しなさい!」

 

……キンジまだ【モード】入ってないのか…ありゃ使えねえな。かといって俺も極限に達してない…ノーマルだしなにも閃かないな…。どうしたもんか…。

 

――その時だった

 

少女が銃を撃つため前のめりになった

必然的にその下にいるキンジに覆い被さるようになる…で、彼女の胸部がキンジの顔面に…。

 

「キンジ…よくやった。これで俺らは助かるぜ!!」

 

キンジの目が変わった、完璧になった…

しかしキンジよ、あの薄い胸でなるってお前…もしかしてロリコンなのか…?友達がロリコンなら俺は正直対応に困るんだが…

 

ガガガガッ!ガキンッ!

少女の拳銃が弾切れの音をあげる、身を屈めて…どうやら拳銃に断層を挿し替えてるようだ。

 

「――やったか」

キンジのキザったらしい声、うわぁ…

「射程圏外に追い払っただけよ。ヤツら並木の向こうの隠れたみたいだけどきっとすぐくるわ」

「強い子だ、それだけでも上出来さ」

「………………は?」

いきなり口調がクールになったキンジを見て少女はポカンとしてる。だろうな、あんだけいきなり変わったらそうなるよ。

「きゃあっ!?」

「ご褒美に、ほんの一瞬だけだけど…君をお姫さまにしてあげよう」

キンジが少女を()()()()()()し始めた…見てるこっちが恥ずかしい!

そして積み上げられたマットの上にちょこん。少女を愛らしいお人形を置くように静かに座らせた。

「姫はその特等席でごゆっくり。銃なんか振り回すのは俺だけでいいだろう?」

 

…………UZEEEEEEEEEEEEEEE!!

なにあれ!?もうキモイわ!なにウィンクなんか決めてんだよ!!バカなの!!いやバカだろ!!

 

「あ…アンタどうしたのよ!?頭おかしくなっちゃったの!?」

顔面真っ赤な少女の声を遮るように

 

――ズガガガガン!!

 

セグウェイ再来…だけどここはヤツラからは死角。無駄な発砲だなぁ。キンジは苦笑してるよ…。

「あ、危ない!撃たれるわよ!?」

「アリアが撃たれるよりはずっといいさ」

キモーーーイ!!キモイよキンジ!!なんか吐き気してきた!!……ってあの子アリアって名前なのか…ん?外人さん?

 

「っと…そろそろタイミングが近いか…」

俺はある準備をする、そう、この状況を打破する為の事前準備。

 

――ガラガラガラガラ――

……セグウェイが体育倉庫に入ってきた

「だからアンタ急になにキャラ変えてるのよ!!なにする気なの!?」

「アリアを…守る」

そう言ってキンジはわざとセグウェイの銃口の正面に立った、端から見たら自殺行為。でも今のキンジは…違う!

――バババババババッ!

7台のセグウェイによる一斉射撃。

だが…当たらない…当たるわけがないのだ。キンジには()()()()から……

キンジは上体を大きく後ろに反らし、銃弾を全て避ける。

更にそのまま腕を横凪ぎにしてキンジの愛銃、ベレッタをフルオートする。これは見なくてもわかる。あのキンジの銃弾は全てセグウェイの銃口に入る。

 

タイミングなら…ここだ!

俺は隠れていた跳び箱からジャンプし……

()()()()()()()()()()()

 

…………そう、俺が閃いたのはただ1つ

さっさと、この場から逃げること…!

後ろは振り向かない、だって簡単に言えば仲間を見捨てて逃げたようなものだからね!

後ろからキンジの

「やれやれ…ヒロはまったく…」

って声が聞こえたけど気にしない、気にしないんだ!

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