「全く見てるだけとは、申公豹らしいものよのぅ!疾(チッ)!」
太公望は打神鞭を使って、打神風を繰り出した。
「…あれ?ご主人、スーパー宝貝、太極図はどうしたんすか?」
戦いを少し怖がりながら見ている四不像は、打神鞭の先の方にある太極図の模様がないのを見て思った。
「戦いの最中にお主は…あれだ、スーパー宝貝太極図は太上老君にもういらないということでアンインストールされたのだ!!」
「…どういうことっすか?」
「つまりあれじゃないの?もう女媧はいないから、スーパー宝貝はいらないってことじゃない?スーパー宝貝は強過ぎて危険だし…」
普賢真人は予想で四不像に説明する。
「あー、そういうことっすか…」
(…そういえば、四聖は十天君とは戦ったことはないのう、王天君とも、だが…)
四聖は皆頭がよい。我々はバカではない、とも言っていた。
予め敵がどういう人物か調べてから戦うのだ。
これらは多分慕っている聞仲から学んだのだろう。聞仲も策士と言えるし、頭がよい。
四聖は、恐らく王天君を知っているなら、十天君も知っているはずだ。
太公望がまず先に王天君に打神風を繰り出している中、四聖は宝貝を構えながらも話し合っていた。
どう戦うか話しているのだろう。
まずは、王魔が開天珠を使おうとした、爆破系の宝貝だ。金鰲島内で使ったらヤバい、大惨事になる。
「王魔!やめんかい!開天珠を使うのは!」
太公望が必死に叫ぶ。
「……前から思ってたんすけど、王魔さんの開天珠のあの羽みたいなの、何だか室内害虫みたいっすね…」
思わず四不像はポロリと本音が出てしまった。
「だめだよ、四不像、そんな失礼なこと言ったら…」
普賢真人は今は味方側の王魔をフォローする。
王魔は言う。
「だったらどうすれば…?高友乾の宝貝は水を操る…金鰲島内を洪水状態にするわけにも…」
「じゃあ俺の光の宝貝悗黄珠を使うしか…敵の攻撃を自動で避けるし、光の放射線で奴らにダメージを…」
李興覇が言う。それしかない。楊森の宝貝は回復系もしくは地系の宝貝だ。金鰲島内で使ったら王魔の宝貝と同じく金鰲島をめちゃくちゃにしかねない。
楊森の宝貝壁地珠は回復の時に使うしかないのだ。
王天君は地獄耳なのか、四聖のそれを聞いて、宝貝紅水陣を使った。
「王天君!それは反則であろう!!ワシはアンチ宝貝、太極図はもう持っておらんのだぞ!!」
四不像は言った。
「あー、あの血の雨にうたれたらおわりっすよ…」
「…僕の太極符印でも難しいね、どうしよう…」
太公望側は、紅水陣を使われた途端、圧倒的不利な立場に追い込まれてしまった。
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