「…ところで太上老君、怠惰スーツ、脱いだらどうですか?女媧の夢がなくなった時はあなたは怠惰スーツではなかった、怠惰スーツなしでも平気なハズですよ…」
申公豹がツッコむ。
「……まぁそうだけど」
ボソッと太上老君は言う。
「大体呼吸すら面倒とかどれだけ怠け者なのですか…。いえ、内心皆欲しがっていますが、その怠惰スーツ…」
(そ、そうなのか…あの怠惰スーツ皆が欲しがっておるのか…)
太公望は、気の抜けたような呆れたような顔をした。
「望ちゃん、怠惰スーツってどんなものなの?」
普賢真人は申公豹の話を聞いて、何となく想像はつくが、太公望に聞いてみた。
「まぁ簡単に説明するとあれよ、呼吸も自分でする必要もなく、暑さにも寒さにも対応、快適な眠りを約束するスーツよ。呼吸すら自分でする必要なし、だから怠惰スーツというのだ!」
「僕は別にいらないけど…いくらなんでもそこまで怠けたいとは…」
「…まぁお主はワシより元始天尊様から早く宝貝太極符印を貰っておる努力家だからのぅ」
太公望は普賢真人をジト目で見る。
「ところで太上老君よ、申公豹の言うことが全てではないとはどういうことだ?」
「そうっすね、何か意味深すよね…」
「隠す必要はないのでは?弟子なのに生意気な口を聞いてしまいますが、太上老君?」
(……こやつら、やはり知っておるのか…)
「まぁ確かにそうだね…。実は、贅沢三昧だけでなく、また紂王を利用しようとしているよ。正確に言えば、紂王を利用しなきゃ贅沢三昧はできないけど…」
「そうだ!何か言っていることがおかしいのぅ…つまりどういう意味だ?」
「簡単に言えば前と同じだよ。紂王は封神された、けど元始天尊により封神台は開放され、復活した。つまりそういうことさ…」
太上老君はめんどくさそうに話す。
「まーた前と同じことを企んでおるのか!?太上老君!アンインストールした太極図をまた再インストールせんかい!」
「……それは女媧に対抗するためのアンチ宝貝だから、もう必要ないよ。あなたと普賢真人やその他の仙人とちからを合わせればなんとかなるよ」
「……んなことゆーても、妲己はスーパー宝貝の傾世元禳を持っておるのだぞ!胡喜媚や王貴人だって強敵ではないか!紫綬羽衣や胡喜媚の時間的退行を起こすあれよ!三姉妹に対してワシら仲間で対抗できるのか!?」
「…あなた達には黄天化や楊戩、哪吒、他にも崑崙十二仙がいる。大丈夫だよ」
太公望はそれでも不安そうだった。
「…太上老君、さては、ピンチになったら太公望を手助けしようと考えていませんか?」
申公豹は指摘する。
「何!?そうなのか!?太上老君!?」
太上老君はしばらく黙っていたが、口を開いた。
「……まぁ、私も妲己三姉妹は好きではないからね。申公豹の言うとおりだよ」
「お主、前は彼女には絶対負けない、なぜなら戦わないから!とか言ってなかったか…?」
太公望は疑いの目で太上老君を見る。
「まぁ本当だと思いますよ…太上老君が妲己三姉妹をあまりよく思っていないのは以前言ってましたからね…」
(……では、弟子の申公豹はなぜ妲己とタッグを組んでいたのだ?どこか変なはなしよのぅ)
太公望は違和感を覚えた。それは普賢真人も同じだった。
今後どんな封神演義二次創作小説がみたいですか?
-
シリアス
-
ギャグ
-
シリアス&ギャグ
-
面白ければなんでも