濱野 五郎の前で倒れて死亡した嵯峨野観光鉄道株式会社の社長。吉岡 寛治は何者かに毒殺されてしまったが嵯峨野トロッコは既にトロッコ嵯峨駅を出発していた。一方で河内 十三と犬塚 紫苑がトロッコ嵯峨駅にトロッコで乗ってきた。
河内 十三は京都府の知事で嵯峨野観光鉄道が好きだった。今日も知事の勤務をサボって嵯峨野観光鉄道に乗ってきたのだがもちろん知事である事は皆隠しながらすごしている。じゃないと河内が京都府庁に呼び戻されるからだ。
犬塚 紫苑は剣道の達人らしく。竹刀をしまって行動していた。京都には男女関係なく剣道をやっているイメージが高い。濱野 五郎はトロッコ嵯峨駅に向かったもののトロッコは既に上の二人を合計して109人の乗客を乗せて出発してしまった。
濱野 五郎は嵯峨野観光鉄道の本社に戻ると一方で石川 拓斗が京都府警と長谷川氏に連絡を行っていた。長谷川氏は警察よりもすぐ来た。彼は元々、国鉄に入社したが途中で国鉄がJR西日本となり、長谷川氏は嵯峨野観光鉄道を起こした後、和歌山支社の支社長に任命されたのだ。だが長谷川氏は自分にも責任があると思いJRをやめた。それは正解だろうと後で分かる。同じ京都府福知山市に福知山線脱線事故が2005年に起こった。理由は職務怠慢だと言われている。阪神急行鉄道や阪神電気鉄道など私鉄の高速化運用が始まったからである。
鉄道は奥が深いが同時にJR西日本は採算が取れず芸備線や木次線などの赤字路線を作ってしまった。経営分離も良いのだがそれだと絶対に地元負担や三次市と新見市が管理する事になるのだ。木次線にいたっては嵯峨野観光鉄道と同じ山岳鉄道だが実際に地元負担の費用が多くなってしまう。
それだと今の西九州新幹線に反対している佐賀県と同じ批判や反対的な意見が出てくるだろう。佐賀県はそもそも無茶難題な物を要求したのだ。JR東日本と同じように在来線にも走れるミニ新幹線。秋田新幹線とか山形新幹線と同じような物を要求してきたのだ。挙句の果てにJR西日本もダイヤの関係上で直通させない有様でJR九州は完全に孤立していた。
JR西日本にもそれが因果応報で帰ってきたのである。散々、客の為を思わず利益しか考えない本社と客の接客と会社の戴裁を迫られる広島支社。次第に広島支社が中国統括本部に昇格すると発言力が高まった。岡山には、いままで興味を示さない広島がここまで芸備線を岡山と協力して扱うってっていうのが珍しかった。
濱野 五郎は石川 拓斗にこう話した。
「京都府を事前に調べたんですが犯人らしき人物に心当たりはありますか?」
話していると京都府警が到着した。伊津野、亀井、白鳥、渡辺、坂田の5人だった。伊津野は京都府警の事前情報を濱野、石川、長谷川三人に言った。
「どうも京都府警の伊津野です。こちらは亀井と白鳥と渡辺と坂田の4人です。」
伊津野は真面目そうな顔をしながらどこか悲壮感漂う顔をしていた。
「嵯峨野観光鉄道様へ今日は京都府に花を手向けに来ました。今から約24時間後に嵯峨野トロッコを爆破致します。ところが福知山脱線事故のアレもあるので爆破が大幅に遅れる遅延爆破も考えときます。」
と犯人らしき人物の手紙らしく。昨日の夜に京都府警に届いたらしい。投函した男はサングラスをかけていたのだが髭もはやした20代ぐらいのお兄さんが投函したらしい。京都府警は実は、福知山脱線事故のアレ以来、JR西日本の調査を行っていた為にかなり出払っていたらしく。かなり京都府警も焦っせてたらしい。
福知山での調査を終えた5人の刑事は伊津野 錦二。亀井 元永。白鳥 浩二。坂田 綾香。渡辺 綱成。その5人は京都府で有名な警察官だった。福知山脱線事故以来、JR西日本の近畿統括本部の調査をJR西日本広島支社こと中国統括本部から頼まれたらしく。特に渡辺 綱成にいたっては平安時代の渡辺 綱(光綱)の子孫らしく。分家の備後山田渡辺氏。JR西日本中国統括本部の重役渡辺寿清(清綱)と深いパイプがあるので近畿統括本部や本社も迂闊に手が出せなかった。
濱野 五郎は渡辺の話しを聞いた。
「どうもこんにちは渡辺 綱成です。私の遠い叔父に頼まれまして嵯峨野観光鉄道の社長であった吉岡 寛治について捜査をしています。」
渡辺は静かに眼を開くと濱野 五郎はゆっくり話し始めた。
どうも文字数に関して要望があれば増やしますがその場合だとかなりの時間を費やします。
それでも良ければ増やそうと考えています。