緋弾のアリア~閃きの武偵~   作:REKYU

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5th Ballet ~ストーカー襲来!~

――――昼休み―――

俺とキンジは屋上へやってきた。昼飯を食うためだ

しかしご機嫌斜めのキンジ、まだ根にもってんのかよ…

「ヒロも一緒にジャック受けたのに…なんで朝のHR助けてくれねんだよ…なんで…この薄情者…!」

「だからお詫びにパンを買ってやったんじゃねえか、悪かったって」

「まあいいか…サンキューな」

コロッケパンを渡してやる、少し機嫌直ったかな?しかしキンジさんや…コロッケパン1つで機嫌直るって安いなお前…それ1つ300円もしねえぞ…?

「ま、いいや昼飯食おうぜ!」

いっただきまーす!!あー…………ん?

 

「さっき教務科から出てた周知メールさ、2年の男子がチャリ爆破されたってやつ。あれキンジじゃない?」

「あー私も思った。始業式に出てなかったもんねー」

「うわっ、キンジ今日は不幸ね。チャリ爆破されてしかもアリア?」

どうやら女子が屋上へ喋りながら来てるようだ。声的にも3人組か

っておいキンジなぜ隠れる…それ盗み聞きみたいになるぞ…疚しいことねえなら堂々としろって…ったく…この昼行灯

俺は隠れる必要もねえしそのままでいいか…

「さっきのキンジちょっと可愛そうだったよねー」

「ねー、朝からキンジのことアリアが探ってるし」

「あ、私はアリアに聞かれた。キンジってどんな武偵なのとか実績とか。『昔は強襲科で凄かったんだけどね』って適当に答えといたけど」

アリアの話で今日は持ちきりだな。あとキンジで、ちょっとした時の人だな。

「アリアってガチでキンジにラブなんだ…私てっきりヒロ×キンだと…」

おい!朝のやつはこいつから!なんて気持ちが悪いことを言うんだ…食欲が減るじゃねえか…ったく……

「はいお三方、とくにヒロキンとか言ってるアンタ、あんまり人の話題で盛り上がるのは感心しないぞ」

「えっ??あっヒロ!一人なの?あとヒロキンはネタだって~」

ネタだとしても嫌なんだよ畜生!まあそこは置いとこう…

「いや2人だ…お前さんたちの話題のお陰で俺の友達は隠れちまったのさ…おいキンジ…盗み聞きしてねえで出てこい」

そう発すると「なんで言うんだよッ!」って表情をしたキンジが物陰から出てきた、いやだって隠れる必要もないだろ?別にお前になにかしようとしてるわけじゃねえんだから……。

「さ、昼飯再開と行こうぜキンジ?そこの3人組も一緒に食おうぜ?いいよな?」

キンジが「なんてこと言うんだよ…」と嘆いてるがスルー!飯は大勢のほうが美味しいし楽しいからな!

「私たちは構わないよ…?ねえ?」

横の2人も頷いてる。じゃ、今度こそ昼飯といきましょうかね!

 

 

 

「ところでよ、その噂のアリアはどこにいるんだ?」

なんとなく女子ーズに聞いてみる。

「教室の隅っこで一人でお弁当食べてたよー?」

「うわっ、キモいー」

アリアは浮いてるのか、まあいきなり教室で銃ぶっぱなすやつには近付きたくはないだろうけど…しかしぼっちか。可愛そうだよな…。しかもキモいはねえだろ…ぼっち=キモいみたいじゃねえか…いや寧ろ可愛いぞアリア?まあ関係ないか顔は

「そうか…しかしあまり人の悪口は言うもんじゃねえぞ?本人も嫌だろうし聞いてるこっちも気分は宜しくないしな。それにぼっちなの知ってるなら誘ってやればいいじゃねえか。」

「優しいよねーヒロって…」

おいそこ、なんで微妙に頬を染める、俺は注意してるんだが?

「誘うのはちょっとキツいかなー…なんか近寄りがたいし…それにあの子Sランクなんでしょ?一緒にいたら比べられそうだし。いきなり教室で銃撃ち始めるとか怖いもん…」

そらそうだな…でもあれは治る気しねえな見てて。ありゃ言葉より先に手が出るタイプのやつだ。

「そっかそっか、まあわかった。でもさっきも言ったけど人の悪口はやめとけよ?」

「ヒロがそう言うなら…」

なんで俺が言ったらなんだ?まあやめてくれるんならいいんだけどよ

 

「ところでさ!キンジはどうなの?アリアのこと!」

あっキンジの存在忘れてた、無言で食うんだもんよ…女子が得意じゃないとはいえ少しは話す努力しろって、お前一人だけお葬式みてえだぞ…

「俺は迷惑してんだよ…普通に平凡な人生を送りたいんだ…あんなトンデモ女に巻き込まれるなんて泣きたくなる…」

「アハハ…まあでも気を付けなね?凄くキンジのこと聞き回ってるし…ストーカーされないようにね♪」

流石にそこまではないと思いたいけどなー。ま、俺には関係ないか多分。別に賑やかなの嫌いじゃないし一緒に行動してみたいし来てくれても構わないんだけどな?

「ホント冗談じゃねえって…勘弁してくれよ…」

キンジまたも涙目、頑張ってキンジ!男の子だろ!

 

 

 

 

キーンコーンカーンコーン…―――

おっと昼休み終りか!

「やべっ!さっさと戻らねえとシメられるぞ!」

ほのぼのした昼食もつかの間、俺たちは食後の運動で教室までダッシュで行きましたとさ…うぇっ…気持ち悪い…

 

 

 

 

―――夕方

さっさと帰ってきた俺とキンジはソファーで寛ぐ

本当は4人部屋なんだがたまたま俺ら2人で使わせてもらってる

ゆっくりコーヒー飲みつつ

「なあキンジ、これからお前どうすんだ?お前追っかけられてるみたいだけど」

「その話はやめてくれ…学校終わったらすぐ帰ってくりゃそうそう会わないだろうし…ほとぼりが冷めるまでやり過ごすさ」

……どんだけ関わりたくねえんだよ…

「さようで、じゃ俺は夕飯の支度始めるけど要望あるか?」

「いや、とくにない、任せるよ」

「おっけ了解ー」

 

しかしキンジのやつ…ホント武偵やめる気なのかな…なんだかんだ気が合うし本当は才能あるしやめて欲しくないんだけどな…それこそアリアが無理矢理こっちの世界に留めてくれたりしたら有りがたいんだけどなぁ…

まあ今悩んでも仕方ないか。さっさと夕飯作るか!えーっと冷蔵庫にあるのは…ふむ…ふむふむ…あと確か冷凍庫のほうには凍らせてある豚肉があったよな…なら今日はちょっと張り切って酢豚作るか!

 

 

1時間後

ふんふんふふーーん♪

そっろそろ出来上がるぞー!!

「おーいキンジ、そろそろ出来るぞ、皿用意してくれ」

ベットでゴロゴロしてるキンジに呼び掛ける

「ん……わかった…」

体を起こしたキンジが食器棚のほうに歩いてくと…

 

 

ピンポーン…――

 

「ん?ヒロなんか頼んだりしたのか?」

「いやなんも頼んでねえな。大方勧誘かなんかだろ?キンジ適当にあしらってきてくれね?」

「嫌だ面倒くさい…居留守でいいじゃねえか…」

まあそれでもいいんだけどな、気が引けるんだよ居留守使うの…

 

 

ピンポンピンポンピンポーン…――

 

さて、お皿に盛り付けないとな…熱いうちに移さねえと!

 

 

 

ピポピポピポピポピポピポピポピンポーン!ピポピポピポピポピポピポピポピンポンピンポーン!

 

しつこっ!怖い怖い怖いどんだけ熱心な勧誘さん!?

「仕方ない…俺が出るか…」

鍋を置いて玄関に向かおうとすると

「あー!もう!うっせえな!」

キンジが心底迷惑そうに大股で玄関に向かってった

いや初めから行けばいいだろう…

さ、俺は盛り付け再開しますかー!あと少しで終わりだしぱっぱっとやらねえと

そういって作業を再開…した瞬間…玄関から

 

「遅い!!!あたしがチャイムを鳴らしたら5秒以内に出ること!」

…………!?この声…おいおいまさか……???

俺も玄関のほうに行くと…

 

 

 

 

長いツインテールを靡かせた、神埼・H・アリアが犬歯剥き出しでキンジに怒鳴ってた

 

 

「あっちゃー…またまたキンジの災難…しかし今日はホント非日常満載だなー。」

俺は男子寮に突撃してきた少女を見つつ、そんなことをボヤくのだった

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