モンハン世界に転生したようなので旅しようと思います   作:週末ラテ少年

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急ピッチで書いたので最後はめっちゃ雑です…すいません



散歩してたら猫(アイルー)を拾った件

 相棒と会ったのはいつ頃だったろうか。

 ハンターになると家族に言う前に会っていたのは間違いないのだが――

 

 

 

 

 

 え、そんなに前だった? マジかよ…

 ならその頃まで飛ばしても問題ないかな。

 

 …って、またボッサボサじゃん。またされたんか?

 

 

 

 

 

 〆

 

 

 

 

 

 転生から2年、俺も最早モンハン世界の住人だ。

 ここ2年は何かしら出来事があった。だが特筆すべきわけでもなく、ただただ平和に過ごしていたのだ。

 ちなみに、ハンターになりたいという件は親に話してはいない。転生特典もなさそうだった。

 

 そんなわけで、今日も1日が始まる。

 

 

 

 

 ◇

 

 

 

 

「んじゃ、行ってきまーす。」

 

「はーい」

 

 

 朝、今日もいつものようにランニング。

 2年も継続してやってきたのか体力は結構のものにまでなり、草原に着いても余裕があるくらいだ。その過程で、朝食後に行くようになったのは別の話なのだが。

 いつものように朝番の横を通り、ゆっくりと進む馬車ならぬ竜車とすれ違う。

 

 そして草原に到着すると、何やら見慣れないものが遠目に見えた。

 

 

「何だアレ…?」

 

 

 それは白が混じった黒っぽい塊のようなもの。どう見ても怪しい。望遠鏡を持ってこなかったのが悔やまれる……

 近づいてみると―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 アイルーだった。思わず「は?」と言葉を零してしまう。

 だが、どうしてこんなところに…

 

 

「にゃあ…おなか…が…」

 

 

 そのアイルーはそう呟いて気絶したようだが、お腹が…? まさか空腹とかか?

 とにかく、家に連れて帰るとしよう。

 

 

 

 

 ◇

 

 

 

 

 アイルーを抱え、自宅兼店舗に到着。

 

 

「ただいまー。」

 

 

「おかえりー…って誰そのアイルー!?」

 

 

「走りに行った先にいたよ。見た感じきつそうだったからウチでどうにかできないかなって。」

 

 

「それなら仕方ない…ね。」

 

 

 家に入ると母さんが顔を出してきた。

 とりあえず家に入れることはできたが、まずは何からやろうか…

 そう考えていると、爺ちゃんの声が。

 

 

「お、アイルー拾ってきたんか。」

 

「まぁそんなとこ。」

 

「見たところ、ボロボロだったから拾ってきた感じじゃな? ちょっと待っとれ。」

 

 

 そう言って自室に引っ込む爺ちゃん。暫くすると、小物をいろいろ持ってきた。

 中庭で洗うらしい。

 

 

 

 

 ◇

 

 

 

 

 タオルでの拭き上げも済ませるが、いまだに彼は伸びたままだ。

 

 

「にしても凄く丁寧だったよね、爺ちゃん。」

 

「ほっほっほ。元ハンターを舐めるでない!」

 

 爺ちゃんは長袖シャツを通した手で顎をさすりながらそう言い、どこかにまた引っ込んでいった。

 ちなみに、爺ちゃんのオトモアイルーは現在ドンドルマで活動しているらしい。引退して以来は手紙でやり取りしているらしく、離れ離れの生活はお互いの同意があった上のことだとか。

 

 というか、よく見たら結構見た目はかわいい。

 目は黒で、白交じりの黒い短毛だ。触ってみると、結構サラサラしている。

 そんなことを思っていると、不意に目が覚めたようだ。

 

 

「――ハッ!? ここは!?」

 

「…あ、起きた。えーっと、まず名前はわかる?」

 

「ボクは『バトラ』ニャ。恩人さんは何て言うんだニャ?」

 

「ソル・ゴルド。ソルって呼んでくれていいよ。」

 

「ソルさんだニャ。了解しましたニャ!」

 

「いや、別にさん付けしなくても…」

 

「いやいや、ボクがあの時拾われてなかったら文字通り野垂れ死にしてたはずニャ! 何かお礼でも――」

 

 

 グゥゥゥゥ…

 

 と、バトラが言いかけた途端に腹の虫が鳴き声を大きく上げた。そういえば、気絶する前はお腹が空いたみたいなのを言ってたな。

 

 

「…ご飯、作ろっか?」

 

「…! 願ったりですニャ!」

 

 

 確か、アイルーの食事は普通の人と同じでいいはず。

 食材を勝手に使うことにはなりそうだが、まあ仕方ないだろう。

 

 

 

 

 ◇

 

 

 

 

「おお…ここがソルさんが住んでいる町!」

 

「なかなかに良いでしょ。」

 

 

 転生者である俺が言えた義理ではないけどな。

 現在昼過ぎ、バトラと一緒にファベトの大通りを歩いている。

 石畳の道は、旅人や商人をはじめ、ハンターらしき人や竜車も行き交う、ファベトの中で最も活気ある道だ。

 今はバトラに町を案内していて、肩車をして連れて行っている。

 

 

「あそこは?」

 

「えーと、あれはギルドの入り口かな。ここは支部だから、もっと大きいところはあるよ。」

 

「それなら『どんどるま』ってとこで見ましたニャ!

すんごく大きくて、通ってたハンターさんも強そうでしたニャ!」

 

 

 そんな会話をしているが、ゆっくりとした歩みは止まらない。

 酒場の前を通った時に変わった個体がどーだのこーだの聞こえてきたが、気にせずに進んだ。

 

 

 

 

 ◇

 

 

 

 

 夜、自室にて。

 

 

「…何で俺の部屋なの」

 

「奥様がそう仰っていましたので…」

 

 

 猫アレルギーとかは恐らく問題ないだろうが、別に俺の部屋じゃなくていいのでは…? ソルは訝しんだ。

 だが、ここで色々聞いてみよう。

 

 

「そういえばさ、バトラは何であんなとこにいたの?」

 

 

 訊かれた途端バトラはやや身を固まらせ、

 

 

「…実は、ボクはとあるモンスターを追って旅をしてるんですニャ。何なのかは言えないんですけどニャ。

色んなとこを旅して、色んなものを見てきましたニャ。……まぁ、途中で食料がなくなって死にかけましたけどニャ…

ソルさんはどうしてあんなとこにいたんですかニャ?」

 

 

「俺は、毎日やってるランニングであの辺に行ってるってだけだよ。

…ここだけの話、将来はハンターになって色んなとこに行きたいんだ。

 

「それはいいですニャね!」

 

 

 …あ、うっかり言ってしまった。

 だが、懐いたアイルーがここにいるのは事実。……まさかだと思うが、一つ提案してみる。

 

 

「ならさ、俺のオトモアイルーに何年か後になるってのはどう?」

 

「えっ!?」

 

「さっきも言ったけど、俺は将来ハンターになりたい。でもって、色んな所を見て回りたい。

バトラが探してるそのモンスターを探すのも、勿論協力する。」

 

「うぅ…でも、早めに行動しておかないと…」

 

「てか、相手によってはアイルー一匹じゃかなり厳しいよ? ないと思うけど、古龍相手に単独でやるつもりなの?」

 

「…ぐうの音も出ませんニャ

そんなに言うなら、本当に古龍が相手になっても否が応でもついてきてもらいニャすからね!」

 

「おぉう怖い怖い…

…それなら、今後ともよろしくってことで!」

 

「よろしくですニャ!」

 

 

 夜中なのに握手を交わす。

 

 こうして、俺のオトモが内定したのであった。




ちなみに、アンケート結果は早めに使いますので投票を渋るのはオススメしません()

次回をお楽しみに!

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