今年10月に結婚した早乙女綾子と早乙女良夫は新婚旅行へ行く事になった。
ホームには早乙女の同僚たちが見送りに来ていたのだ。
「おーい、幸せにな。」
「おう。」
「気を付けい言って来いよ!。」
と、列車を見送ってくれた。
ピィーッ!
と、列車は警笛を鳴らして発車した。
18時47分、早乙女が乗った寝台特急「出雲1号」は東京駅に発車した。
そして、次の日、寝台特急「出雲1号」は大山で朝を迎えた。
ところが、寝台特急「出雲1号」で事件が起きたのだ。
「あれ、良夫さん、良夫さん。」
と、綾子は言った。
「どうしました。」
「それが、夫がいなくなったんです。」
「えっ、何だって、すぐ探しましょう。」
「ええ。」
と、早速車内を捜索することにした、が、良夫の姿はなかった。
そして、事件は起きた。
「被害者は東京在住の早乙女良夫さん32歳です。」
「おう、それで死因は。」
「ええ、検視官の話だと筋弛緩剤による痙攣と転落によるものと考えられます。」
「ほう。」
現場へ行くと、何と早乙女が死んでいたのだ。
「まさか、良夫さん。」
と、早乙女は遺体の前で泣きついたのだ。
寝台特急「出雲」の殺人事件は、公安特捜班にも知らせた。
「この殺害された早乙女良夫さんは、昨年10月に真山 綾子さんと結婚して新婚旅行で山陰に言っていたそうですね。」
「ええ、2人が乗ったのは寝台特急「出雲1号」と見て、まず間違いない。」
「ええ。」
「つまり、犯人は何処から「出雲」に乗って殺害したかですよね。」
と、菅原は言った。
「ええ。」
そして、1人の男が特捜班にやって来た。
彼の名前は、霧生竜馬さん、26歳である。
「ええ、公安さんが言うなら証拠写真を持ってきましたよ。」
「そうですか。」
「ええ、俺はこの時は松江へ行っていたんですから。」
「間違いなく、松江へ行ったのは確かだね。」
「帰りはどうやって東京へ帰京したんですか。」
小海は桐生に言った。
「帰りは、特急「やくも」と新幹線「ひかり」に乗り次いで東京へ帰京しました、9時43分に乗り、東京へ着いたのは17頃でしたな。」
「それは、間違いないですか。」
「ええも岡山で新幹線で一緒だった人もいるから、その人に聞けばわかりますよ。」
早速、南と高山はその客に聞き込みをした。
「ええ、丁度隣の席で一緒でした。」
「間違いないですか。」
「ええ、確かですよ。」
と、男は言った。
「やはり、アリバイがあるか。」
「ええ。」
「何か、トリックがある筈だ。」
「ええ。」
「わかったぞ、犯人はこれを利用したんですよ。」
「何、高山分かったのか。」
「うん。」
東京発21時18分 東海道新幹線「のぞみ303号」に乗車
名古屋着22時54分 下車
名古屋発23時25分 寝台特急「出雲1号」に乗車
早乙女を殺害して、転落。
米子着6時53分 下車
米子から松江までは、山陰本線に乗り継ぐ。
「そうか、犯人は非常ドアを開けて殺害して転落したのか。」
「その通りです。」
「これで、桐生のアリバイは崩れた。」
そして、桐生は米子へ行っていた。
「へっ、ざまぁ見ろってんだよ。」
「やはり、お前が犯人だな。」
「な、何なんだよ。」
「やはり、お前が事件の犯人だったのか。」
と、南は言った。
「そうさ、こいつが悪いんだよ、こいつが俺の綾子を撮ったんだからな。」
「それで、殺人を計画したのか。」
「そうさ。」
「観念しな、桐生!。」
と、南は言った。
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劇中の列車時刻は、平成4年のダイヤを使用しています。