道行天尊は、泣き喚きながら機械を取り出した。
「こーなったら…弟子の韋護を呼んで助けてもらうでちゅ…」
何やらピコピコとボタンを押している。
「…あれは道行天尊の。まるでドラ○もんの秘密道具よのう」
四不像は太公望の近くでおいおい泣いている。
「お主、そんなに怖かったのか…」
「だって食べられるかもしれないんすよ!?黒点虎と申公豹様怖すぎるっすよ…」
まぁ気持ちはわかるが…と太公望は四不像を見て思う。
相変わらず哪吒と王天君は喧嘩している。
「何なんだろ、あの二人…早く帰ればいいのにね…」
普賢真人はボソッと言う。
「普賢、お主その性格で結構はっきりと言うのぅ…」
数分経つと、なんとどこからともなく韋護があらわれた。
「な、何だあやつは!?どこ○もドアでも使ったのか!?」
太公望と普賢真人その他はびっくりした。
「久しぶり!韋護よろしく!」
四不像は叫んだ。
「ヒィィー!!またしてもオヤジギャグっす!オヤジギャグっすよぉぉぉぉー!!」
「…四不像、いい加減慣れろ、ワシはもう慣れたわ…」
慌てまくる四不像に太公望はツッコミを入れる。
「…韋護よ、何回も会っているではないか。韋護よろしくってもはや意味が…」
普賢真人は顔がひくついた。
「…この人、オヤジギャグ言うんだね。僕は初めましてだけど」
「…道行天尊、弟子の韋護を連れてきてどうするのだ?」
太公望は普通の疑問を投げかける。
「…抱っこしてもらうでちゅ。それで帰るでちゅ…」
(これは道理で申公豹が怒るわけだのぅ…弟子におんぶに抱っことは)
「お主は空を飛べるではないか…なのに四不像と遊んでいたなど…寂しかったのかのぅ?」
「……………」
道行天尊は何も言わない。
「えっ!?この子、空を飛べるの?…じゃあ自分で帰ればいいんじゃ…飛んで」
普賢真人は思わずツッコミを入れる。
「…濡れて空を飛べないんでちゅ」
(…また訳のわからぬボケを)
濡れて飛べないとは訳のわからない言い訳(?)だ。
鳥類や虫類も濡れても飛べるのに。
喧嘩中の哪吒と王天君を見て、太公望は言う。
「普賢、お主の太極符印でなんとかせい!」
「え…太極符印で何をするの?物理的な何かをしかけるの?それともBクイック攻撃でもするの?…あの二人は別に今は敵じゃないし、太極符印は本来そういう喧嘩を止めるような機能は備わってないよ、望ちゃん…」
普賢真人は呆れた口調で太公望に言う。
(全く、誰も彼も疲れるのぅ…)
「だ、大丈夫?望ちゃん。見てて疲れるよね…」
普賢真人はまた苦笑いをして言った。
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