ドドメコンビ 普賢真人の物語   作:るんrun

4 / 20
とにかくさわがしい

「…太公望、あなたもただ見てないでこの惨事をどうにかなさい」

 

申公豹はイラついている。

 

「いや、ワシに言われても困るのだが…」

 

「…困ったね、望ちゃん。何がなんだかわからないね」

 

四不像はひたすら叫びまくる。

 

「ご主人ー!黒点虎がボクを睨みつけてくるっすよ〜!食べられるー!!」

 

「…うるさいですね四不像。それでも仮にも元最強の霊獣ですか?あなたはもう変身出来ずに最強の霊獣の名を没収されたのですよ。今や最強の霊獣は黒点虎ですよ」

 

(あー、そういえばそうだったのぅ…)

 

「最強の霊獣?四不像がそうだったの?へぇ…」

 

叫び慌てまくる四不像を見て、普賢真人はどこか呆れを通り越したような表情だ。

 

「全くバカらしいですね…。服がずぶ濡れです、帰りますよ、黒点虎」

 

ザブザブと黒点虎は申公豹の方へ近寄っていった。

 

「はーい」

 

そして申公豹は機嫌が悪そうな顔をして、黒点虎に乗って去って行った。

 

哪吒と王天君はギャーギャー揉めている。

 

「たくよぉ…まさかこんな川に落ちるとはな…。しかも見覚えのある奴二人がいるし」

どうやら太公望と普賢真人のことを言っているようだ。

 

「お前が俺に乗せろ乗せろというのが悪いんだろ…道行、うるさいぞ」

 

申公豹がいなくなった途端、道行天尊はまた暴れ泣きだした。

 

「望ちゃんが拒否反応起こすの、わかるよ…なんか王天君てさ、望ちゃんの言う通り妲己に似てるよね、どこか…」

 

「であろう?だから魂魄分離したのだよ…」

 

「あーうるせ、おら、哪吒、また乗せろ背中に。俺らも帰るぞ」

 

「だから俺に命令するな。天祥だけだ、背中に乗せるのを許したのは」

 

「いーからゴタゴタ抜かしてねーで帰るぞ」

 

王天君は無理矢理哪吒の背中に乗ろうとした。また喧嘩が悪化した。

 

「全く、見てられぬのぅ…四不像は相変わらず放けておるし」

 

「四不像って最強の霊獣だったの?…なんで没収されたの。望ちゃん、何か知ってる?」

 

「あー、スープーパパだ、スープーパパ」

 

「スープーパパ?…誰それ」

普賢真人は聞いたこともない名前に不思議そうな顔で反応する。

 

「あやつはスープーパパにより最強の霊獣に覚醒したが未熟ということで、スープーパパに覚醒する力を没収されたのだよ…」

「……四不像の、親かぁ、なるほど」

 

ただひたすら暴れ泣きまくる道行天尊に、王天君が言う。

 

「…お前、ギャーギャーうるせぇな。耳障り」

 

王天君の声は道行天尊には聞こえていないようだ。

 

「全く見ておれぬわ、四不像、とにかくこっちまで来るがよい」

「ご、ご主人〜!!」

 

四不像は泣きながら太公望のところへ飛んできた。

今後どんな封神演義二次創作小説がみたいですか?

  • シリアス
  • ギャグ
  • シリアス&ギャグ
  • 面白ければなんでも
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。